第30回 西アジア発掘調査報告会 ―令和4年度 考古学が語る古代オリエント―(2023年3月25日・26日) ※予稿集ダウンロード可
日時:2023年3月25日(土)・26日(日)
主催:日本西アジア考古学会、公益財団法人 古代オリエント博物館
後援:国士舘大学イラク古代文化研究所、日本考古学協会、早稲田大学エジプト学研究所
日本の発掘調査隊が西アジアやその周辺地域で遺跡調査を行う最新状況をお伝えする一般講演会です。近年、新型コロナ禍のために中止やオンライン開催になっていましたが、東京池袋での対面開催は4年ぶりになります。今年は多くの海外調査が再開され、本報告会では最新の調査成果が発表されます。
※ 2月に起きたトルコ・シリア大地震を受け、1日目の最後に下記の特別講演が追加されました。
【特別講演】
「2023年のアポカリプス:トルコ大地震を通して文化遺産、博物館収蔵品の保護を考える」
フィクリ・クラックオウル(アンカラ大学教授) 通訳:紺谷亮一
参加方法
① 会場対面(東京、池袋サンシャインシティ文化会館ビル5階 特別ホール501号室)
② オンライン視聴(Zoomウェビナーによるライブ配信)
事前申込制(方法は下記をご覧ください)
参加費:500円(対面とオンラインに関わらず)
※「両日参加」「1日のみ参加」いずれも同じ額です。
報告集冊子:500円
※ 日本西アジア考古学会会員は、報告集冊子無料。
※ 古代オリエント博物館友の会会員で対面参加される方は、報告集冊子無料。
※ 古代オリエント博物館受付で報告集提示により、当日に限り入館無料。
事前申込み方法
イベント管理サービスPeatixで受け付けます。
①会場対面と②Zoomライブ配信それぞれの受付ページから申し込み下さい。
対面参加、オンラインそれぞれ別の申込先となりますので、お気を付けください。。
①会場対面(東京、池袋サンシャインシティ文化会館ビル5階 特別ホール501号室) 定員110名
締切:3月24日あるいは満席になり次第
お申し込みはこちらから↓
https://jswaa30onsite.peatix.com/
②オンライン視聴(Zoomウェビナーによるライブ配信) 定員500名
締切:3月24日あるいは満席になり次第
お申し込みはこちらから↓
https://jswaa30online.peatix.com/
お問合せ先:日本西アジア考古学会事務局 office@jswaa.org
第30回西アジア報告会チラシはこちらからダウンロードできます。
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第30回 西アジア発掘調査報告会 プログラム
※発表者が複数の場合も代表者1名のみが記載されています。また、当日発表する方とは一致しない場合があります。
※各発表の要旨については、発表順序の後にある(PDF)の表示を押すと表示されます。各自ダウンロードのうえ保存してください。
報告集表紙(PDF)
扉(PDF)
目次(PDF)
地図(PDF)
奥付(PDF)
1日目 2023年 3月25日(土)
10:00-10:30 開場・受付
10:30-10:40 開会の辞(PDF)
【アナトリア、コーカサスの調査】
10:40-11:05 報告① (PDF)
南東アナトリア先土器新石器時代の丘上遺跡─ハルベトスワン・テペシ遺跡の第一次調査(2022年)─
千葉工業大学 地球学研究センター研究員 下釜 和也
11:05-11:30 報告② (PDF)
石灰岩の丘に暮らした狩猟採集民─トルコ、チャクマックテペ遺跡、第2次調査(2022年)─
筑波大学人文社会系教授 三宅 裕
11:30-11:55 報告③ (PDF)
南コーカサス地方の新石器時代─日本・アゼルバイジャン調査団第13次発掘調査(2022年)─
東京大学総合研究博物館教授 西秋 良宏
11:55-13:30 昼食休憩
13:30-13:55 報告④ (PDF)
中央アナトリアにおける銅石器時代解明へ向けて─キュルテペ遺跡中央トレンチ発掘調査 2022年─
ノートルダム清心女子大学教授 紺谷 亮一
【クルディスタン、レヴァントの調査】
13:55-14:20 報告⑤ (PDF)
ホモ・サピエンスの拡散・定着期における文化動態─南ヨルダン、カルハ山の旧石器遺跡調査(2022年)─
名古屋大学博物館教授 門脇 誠二
14:20-14:45 報告⑥ (PDF)
肥沃な三日月地帯東部の新石器化─イラク・クルディスタン、スレマニ地域チャルモ遺跡の調査(2022)─
筑波大学名誉教授 常木 晃
14:45-15:10 報告⑦ (PDF)
新石器化と都市化のはざま─イラク・クルディスタン、シャイフ・マリフ遺跡の第1次発掘調査(2022年)─
金沢大学国際基幹教育院准教授 小高 敬寛
15:10-15:30 休憩
15:30-15:55 報告⑧ (PDF)
ベテルの「高き所」を求めて─テル・ベイティン遺跡(パレスチナ自治区)及びその東の宗教遺構における考古学的一般調査─
慶應義塾大学教授 杉本 智俊
【アラビア半島の調査】
15:55-16:20 報告⑨ (PDF)
バハレーン島における前期ディルムン時代の墳墓群の測量調査─ディルムンマッピング・プロジェクト─
金沢大学古代文明・文化資源学研究所特任准教授 上杉 彰紀
16:20-16:45 報告⑩ (PDF)
アラビア半島内陸乾燥域における青銅器時代の都市景観─サウジアラビア、クレイヤ遺跡の調査─
金沢大学古代文明・文化資源学研究所特任准教授 上杉 彰紀
(以下は追加プログラムです。チラシには掲載されておらず、予稿はありません)
16:45-16:50 休憩
16:50-17:35 【特別講演】
2023年のアポカリプス:トルコ大地震を通して文化遺産、博物館収蔵品の保護を考える
アンカラ大学教授 フィクリ・クラックオウル (通訳:紺谷亮一)
17:35 1日目終了
2日目 2023年 3月26日(日)
10:00-10:30 開場・受付
【アラビア半島の調査】
10:30-10:55 報告⑪ (PDF)
中世の港町の構造を探る─サウジアラビア紅海沿岸ハウラー遺跡の考古学調査(2022)─
早稲田大学・東日本国際大学客員教授 長谷川 奏
【エジプトの調査】
10:55-11:20 報告⑫ (PDF)
