過去の活動

第31回西アジア発掘調査報告会(2024年3月23日・24日開催)のお知らせ ※予稿集ダウンロード可

日本の発掘調査隊が西アジアやその周辺地域で遺跡調査を行う最新状況をお伝えする一般講演会です。一昨年の広島での地方開催に続き、今回は山梨の帝京大学文化財研究所で開催します。対面とオンライン併用の開催です。今年は昨年より多くの海外調査が実施され、最新の調査成果が発表されます。

※本事業は、JSPS科研費23HP0002の交付を受けたものです。

開催日時:2024年3月23日(土)・24日(日)
会場帝京大学文化財研究所・大ホール(山梨県笛吹市石和町四日市場 1566-2)
参加方法:会場での対面・Zoomライブ配信(ウェビナー)
主催:日本西アジア考古学会
後援:帝京大学文化財研究所、国士舘大学イラク古代文化研究所、一般社団法人 日本考古学協会、早稲田大学エジプト学研究所、公益財団法人 古代オリエント博物館
参加費:無料
定員:オンライン:500名

対面参加の方は、事前申し込みは不要です、当日直接会場にお越しください。

オンライン参加の申し込みはこちらから↓
https://jswaa31.peatix.com/
オンライン参加申込開始:2024年2月1日(木)正午12:00
オンライン参加申込締切:2024年3月22日(金)正午12:00(前日の正午まで)
※定員になり次第、締め切ります。
【お問合せ先】 日本西アジア考古学会事務局 office@jswaa.org
チラシのダウンロードはこちらから

プログラム

※発表者が複数の場合も代表者1名のみが記載されています。また、当日発表する方とは一致しない場合があります。
※各発表の要旨については、発表順序の後にある(PDF)の表示を押すと表示されます。各自ダウンロードのうえ保存してください。
報告集表紙(PDF
扉(PDF
目次(PDF
地図(PDF
奥付(PDF
1日目 2024年 3月23日(土)
10:00-10:30 開場・受付
10:30-10:40 開会の辞(PDF

【アナトリア、コーカサスの調査】
10:40-11:05 報告① (PDF
南コーカサス地方のネアンデルタール人─アゼルバイジャン第14次発掘調査(2023年)─
東京大学総合研究博物館教授 西秋 良宏

11:05-11:30 報告②(PDF
石灰岩の丘に暮らした狩猟採集民─トルコ、チャクマックテペ遺跡第3次調査(2023年)─
筑波大学人文社会系教授 三宅 裕

11:30-11:55 報告③(PDF
南東アナトリア先土器新石器時代の丘上遺跡─ハルベトスワン・テペシ遺跡の第2次調査(2023年)─
千葉工業大学地球学研究センター研究員 下釜 和也

11:55-13:10 昼食休憩

13:10-13:35 報告④(PDF
アルメニアにおける先史文化の解明─レルナゴーグ遺跡の発掘調査(2023年)─
東海大学文学部教授 有村 誠

13:35-14:00 報告⑤(PDF
中央アナトリアにおける銅石器時代解明へ向けて―キュルテペ遺跡中央トレンチ発掘調査2023─
ノートルダム清心女子大学教授 紺谷 亮一

【クルディスタン、レヴァントの調査】
14:00-14:25 報告⑥(PDF
ホモ・サピエンスの拡散・定着期における文化動態─南ヨルダン、ヒスマ盆地西部の旧石器遺跡調査(2023年)─
名古屋大学博物館教授 門脇 誠二

14:25-14:35休憩

14:35-15:00 報告⑦(PDF
肥沃な三日月地帯東部の新石器化─イラク・クルディスタン、スレマニ地域チャルモ遺跡の調査(2023)─
筑波大学名誉教授 常木 晃

15:00-15:25 報告⑧(PDF
新石器化と都市化のはざま─イラク・クルディスタン、シャカル・テペ遺跡の第2次発掘調査(2023年)─
金沢大学国際基幹教育院准教授 小高 敬寛

15:25-15:50 報告⑨(PDF
初期鉄器時代と初期ローマ時代のテル・レヘシュ─イスラエル、テル・レヘシュ第13次発掘調査(2023年)─
天理大学文学部教授 桑原 久男

15:50-16:00 休憩

16:00-16:25 報告⑩(PDF
フェニキア都市ティールの大型墓─レバノンのユネスコ世界遺産アルバスサイト南東部の発掘調査(2023年)─
広島大学大学院人間社会科学研究科教授 前野 弘志

16:25-16:50 報告⑪(PDF
ローマ時代ユダヤ人の離散状況─ラマッラー〜ナブルス間(パレスチナ自治区)における分布調査(2023年)─
慶應義塾大学非常勤講師 長尾 琢磨

16:50-17:15 報告⑫(PDF
ウム・カイスにおけるローマ帝国からビザンツ帝国への移行(その4)─国士舘大学ヨルダン、ウム・カイス遺跡調査─
国士舘大学名誉教授 松本 健

17:15 1日目終了

2日目 2024年 3月24日(日)
9:30-10:00 開場・受付

【アラビア半島の調査】
10:00-10:25 報告⑬(PDF
南東アラビア山麓峡谷における人間活動を探る─オマーン、タヌーフ地区における考古学調査(2022-2023年)─
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教 黒沼 太一

10:25-10:50 報告⑭(PDF
ディルムンを掘る─バハレーン、ワーディー・アッ=サイル考古学プロジェクト2023─
東京文化財研究所文化遺産国際協力センター保存計画研究室長 安倍 雅史

10:50-11:15 報告⑮(PDF
バハレーン・ティロス期の古墳の被葬者を探る─マカバ第1号墳の調査2023─
奈良県立橿原考古学研究所技術アドバイザー 西藤 清秀

11:15-11:40 報告⑯(PDF
中世港町の構造を探る─サウジアラビア・紅海沿岸ハウラー遺跡の考古学調査(2023)─
早稲田大学・東日本国際大学客員教授 長谷川 奏

11:40-13:00昼食休憩

【エジプトの調査】
13:00-13:25 報告⑰(PDF
ウセルハト墓(TT47)とコンスウエムヘブ墓(KHT02)─エジプト、ネクロポリス・テーベ、アル=コーカ地区、第14次調査─
早稲田大学名誉教授 近藤 二郎

13:25-13:50 報告⑱(PDF
エジプト、サッカラ・ネクロポリスの展開を探る─エジプト、第6次・第7次北サッカラ遺跡調査(2023)─
金沢大学教授 河合 望

13:50-14:15 報告⑲(PDF
ヘレニズム村落の構造を探る─エジプト・イドゥク湖沿岸コーム・アル=ディバーゥ遺跡の発掘調査(2023)─
早稲田大学・東日本国際大学客員教授 長谷川 奏

14:15-14:25 休憩

14:25-14:50 報告⑳(PDF
紀元前2千年紀エジプトの葬制の変遷を探る—ダハシュール北遺跡第29次調査(2023)—
東日本国際大学エジプト考古学研究所客員教授 矢澤 健

【中央アジアの調査】
14:50-15:15 報告㉑(PDF
天山山脈北麓に古代遊牧活動を探る—キルギス共和国ケゲティ渓谷の考古学調査(2023年)—
奈良文化財研究所主任研究員 山藤 正敏

15:15-15:40 報告㉒(PDF
ソグディアナの都市を探る—ウズベキスタン共和国クルドール・テパ遺跡発掘調査(2023年度)—
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター特任助教 村上 智見

15:40-15:50 休憩

15:50-16:15 報告㉓(PDF
ソグド王離宮を掘る—ウズベキスタン共和国カフィル・カラ遺跡(シャフリスタン地区)2023年度発掘調査—
国立民族学博物館准教授 寺村 裕史

16:15-16:40 報告㉔(PDF
シルクロードの国際交易都市スイヤブの成立と変遷—キルギス共和国アク・ベシム遺跡の調査(2023)—
帝京大学文化財研究所准教授 櫛原 功一

16:40 閉会の辞
16:45 閉会

【ポスター展示】(Zoomでの参加の方は、ポスター展示を見ることはできません)
ポスター①(PDF
アッシリア帝国東部辺境を掘る─イラク・クルディスタン、ヤシン・テペ考古学プロジェクト:第7次調査(2023年)─
中部大学人間力創成教育院教授 西山 伸一

ポスター②(PDF
レヴァント回廊の歴史を探る─第9次(2023年)・フェニキアの港バトルーン遺跡の発掘調査─
中部大学人間力創成教育院教授 西山 伸一

ポスター③(PDF
ヨルダン南部ジャフル盆地の遊牧化─タラアト・ウバイダ台地における銅石器〜前期青銅器時代フリント採掘坑の発掘調査(2023)─
金沢大学特任教授 藤井 純夫

