2025年7月5日(土)・6日(日)開催:アコリス考古学プロジェクト2025公開シンポジウム『古代エジプト領域部の⽂化変化とそのエージェンシー』
シンポジウムの案内をいただきましたので、お知らせいたします
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「このたび、エジプト・アコリス遺跡考古学調査団(団長・川西宏幸)では、名古屋⼤学⼈類⽂化遺産テクスト学研究センターと共催で、2025年7月5日(土)、6日(日)に公開シンポジウムを開催することとなりました。直前のご案内となりましたが、皆様のご参加をお待ちしております(ZOOMオンラインで同時配信)
■アコリス考古学プロジェクト2025公開シンポジウム
『古代エジプト領域部の⽂化変化とそのエージェンシー』
■日時:2025年7月5日(土)13時〜18時30分、6日(日)9時半〜12時(予定)
■場所:名古屋大学 文学部棟237講義室
■会場設営・配布資料等の準備のため、事前にご連絡いただけると幸いですが、当日、直接会場にお越しいただいても構いません。参加費は無料です。
■ZOOMでの参加をご希望の方は、周藤芳幸までご連絡ください。
suto.yoshiyuki.t3@f.mail.nagoya-u.ac.jp
■1日目のシンポジウム終了後に懇親会を開催いたします。
懇親会への参加希望者は、【7月3日まで】に花坂哲までご連絡ください(詳細は参加者に追って個別にご連絡いたします)
tetsuhanasaka@gmail.com
<<プログラム>>
7月5日(土)【1日目】
13:00 開会の辞 (周藤 芳幸)
13:10−13:50
「古代エジプト新王国時代の輸⼊⼟器の流通」 有村 元春
13:50−14:30
「オベリスクの計画⽅法について」 ⻄本 真⼀
14:30−15:10
「ナイルの⽔位変動と飢饉をめぐる⽂化的記憶」 周藤 芳幸
<休憩>15:10−15:30
15:30−16:10
「ローマ帝政初期エジプトにおける皇帝崇拝:アウグストゥスと在地社会との⽂化交渉」 佐藤 ⼒⽮
16:10−16:50
「リモートセンシングを応⽤したナイルの⽔辺研究:メンフィスと⻄⽅デルタの事例から」 ⻑⾕川 奏
16:50−17:30
「シルシラ採⽯場のギリシア語グラフィティについて」 ⾼橋 亮介
<休憩>17:30−17:40
17:40−18:30
「総合討論」
7⽉6⽇(日)【2⽇⽬】
9:30−10:10 (オンラインでの発表)
「⻄⽅神殿チャペルE第⼆室におけるクリーニング成果とワニミイラに関する⼀考察」 清⽔ ⿇⾥奈
10:10−10:50
「2024南区調査:2024-1号墓副葬品を中⼼として」 花坂 哲
10:50−11:30
「N区の調査成果について」 周藤 芳幸、⾼橋 亮介
11:30−
「ア・カペラ(2)」 川⻄ 宏幸
閉会の辞
2025年7月26日(土)開催:「いにしえの世界を探る —金沢大学 古代文明・文化資源学フォーラム 2025」
フォーラムの案内をいただきましたので、お知らせします。
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「いにしえの世界を探る —金沢大学 古代文明・文化資源学フォーラム 2025」
開催のご案内
金沢大学は古代文明・文化資源学研究所を組織し、私たち人類の過去をめぐる多彩な調査研究プロジェクトを活発に展開しています。そのねらいの時空間的な広がりは、文明誕生よりも古く遡る先史時代から近代・現代にいたるまで、そして日本列島のみならず新旧の大陸をまたぐ世界の各地にまで及びます。こうした活動の最新情報を中高生・学生・一般のみなさまにご紹介するため、今夏も恒例の公開フォーラムを開催する運びとなりました。考古学・考古科学・文化資源学の糾合を目指して金沢大学が取り組んでいる、先端研究の最前線にふれてみてください。
日時/2025年7月26日(土)11:00〜16:40(10:40開場)
会場/石川県文教会館 4階 401・402会議室(大会議室)
http://www.bunkyo.or.jp/basic/access.html
参加方法/対面形式・申込不要・参加無料(先着100名)
主催/金沢大学 古代文明・文化資源学研究所
プログラム:
報告①/小嶋 芳孝「高句麗・渤海史像の再構築に向けて —渤海日本道を歩く」
報告②/中村 慎一「交雑する文明 —中国文明起源論の新地平」
報告③/松永 篤知「考古学研究者がみたタイ北部山地民の暮らし —過去の生活復元の手がかりとして」
報告④/小髙 敬寛「メソポタミア文明の源流をたどる —イラク・クルディスタン地域の先史遺跡調査」
報告⑤/覺張 隆史「パレオゲノミクスによる人類集団の起源研究 —日本から中米まで」
報告⑥/足立 拓朗「令和6年能登半島地震・奥能登豪雨の被災文化財 —三次元測量の取り組み」
報告⑦/佐々木 由香・能城 修一「弥生時代の木材からみた植物利用 —小松市白江梯川遺跡を中心に」
※ 詳細はこちら→ https://isac.w3.kanazawa-u.ac.jp/event/event20250726
2025年7月3日開催研究会、及び教員公募のお知らせ
筑波大学西アジア文明研究センターより、2件のお知らせをいただきました。
1.研究会のお知らせ
2.教員公募のお知らせ
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【1】西アジア文明研究センター第12回定例研究会
日時: 2025年7月3日(木)17:00~19:00
会場:対面+Zoomオンラインのハイブリッド
【対面】筑波大学西アジア文明研究センター(筑波大学つくばキャンパス共同研究棟A601、https://rcwac.histanth.tsukuba.ac.jp/access)