紀元前2千年紀エジプトの葬制の変遷を探る─ダハシュール北遺跡第28次調査(2022)─
東日本国際大学エジプト考古学研究所客員教授 矢澤 健
11:20-11:45 報告⑬ (PDF)
前1千年紀の地方社会の庶民の生活と採石場址─エジプト・アコリス遺跡の調査2022─
筑波大学非常勤研究員 花坂 哲
11:45-13:00 昼食休憩
【中央アジアの調査】
13:00-13:25 報告⑭ (PDF)
原シルクロードの形成(1)─キルギス、モル・ブラク遺跡(第4次)での地下探査(2022年)─
奈良県立橿原考古学研究所主任研究員 辰巳 祐樹
13:25-13:50 報告⑮ (PDF)
原シルクロードの形成(2)─ウズベキスタン、ダルヴェルジン遺跡(第3次)の発掘調査(2022年)─
金沢大学特任助教 久米 正吾
13:50-14:15 報告⑯ (PDF)
天山山脈北麓に古代遊牧活動を探る─キルギス共和国ケゲティ渓谷の考古学調査(2022年)─
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所主任研究員 山藤 正敏
14:15-14:40 報告⑰ (PDF)
シルクロード天山北路の形成過程─キルギス共和国、チュー渓谷西部の考古学踏査(2022年)─
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所主任研究員 山藤 正敏
14:40-15:00 休憩
15:00-15:25 報告⑱ (PDF)
ソグディアナの都市を探る─ウズベキスタン共和国クルゴン・テパ遺跡発掘調査(2022年度)─
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター特任助教 村上 智見
15:25-15:50 報告⑲ (PDF)
ソグド王離宮を掘る─ウズベキスタン共和国カフィル・カラ遺跡(シャフリスタン地区)2022年度発掘調査─
帝塚山大学客員教授 宇野 隆夫
15:50-16:15 報告⑳ (PDF)
シルクロードの国際交易都市スイヤブの成立と変遷
帝京大学文化財研究所准教授 櫛原 功一
16:15-16:40 報告㉑ (PDF)
中央アジアの仏教寺院を掘る─キルギス共和国、アク・ベシム(スイヤブ)遺跡・第2仏教寺院址の調査(2022)─
龍谷大学龍谷ミュージアム准教授 岩井 俊平
16:40 閉会の辞
16:45 閉会
ポスター展示(会場対面のみ)
ポスター① (PDF)
アッシリア帝国東部辺境を掘る─イラク・クルディスタン、ヤシン・テペ考古学プロジェクト:第6次調査(2022年)─
中部大学人間力創成教育院教授 西山 伸一
ポスター② (PDF)
レヴァント回廊の歴史を探る─第8次(2022年)・フェニキアの港バトルーン遺跡の発掘調査─
中部大学人間力創成教育院教授 西山 伸一
ポスター③ (PDF)
中央アジア・オアシス地帯における都市の成立と展開─ウズベキスタン共和国ミングテパ遺跡発掘調査(2022年度) ─
ニューヨーク大学客員研究員 ベグマトフ・アリシェル
ポスター④ (PDF)
ヨルダン南部の遊牧化─タラアト・ウバイダ高原における銅石器〜前期青銅器時代フリント採掘坑群の分布調査(2022)─
金沢大学古代文明・文化資源学研究所特任教授 藤井 純夫
ポスター⑤ (PDF)
アラビア半島の遊牧化─ヒジャーズ北部におけるPPNB前期の小型集落、マスィユーンの第一次発掘調査(2022)─
金沢大学古代文明・文化資源学研究所特任教授 藤井 純夫
この他、追加でシリアの震災被災状況に関するポスター発表1件が加わる予定です。
第28回総会・大会のお知らせ(2023年6月24日・25日)
日本西アジア考古学会第28回総会・大会を、2023年6月24日(土)・25日(日)に下記の要領で白鷗大学本キャンパス(栃木県小山市)において開催する運びとなりました。
大会の研究発表は、会員の皆様から日頃の研究成果をご披露いただく機会となります。多くの会員にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。
第28回総会・大会実行委員会
委員長 齋藤正憲
開催日程
2023年6月24日(土)研究発表・ポスターセッション
2023年6月25日(日)研究発表・総会・ポスターセッション
会 場:白鷗大学本キャンパス
栃木県小山市駅東通り2-2-2(地図参照)
備 考 対面での開催を予定していますが、コロナの状況次第では開催方法を変更する場合があります。
研究発表の募集
西アジアとその周辺地域を対象とし、考古学あるいは考古学に関連する分野を研究テーマとした発表を募集いたします。発表のお申し込みは、学会Webサイトで受け付ける予定です。発表をご希望の会員は、Webサイトに掲載している「第28回大会研究発表申し込み」ページから登録してください。なお、関連するテーマを4本程度そろえたミニセッション形式で申し込むこともできます。セッション形式での発表を希望する場合は、代表者が趣旨・構成等を整理して、学会事務局までご連絡ください。
発表の採択については実行委員会で決定し、採択決定後に発表要項等の詳細についてご連絡いたします。プログラム編成の都合上、口頭発表については制限数を超えた場合、ポスター発表への変更をお願いする場合がありますので、あらかじめご承知おきください。
応募締切 2023年3月31日
申込先 学会Webサイトの「第28回大会研究発表申し込み」ページより登録。
上のリンク先にご記入ください。
なお、口頭発表・ポスター発表とも発表にあたり予稿集への原稿執筆をお願いしておりますが、予稿集用に提出していただく原稿とは別に、学会誌に掲載する要旨原稿を当日のご発表に即してご執筆いただきます。第28回大会研究発表分は、『西アジア考古学』第25号(2024年3月刊行予定)に掲載いたします。分量は1,000字程度(図表・参考文献なし)、原稿提出の締め切りは2023年11月末日を予定しています。
第30回 西アジア発掘調査報告会(2023年3月25・26日)の発表募集について
発表を希望する会員は下記をご確認のうえ、学会ウェブページの「専用申し込みフォーム」(当ページ下記)からお申し込みください。また、発表者は当日配布される報告集に原稿を提出していただきますよう、お願いいたします。