ポスター④(PDF
アラビア半島の新石器化─サウジアラビア北西部、マスィユーン遺跡の第1〜3次発掘調査(2022-2023)─
金沢大学特任教授 藤井 純夫

ポスター⑤(PDF
ソグディアナの都市を探る─ウズベキスタン共和国クルゴン・テパ遺跡発掘調査(2023年度)─
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター特任助教 村上 智見

ポスター⑥(PDF
中央アジア・オアシス地帯における都市の成立・展開過程の研究—ウズベキスタン共和国ミングテパ遺跡発掘調査(2023年度)—
サマルカンド国立大学考古学学科准教授 ベグマトフ・アリシェル

ポスター⑦(PDF
中央アジアの仏教寺院を掘る(2)─キルギス共和国、アク・ベシム(スイヤブ)遺跡・大雲寺推定地北側の調査─
龍谷大学龍谷ミュージアム 准教授 岩井 俊平

ポスター⑧(PDF
原シルクロードの形成─ウズベキスタン、ダルヴェルジン遺跡(第4次)の発掘調査(2023年)─
金沢大学特任助教 久米 正吾


第31回西アジア発掘調査報告会(2024年3月23日・24日開催)の発表募集について

第31回西アジア発掘調査報告会の発表募集について
 今年度は山梨の帝京大学文化財研究所での開催となります。発表を希望する会員は下記をご確認のうえ、学会ウェブページの「専用申し込みフォーム」からお申し込みください。また、発表者は当日配布される報告集に原稿を提出していただきますよう、お願いいたします。

1. 開催日:2024年3月23日(土)・24日(日)

2. 会場:帝京大学文化財研究所(山梨県笛吹市)

3.開催形態:会場対面とオンライン配信(発表者は会場対面に限ります

4. 発表内容:
・2023年1月~2023年12月に実施した発掘調査や保存・修復等に関わるフィールドワークの報告。
・2024年1~2月に実施を予定している調査の最新情報を含めたい希望がある場合は、「その他ご質問・連絡等」にその旨をお書き添えいただき、発掘調査報告集の掲載原稿を確実に提出できる日程もあわせてご記入ください。なお、2月中旬以降の原稿提出になりますと、別刷にさせていいただくことがあります。
・現地でのフィールド調査に関わらない資料調査、資料の分析、分析結果に基づく考察・解釈が中心となる発表は対象となりません。このような内容については大会研究発表にお申し込みください。

5. 発表方法:口頭発表20~25分 (応募件数によって発表時間を調整します)
発表は1遺跡につき1発表に集約してください。
原則として口頭発表ですが、事情により当日の発表(代理発表含む)ができない方は、ポスター発表が可能です。ポスターの場合も報告集の原稿をご用意ください。

6. 応募・発表資格
(1)西アジア・エジプトおよびその周辺地域の調査責任者であること。かつ大学または研究機関等において研究に携わり(常勤・非常勤は問いません)、当該調査の発表権を持つこと。
(2)上記調査責任者から委任された方。
※(1)、(2)とも発表登壇者は日本西アジア考古学会の会員であることが望ましいが、会員以外の方でも実行委員会が認めた場合、発表が可能です。非会員の場合は、「その他ご質問・連絡等」の欄にご記入ください。

7. 発表応募
西アジア考古学会ウェブの発表申し込みフォームから、オンラインにて必要事項を記入し、ご応募ください。
締切:2023年11月13日(月)
申し込みフォームはこちら

8. 報告集原稿締切:2023年12月25日(月)
締め切り厳守をお願い申し上げます。提出可能な方は、早めに提出いただけると助かります。
・調査終了時期の関係で締切日に間に合わない等のご相談がある方は、発表申し込みフォームの「その他ご質問・連絡等」にご記入ください。
・執筆要項と提出方法は、発表をお申込みいただいた方に改めてご連絡いたします(学会ウェブの発表申し込みのページにも掲載します)。

9. 発表日時:申込者には12月中にプログラム案をお送りします。
※事情により特定の発表日時を希望される方は、発表申し込みフォームの「その他ご質問・連絡等」にご記入ください。ただし、ご希望にそえないこともあることを、予めご了承願います。

10. 発表登録料:今年度は科研費での開催になりますので、発表登録料は不要です。

お問い合わせ先
日本西アジア考古学会事務局
Eメール:office@jswaa.org


日本西アジア考古学会 第28回総会・大会開催要項(2023年6月24日・25日) ※要旨集ダウンロード可

日本西アジア考古学会 第28回総会・大会開催要項
開催日:2023年6月24日(土)・25日(日)
会場:白鷗大学本キャンパス(栃木県小山市駅東通り2-2-2) 204教室
アクセス:JR「小山駅」東口より徒歩1分。
小山駅は、東北新幹線・東北本線・水戸線・両毛線が乗り入れています。
【東京方面からのアクセス】
・池袋駅より、JR宇都宮線(湘南新宿ライン)で64分
 ・上野駅より、JR宇都宮線で74分
 ・東京駅より、東北新幹線で40分
 ・大宮駅より、東北新幹線で17分
開催方法
会場での対面形式で行います。オンラインでの配信は行いません
会場参加費
会員は資料代500円を申し受けます。
一般参加者は参加費・資料代として1,000円を申し受けます。
宿泊:遠方からお越しの方は、JR小山駅周辺のビジネスホテルを各自でご手配ください。
昼食:会場は駅前ですので、周辺に飲食店やコンビニエンスストアがございます。また、キャンパスの1階はセブンイレブンが入っています。
懇親会:6月24日(土)の特別講演が終了した後に、18時より行います。会場はキャンパス内の食堂で行う予定です。
参加費 一般 5000円、学部生・大学院生 3000円を予定しています。
*非会員で参加ご希望の方は、E-mailまたはFAXにて、下記宛先に6月9日(金)までにお申し込みください(電話での受け付けは行っておりません)。件名に「日本西アジア考古学会第28回総会・大会の懇親会申し込み」と明示してください。
日本西アジア考古学会事務局   
E-mail:office@jswaa.org
FAX:029-853-4432

こちらから、第28回総会・大会要旨集をダウンロードできます。

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日本西アジア考古学会 第28回総会・大会プログラム

6月24日(土)(第1日目)
12:30  開場
13:00-13:10 開催挨拶  会長 三宅 裕
研究発表1
13:10-13:30 発表1 馬場 匡浩「エジプト王朝成立とビール」
13:30-13:50 発表2 竹野内 恵太「エジプト先・初期王朝時代における儀礼用容器の様式化プロセス」
13:50-14:10 発表3 山崎 世理愛「エジプト中王国時代における襟飾りを用いた葬送儀礼の展開」
14:10-14:30 発表4 有村 元春「後期青銅器時代のエジプトで流通した外来系黒色磨研土器」
14:30-14:50 発表5 矢澤 健、吉村 作治 「エジプト新王国時代のシャフト墓のタイプ分類試論」
14:50-15:10 発表6 花坂 哲 「古代エジプトにおけるハリネズミ:その信仰と権能」
15:10-15:30 休憩
特別講演会
15:30-17:00 近藤 二郎 先生(一般社団法人日本オリエント学会 会長・早稲田大学名誉教授)
「エジプト新王国第18王朝時代の王墓:その立地と構造」
18:00-20:00 懇親会

6月25日(日)(第2日目)
研究発表2
10:00-10:20 発表7 南澤 武蔵「西アジア考古学」の範囲は高等学校でどのように教えられるか:新しい学習指導要領と教科書より」
10:20-10:40 発表8 門脇誠二・田村亨・木田梨沙子・廣瀬允人・須賀永帰・西秋良宏
            「南ヨルダン、Tor Faraj遺跡における中部旧石器技術の多様性と理化学年代」
10:40-11:00 発表9 木元 菜奈子、門脇 誠二
            「レバント地方の終末期旧石器時代における貝製ビーズのネットワーク分析」
11:00-11:10 休憩
11:10-11:30 発表10 西秋 良宏「南コーカサス中石器:新石器時代の幾何学形細石器」
11:30-11:50 発表11 三木 健裕「イラン南西部ファールス地方新石器時代の土器を再考する:タル・イ・ムシュキ、タル・イ・ジャリB遺跡を中心に」
11:50-12:10 発表12 小髙 敬寛、下釜 和也、三木 健裕、板橋 悠
「イラク・クルディスタン、シャイフ・マリフ遺跡Ⅱ号丘の年代について」
12:10-12:20 第5回 川又記念日本西アジア考古学会奨励賞 授与式
12:20-13:30 昼食休憩
13:00-13:30 ポスターセッション・コアタイム
13:30-14:30 第28回総会  ※学生会員・非会員は出席できません
14:30-14:40 休憩
研究発表3
14:40-15:00 発表13 田邉 幹太郎「前期青銅器時代ユーフラテス中流域におけるステップと低地:テル・ガーネム・アル・アリ近傍墓地群の空間分析から」
15:00-15:20 発表14 常木 麻衣「古代メソポタミアにおける分銅の標準値に関する予察」
15:20-15:40 発表15 西山 伸一「イラク・クルディスタン、ヤシン・テペ遺跡出土のアヒル型分銅:アッシリア帝国の度量衡制度の一考察」
15:40-16:00 発表16 津村 眞輝子「境界域で発行される銀貨の特徴:ヘレニズム・ローマ時代の出土資料を中心に」
16:00-16:20 発表17 植月 学、山内 和也、バキット・アマンバエバ
「アク・ベシム遺跡の二街区における動物資源利用の差とその意味」
16:20-16:30 閉会挨拶 実行委員長 齋藤 正憲