【オンライン】Zoom ミーティング
URL: https://us02web.zoom.us/j/81815424604?pwd=O7uCQivTlTWanPcBmsz9qcs9jQSKhx.1
ミーティング ID: 818 1542 4604
パスコード: 062777
講師:池山 史華(筑波大学 人文社会系)
演題: 石器製作技術から見た南コーカサス地方における新石器化
下記のウェブサイトにも掲載しています。
西アジア文明研究センター定例研究会
筑波大学西アジア文明研究センター
https://rcwac.histanth.tsukuba.ac.jp
【2】教員公募のお知らせ
筑波大学西アジア文明研究センターでは、下記の通り、古代西アジア研究(先史時代を含む)関連教員の公募を開始いたしました。
准教授またはテニュアトラック助教の公募(先史時代を含む古代西アジアの研究)
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D125060294
准教授採用の場合は任期なし、助教採用の場合は5年間のテニュアトラック期間ののち任期なしとなります。
どうぞ奮ってご応募下さいますよう、お願い申し上げます。
2025年7月5日・6日開催:『シルクロード学研究会 2025夏』
研究会の案内をいただきましたのでお知らせします。
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『シルクロード学研究会 2025夏』のご案内
趣旨:本会では、東アジアのシルクロードをテーマとした研究発表と、キルギスの草原都市遺跡アク・ベシム遺跡の発掘調査報告をおこないます。
主催:帝京大学文化財研究所/キルギス共和国国立科学アカデミー
会場:帝京大学文化財研究所大ホール/Zoomウェビナー(ハイブリッド)
日程:2025年7月5日(土)・6日(日)
申し込み締め切り:現地参加 6月25日(水) オンライン 7月2日(水)
参加フォーム:https://forms.office.com/r/xW2aVKh9nX
1日目 7/5(土)(13:30~17:30) 「東アジアのシルクロード」
13:30~13:50 山内 和也 開会挨拶・趣旨説明
13:50~15:00 小嶋 芳孝 渤海日本道の考古学
15:00~16:10 田中 史生 東アジア海域交通と列島古代社会
16:10~16:20 休憩
16:20~17:40 王 建新 未定
18:00~ 懇親会(現地参加者のみ)
2日目 7/6(日)(9:30~11:50) 「2025年度アク・ベシム遺跡発掘調査の成果」
9:30~ 9:50 山内 和也 アク・ベシム遺跡発掘調査成果の概要
9:50~10:20 櫛原 功一 AKB-8区の発掘調査報告
10:20~10:50 平野 修 AKB-15区の発掘調査報告
10:50~11:00 休憩
11:00~11:30 岩井 俊平 AKB-21c区(大雲寺推定地)の発掘調査報告
11:30~12:00 望月 秀和 AKB-21d区(大雲寺推定地)の発掘調査報告
12:00~12:10 閉会挨拶
帝京大学文化財研究所 〒406-0032 山梨県笛吹市石和町四日市場1566-2
問い合わせ先:teikyo.silkroad@gmail.com 電話055-261-0015
※研究所へはJR石和温泉駅から徒歩で約25分、タクシーで約8分。駐車場あり。
※本研究会はJSPS科研費21H04984(基盤研究(S))の研究活動の一環である。
2025年6月16日開催研究会:「The Temple-Tomb of Padiamenope (TT 33) and its “Funerary Library”」
研究会の案内をいただきましたのでお知らせします。
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西アジア文明研究センター第11回定例研究会
日時:2025年6月16日(月)15:15〜16:30(日本時間)
会場:筑波大学西アジア文明研究センター(筑波大学つくばキャンパス共同研究棟A601)およびオンライン(Zoom)参加:どなたでも参加できます。関心のある方はどうか奮ってご参加いただきますようお願い申し上げます。
※オンラインでの参加をご希望の方は下記にご連絡ください:rcwasia@hass.tsukuba.ac.jp (西アジア文明研究センター事務室)
発表者: Dr. Silvia Einaudi (イタリア、カリアリ大学講師)
演題:「The Temple-Tomb of Padiamenope (TT 33) and its “Funerary Library”」
要旨:
The tomb of Padiamenope (TT 33), in the Late Period necropolis of Asasif (ancient Thebes), is one of the largest tombs of pharaonic Egypt, with 22 underground rooms on four levels. It was built around 680-660 B.C. (between the late 25th and the early 26th Dynasty), for the lector-priest Padiamenope, who held high positions at the court of the Kushite rulers. Its rich and elaborate decorative program, covering a total area of approx. 2,600 m², is inspired by much older funerary texts, scenes and monuments, shedding light on the process of transmission, reproduction and adaptation of ancient models.