1. 開催日:2023年3月25日(土)・26日(日)
2. 会場:東京、池袋サンシャインシティ
3.開催形態:会場対面とオンライン配信
4. 発表内容:
・2022年1月~2022年12月に実施した発掘調査や保存・修復等に関わるフィールドワークの報告。
・2023年1~2月に実施を予定している調査の最新情報を含めたい希望がある場合は、「その他ご質問・連絡等」にその旨をお書き添えいただき、発掘調査報告集の掲載原稿を確実に提出できる日程もあわせてご記入ください。なお、2月中旬以降の原稿提出になりますと、別刷にさせていいただくことがあります。
・現地でのフィールド調査に関わらない資料調査、資料の分析、分析結果に基づく考察・解釈が中心となる発表は対象となりません。このような内容については大会研究発表にお申し込みください。
5. 発表方法:口頭発表20~25分 (応募件数によって発表時間を調整します) 。
・発表は1遺跡につき1発表に集約してください。
・原則として口頭発表ですが、事情により当日の発表(代理発表含む)ができない方は、ポスター発表が可能です。ポスターの場合も報告集の原稿をご用意ください。
6. 応募・発表資格
(1)西アジア・エジプトおよびその周辺地域の調査責任者であること。かつ大学または研究機関等において研究に携わり(常勤・非常勤は問いません)、当該調査の発表権を持つこと。
(2)上記調査責任者から委任された方。
※(1)、(2)とも、日本西アジア考古学会の会員であることが望ましいが、会員以外の方でも実行委員会が認めた場合、発表が可能です。非会員の場合は、「その他ご質問・連絡等」の欄にご記入ください。
7. 発表応募
西アジア考古学会ウェブの発表申し込みフォームから、オンラインにて必要事項を記入し、ご応募ください。
※11月14日(月)を以て発表申し込みを締め切りました。
8. 報告集原稿締切:2022年12月25日(日)
・厳守くださいますようお願い申し上げます。提出可能な方は、早めに提出いただけると助かります。
・調査終了時期の関係で締切日に間に合わない等のご相談がある方は、発表申し込みフォームの「その他ご質問・連絡等」にご記入ください。
・執筆要項と提出方法は、以下をご覧ください。
第30回報告集執筆要項・提出方法
9. 発表日時:申込者には12月中にプログラム案をお送りします。
※事情により特定の発表日時を希望される方は、発表申し込みフォームの「その他ご質問・連絡等」にご記入ください。ただし、ご希望にそえないこともあることを、予めご了承願います。
10. 発表登録料:1発表につき5,000円
・発掘調査報告会の継続的な開催を行うために、ご理解ご協力お願い申し上げます。
発表登録料振込先:三井住友銀行 伊勢原支店(868) 普通 6984005 日本西アジア考古学会
お問い合わせ先
西アジア考古学会事務局
Eメール:office@jswaa.org
11月12日(土)開催:西アジア考古学最前線:トップランナーズ&パイオニアセミナー
西アジア考古学会が毎年開催する「トップランナーズセミナー」と「パイオニアセミナー」を、今回は特別に同日開催します。トップランナーズセミナーは、中学生や高校生、大学生などの若い世代に西アジア考古学の魅力を伝えるため、研究の第一線で現在活躍する考古学者による講演です。パイオニアセミナーは、西アジア考古学を切り開いた第1世代の研究者による講演で、日本人による西アジア考古学研究のあゆみや成果についてより深く知ることができます。
講演会後に、学生の方を対象に懇談会を1時間ほど予定しています。考古学に関わる進路などについてのご相談をお受けしたいと思います。会場で参加は30名まで、先着順です(学生・保護者・学校関係者限定)。Peatixで申し込み時のアンケートにご希望をご記入ください。
本講演会は、日本学術振興会 令和4年度科学研究費助成事業(22HP0003)の助成を受けたものです。
チラシはこちら
日時:2022年11月12日(土) 10:00~17:00
会場:池袋サンシャインシティ文化会館ビル5階 特別ホール501号室
およびZoomウェビナーによるライブ配信
※対面開催での会場では感染症拡大防止のためマスク着用をお願いいたします。
参加費無料
事前申込制(申し込み方法は下記をご覧ください)
主催:日本西アジア考古学会
後援:公益財団法人 古代オリエント博物館
プログラム
※要旨集はこちらからダウンロードしていただけます(青い文字の部分をクリックしてください)。
10:00 開催挨拶
10:15 トップランナーズセミナー①
「植物考古学からアジア史を描いてみると」 赤司千恵(帝京大学 助教)
11:30 昼食休憩
12:30 トップランナーズセミナー②
「それでも君は西アジア考古学者をめざすか?西アジア考古学における歴史時代研究とフィールド調査」 西山伸一(中部大学 教授)
13:45 休憩
14:00 パイオニアセミナー
「テル・ゼロールからテル・レヘシュへ―日本調査団によるイスラエル遺跡発掘調査とその意義」 月本昭男(古代オリエント博物館 館長) ※事前録画による放映となります
15:50 懇談会
17:00 終了
参加申し込み方法
イベント管理サービス Peatixで受け付けます。「会場」と「Zoomライブ配信」それぞれの受付リンクから申し込みください。(受付開始:10月15日正午)
①会場での参加:池袋サンシャインシティ文化会館5階 特別ホール501号室
定員:110名
申込先:https://jswaa2022seminarkaijo.peatix.com
締め切り:2022年11月11日(金)あるいは満席になり次第
②Zoomライブ配信(ウェビナー)
定員:500名
申込先:https://jswaa2022seminarzoom.peatix.com
締め切り:2022年11月11日(金)あるいは満席になり次第
2023年度 発掘調査報告会 開催地の募集について
役員会から、2023年度 発掘調査報告会 開催地の募集についてお知らせです。
年度末に開催しております発掘調査報告会ですが、前回は初めて東京以外の会場(広島)で開催いたしました。
次回(2023年3月開催予定)につきましては、東京池袋サンシャインシティで開催を予定しております。
さらにその次の年度(2024年3月開催予定)について、再び東京以外の地方で開催することを役員で検討しております。