ポスターセッション
6月24日(土)(第1日目) 15:10-17:00 
6月25日(日)(第2日目) 11:00-16:30(コアタイム 13:00-13:30)
P-1 安倍 雅史、山田 綾乃、長尾 琢磨、鈴木 崇司、岡崎 健治
「バハレーン、ワーディー・アッ=サイル考古学プロジェクト2023」
P-2 山田綾乃、高橋奈緒、柴田みな、長尾琢磨、安倍雅史
「後藤健氏旧蔵、西アジア文化遺産写真のデジタル・アーカイブ化」
P-3 長尾琢磨、山田綾乃、安倍雅史「バハレーンにおけるイスラーム墓碑の3次元計測調査」
P-4 佐々木 蘭貞「バハレーン国水中文化遺産調査の可能性」
P-5 黒沼 太一、三木 健裕、田邉 幹太郎、近藤 康久
「オマーン・タヌーフ峡谷の中期青銅器時代集葬墓:型式と構築背景の検討」


第30回 西アジア発掘調査報告会 ―令和4年度 考古学が語る古代オリエント―(2023年3月25日・26日) ※予稿集ダウンロード可

日時2023年3月25日(土)・26日(日)

主催:日本西アジア考古学会、公益財団法人 古代オリエント博物館
後援:国士舘大学イラク古代文化研究所、日本考古学協会、早稲田大学エジプト学研究所

 日本の発掘調査隊が西アジアやその周辺地域で遺跡調査を行う最新状況をお伝えする一般講演会です。近年、新型コロナ禍のために中止やオンライン開催になっていましたが、東京池袋での対面開催は4年ぶりになります。今年は多くの海外調査が再開され、本報告会では最新の調査成果が発表されます。

※ 2月に起きたトルコ・シリア大地震を受け、1日目の最後に下記の特別講演が追加されました。
【特別講演】
「2023年のアポカリプス:トルコ大地震を通して文化遺産、博物館収蔵品の保護を考える」
 フィクリ・クラックオウル(アンカラ大学教授) 通訳:紺谷亮一

参加方法
① 会場対面(東京、池袋サンシャインシティ文化会館ビル5階 特別ホール501号室)
② オンライン視聴(Zoomウェビナーによるライブ配信)

事前申込制(方法は下記をご覧ください)

参加費:500円(対面とオンラインに関わらず)
 ※「両日参加」「1日のみ参加」いずれも同じ額です。

報告集冊子:500円
※ 日本西アジア考古学会会員は、報告集冊子無料。
※ 古代オリエント博物館友の会会員で対面参加される方は、報告集冊子無料。
※ 古代オリエント博物館受付で報告集提示により、当日に限り入館無料。

事前申込み方法
イベント管理サービスPeatixで受け付けます。
①会場対面と②Zoomライブ配信それぞれの受付ページから申し込み下さい。
対面参加、オンラインそれぞれ別の申込先となりますので、お気を付けください。

会場対面(東京、池袋サンシャインシティ文化会館ビル5階 特別ホール501号室) 定員110名
 締切:3月24日あるいは満席になり次第
 お申し込みはこちらから↓
 https://jswaa30onsite.peatix.com/

オンライン視聴(Zoomウェビナーによるライブ配信) 定員500名
 締切:3月24日あるいは満席になり次第
 お申し込みはこちらから↓
 https://jswaa30online.peatix.com/

お問合せ先:日本西アジア考古学会事務局 office@jswaa.org
第30回西アジア報告会チラシはこちらからダウンロードできます。

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第30回 西アジア発掘調査報告会 プログラム

※発表者が複数の場合も代表者1名のみが記載されています。また、当日発表する方とは一致しない場合があります。
※各発表の要旨については、発表順序の後にある(PDF)の表示を押すと表示されます。各自ダウンロードのうえ保存してください。
 報告集表紙(PDF
 扉(PDF
 目次(PDF
 地図(PDF
 奥付(PDF

1日目 2023年 3月25日(土)

10:00-10:30 開場・受付
10:30-10:40 開会の辞(PDF

【アナトリア、コーカサスの調査】
10:40-11:05 報告①
 (PDF
 南東アナトリア先土器新石器時代の丘上遺跡─ハルベトスワン・テペシ遺跡の第一次調査(2022年)─
  千葉工業大学 地球学研究センター研究員 下釜 和也
11:05-11:30 報告② (PDF
 石灰岩の丘に暮らした狩猟採集民─トルコ、チャクマックテペ遺跡、第2次調査(2022年)─
  筑波大学人文社会系教授 三宅 裕
11:30-11:55 報告③ (PDF
 南コーカサス地方の新石器時代─日本・アゼルバイジャン調査団第13次発掘調査(2022年)─
  東京大学総合研究博物館教授 西秋 良宏

11:55-13:30 昼食休憩

13:30-13:55 報告④ (PDF
 中央アナトリアにおける銅石器時代解明へ向けて─キュルテペ遺跡中央トレンチ発掘調査 2022年─
  ノートルダム清心女子大学教授 紺谷 亮一

【クルディスタン、レヴァントの調査】
13:55-14:20 報告⑤
 (PDF
 ホモ・サピエンスの拡散・定着期における文化動態─南ヨルダン、カルハ山の旧石器遺跡調査(2022年)─
  名古屋大学博物館教授 門脇 誠二
14:20-14:45 報告⑥ (PDF
 肥沃な三日月地帯東部の新石器化─イラク・クルディスタン、スレマニ地域チャルモ遺跡の調査(2022)─
  筑波大学名誉教授 常木 晃
14:45-15:10 報告⑦  (PDF
 新石器化と都市化のはざま─イラク・クルディスタン、シャイフ・マリフ遺跡の第1次発掘調査(2022年)─
  金沢大学国際基幹教育院准教授 小高 敬寛

15:10-15:30 休憩

15:30-15:55 報告⑧  (PDF
 ベテルの「高き所」を求めて─テル・ベイティン遺跡(パレスチナ自治区)及びその東の宗教遺構における考古学的一般調査─
  慶應義塾大学教授 杉本 智俊

【アラビア半島の調査】
15:55-16:20 報告⑨
 (PDF
 バハレーン島における前期ディルムン時代の墳墓群の測量調査─ディルムンマッピング・プロジェクト─
  金沢大学古代文明・文化資源学研究所特任准教授 上杉 彰紀
16:20-16:45 報告⑩ (PDF
 アラビア半島内陸乾燥域における青銅器時代の都市景観─サウジアラビア、クレイヤ遺跡の調査─
  金沢大学古代文明・文化資源学研究所特任准教授 上杉 彰紀

以下は追加プログラムです。チラシには掲載されておらず、予稿はありません
16:45-16:50 休憩

16:50-17:35 【特別講演】
 2023年のアポカリプス:トルコ大地震を通して文化遺産、博物館収蔵品の保護を考える
 アンカラ大学教授 フィクリ・クラックオウル  (通訳:紺谷亮一)

17:35 1日目終了

2日目 2023年 3月26日(日)

10:00-10:30 開場・受付

【アラビア半島の調査】
10:30-10:55 報告⑪
 (PDF
 中世の港町の構造を探る─サウジアラビア紅海沿岸ハウラー遺跡の考古学調査(2022)─
  早稲田大学・東日本国際大学客員教授 長谷川 奏

【エジプトの調査】
10:55-11:20 報告⑫
 (PDF
 紀元前2千年紀エジプトの葬制の変遷を探る─ダハシュール北遺跡第28次調査(2022)─
  東日本国際大学エジプト考古学研究所客員教授 矢澤 健
11:20-11:45 報告⑬ (PDF
 前1千年紀の地方社会の庶民の生活と採石場址─エジプト・アコリス遺跡の調査2022─
  筑波大学非常勤研究員 花坂 哲