Since 2006 a French mission under the auspices of the IFAO (Institut Français d’Archéologie Orientale) has been carrying out multiple activities inside the tomb: study of its funerary texts and decoration; archaeological excavation; extensive cleaning, conservation and restoration program.
発表者略歴:
Silvia Einaudi is a Lecturer of Egyptology in the Department of Humanities, Languages and Cultural Heritage of the University of Cagliari (Italy). She is co-director of two epigraphic and archaeological missions working in the Asasif necropolis (Luxor): in the tomb of Padiamenope (TT 33) and in the tomb of Pabasa (TT 279). Her main research interests are the Late Period monumental tombs and their decorative program; the transmission of funerary texts; the Book of the Dead; the history of Egyptology in the 19th century.
She studied at the University of Turin, Italy, where she received her MA degree in Classical Languages and Egyptology, and then her postgraduate degree in Oriental Archaeology. She holds her Ph.D. from École Pratique des Hautes Études, Paris. A monograph was published from her thesis: La rhétorique des tombes monumentales tardives (XXVe-XXVIe dynasties). Une vue d’ensemble de leur architecture et de leur programme décoratif (2021). She worked on several Egyptological research projects funded by: Labex Archimede (Université Paul Valéry – Montpellier 3, CNRS), École du Louvre, Paris; University of La Laguna, Tenerife; Academy of Sciences, Turin.
LIST OF PUBLICATIONS:
https://iris.unica.it/simple-search?query=silvia+einaudi
2025年6月5日開催:上智大学アジア文化研究所・水稀少社会研究センター共催セミナー
セミナーの案内をいただきましたのでお知らせします。
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6月5日(木)に、上智大学アジア文化研究所は水稀少社会研究センター(SATREPSプロジェクト)との共催で、Mohamed Ahmed Soliman博士 (武蔵野大学;JSPS外国人招へい研究者)とYasser Elshayeb教授 (カイロ・アメリカン大学)とを招聘し、以下のセミナーを対面・オンライン併用のハイブリッドで開催します。ご関心のある皆さまは、どうぞ奮ってご参加頂きますようお願い申し上げます。
On Thursday, June 5, Institute of Asian, African, and Middle Eastern Studies at Sophia University, in collaboration with Scarce-Water Society Research Center(SATREPS), will host a hybrid seminar featuring Dr. Mohamed Ahmed Soliman (Musashino University; JSPS Invited Foreign Researcher) and Professor Yasser El Shayed (American University in Cairo). We warmly invite all those interested to attend.