それにつきまして、報告会の開催地の募集をさせていただきます。
開催の準備につきましては、学会役員がサポートし、一緒に実行委員会を組織して進めさせていただきます。
なお、対面とオンラインのハイブリッド形式の開催をいたしますので、それができる施設が必要になります。
ノート型パソコンや簡易カメラは学会でも提供できますが、特にハイブリッド形式が可能な音響設備が必要です。
詳細についてはご相談ください。
開催経費については、令和5年度の日本学術振興会科学研究費補助金研究成果公開促進費に申請いたします。
申請締め切りが9月末頃ですので、開催希望の方は、急ぎ学会事務局までメールにてご連絡をお願いいたします。
西アジア考古学会
役員一同
川又記念 日本西アジア考古学会奨励賞の授与
川又記念 日本西アジア考古学会奨励賞の制定と授与について
日本西アジア考古学会では、2016年11月にご逝去された故川又正智会長の奥様からお受けしたご寄付を基に、奨励賞を制定いたしました。これは、草原考古学の分野で優れた業績を残され、また大学教員として学生や後進の指導に当たられた、川又元会長を顕彰する意味もあります。
川又元会長は当会の発展にも尽力され、学会の将来をおもんばかっておられたことから、本奨励賞はこれからの学会の担い手となる、若手の研究者を対象とすることにいたしました。
下記の要綱に基づき、会長が委任する選考委員会において厳正な審査を行ない選出いたします。
1. 本賞の名称は「川又記念 日本西アジア考古学会奨励賞」とする。
2. 本賞の対象は、原則として40歳までの会員とする。
3. 本賞は、西アジア・エジプトとその周辺地域における考古学および関連分野の研究で、当該年度の『西アジア考古学』掲載論考の執筆者、当会の大会研究発表者(口頭発表・ポスター発表)の中から、優れた業績を挙げた者に授与する。
4. 受賞者は翌年度の当会総会において表彰し、賞状ならびに副賞を授与する。
※2019年6月14日・15日に開催された総会・大会において、第1回「川又記念 日本西アジア考古学会奨励賞」の授与式が開催されました。

(左から)常木晃会長、故川又正智元会長奥様、
受賞者2名:山崎世理愛氏、石田温美氏
第2回(2019年度)は有村元春氏、第3回(2020年度)は板橋悠氏と池山史華氏、第4回(2021年度)は山藤正敏氏に授与されました。
※次回第5回「川又記念 日本西アジア考古学会奨励賞」の対象者は第27回日本西アジア考古学会大会(7月開催済)発表者および次号会誌『西アジア考古学』第24号に論考が掲載された方となります。会誌の投稿は現在募集中です。若手研究者の方は、奮ってご応募ください。
第27回総会・大会(2022年7月9日・10日)のお知らせ・プログラム
立夏の候、会員の皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
日本西アジア考古学会第27回(2022年度)総会・大会を、帝京大学文化財研究所が主体となり下記の要領で開催することになりました。帝京大学文化財研究所が所在する山梨県での開催は初めてのことになります。大会(研究発表会)は一般の方も参加ができますので、多くの方にご参加いただきたく存じます。1日目には帝京大学文化財研究所が取り組んできた、キルギスでの発掘調査に基づく学際的な研究をテーマとする特別セッションも設けております。
大会(研究発表会)は、会場での対面とZoomによるオンライン配信を併用するハイブリッド方式で行います。参加要領は下記の通りですが、特に懇親会に参加をご希望される非会員の方は、下記事務局までE-mailまたはFAXにて、件名に「日本西アジア考古学会第27回総会・大会の懇親会申し込み」と明記して、6月30日(木)までにお申し込みください(電話での受け付けは行っておりません)。
第27回総会・大会実行委員会
委員長 山内 和也
開催日:2022年7月9日(土)・10日(日)
会場:帝京大学文化財研究所 大ホール(山梨県笛吹市石和町四日市場1566-2)
アクセス:
JR中央本線「石和温泉」駅から、徒歩約25分、タクシーで約8分となります。石和温泉駅からのバスはありません。

開催方法
会場での対面形式とオンライン形式によるハイブリッド方式で行います。
参加方法
【対面形式での参加の場合】
・非会員で参加ご希望の方は直接会場にお越しください。
・受付にて参加費として500円を申し受けます。
【オンライン形式での参加の場合】
・非会員の方はイベント管理システムpeatix(ピーティクス)で参加申し込みをしていただきます。
以下のページからお申込みいただけます。
https://jswaa27teikyouniversity.peatix.com/
・参加登録時に、参加費として500円を申し受けます。
・ご登録をいただいた方には、参加URLを開催数日前までに配布いたします。
(参加申込ハガキが既に送られている当会会員の方、および当日会場での参加を予定されている非会員の方は、Peatixでの手続きは不要です)
昼食:会場参加の場合、会場近くの飲食店・コンビニが限られているため、昼食のご持参をお勧めします。
懇親会:7月9日の特別セッション終了後、17時30分より行います。
会場は研究所内に設定をいたします(立食を予定)。
参加費/一般 5000円、学部生・大学院生 3000円を予定しています。
*参加ご希望の方は下記の事務局まで、E-mailまたはFAXにてお申し込みください。件名に「日本西アジア考古学会第27回総会・大会の懇親会申し込み」と明記して、6月30日(木)までにお申し込みください(電話での受け付けは行っておりません)。
日本西アジア考古学会事務局
E-mail: office@jswaa.org
FAX:029-853-4432
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【大会要旨集】 (修正版※注1)
2つに分割されています。
以下のリンクよりPDFをダウンロードしてご利用ください。
なお、当日現地にてご参加の皆様には印刷版が配布されます。
※注1: 修正版では、当日配布した36頁が追加されています。また、当日変更した発表順となっています(内容は同じ)。