11:45-13:00 昼食休憩

【中央アジアの調査】
13:00-13:25 報告⑭
 (PDF
 原シルクロードの形成(1)─キルギス、モル・ブラク遺跡(第4次)での地下探査(2022年)─
  奈良県立橿原考古学研究所主任研究員 辰巳 祐樹
13:25-13:50 報告⑮ (PDF
 原シルクロードの形成(2)─ウズベキスタン、ダルヴェルジン遺跡(第3次)の発掘調査(2022年)─
  金沢大学特任助教 久米 正吾
13:50-14:15 報告⑯ (PDF
 天山山脈北麓に古代遊牧活動を探る─キルギス共和国ケゲティ渓谷の考古学調査(2022年)─
  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所主任研究員 山藤 正敏
14:15-14:40 報告⑰ (PDF
 シルクロード天山北路の形成過程─キルギス共和国、チュー渓谷西部の考古学踏査(2022年)─
  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所主任研究員 山藤 正敏

14:40-15:00 休憩

15:00-15:25 報告⑱ (PDF
 ソグディアナの都市を探る─ウズベキスタン共和国クルゴン・テパ遺跡発掘調査(2022年度)─
  北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター特任助教 村上 智見
15:25-15:50 報告⑲ (PDF
 ソグド王離宮を掘る─ウズベキスタン共和国カフィル・カラ遺跡(シャフリスタン地区)2022年度発掘調査─
  帝塚山大学客員教授 宇野 隆夫
15:50-16:15 報告⑳ (PDF
 シルクロードの国際交易都市スイヤブの成立と変遷
  帝京大学文化財研究所准教授 櫛原 功一
16:15-16:40 報告㉑ (PDF
 中央アジアの仏教寺院を掘る─キルギス共和国、アク・ベシム(スイヤブ)遺跡・第2仏教寺院址の調査(2022)─
  龍谷大学龍谷ミュージアム准教授 岩井 俊平

16:40 閉会の辞
16:45 閉会

ポスター展示(会場対面のみ)
ポスター①  (PDF
 アッシリア帝国東部辺境を掘る─イラク・クルディスタン、ヤシン・テペ考古学プロジェクト:第6次調査(2022年)─
  中部大学人間力創成教育院教授 西山 伸一
ポスター② (PDF
 レヴァント回廊の歴史を探る─第8次(2022年)・フェニキアの港バトルーン遺跡の発掘調査─
  中部大学人間力創成教育院教授 西山 伸一
ポスター③ (PDF
 中央アジア・オアシス地帯における都市の成立と展開─ウズベキスタン共和国ミングテパ遺跡発掘調査(2022年度) ─
  ニューヨーク大学客員研究員 ベグマトフ・アリシェル
ポスター④ (PDF
 ヨルダン南部の遊牧化─タラアト・ウバイダ高原における銅石器〜前期青銅器時代フリント採掘坑群の分布調査(2022)─
  金沢大学古代文明・文化資源学研究所特任教授 藤井 純夫
ポスター⑤ (PDF
 アラビア半島の遊牧化─ヒジャーズ北部におけるPPNB前期の小型集落、マスィユーンの第一次発掘調査(2022)─
  金沢大学古代文明・文化資源学研究所特任教授 藤井 純夫
この他、追加でシリアの震災被災状況に関するポスター発表1件が加わる予定です。


第30回 西アジア発掘調査報告会(2023年3月25・26日)の発表募集について

発表を希望する会員は下記をご確認のうえ、学会ウェブページの「専用申し込みフォーム」(当ページ下記)からお申し込みください。また、発表者は当日配布される報告集に原稿を提出していただきますよう、お願いいたします。

1. 開催日:2023年3月25日(土)・26日(日)

2. 会場東京、池袋サンシャインシティ

3.開催形態会場対面とオンライン配信

4. 発表内容
・2022年1月~2022年12月に実施した発掘調査や保存・修復等に関わるフィールドワークの報告。
・2023年1~2月に実施を予定している調査の最新情報を含めたい希望がある場合は、「その他ご質問・連絡等」にその旨をお書き添えいただき、発掘調査報告集の掲載原稿を確実に提出できる日程もあわせてご記入ください。なお、2月中旬以降の原稿提出になりますと、別刷にさせていいただくことがあります。
・現地でのフィールド調査に関わらない資料調査、資料の分析、分析結果に基づく考察・解釈が中心となる発表は対象となりません。このような内容については大会研究発表にお申し込みください。

5. 発表方法:口頭発表20~25分 (応募件数によって発表時間を調整します) 。
・発表は1遺跡につき1発表に集約してください。
・原則として口頭発表ですが、事情により当日の発表(代理発表含む)ができない方は、ポスター発表が可能です。ポスターの場合も報告集の原稿をご用意ください。

6. 応募・発表資格
(1)西アジア・エジプトおよびその周辺地域の調査責任者であること。かつ大学または研究機関等において研究に携わり(常勤・非常勤は問いません)、当該調査の発表権を持つこと。
(2)上記調査責任者から委任された方。
※(1)、(2)とも、日本西アジア考古学会の会員であることが望ましいが、会員以外の方でも実行委員会が認めた場合、発表が可能です。非会員の場合は、「その他ご質問・連絡等」の欄にご記入ください。

7. 発表応募
西アジア考古学会ウェブの発表申し込みフォームから、オンラインにて必要事項を記入し、ご応募ください。
 ※11月14日(月)を以て発表申し込みを締め切りました。

8. 報告集原稿締切:2022年12月25日(日)
・厳守くださいますようお願い申し上げます。提出可能な方は、早めに提出いただけると助かります。
・調査終了時期の関係で締切日に間に合わない等のご相談がある方は、発表申し込みフォームの「その他ご質問・連絡等」にご記入ください。
・執筆要項と提出方法は、以下をご覧ください。
 第30回報告集執筆要項・提出方法

9. 発表日時:申込者には12月中にプログラム案をお送りします。
※事情により特定の発表日時を希望される方は、発表申し込みフォームの「その他ご質問・連絡等」にご記入ください。ただし、ご希望にそえないこともあることを、予めご了承願います。

10. 発表登録料:1発表につき5,000円
・発掘調査報告会の継続的な開催を行うために、ご理解ご協力お願い申し上げます。
 発表登録料振込先:三井住友銀行 伊勢原支店(868) 普通 6984005 日本西アジア考古学会

お問い合わせ先
西アジア考古学会事務局
Eメール:office@jswaa.org


2023年度 発掘調査報告会 開催地の募集について

役員会から、2023年度 発掘調査報告会 開催地の募集についてお知らせです。
年度末に開催しております発掘調査報告会ですが、前回は初めて東京以外の会場(広島)で開催いたしました。
次回(2023年3月開催予定)につきましては、東京池袋サンシャインシティで開催を予定しております。
さらにその次の年度(2024年3月開催予定)について、再び東京以外の地方で開催することを役員で検討しております。
それにつきまして、報告会の開催地の募集をさせていただきます。
開催の準備につきましては、学会役員がサポートし、一緒に実行委員会を組織して進めさせていただきます。
なお、対面とオンラインのハイブリッド形式の開催をいたしますので、それができる施設が必要になります。
ノート型パソコンや簡易カメラは学会でも提供できますが、特にハイブリッド形式が可能な音響設備が必要です。
詳細についてはご相談ください。
開催経費については、令和5年度の日本学術振興会科学研究費補助金研究成果公開促進費に申請いたします。
申請締め切りが9月末頃ですので、開催希望の方は、急ぎ学会事務局までメールにてご連絡をお願いいたします。

西アジア考古学会
 役員一同


第27回総会・大会(2022年7月9日・10日)のお知らせ・プログラム

立夏の候、会員の皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
 日本西アジア考古学会第27回(2022年度)総会・大会を、帝京大学文化財研究所が主体となり下記の要領で開催することになりました。帝京大学文化財研究所が所在する山梨県での開催は初めてのことになります。大会(研究発表会)は一般の方も参加ができますので、多くの方にご参加いただきたく存じます。1日目には帝京大学文化財研究所が取り組んできた、キルギスでの発掘調査に基づく学際的な研究をテーマとする特別セッションも設けております。
 大会(研究発表会)は、会場での対面とZoomによるオンライン配信を併用するハイブリッド方式で行います。参加要領は下記の通りですが、特に懇親会に参加をご希望される非会員の方は、下記事務局までE-mailまたはFAXにて、件名に「日本西アジア考古学会第27回総会・大会の懇親会申し込み」と明記して、6月30日(木)までにお申し込みください(電話での受け付けは行っておりません)。