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【日時Time】June 5 (Thu) 2025 17:30 – 19:00
【場所 Place】 Onsite 上智大学四ツ谷キャンパス 2号館 730号室 Building 2, Room 730 (7th floor), Sophia University Yotsuya Campus
https://www.sophia.ac.jp/eng/aboutsophia/access/campus/
Online 後日オンライン情報を参加申し込みなさった方にお送りします。Online information will be sent later.
【言語 Language】 English
【プログラム Program】
17:30-17:35 Opening・岩崎えり奈 Erina Iwasaki(Sophia University)
17:35-18:00 Mohamed Ahmed Soliman
”A historical glimpse of irrigation and water system in the oases of Egypt from a sustainable perspective”
18:00-18:25 Yasser Elshayeb (Cairo American University)
“Climate change adaptation for the water sector in Egypt: Based on the climate data from 1910 to 2023 focusing on Oasis”
18:25-18:35 Commentator 深見奈緒子 Naoko Fukami (Sophia University)
18:35 – 19:00 Discussion
【参加登録 Registration】
*6月1日(日)までに、下記のフォームから参加登録をお願いいたします。
参加申し込みフォーム Registration:https://forms.gle/EMBUvpWGbPi7878U9
(Registration deadline June 1 (Sun), 2025)
【言語 Language】English
【主催 Organization】上智大学アジア文化研究所 Institute of Asian, African, and Middle Eastern Studies at Sophia University
https://dept.sophia.ac.jp/is/iac/
2025年5月12日〜8月8日開催:企画展「シリアの伝統工芸」
展示会の案内をいただきましたのでお知らせします。
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企画展「シリアの伝統工芸」
https://www.teikyo.jp/crafts-yamanashi/info20250328.html
場所:帝京大学やまなし伝統工芸館(石和温泉駅から徒歩25分/高速バス「石和」から徒歩15分)
会期:2025年5月12日(月)〜8月8日(金)9:00-17:00
休館日:土日祝(ただし7月22日以降は毎日開館)
入館料:大人300円、中高生200円
*先着300組にアレッポ石けんサンプルをプレゼント(クロスロードトレーディング社提供)
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開催趣旨
中東にシリアという国があります。シリアでは、世界ではじめて農耕がはじまり、都市がうまれて⽂明がさかえ、さまざまな⺠族や宗教のひとびとが共存してきました。⽇本⼈にもパルミラ遺跡は⼈気の観光地で、ダマスク・ローズの⾹⽔やアレッポの⽯けんなどが有名です。
シリアでは2011 年、⺠主化をもとめるデモを独裁政権が弾圧したことから内戦がはじまります。それから13 年のあいだに、少なくとも60 万⼈以上が亡くなり、1400 万⼈以上が難⺠となりました。伝統⼯芸の職⼈たちも、多くが故郷をはなれざるを得ませんでした。
この企画展では、螺鈿、寄⽊、刺しゅう、⽯けんという4 つのシリア伝統⼯芸と、その作り⼿たちを紹介します。かれらは難⺠となって全てを失いながらも、避難先でゼロから⽣活を⽴てなおし、伝統を守りつづけたばかりか、苦境の中で新しいアイデアを次々と⽣み出し、伝統⼯芸の可能性を広げてきました。
そして2024 年12 ⽉8 ⽇、ついに独裁政権が崩壊し、シリアは50 年以上にわたる抑圧から解放されました。国中が⽡礫の⼭となり、インフラはずたずたに破壊されていますが、シリアの⼈々はそこから新しい国をつくろうとしています。シリアが復興され、ふたたび伝統⼯芸が⽇常の⼀部となる⽇までは、⻑い道のりが待っています。しかし、戦災や迫害を乗り越えたかれらの作品は、シリア⼈のバイタリティと柔軟性を物語っています。