7/7以前にダウンロードした方で当日参加されなかった方は36頁を追加でダウンロードしてください。
①日本西アジア考古学会 第27回大会要旨集 [前半1-20頁]: 表紙、プログラム、目次、特別セッション要旨(3.3Mb)
②日本西アジア考古学会 第27回大会要旨集 [後半21-60頁]: 研究発表要旨、ポスター発表要旨、奥付(4.4Mb)
※日程での分割ではありません。初日の研究発表1は②後半に含まれていますのでご注意ください。
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プログラムPDF[ダウンロード(2.1Mb)
日本西アジア考古学会 第27回総会・大会プログラム
7月9日(土)(第1日目)
12:30 開場
13:00-13:10 開催挨拶 会長 西秋良宏
研究発表1:
13:10-13:30 発表1 伊藤結華「エジプト先王朝時代におけるマールクレイ胎土土器の出現と展開」
13:30-13:50 発表2 馬場匡浩「古代エジプトの供物儀礼の成り立ちを考える」
13:50-14:10 発表3 山花京子「古代エジプトのファイアンス製作技法の解明:マンガン着色と焼成回数」
14:10-14:30 発表4 岡部 睦「エジプト、グレコ・ローマン時代におけるテラコッタ製女神像の変容について:類型分析からみる形態変容の考察を中心に」
14:30-14:50 休憩
特別セッション:「アク・ベシム遺跡」
14:50-15:10 発表1 山内和也「アク・ベシム研究の現在」
15:10-15:30 発表2 佐藤 剛「地形判読に基づくアク・ベシムの立地」
15:30-15:50 発表3 櫛原功一「アク・ベシム遺跡の土器の変遷と年代観」
15:50-16:00 休憩
16:00-16:20 発表4 赤司千恵・中山誠二「アク・ベシムにおける植物資源利用」
16:20-16:40 発表5 植月 学「アク・ベシムにおける動物資源利用の変化」
16:40-17:00 発表6 藤澤 明「アク・ベシム遺跡での金属の利用とその合金種」
17:00-17:30 質疑応答
18:00-20:00 懇親会
7月10日(日)(第2日目)
研究発表2:
10:00-10:20 発表5 木元菜奈子、門脇誠二「貝殻ビーズから見る南ヨルダン終末期旧石器時代の社会ネットワーク」
10:20-10:40 発表6 藤井純夫「ハラアト・ジュハイラ202: レヴァント南部における先土器新石器文化Bの起源」
10:40-11:00 発表7 西秋良宏「西アジア新石器時代の鎌:北メソポタミアと南コーカサス」
11:00-11:10 休憩
11:10-11:30 発表8 小泉龍人、小島 均、松川 健、インゴルフ・チューセン、大澤崇人、松江秀明
「銅石器時代土器のPGA分析-北メソポタミア周辺の産地識別の試み」
11:30-11:50 発表9 三木健裕、下釜和也、宮内信雄、堀内晶子、宮田佳樹「イラン南西部銅石器時代の煮炊きに関する研究:タル・イ・ギャプ遺跡出土土器の脂質分析」
11:50-12:10 発表10 宮田佳樹「ダルヴェルジン遺跡出土土器の脂質分析-フェルガナ地域での初期雑穀農耕と乳利用の可能性」
12:10-12:20 第4回 川又記念日本西アジア考古学会奨励賞 授与式
12:20-13:30 昼食休憩
13:00-13:30 ポスターセッション・コアタイム
13:30-15:00 第27回総会
15:00-15:10 休憩
研究発表3:
15:10-15:30 発表11 足立拓朗「西アジア先史時代のスプーン」
15:30-15:50 発表12 久米正吾、早川裕弌、山口雄治、アイダ・アブディカノワ「天山山脈での移牧の始まり:初期牧畜民による高山草原地帯の開発をめぐって」
15:50-16:10 発表13 有松 唯「終焉の彩文:タッペ・アンジラーブを事例とした土器製作技術衰退プロセスの復元」
16:10-16:30 発表14 西山伸一「鉄器時代北レヴァント内陸部と地中海文化のつながり: テル・マストゥーマ出土彩文土器の視点から」
16:30-16:50 発表15 松尾登史子「古代マケドニア都市ディオンのデメテル神域における信仰形態の特徴」
16:50-17:00 閉会挨拶 実行委員長 山内和也
ポスターセッション
7月 9日(土)(第1日目) 14:00-17:00
7月10日(日)(第2日目) 11:00-15:10(コアタイム 13:00-13:30)
P-1 黒沼太一「南東アラビア、ワーディー・スーク期の墓制とその背景:墓の型式から見た地域性の再考」
P-2 千本真生「ブルガリア前期・中期青銅器時代編年の現状と課題」
P-3 津村眞輝子「型式分類からみた北メソポタミアのランプの利用」
第29回西アジア発掘調査報告会(2022年3月12・13日)の開催について・報告集ダウンロード
西アジア発掘調査報告会も29回と回数を重ねてまいりましたが、今年度の発掘調査報告会は、日本学術振興会科学研究費補助金による助成事業として、報告会としては初めて東京都内以外での開催となります。今回は初めて東京を離れ、広島県広島市での開催を予定しています。
発掘調査報告会の宣伝ページをPeatix上で公開いたしました。多くの方のお申し込みをお待ちしています。
以下、PeatixのURLとなりますが、オンラインはPeatixにおいて、会場参加は電話・FAX・メールでの申し込みとなります。
会場イベント
https://peatix.com/event/3129145/view
オンラインイベント
https://peatix.com/event/3126169/view
(以下3月5日追記)
開催は予定通り、広島での現地開催とZoom によるオンラインを併用したハイブリッド形式で行います。
会員の皆様には、Peatixによるお申し込みの有無に関わらず、参加URLを来週半ば頃にお知らせすることになりました。
なお、参加URLは会員の参加に限り配布します。会員以外の参加は必ずPeatixから申し込むようにしてください。
また、発掘調査報告集はこのページの下のほうで公開しておりますが、現地参加されなかった会員には紙版を後日送付します。
■開催日時:2022年3月12日(土)10:40~17:05、3月13日(日)9:50~15:30
■会場:広島県民文化センター(広島市中区) 収容定員最大500名