      第27回総会・大会実行委員会
       委員長 山内 和也

開催日:2022年7月9日(土)・10日(日)

会場:帝京大学文化財研究所 大ホール(山梨県笛吹市石和町四日市場1566-2)

アクセス
JR中央本線「石和温泉」駅から、徒歩約25分、タクシーで約8分となります。石和温泉駅からのバスはありません。

開催方法
会場での対面形式とオンライン形式によるハイブリッド方式で行います。

参加方法
【対面形式での参加の場合】
・非会員で参加ご希望の方は直接会場にお越しください。
・受付にて参加費として500円を申し受けます。
【オンライン形式での参加の場合】
非会員の方はイベント管理システムpeatix(ピーティクス)で参加申し込みをしていただきます。
 以下のページからお申込みいただけます。
https://jswaa27teikyouniversity.peatix.com/
・参加登録時に、参加費として500円を申し受けます。
・ご登録をいただいた方には、参加URLを開催数日前までに配布いたします。

(参加申込ハガキが既に送られている当会会員の方、および当日会場での参加を予定されている非会員の方は、Peatixでの手続きは不要です)

昼食:会場参加の場合、会場近くの飲食店・コンビニが限られているため、昼食のご持参をお勧めします。

懇親会:7月9日の特別セッション終了後、17時30分より行います。
会場は研究所内に設定をいたします(立食を予定)。
参加費/一般 5000円、学部生・大学院生 3000円を予定しています。
*参加ご希望の方は下記の事務局まで、E-mailまたはFAXにてお申し込みください。件名に「日本西アジア考古学会第27回総会・大会の懇親会申し込み」と明記して、6月30日(木)までにお申し込みください(電話での受け付けは行っておりません)。

日本西アジア考古学会事務局
E-mail: office@jswaa.org
FAX:029-853-4432

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【大会要旨集】 (修正版※注1)
2つに分割されています。
以下のリンクよりPDFをダウンロードしてご利用ください。
なお、当日現地にてご参加の皆様には印刷版が配布されます。
※注1: 修正版では、当日配布した36頁が追加されています。また、当日変更した発表順となっています(内容は同じ)。
7/7以前にダウンロードした方で当日参加されなかった方は36頁を追加でダウンロードしてください。

①日本西アジア考古学会 第27回大会要旨集 [前半1-20頁]: 表紙、プログラム、目次、特別セッション要旨(3.3Mb)

②日本西アジア考古学会 第27回大会要旨集 [後半21-60頁]: 研究発表要旨、ポスター発表要旨、奥付(4.4Mb)

※日程での分割ではありません。初日の研究発表1は②後半に含まれていますのでご注意ください。
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プログラムPDF[ダウンロード(2.1Mb)

日本西アジア考古学会 第27回総会・大会プログラム
7月9日(土)(第1日目)
12:30  開場
13:00-13:10 開催挨拶  会長 西秋良宏
研究発表1
13:10-13:30 発表1 伊藤結華「エジプト先王朝時代におけるマールクレイ胎土土器の出現と展開」
13:30-13:50 発表2 馬場匡浩「古代エジプトの供物儀礼の成り立ちを考える」
13:50-14:10 発表3 山花京子「古代エジプトのファイアンス製作技法の解明:マンガン着色と焼成回数」
14:10-14:30 発表4 岡部 睦「エジプト、グレコ・ローマン時代におけるテラコッタ製女神像の変容について:類型分析からみる形態変容の考察を中心に」
14:30-14:50 休憩
特別セッション:「アク・ベシム遺跡」
14:50-15:10 発表1 山内和也「アク・ベシム研究の現在」
15:10-15:30 発表2 佐藤 剛「地形判読に基づくアク・ベシムの立地」
15:30-15:50 発表3 櫛原功一「アク・ベシム遺跡の土器の変遷と年代観」
15:50-16:00 休憩
16:00-16:20 発表4 赤司千恵・中山誠二「アク・ベシムにおける植物資源利用」
16:20-16:40 発表5 植月 学「アク・ベシムにおける動物資源利用の変化」
16:40-17:00 発表6 藤澤 明「アク・ベシム遺跡での金属の利用とその合金種」
17:00-17:30 質疑応答
18:00-20:00 懇親会

7月10日(日)(第2日目)
研究発表2
10:00-10:20 発表5 木元菜奈子、門脇誠二「貝殻ビーズから見る南ヨルダン終末期旧石器時代の社会ネットワーク」
10:20-10:40 発表6 藤井純夫「ハラアト・ジュハイラ202: レヴァント南部における先土器新石器文化Bの起源」
10:40-11:00 発表7 西秋良宏「西アジア新石器時代の鎌:北メソポタミアと南コーカサス」
11:00-11:10 休憩
11:10-11:30 発表8 小泉龍人、小島 均、松川 健、インゴルフ・チューセン、大澤崇人、松江秀明
「銅石器時代土器のPGA分析-北メソポタミア周辺の産地識別の試み」
11:30-11:50 発表9 三木健裕、下釜和也、宮内信雄、堀内晶子、宮田佳樹「イラン南西部銅石器時代の煮炊きに関する研究:タル・イ・ギャプ遺跡出土土器の脂質分析」
11:50-12:10 発表10 宮田佳樹「ダルヴェルジン遺跡出土土器の脂質分析-フェルガナ地域での初期雑穀農耕と乳利用の可能性」
12:10-12:20 第4回 川又記念日本西アジア考古学会奨励賞 授与式
12:20-13:30 昼食休憩
13:00-13:30 ポスターセッション・コアタイム
13:30-15:00 第27回総会
15:00-15:10 休憩
研究発表3:
15:10-15:30 発表11 足立拓朗「西アジア先史時代のスプーン」
15:30-15:50 発表12 久米正吾、早川裕弌、山口雄治、アイダ・アブディカノワ「天山山脈での移牧の始まり:初期牧畜民による高山草原地帯の開発をめぐって」
15:50-16:10 発表13 有松 唯「終焉の彩文:タッペ・アンジラーブを事例とした土器製作技術衰退プロセスの復元」
16:10-16:30 発表14 西山伸一「鉄器時代北レヴァント内陸部と地中海文化のつながり: テル・マストゥーマ出土彩文土器の視点から」
16:30-16:50 発表15 松尾登史子「古代マケドニア都市ディオンのデメテル神域における信仰形態の特徴」
16:50-17:00 閉会挨拶 実行委員長 山内和也

ポスターセッション
7月 9日(土)(第1日目) 14:00-17:00 
7月10日(日)(第2日目) 11:00-15:10(コアタイム 13:00-13:30)
P-1 黒沼太一「南東アラビア、ワーディー・スーク期の墓制とその背景:墓の型式から見た地域性の再考」
P-2 千本真生「ブルガリア前期・中期青銅器時代編年の現状と課題」
P-3 津村眞輝子「型式分類からみた北メソポタミアのランプの利用」


第29回西アジア発掘調査報告会(2022年3月12・13日)の開催について・報告集ダウンロード

 西アジア発掘調査報告会も29回と回数を重ねてまいりましたが、今年度の発掘調査報告会は、日本学術振興会科学研究費補助金による助成事業として、報告会としては初めて東京都内以外での開催となります。今回は初めて東京を離れ、広島県広島市での開催を予定しています。

 発掘調査報告会の宣伝ページをPeatix上で公開いたしました。多くの方のお申し込みをお待ちしています。
 以下、PeatixのURLとなりますが、オンラインはPeatixにおいて、会場参加は電話・FAX・メールでの申し込みとなります。

会場イベント
https://peatix.com/event/3129145/view

オンラインイベント
https://peatix.com/event/3126169/view

(以下3月5日追記)
 開催は予定通り、広島での現地開催とZoom によるオンラインを併用したハイブリッド形式で行います。
 会員の皆様には、Peatixによるお申し込みの有無に関わらず、参加URLを来週半ば頃にお知らせすることになりました。
 なお、参加URLは会員の参加に限り配布します。会員以外の参加は必ずPeatixから申し込むようにしてください
 また、発掘調査報告集はこのページの下のほうで公開しておりますが、現地参加されなかった会員には紙版を後日送付します。

 