2025年5月9日開催講演会:Why is archaeology a strategic science? The rise and fall of the Egyptian Old Kingdom
講演会の案内をいただきましたので,お知らせします。
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筑波大学人文社会系において、第2回公開講演会を2025年5月9日(金)午後3時15分から4時30分まで、筑波大学大学会館国際会議室およびオンラインで開催します。
講演会ホームページ・参加者登録: https://jinsha-tsukuba.github.io/seminar2/
テーマは「考古学が「戦略的科学」である理由 —古代エジプト古王国の盛衰—」です。英語での講演です。
本講演では、考古学がいかに「戦略的科学」として機能するかについて、古代エジプト古王国時代の興亡を事例として取り上げ解説していただきます。講師であるミロスラフ・バールタ教授(プラハ・カレル大学、およびチェコ共和国国会議員)は、アブシールのピラミッド地帯およびサッカラ北部での発掘調査の指揮を執り、古代文明の興亡パターンを現代社会の課題に応用する学際的研究で世界的に活躍されている研究者です。大変貴重な機会ですので、ぜひ奮ってご参加ください。
ハイブリッドですが、もし可能な方はぜひ対面で参加していただけると大変助かります。もちろんオンラインでの参加も大歓迎です。
もしご興味がありそうな方やグループがあれば、以下の講演概要をご転送ください。
何卒よろしくお願いいたします。
***以下講演概要***
テーマ: 考古学が「戦略的科学」である理由 —古代エジプト古王国の盛衰—
タイトル: Why is archaeology a strategic science? The rise and fall of the Egyptian Old Kingdom
講演者: ミロスラフ・バールタ教授(プラハ・カレル大学、チェコ共和国・現国会議員)
日時: 2025年5月9日(金) 15:15〜16:30
場所: 筑波大学大学会館国際会議室およびオンライン
講演会担当責任者:河合望(筑波大学人文社会系教授)・宮川創(筑波大学人文社会系准教授)
共催:筑波大学西アジア文明研究センター
この講演では、考古学がいかに「戦略的科学」として機能するかについて探求します。古代エジプトの古王国時代の興亡を事例として取り上げ、その歴史的パターンから現代社会に応用できる知見を導き出します。
古代文明の崩壊過程を理解することは、現代の複雑な社会問題への洞察を深めるための重要な手がかりとなります。バールタ教授はアブシールのピラミッド地帯およびサッカラ北部での発掘調査で明らかになった新たな発見を紹介しながら、文明の周期的なパターンについて論じます。
特に注目するのは、複雑な社会構造、資源の配分、エリート層の役割、そして社会変革の力学です。これらの要素がどのように古代エジプト社会の盛衰に影響したかを分析し、現代のグローバル社会が直面する課題への応用を考察します。
講演会ホームページ: https://jinsha-tsukuba.github.io/seminar2/
2025年5月10日開催:シンポジウム「考古学と国際貢献:エジプト考古学と国際協力の軌跡」
シンポジウムの案内をいただきましたのでお知らせします。
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東京文化財研究所では、2021年度より「考古学と国際貢献」を共通テーマとする国際シンポジウムをシリーズ開催しています。
今回はエジプトにおける国内外の活動をテーマに、エジプト観光考古省考古最高評議会の考古保存記録部長であるヒシャーム・エルレイシー博士と、チェコ共和国カレル大学教授のミロスラフ・バルタ博士をお招きし、基調講演をいただくことになりました。併せて、この分野で活躍する日本の専門家にご参集いただき、それぞれの研究成果および国際協力活動ついてご発表いただきます。
東京文化財研究所主催
シンポジウム「考古学と国際貢献:エジプト考古学と国際協力の軌跡」
Symposium: Archaeology and International Cooperation in Egypt
2025年5月10日(土) 09:30〜17:40(9:00開場)
会場:東京文化財研究所
言語:英語(日本語要旨配布)
参加費:無料
事前申込制(定員120名) 申込フォーム⇒https://forms.office.com/r/K5vjv5L199
プログラム
第1部 基調講演
09:30〜09:35 開会挨拶:東京文化財研究所所長 齋藤孝正
09:35〜09:45 来賓挨拶:東日本国際大学総長 吉村作治
09:45〜10:00 講師紹介:東京文化財研究所 山田綾乃
10:00〜11:00 基調講演:Dr. Hisham Elleithy
ヒシャーム・エルレイシー博士(エジプト観光考古省考古遺跡保存記録部長)
”Recent and Ongoing International Joint Projects for the Egyptian antiquities.”