■開催形態:
対面形式での開催を準備していますが、コロナ禍の状況により県をまたぐ移動が制限される場合は、対面とオンライン発表の併用あるいは全面オンライン発表になる場合があります。また、いずれの場合もZoomウエビナー方式によるライブ配信を予定しています。
■主催:日本西アジア考古学会
(本イベントは、令和3年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)の研究成果公開発表(B)(21HP0002)の助成を受けています。
■後援(五十音順):
朝日新聞広島総局、国士舘大学イラク古代文化研究所、(公財)古代オリエント博物館、中国新聞社、(一社)日本考古学協会、(公財)平山郁夫美術館、(公財)広島観光コンベンションビューロー、(公財)広島県教育事業団、NPO法人広島文化財センター、(公財)ひろしま文化振興財団、早稲田大学エジプト学研究所
■参加費:無料
■定 員:500名
■申込開始:2022年2月1日(火)正午12:00(この時間になるまでは申込みはできません)
■申込締切:2022年3月11日(金)正午12:00(前日の正午まで)
※定員になり次第、締め切ります。
■プログラム
青字部分をクリックすると各発表のPDFが開きます。
※数字はプログラムの番号です。
扉 目次 地図
1日目 2022年3月12日(土)
10:00~ 対面開場・受付
10:20~ オンライン開場
10:40~10:50 オンライン視聴方法の説明
10:50~11:00 開会の辞 会長挨拶
特別講演
11:00~12:00 平山郁夫・シルクロード画家としての出発点―東京藝術大学トルコ・カッパドキア洞窟遺跡調査の壁画は今―
平山郁夫美術館シルクロード特任研究員 松﨑 哲
12:00~13:00 昼食休憩(60分)
中央アジアの調査
13:00~13:25 報告① 中央アジアの新石器化―ウズベキスタン、カイナル・カマル遺跡調査(2015–2019年)―
東京大学総合研究博物館教授 西秋良宏
13:25~13:50 報告② 中央アジア・オアシス地帯における都市の成立と展開―ウズベキスタン共和国ミングテパ遺跡発掘調査(2021年度)―
ベルリン・ブランデンブルグ科学アカデミー研究員 ベグマトフ・アリシェル
13:50~14:15 報告③ ソグド王離宮を掘る―ウズベキスタン共和国カフィル・カラ遺跡(シャフリスタン地区)2021年度発掘調査―
北海道大学アイヌ・先住民研究センター博士研究員 村上智見
クルディスタンとレヴァントの調査
14:15~14:40 報告④ ホモ・サピエンスの拡散・定着期における文化動態―南ヨルダン、カルハ山の旧石器遺跡調査(近年の研究成果)―
名古屋大学博物館講師 門脇誠二
14:40~15:00 休憩(20分)
15:00~15:25 報告⑤ 肥沃な三日月地帯東部の新石器化―イラク・クルディスタン、スレマニ地域チャルモ遺跡の調査(2021)―」
筑波大学名誉教授 常木 晃
15:25~15:50 報告⑥ レヴァント回廊の歴史を探る―第7次(2021年)・フェニキアの港バトルーン遺跡の発掘調査―
中部大学教授 西山伸一
15:50~16:15 報告⑦ アッシリア帝国東部辺境を掘る―イラク・クルディスタン、ヤシン・テペ考古学プロジェクト:2021年度の成果―
中部大学教授 西山伸一
16:15~16:40 報告⑧ 後期鉄器時代城塞とローマ時代ユダヤ人村落の調査―イスラエル国テル・レヘシュ第二期調査(2013~2017)―
古代オリエント博物館研究員 津本英利
16:40~17:05 報告⑨ ウム・カイスにおけるローマ帝国からビザンツ帝国への移行(その3)―国士舘大学ヨルダン、ウム・カイス遺跡調査―
国士舘大学イラク古代文化研究所共同研究員 松本 健
17:05 1日目終了
2日目 2022年3月13日(日)
9:30~ 対面開場・受付
9:40~ オンライン開場
9:50~10:00 オンライン視聴方法の説明
アラビア半島の調査
10:00~10:25 報告⑩ アラビア半島の遊牧化―サウジアラビア北西部、ワディ・グバイ遺跡群の第6, 7次調査(2021)―
金沢大学特任教授 藤井純夫
10:25~10:50 報告⑪ 南東アラビア山麓峡谷における人間活動を探る―オマーン、ムガーラ・アル=キャフ洞穴の発掘調査(2017-2020年)―
東京大学総合研究博物館特任助教 三木健裕
10:50~11:15 報告⑫ ディルムンを掘る―バハレーン、ワーディー・アッ=サイル考古学プロジェクト―
東京文化財研究所主任研究員 安倍雅史
11:15~11:40 報告⑬ 中世の港町の構造を探る―サウジアラビア・紅海沿岸ハウラー遺跡の考古学調査(2021)―
早稲田大学総合研究機構客員教授 長谷川奏
エジプトの調査
11:40~12:05 報告⑭ 古代エジプト・クフ王第2の船発掘・保存・組み立て復原プロジェクトーエジプト・ギザ遺跡・2021年―
東日本国際大学エジプト考古学研究所教授 黒河内宏昌
12:05~13:00 昼食休憩(55分)
13:00~13:25 報告⑮ 前1千年紀の庶民社会と採石場址―エジプト・アコリス遺跡の調査2020-2021―
古代学協会客員研究員 辻村純代
13:25~13:50 報告⑯ ヘレニズム村落の構造を探る―エジプト・イドゥク湖沿岸コーム・アル=ディバーゥ遺跡の考古学調査(2021)―
早稲田大学総合研究機構客員教授 長谷川 奏
13:50~14:10 休憩(20分)
アナトリアと南東ヨーロッパの調査
14:10~14:35 報告⑰ ティグリス川上流域の新石器時代―ハッサンケイフ・ホユック遺跡とウルス・ダム水没地域の調査―
筑波大学人文社会系教授 三宅 裕
14:35~15:00 報告⑱ 中央アナトリアにおける銅石器時代解明へ向けて―キュルテペ遺跡中央トレンチ2発掘調査2021-
ノートルダム清心女子大学教授 紺谷亮一
15:00~15:25 報告⑲ 上トラキアの青銅器時代集落を掘る―ブルガリア、デャドヴォ遺跡の調査―
古代オリエント博物館研究員 千本真生
15:25~15:30 閉会の辞
15:30 閉会
奥付
表紙
2022年1月29日開催:第6回西アジア考古学トップランナーズセミナー