開催日時:2022年3月12日(土)10:40~17:05、3月13日(日)9:50~15:30
会場:広島県民文化センター(広島市中区) 収容定員最大500名
開催形態
対面形式での開催を準備していますが、コロナ禍の状況により県をまたぐ移動が制限される場合は、対面とオンライン発表の併用あるいは全面オンライン発表になる場合があります。また、いずれの場合もZoomウエビナー方式によるライブ配信を予定しています。
主催:日本西アジア考古学会
(本イベントは、令和3年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)の研究成果公開発表(B)(21HP0002)の助成を受けています。
後援(五十音順):
朝日新聞広島総局、国士舘大学イラク古代文化研究所、(公財)古代オリエント博物館、中国新聞社、(一社)日本考古学協会、(公財)平山郁夫美術館、(公財)広島観光コンベンションビューロー、(公財)広島県教育事業団、NPO法人広島文化財センター、(公財)ひろしま文化振興財団、早稲田大学エジプト学研究所
参加費:無料
定 員:500名
申込開始:2022年2月1日(火)正午12:00(この時間になるまでは申込みはできません)
申込締切:2022年3月11日(金)正午12:00(前日の正午まで)
※定員になり次第、締め切ります。

■プログラム

青字部分をクリックすると各発表のPDFが開きます
※数字はプログラムの番号です。

 目次 地図

1日目 2022年3月12日(土)
10:00~    対面開場・受付
10:20~    オンライン開場
10:40~10:50 オンライン視聴方法の説明
10:50~11:00 開会の辞  会長挨拶

特別講演
11:00~12:00 平山郁夫・シルクロード画家としての出発点―東京藝術大学トルコ・カッパドキア洞窟遺跡調査の壁画は今―
 平山郁夫美術館シルクロード特任研究員 松﨑 哲

12:00~13:00 昼食休憩(60分)

中央アジアの調査
13:00~13:25 報告① 中央アジアの新石器化―ウズベキスタン、カイナル・カマル遺跡調査(2015–2019年)―
 東京大学総合研究博物館教授 西秋良宏
13:25~13:50 報告② 中央アジア・オアシス地帯における都市の成立と展開―ウズベキスタン共和国ミングテパ遺跡発掘調査(2021年度)―
 ベルリン・ブランデンブルグ科学アカデミー研究員 ベグマトフ・アリシェル
13:50~14:15 報告③ ソグド王離宮を掘る―ウズベキスタン共和国カフィル・カラ遺跡(シャフリスタン地区)2021年度発掘調査―
 北海道大学アイヌ・先住民研究センター博士研究員 村上智見

クルディスタンとレヴァントの調査
14:15~14:40 報告④ ホモ・サピエンスの拡散・定着期における文化動態―南ヨルダン、カルハ山の旧石器遺跡調査(近年の研究成果)―
 名古屋大学博物館講師 門脇誠二

14:40~15:00 休憩(20分)

15:00~15:25 報告⑤ 肥沃な三日月地帯東部の新石器化―イラク・クルディスタン、スレマニ地域チャルモ遺跡の調査(2021)―」
 筑波大学名誉教授 常木 晃
15:25~15:50 報告⑥ レヴァント回廊の歴史を探る―第7次(2021年)・フェニキアの港バトルーン遺跡の発掘調査―
 中部大学教授 西山伸一
15:50~16:15 報告⑦ アッシリア帝国東部辺境を掘る―イラク・クルディスタン、ヤシン・テペ考古学プロジェクト:2021年度の成果―
 中部大学教授 西山伸一
16:15~16:40 報告⑧ 後期鉄器時代城塞とローマ時代ユダヤ人村落の調査―イスラエル国テル・レヘシュ第二期調査(2013~2017)―
 古代オリエント博物館研究員 津本英利
16:40~17:05 報告⑨ ウム・カイスにおけるローマ帝国からビザンツ帝国への移行(その3)―国士舘大学ヨルダン、ウム・カイス遺跡調査―
 国士舘大学イラク古代文化研究所共同研究員 松本 健

17:05 1日目終了

2日目 2022年3月13日(日)
9:30~    対面開場・受付
9:40~    オンライン開場
9:50~10:00 オンライン視聴方法の説明

アラビア半島の調査
10:00~10:25 報告⑩ アラビア半島の遊牧化―サウジアラビア北西部、ワディ・グバイ遺跡群の第6, 7次調査(2021)―
 金沢大学特任教授 藤井純夫
10:25~10:50 報告⑪ 南東アラビア山麓峡谷における人間活動を探る―オマーン、ムガーラ・アル=キャフ洞穴の発掘調査(2017-2020年)―
 東京大学総合研究博物館特任助教 三木健裕
10:50~11:15 報告⑫ ディルムンを掘る―バハレーン、ワーディー・アッ=サイル考古学プロジェクト―
 東京文化財研究所主任研究員 安倍雅史
11:15~11:40 報告⑬ 中世の港町の構造を探る―サウジアラビア・紅海沿岸ハウラー遺跡の考古学調査(2021)―
 早稲田大学総合研究機構客員教授 長谷川奏

エジプトの調査
11:40~12:05 報告⑭ 古代エジプト・クフ王第2の船発掘・保存・組み立て復原プロジェクトーエジプト・ギザ遺跡・2021年―
 東日本国際大学エジプト考古学研究所教授 黒河内宏昌

12:05~13:00 昼食休憩(55分)

13:00~13:25 報告⑮ 前1千年紀の庶民社会と採石場址―エジプト・アコリス遺跡の調査2020-2021―
 古代学協会客員研究員 辻村純代
13:25~13:50 報告⑯ ヘレニズム村落の構造を探る―エジプト・イドゥク湖沿岸コーム・アル=ディバーゥ遺跡の考古学調査(2021)―
 早稲田大学総合研究機構客員教授 長谷川 奏

13:50~14:10 休憩(20分)

アナトリアと南東ヨーロッパの調査
14:10~14:35 報告⑰ ティグリス川上流域の新石器時代―ハッサンケイフ・ホユック遺跡とウルス・ダム水没地域の調査―
 筑波大学人文社会系教授 三宅 裕
14:35~15:00 報告⑱ 中央アナトリアにおける銅石器時代解明へ向けて―キュルテペ遺跡中央トレンチ2発掘調査2021-
 ノートルダム清心女子大学教授 紺谷亮一
15:00~15:25 報告⑲ 上トラキアの青銅器時代集落を掘る―ブルガリア、デャドヴォ遺跡の調査―
 古代オリエント博物館研究員 千本真生

15:25~15:30 閉会の辞

15:30 閉会

奥付

表紙


第29回西アジア発掘調査報告会(2022年3月12・13日) 報告集執筆要項

日本西アジア考古学会
 会員各位

 

 第29回西アジア発掘調査報告会の発表募集を開始いたしましたので、お知らせします。
 今年度の発掘調査報告会は、日本学術振興会科学研究費補助金による助成事業として、報告会としては初めて東京都内以外での開催となります。
 新型コロナウイルスの感染者数が激減しているとはいえ、まだまだ 先行きが定まらない状況ではありますが、ぜひとも広島での対面による開催を実現させたいと考えています。
 なお、今回はZoomウエビナー方式の併用も予定しています。
 また発表募集に当たっては、昨年以来のコロナ禍による現地調査件数の激減を踏まえて、過去の調査概要とその調査に基づく研究成果の報告を発表内容に加えています。
 応募資格を満たす会員の皆様から、多くのご応募をいただきたく、お知らせいたします。

 

第29回西アジア発掘調査報告会 発表募集要項

1. 開催日:2022年3月12日(土)・13日(日)
2. 会場:広島県民文化センター(広島市中区) 収容定員最大500名

3.開催形態
対面形式での開催を準備していますが、コロナ禍の状況により県をまたぐ移動が制限される場合は、対面とオンライン発表の併用あるいは全面オンライン発表になる場合があります。また、いずれの場合もZoomウエビナー方式によるライブ配信を予定しています。

※コロナ禍の状況にかかわらず、自費出張による広島での発表が可能かどうか、発表申し込みフォームの「発表方法の確認」でお知らせください。

4.発表内容
1.2021年1月~2021年12月に実施した発掘調査や保存・修復等に関わるフィールドワークの成果報告。
2.過去に日本の調査隊として実施したフィールド調査全体の話と共に、調査で得られた資料に基づく研究成果の報告。
3.2022年1~2月に実施を予定している調査の最新情報を含めたい希望がある場合は、「その他ご質問・連絡等」にその旨をお書き添えいただき、発掘調査報告集の掲載原稿を確実に提出できる日程もあわせてご記入ください。なお、2月中旬以降の原稿提出になりますと、別刷にさせていいただくことがあります。
※現地でのフィールド調査に関わらない資料調査、資料の分析、分析結果に基づく考察・解釈が中心となる発表は対象となりません。このような内容につ いては大会研究発表にお申し込みください。