11:00〜12:00 基調講演:Dr. Miroslav Bárta
ミロスラフ・バルタ博士(チェコ共和国・カレル大学教授)
“Rediscovery of the Mariette’s cemetery at North Saqqara – Czech-Egyptian cooperation”
12:00〜14:00 昼休憩
第2部 日本隊による国際協力の現場
14:00〜14:20 クフ王第2の船保存修復・復元プロジェクト:東日本国際大学 黒河内宏昌 東京文化財研究所 山田綾乃
14:20〜14:40 イドゥートのマスタバ墓壁画保存修復:関西大学 吹田真里子
14:40〜15:00 北サッカラ遺跡発掘調査:筑波大学 河合望
(10分休憩)
15:10〜15:30 ルクソール西岸アル=コーカ地区発掘調査:早稲田大学 近藤二郎
15:30〜15:50 アメンヘテプ3世王墓壁画保存修復:東日本国際大学 西坂朗子
15:50〜16:10 GEM-CC (Conservation Center), GEM-JC (Joint Conservation) プロジェクト:筑波大学 谷口陽子
(10分休憩)
16:20〜16:40 アコリス遺跡発掘調査:東京都立大学 花坂哲
16:40〜17:00 コーム・アル=ディバーゥ遺跡発掘調査:東日本国際大学・早稲田大学 長谷川奏
17:00〜17:30 ディスカッション(進行状況により形式を変更する場合があります)
17:30〜17:40 閉会挨拶:東京文化財研究所副所長 友田正彦
問い合わせ先:東京文化財研究所 山田綾乃 yamada-a2y@nich.go.jp
2025年4月17日開催研究会「エジプト、サッカラ・ネクロポリスにおける近年の発掘調査についてーその成果と意義ー」
研究会の案内をいただきましたので、お知らせします。
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筑波大学西アジア文明研究センターにおいて、第10回定例研究会を下記の通りハイブリッド方式で開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
【西アジア文明研究センター第10回定例研究会】
日時:2025年4月17日(木) 18:10~20:10
会場:対面+オンラインのハイブリッド
【対面】筑波大学人文社会学系棟
A722(https://www.tsukuba.ac.jp/images/pdf/ut_map_tsukuba_naka.pdf、筑波キャンパス中地区マップの36(第一エリア))
【オンライン】Zoom ミーティング
URL: https://us02web.zoom.us/j/82728866593?pwd=ycY7GnXjSeYKGGVvxBSkbXzZD6Yojo.1
ミーティング ID: 827 2886 6593
パスコード: 266655
講師: 河合 望 (筑波大学人文社会系)
演題: 「エジプト、サッカラ・ネクロポリスにおける近年の発掘調査についてーその成果と意義ー」
下記ウェブサイトにも掲載しています。
https://rcwac.histanth.tsukuba.ac.jp/events/event/10seminar
筑波大学西アジア文明研究センター
https://rcwac.histanth.tsukuba.ac.jp
2025年4月20日開催:講演会・体験型イベント「バーレーンの歴史と文化」
講演会・体験型イベントのご案内をいただきましたのでお知らせします。
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講演会・体験型イベント「バーレーンの歴史と文化」
中東のバーレーンは、東京23区ほどの小さな島国です。この国に、皆さまはどのようなイメージをお持ちでしょうか?真珠や石油の国、あるいは近年メキメキと頭角をあらわしてきたサッカーの新興国、そのようなイメージをお持ちかもしれません。実は、このバーレーン、古代遺跡の宝庫でもあります。とくに世界最大の古墳群は有名です。総数は7万5千基、世界にこれほどまでに古墳が密集する場所は他になく、バーレーンの古墳群は世界遺産にも登録されています。
これらが造られたのは、今からおよそ4千年前、バーレーンにディルムンと呼ばれる古代文明が栄えた時代でした。ディルムンは、メソポタミア文明とインダス文明を結ぶ海上交易を独占し、繁栄したことが知られています。バーレーンには、ディルムンの王都や神殿、巨大な王墓の遺跡などが残されています。
さて、いよいよ4月に大阪万博が開幕します。バーレーン政府も、万博にパビリオンを出展します。東京文化財研究所は、長年、バーレーンにおいてディルムンの古墳群の発掘調査を行ってきました。そこで、バーレーンの歴史と文化をより多くの方々に知っていただきたく、東京でもバーレーン文化古物局とイベントを共催することにしました。バーレーンや日本の考古学者、古墳の伝道師まりこふんさんによる講演のほか、子供から大人まで楽しんでいただけるVRゴーグルなどを用いた体験型イベントも多数ご用意しております。ぜひご参加ください。