日本西アジア考古学会と古代オリエント博物館は、西アジア考古学の魅力を一般の方、また中学生や高校生、大学生などの若い世代に伝えるため、研究の第一線で活躍する考古学者との交流の場として「トップランナーズセミナー」を開催しています。
第6回目となる今回は、イラク・クルディスタンをフィールドに活躍する小高敬寛先生をお招きし、ご自身の研究また研究の歩みに関して、お話しいただきます。講演後には、小高先生を囲んだ座談会を予定しております。
今回は、池袋サンシャインシティ文化会館7階会議室で行われる講演会(オフラインイベント)の定員を40名に限らせていただきます。講演会への参加者も、学生、学生保護者、学校関係者に限定させていただきます。
同時にZoomを使った動画配信(オンラインイベント、定員500名)を予定しておりますので、学生、学生保護者、学校関係者以外の方は、オンラインイベントにお申込みいただきます。
日程:2022年1月29日(土)13:30~15:40
オフラインイベント会場:池袋サンシャインシティ7階会議室
オフラインイベント定員:40名(学生、学生保護者、学校関係者が対象) 会場にて参加
オンラインイベント配信方法:Zoomによる同時ライブ配信(定員500名)
(※1/12追記:新型コロナウイルス感染拡大の状況を受けて、オフラインイベントは中止いたします。オンラインのみでの開催となります)
講師:小高敬寛(金沢大学国際基幹教育院准教授)
演題:「メソポタミア文明の源流を探る」
参加無料、事前申込制
参加申込方法:Peatixからお申し込みください。
日本西アジア考古学会第26回総会・大会(2021年7月3日・4日)の開催について
薫風の候、皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
日本西アジア考古学会第26回(2021年度)総会・大会を、国士舘大学イラク古代文化研究所が主体となり、別記の要領でオンライン方式にて開催することになりました。総会・大会を国士舘大学が主体となって開催するのは2010年の第15回以来、およそ10年ぶりとなります。
第26回総会は会員以外の出席はできませんが、大会研究発表は多くの皆様にご参加いただきたく一般公開をしております。また、1日目にはシュメール初期王朝時代をテーマとする特別講演会を設けており、こちらも一般の方にも公開しております。
非会員の参加にあたっては参加費500円を申し受けます。
参加申し込み方法等の詳細につきましては、以下の要項をご参照ください。
日本西アジア考古学会 第26回総会・大会開催要項
■開催日:2021年7月3日(土)・4日(日)
■拠点会場:国士舘大学イラク古代文化研究所(国士舘大学鶴川キャンパス)からのオンライン配信
■お申し込み方法 :
▶学会員の方:
別途、学会のメール等にて近日中に大会参加URLをご連絡いたします。総会出席URLは大会参加URLとは別となり、こちらはご案内の葉書に出席と返信された方のみに配布します。欠席の場合は、必ず返信葉書の委任状欄にご記入の上、ご返送ください。
▶非会員の方:
大会研究発表および特別講演会は非会員の一般の方も聴講できます。
参加費(非会員):500円
自動申し込み受付システムPeatix(ピーティックス)にて受付を致します。下記のアドレスにアクセスいただき、手続きを行ってください。
大会聴講チケット申込(非会員の方)(Peatixサイトにいきます)
※お申し込みは、必ずお一人ずつ行ってください。
※学会員の方は、Peatixで申し込みいただく必要はございません。
非会員の方の大会の参加方法:
Peatixに参加登録された方には、Zoomウエビナー方式によるミーティングのURLを開催数日前に配布します。
※申込者以外に参加URLを再配布することは厳禁とします。
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【大会要旨集】
以下のリンクよりPDFをダウンロードしてご利用ください。
日本西アジア考古学会 第26回大会要旨集 ダウンロード(4Mb)
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■プログラム
7月3日(土)(第 1 日目)
12:45 入室開始
13:00-13:05 参加ルールの説明 実行委員会
13:05-13:15 開催挨拶 会長 西秋良宏
公開講演会
13:15-14:15 講演1 前川和也「シュメール初期王朝期の農業事情」
14:15-14:25 休憩(10 分)
14:25-15:25 講演2 ハイダル・アルマモリ「The Excavation activity projects in southern Iraq, after 2003」※英語・通訳なし
15:25-15:35 休憩(10 分)
研究発表1
15:35-15:55 発表1 西山伸一「バスタブ型棺とアッシリア:エリート層埋葬形態の地域差に関する考察」
15:55-16:15 発表2 常木麻衣「アナトリアにおける錫と銅の供給源について」
16:15-16:35 発表3 松本 健「1988・2000・2001 年のキシュ発掘調査を顧みて」
16:35-16:55 発表4 神田翔太郎「前期青銅器時代におけるディヤラ川流域とイラン南西部の赤色彩文土器の関係について」
16:55 閉会
7月4日(日)(第2日目)
9:45 入室開始
10:00-10:05 参加ルールの説明 実行委員会
研究発表2
10:05-10:25 発表5 宮田佳樹「ダルヴェルジン遺跡出土土器の脂質分析-フェルガナ地域での初期雑穀農耕-」
10:25-10:45 発表6 足立拓朗「青銅製棒状槍先の型式編年について」
10:45-11:05 発表7 安倍雅史、ホセイン・アジジ・ハラナギ「カビール砂漠を超えたウルク文化:東部イラン、南ホラーサーン州カレ・クブ遺跡出土の物質文化の研究」
11:05-11:25 発表8 小泉龍人、小島 均、曽我部雄二、インゴルフ・チューセン「トルコ・シリア出土ウバイド土器の胎土・彩文の比較分析と予備考察」
11:25-11:45 発表9 三木健裕、レナード・シェーンベルク、モハンマド・ホセイン・アジジ・ハラナギ「ラハマタバード遺跡出土土器の研究:空間利用の変化と土器変化の関係について」
11:45-12:00 第 3 回 日本西アジア考古学会奨励賞 授与式