5.発表方法:口頭発表20~25分 (応募件数によって発表時間を調整します) 。
※発表は1遺跡につき1発表に集約してください。
※口頭発表のみです。ポスター発表はありません

6.応募・発表資格
(1)西アジア・エジプトおよびその周辺地域の調査責任者であること。かつ大学または研究機関等において研究に携わり(常勤・非常勤は問いません)、当該調査の発表権を持つこと。
(2)上記調査責任者から委任された方。※(1)、(2)とも、日本西アジア考古学会の会員であることが望ましいが、会員以外の方でも実行委員会が認めた場合、発表が可能です。非会員の場合は、「その他ご質問・連絡等」の欄にご記入ください。

7.発表応募:下記の発表申し込みフォームURLからオンラインにて必要事項を記入し、ご応募ください。
11月30日をもって申込受付を終了しました。

 申込締切:2021年11月30日(火)

 

8. 報告集原稿締切:2021年12月26日(日)
※厳守くださいますようお願い申し上げます。提出可能な方は、早めに提出いただけると助かります。
※調査終了時期の関係で締切日に間に合わない等のご相談がある方は、発表申し込みフォームの「その他ご質問・連絡等」にご記入ください。

9.執筆要項・提出方法
発表をお申込みいただいた方に、改めてご連絡いたします。

執筆要項はこちらからダウンロードできます

10.発表日時:申込者には12月中にプログラム案をお送りします。
※事情により特定の発表日時を希望される方は、発表申し込みフォームの「その他ご質問・連絡等」にご記入ください。ただし、ご希望にそえないこともあることを、予めご了承願います。

11.発表登録料:今年度は科研費での開催になりますので、発表登録料は不要です。

以 上


日本西アジア考古学会第26回総会・大会(2021年7月3日・4日)の開催について

薫風の候、皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

日本西アジア考古学会第26回(2021年度)総会・大会を、国士舘大学イラク古代文化研究所が主体となり、別記の要領でオンライン方式にて開催することになりました。総会・大会を国士舘大学が主体となって開催するのは2010年の第15回以来、およそ10年ぶりとなります。

第26回総会は会員以外の出席はできませんが、大会研究発表は多くの皆様にご参加いただきたく一般公開をしております。また、1日目にはシュメール初期王朝時代をテーマとする特別講演会を設けており、こちらも一般の方にも公開しております。

非会員の参加にあたっては参加費500円を申し受けます。
参加申し込み方法等の詳細につきましては、以下の要項をご参照ください。

 

日本西アジア考古学会 第26回総会・大会開催要項

■開催日2021年7月3日(土)・4日(日)

■拠点会場国士舘大学イラク古代文化研究所(国士舘大学鶴川キャンパス)からのオンライン配信

■お申し込み方法 

▶学会員の方:
別途、学会のメール等にて近日中に大会参加URLをご連絡いたします。総会出席URLは大会参加URLとは別となり、こちらはご案内の葉書に出席と返信された方のみに配布します。欠席の場合は、必ず返信葉書の委任状欄にご記入の上、ご返送ください。

▶非会員の方
大会研究発表および特別講演会は非会員の一般の方も聴講できます。
参加費(非会員):500円
自動申し込み受付システムPeatix(ピーティックス)にて受付を致します。下記のアドレスにアクセスいただき、手続きを行ってください。
大会聴講チケット申込(非会員の方)(Peatixサイトにいきます)

    申込締切:7月2日正午

※お申し込みは、必ずお一人ずつ行ってください。

    ※学会員の方は、Peatixで申し込みいただく必要はございません。

非会員の方の大会の参加方法:
Peatixに参加登録された方には、Zoomウエビナー方式によるミーティングのURLを開催数日前に配布します。
※申込者以外に参加URLを再配布することは厳禁とします。

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【大会要旨集】
以下のリンクよりPDFをダウンロードしてご利用ください。

日本西アジア考古学会 第26回大会要旨集 ダウンロード(4Mb)

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■プログラム

7月3日(土)(第 1 日目)

12:45 入室開始
13:00-13:05 参加ルールの説明 実行委員会
13:05-13:15 開催挨拶 会長 西秋良宏

公開講演会
13:15-14:15 講演1 前川和也「シュメール初期王朝期の農業事情」
14:15-14:25 休憩(10 分)
14:25-15:25 講演2 ハイダル・アルマモリ「The Excavation activity projects in southern Iraq, after 2003」※英語・通訳なし
15:25-15:35 休憩(10 分)

研究発表1
15:35-15:55 発表1 西山伸一「バスタブ型棺とアッシリア:エリート層埋葬形態の地域差に関する考察」
15:55-16:15 発表2 常木麻衣「アナトリアにおける錫と銅の供給源について」
16:15-16:35 発表3 松本 健「1988・2000・2001 年のキシュ発掘調査を顧みて」
16:35-16:55 発表4 神田翔太郎「前期青銅器時代におけるディヤラ川流域とイラン南西部の赤色彩文土器の関係について」
16:55 閉会

7月4日(日)(第2日目)

9:45 入室開始
10:00-10:05 参加ルールの説明 実行委員会

研究発表2
10:05-10:25 発表5 宮田佳樹「ダルヴェルジン遺跡出土土器の脂質分析-フェルガナ地域での初期雑穀農耕-」
10:25-10:45 発表6 足立拓朗「青銅製棒状槍先の型式編年について」
10:45-11:05 発表7 安倍雅史、ホセイン・アジジ・ハラナギ「カビール砂漠を超えたウルク文化:東部イラン、南ホラーサーン州カレ・クブ遺跡出土の物質文化の研究」
11:05-11:25 発表8 小泉龍人、小島 均、曽我部雄二、インゴルフ・チューセン「トルコ・シリア出土ウバイド土器の胎土・彩文の比較分析と予備考察」
11:25-11:45 発表9 三木健裕、レナード・シェーンベルク、モハンマド・ホセイン・アジジ・ハラナギ「ラハマタバード遺跡出土土器の研究:空間利用の変化と土器変化の関係について」
11:45-12:00 第 3 回 日本西アジア考古学会奨励賞 授与式

12:00-13:00 昼食休憩(60 分)
13:00-14:00 第 26 回総会(学会員のみ参加できます
14:00-14:10 休憩(10 分)
14:10-14:15 参加ルールの説明 実行委員会

研究発表3
14:15-14:35 発表 10 千本真生「黒海北西岸域における後期銅石器時代土器の地域性と系統関係」
14:35-14:55 発表 11 藤井純夫「「擬集落」現象-レヴァント南部における初期遊牧化過程-」
14:55-15:15 発表 12 石田温美「ハッサンケイフ・ホユック遺跡出土製粉具の使用痕分析」
15:15-15:35 発表 13 三宅 裕「西アジアにおける複雑な狩猟採集民社会」
15:35-15:45 休憩(10 分)

研究発表4
15:45-16:05 発表 14 山藤正敏、ユーヴァル・イェクティエリ、サミュエル・アトキンス、黒沼 太一「南レヴァントにおけるエジプト系居留地の形成-テル・エラニ出土土器の試験的定量分析から-」
16:05-16:25 発表 15 竹野内恵太、山花京子「エジプト先王朝時代の精製土器製作技法の再構築-産業用 X 線 CT スキャンを用いた完形土器の非破壊分析-」
16:25-16:45 発表 16 山花京子「古代エジプトのファイアンス製作技法の解明-浸灰技法-」
16:45-17:05 発表 17 坂本 翼「ジェベル・ウンム・マリーヒ遺跡の首長墓」
17:05-17:15 閉会挨拶 実行委員長 小口裕通
17:15 閉会


第28回(2020年度)西アジア発掘調査報告会報告集

第28回(2020年度)西アジア発掘報告会の開催にあたっては、例年と同様に発掘調査報告集を制作いたしますが、報告会当日においてはPDF版をWebでダウンロードしていただく形で配布します。(今年度は科研費による開催のため、PDFは無料です。)

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[第28回西アジア発掘報告会報告集(冊子版)]
印刷・製本した冊子版(本文ページはモノクロ)は部数限定で販売します。4月中旬に発送予定です。
1冊1,120円(冊子代1,000円+送料120円)。
※会員には無料で1冊配布されます。2冊以上欲しい方のみお申し込みください。
購入を希望される方は、件名を「第28回報告集希望」とし、以下を明記のうえ、メールまたはFAXにてお申し込みください。
(1)氏名、(2)冊数、(3)日本西アジア考古学会の会員か非会員の別
(4)送付先住所および電話番号

申込み先:日本西アジア考古学会事務局  メール:office@jswaa.org   FAX:029-853-44323
申込み締切:2021年3月31日
※過去の報告会の冊子も販売しています詳しくはこちら