日程:2025年4月20日(日)13:00〜17:00
共催:東京文化財研究所、バーレーン文化古物局
会場:東京文化財研究所地下一階セミナー室
https://www.tobunken.go.jp/japanese/navi/map.html
参加方法:参加費無料、事前申込制
定員:110名(先着順)
参加対象:小学生からご参加いただけます。
申込先・問い合わせ先:東京文化財研究所 安倍雅史 abe-m6e@nich.go.jp
第一部 講演会(13:00〜15:30)
オープニング
13:00〜13:10 「開催挨拶」
シェイク・ハリーファ・ビン・アハマド・アル=ハリーファ王子(バーレーン文化古物局総裁)
考古学が解き明かす古代のバーレーン
13:10〜13:50 「バーレーンの古代と考古学」
サルマン・アル=マハリ(バーレーン文化古物局考古局長)(逐次通訳あり)
13:50〜14:10 「謎の海洋王国ディルムンとその古墳群」
安倍雅史(東京文化財研究所)
14:10〜14:30 「知られざるタイロス(ティロス)文化の古墳が語る葬送観念」
西藤清秀(奈良県立橿原考古学研究所)
日本の古墳とバーレーンの古墳
14:30〜14:50 「日本の群集墳からみたバーレーンの古墳群」
河野一隆(東京国立博物館)
14:50〜15:10 「いろんな古墳の楽しみ方」
まりこふん(古墳にコーフン協会)
休憩 15:10〜15:15
対談
15:15〜15:30 対談「バーレーンの遺跡の魅力、その楽しみ方」
司会:安倍雅史
パネラー:サルマン・アル=マハリ、西藤清秀、河野一隆、まりこふん、野口淳(公立小松大学次世代考古学研究センター)
第二部 体験型イベント(15:30〜17:00)
① バーレーン文化古物局
パネル展示や映像を通じてバーレーンの歴史と文化を紹介します。バーレーンには客人をアラブコーヒーとデーツでもてなす伝統があります。皆様にアラブコーヒーとデーツ、そしてコナーファと呼ばれるアラブの伝統的なスイーツをお楽しみいただきます。
② 奈良県立橿原考古学研究所
バーレーン、マカバ遺跡で発掘されたタイロス時代の古墳墓室内部をVRで探検していただきます。
③ 東京文化財研究所
VRゴーグルを着用し、ディルムンの最後の王ヤグリ・イルが埋葬された巨大古墳アアリ王墓群8号墓の内部と、発掘中のディルムンの庶民が埋葬された古墳を探検していただきます。
④ 公立小松大学次世代考古学研究センター
VRゴーグルを着用し、中米に栄えたマヤ文明のコパン遺跡のピラミッド内部を探検していただきます。
⑤ 株式会社ホロラボ
裸眼立体視ディスプレイ、Apple Vision Proという最新の機材を体験していただきます。
⑥ 飛騨市・石棒クラブ・名古屋大学・TOPPAN株式会社
縄文時代の祈りの道具「石棒」、古代オリエント各地(メソポタミア、ディルムン、インダス)の「印章(ハンコ)」を用いた神経衰弱ゲームを行います。
⑦ 株式会社 ニコン
無形文化財を3次元で動画撮影できる最新のボリュメトリックビデオ、有形文化財を3次元スキャンできる3Dスキャナーを体験していただきます。今後、文化遺産の記録への活用が期待されています。
⑧ Niantic(協力:モバイルスキャン協会)
Nianticの無料アプリScaniverseを利用して、文化財の3次元計測を体験していただきます。
2025年3月20日開催研究会「ミッタニ・アーリア人 — 研究の現況と展望」
研究会の案内をいただきましたのでお知らせします。
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筑波大学西アジア文明研究センターにおいて、第9回定例研究会を下記の通りハイブリッド方式で開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
【西アジア文明研究センター第9回定例研究会】
日時:2025年3月20日(木) 15:30〜18:00
会場:対面+Zoomオンラインのハイブリッド
【対面】筑波大学西アジア文明研究センター(筑波大学つくばキャンパス共同研究棟A601、https://rcwac.histanth.tsukuba.ac.jp/access)
【オンライン】Zoom ミーティング
URL: https://us06web.zoom.us/j/83119232218?pwd=if6ZOrwJYaT38bWAKkAwSRaOXaFFxQ.1
ミーティング ID: 831 1923 2218
パスコード: 899389
講師: 北住 智樹(ベルリン自由大学)
演題: 「ミッタニ・アーリア人 — 研究の現況と展望」
下記ウェブサイトにも掲載しています。
https://rcwac.histanth.tsukuba.ac.jp/events/event/9seminar
筑波大学西アジア文明研究センター
https://rcwac.histanth.tsukuba.ac.jp