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[第28回西アジア発掘報告会報告集(PDF版)]

青字部分をクリックすると各発表のPDFが開きます。
※数字はプログラムの番号です。プログラムはこちら

目次

地図

開催にあたって 日本西アジア考古学会会長 西秋 良宏

【クルディスタンの調査】

報告① 肥沃な三日月地帯東部の新石器化
─イラク・クルディスタン、スレマニ地域チャルモ遺跡の調査(2019・2020)─ 筑波大学名誉教授 常木 晃

報告② 新石器化と都市化のはざま
―イラク・クルディスタン、シャフリゾール平原の先史遺跡調査(2019~20年)-金沢大学国際文化資源学研究センター特任准教授 小髙 敬寛

報告③ アッシリア帝国東部辺境を掘る―イラク・クルディスタン、ヤシン・テペ考古学プロジェクト:2020年度の進展― 中部大学人文学部准教授 西山 伸一

【レヴァントの調査】
報告④ ホモ・サピエンスの拡散・定着期における文化動態
―南ヨルダン、カルハ山の旧石器遺跡調査(近年の動向)―
名古屋大学博物館講師 門脇 誠二

報告⑤ ヨルダン南部ジャフル盆地の遊牧化―四半世紀の調査を振り返って― 金沢大学特任教授 藤井 純夫

報告⑥ イスラエル国、テル・レヘシュの「下の町」
―第12次 調査(2019年)を中心に-天理大学文学部准教授 橋本 英将

報告⑦ レヴァント回廊の歴史を探る―第6次(2020年)・フェニキアの港バトルーン遺跡の発掘調査―中部大学人文学部准教授 西山 伸一

報告⑧ ウム・カイスにおけるローマ帝国からビザンツ帝国への移行(その2)
―国士舘大学ヨルダン、ウム・カイス遺跡調査―
国士舘大学イラク古代文化研究所共同研究員 松本 健

【コーカサス、アナトリアの調査】

報告⑨ 南コーカサス地方の新石器時代―アゼルバイジャン発掘調査(2008-2019年)―
東京大学総合研究博物館教授 西秋 良宏

報告⑩ 初期定住集落の姿を探る―トルコ、ハッサンケイフ・ホユックにおける発掘調査―筑波大学人文社会系教授 三宅 裕

報告⑪ 中央アナトリアにおける銅石器時代解明へ向けて―
キュルテペ遺跡北・西トレンチ発掘調査(2020年)―
ノートルダム清心女子大学教授 紺谷 亮一

【中央アジアの調査】


報告⑫ 北ユーラシアの旧人・新人交替劇―ウズベキスタン旧石器遺跡調査(2013-2019年)―
東京大学総合研究博物館教授 西秋 良宏

報告⑬ 中央アジア初期農耕牧畜民の交流から東西交渉の始まりを探る―
キルギス、モル・ブラク1遺跡(第1~3次)、ウズベキスタン、ダルヴェルジン遺跡(第1~2次)の発掘調査(2016-2019年)―
東京藝術大学特任講師 久米 正吾

報告⑭ シルクロード天山北路の形成と展開―キルギス共和国、チュー渓谷西部の考古学踏査(2018・2019年)―
奈良文化財研究所研究員 山藤 正敏

報告⑮ アムダリヤ流域におけるクシャン期仏教遺跡の探査―ウズベキスタン南部のズルマラ仏塔の調査(2020)―
立正大学特任講師 紺野 英二

報告⑯ ウズベキスタン共和国カフィル・カラ遺跡発掘調査 2020年度までの成果
―出土遺物に見るカフィル・カラの文化交流― 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター共同研究員 村上 智見

【アラビア半島の調査】

報告⑰ ディルムンを掘る
―バハレーン、ワーディー・アッ=サイル考古学プロジェクト2020―
東京文化財研究所研究員 安倍 雅史

報告⑱ バハレーン、ティロス期の古墳の調査― バハレーン、マカバ古墳群の発掘調査2016-2020 ―奈良県立橿原考古学研究所技術アドバイザー 西藤 清秀

報告⑲ ディバ砦の発掘2020
―シャルジャ首長国, UAE―
金沢大学名誉教授 佐々木 達夫

報告⑳ サウジアラビア紅海沿岸ハウラー遺跡の考古学調査(2020)―中世の港町の構造を探る―早稲田大学・東日本国際大学客員教授 長谷川 奏

【エジプトの調査】

報告㉑ 先王朝時代の儀礼祭祀の痕跡か?―エジプト、ヒエラコンポリス遺跡の発掘調査(2020年)―早稲田大学エジプト学研究所客員研究員 馬場 匡浩

報告㉒ 紀元前2千年紀エジプトの葬制の変遷を探る―ダハシュール北遺跡第27次調査(2020)―東日本国際大学エジプト考古学研究所客員教授 矢澤 健

報告㉓ 前1千年紀の地方集落・都市民の活動―エジプト・アコリス遺跡の調査2019―東京都立大学客員研究員 花坂 哲

報告㉔ ネクロポリス・テーベ研究―エジプト、ルクソール西岸アル=コーカ地区、第13次調査―
早稲田大学文学学術院・早稲田大学エジプト学研究所教授 近藤 二郎

報告㉕ エジプト、北サッカラ遺跡の未知の墓地を掘るーローマ支配期のカタコンベの意義および今後の調査の展望―金沢大学・新学術創成研究機構教授 河合 望

奥付


第26回総会・大会のお知らせ[2021年7月3日(土)・7月4日(日)開催]

第26回総会・大会のお知らせ

日本西アジア考古学会第26回総会・大会を、2021年7月3日・4日に下記の要領で国士舘大学イラク古代文化研究所(オンライン)にて開催する運びとなりました。

大会の研究発表では、会員の皆様から日頃の研究成果をご披露いただきたく、お申し込みをお待ちしております。

なお、1日目にはシュメール初期王朝時代をテーマとする特別講演会を設ける予定です。
プログラムなどの詳細な要項につきましては、5月の連休明け頃に改めてご案内いたします。

総会・大会を国士舘大学イラク古代文化研究所が開催するのは、2010年の第15回以来およそ10年ぶりとなります。
新型コロナウイルス感染症の影響で皆様に直接お目にかかれないのは大変残念ですが、オンライン大会というデジタル空間を新たな研究発信の場として前向きに捉え、多くの皆様方にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。

第26回総会・大会実行委員会
委員長 小口 裕通

■開催日程
2021年7月3日(土)
特別講演会
研究発表

2021年7月4日(日)
研究発表
総会(昼食休憩後)

(※第26回総会・大会開催日について2020年7月3日、4日と一部告知しておりますが、正しくは2021年です。お詫びして訂正いたします)

 

■会 場:オンライン

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■研究発表の募集
上記研究発表会における発表を募集いたします。発表申込は締め切りました

発表を希望する会員は、下記をご確認のうえ、こちらの専用申し込みフォームにてお申し込みください。
※フォームでは、ポスター発表を選べるようになっていますが、今回はポスター発表はありませんのでご注意ください。

 

1. 発表内容:西アジアおよびその周辺地域を対象とし、考古学あるいは考古学に関連する分野を研究テーマとした発表

2. 発表方法

Zoomを使用した口頭発表のみです。ポスター発表はありません。

国士舘大学内に発表会場は設けられていませんので、発表を希望される方は各自で通信環境やPC環境等のご準備をお願いすることとなります。予めご承知おきください。

なお、関連するテーマを4本程度そろえたミニセッション形式で申し込むこともできます。セッション形式での発表を希望する場合は、代表者が趣旨・構成などを整理して、Webサイトでの申し込み前に学会事務局までご連絡ください。

3. 応募資格:日本西アジア考古学会会員

4. 発表時間:約20分。
※応募件数の多少で発表時間を変更して調整します。予めご了承願います。

5. 発表応募締切2021年3月31日

6. 発表の採択:発表の採択については、実行委員会で決定し、採択決定後に発表要項などの詳細についてご連絡いたします。

7. 原稿執筆のお願い:口頭発表・ポスター発表とも発表にあたり予稿集の執筆をお願いいたしします。発表採択後、あらためてご連絡いたします。

また、予稿集用に提出していただく原稿とは別に、学会誌に掲載する要旨原稿を当日のご発表に即してご執筆いただきます。
第26回大会研究発表分は、『西アジア考古学』第23号(2022年3月刊行予定)に掲載します。
分量は1000字程度(図表・参考文献なし)、原稿提出の締め切りは2021年10月末日を予定しています。

8. お問い合わせ・ミニセッション連絡窓口:学会事務局 office@jswaa.org

以 上