12:00-13:00 昼食休憩(60 分)
13:00-14:00 第 26 回総会(学会員のみ参加できます)
14:00-14:10 休憩(10 分)
14:10-14:15 参加ルールの説明 実行委員会
研究発表3
14:15-14:35 発表 10 千本真生「黒海北西岸域における後期銅石器時代土器の地域性と系統関係」
14:35-14:55 発表 11 藤井純夫「「擬集落」現象-レヴァント南部における初期遊牧化過程-」
14:55-15:15 発表 12 石田温美「ハッサンケイフ・ホユック遺跡出土製粉具の使用痕分析」
15:15-15:35 発表 13 三宅 裕「西アジアにおける複雑な狩猟採集民社会」
15:35-15:45 休憩(10 分)
研究発表4
15:45-16:05 発表 14 山藤正敏、ユーヴァル・イェクティエリ、サミュエル・アトキンス、黒沼 太一「南レヴァントにおけるエジプト系居留地の形成-テル・エラニ出土土器の試験的定量分析から-」
16:05-16:25 発表 15 竹野内恵太、山花京子「エジプト先王朝時代の精製土器製作技法の再構築-産業用 X 線 CT スキャンを用いた完形土器の非破壊分析-」
16:25-16:45 発表 16 山花京子「古代エジプトのファイアンス製作技法の解明-浸灰技法-」
16:45-17:05 発表 17 坂本 翼「ジェベル・ウンム・マリーヒ遺跡の首長墓」
17:05-17:15 閉会挨拶 実行委員長 小口裕通
17:15 閉会
2021年6月12日(土)開催:第4回パイオニアセミナー「私のメソポタミア考古学」
【パイオニア・セミナーについて】
日本西アジア考古学会は、2018年から、西アジアとその周辺各地で考古学研究を切り開いてきた第1世代の研究者による講演会「パイオニア・セミナー:西アジア考古学を切り開いてきた開拓者たち」を開催しています。
日本人による本格的な西アジア考古学研究は、1956年の江上波夫先生率いた東京大学イラク・イラン遺跡調査団に始まりました。65年を経た今、13を超える国々で25を超える日本の調査団が活動を行い、日本人による西アジア考古学調査は、かつてないほどの盛り上がりを見せています。しかし、その陰には、各地でフィールドを切り開いてきた先人達・開拓者達の多大なるご苦労、ご努力があったと思われます。
第4回目の今回は、日本のメソポタミア考古学の第1人者であり、長年、イラク、ヨルダンでの発掘調査や文化遺産保護に尽力されてきた松本健先生(国士舘大学名誉教授)を講師にお招きし、研究の諸成果また今までのご自身の研究の歩みに関して、お話しいただきます。
【セミナー概要】
■開催日時:2021年6月12日(土)13:30~15:30
■セミナーの方式:Zoom Webinar
■講師・演題:松本健(国士舘大学名誉教授)『私のメソポタミア考古学』
■参加費:無料
■定 員:500名
■申込開始:2021年5月1日(土) 正午12:00 (※この時間になるまでは、申込みはできません。)
■申込締切:2021年6月11日(金) 正午12:00 (セミナー前日の正午まで)
※定員になり次第、締め切ります。
★本セミナーは、Zoom Webinarを使ったライブ(生放送)配信となります。事後配信はありませんのでご注意ください。
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【お申し込み方法】
・こちらのページの右にある「チケットを申し込む」をクリックしてください。(5/1以前は表示されていません)
・簡単なアンケートがあります。ご協力くださいますようお願いいたします。
*申込開始前には申し込めません。
*お申し込み方法で不明な点は、「Peatix HELP:チケットを申し込む」をご確認ください。
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そのほか、不明な点は「Peatix HELP:お困りですか?」をご確認ください。
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【視聴方法】
・イベント前日の正午過ぎに、Peatixを通じて視聴URLをメールいたします。イベント当日に視聴URLにアクセスください。
※イベントに申し込んだ方しかアクセスできません。
※ 不明な点は「Peatix HELP:オンラインイベントに参加する」をご確認ください。
※Peatixを通した申込以外は受け付けておりません。Peatixにご登録のうえ、Peatixサイトを通してお申込みください。
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【視聴される皆様へのお願い】
・配信内容やデータの録画・録音、配布、共有はご遠慮ください。
・取得した配信URLなどはSNS等での公開、転用をしないようお願いいたします。
・講演の終了時刻は前後する可能性があります。
・お使いの回線・機器の状況によっては、視聴中に通信状況が不安定になったり、映像等の不具合が起こったりすることもあります。 安定したインターネット環境で視聴することをおすすめいたします。
・接続アクセスに関するサポートはできません。あらかじめご了解くださいますようお願い申し上げます。
・申し込み後のお問い合わせは、Peatixページ上の「主催者へ連絡」からお願いいたします。
第28回(2020年度)西アジア発掘調査報告会報告集

第28回(2020年度)西アジア発掘報告会の開催にあたっては、例年と同様に発掘調査報告集を制作いたしますが、報告会当日においてはPDF版をWebでダウンロードしていただく形で配布します。(今年度は科研費による開催のため、PDFは無料です。)
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[第28回西アジア発掘報告会報告集(冊子版)]
印刷・製本した冊子版(本文ページはモノクロ)は部数限定で販売します。4月中旬に発送予定です。
1冊1,120円(冊子代1,000円+送料120円)。
※会員には無料で1冊配布されます。2冊以上欲しい方のみお申し込みください。
購入を希望される方は、件名を「第28回報告集希望」とし、以下を明記のうえ、メールまたはFAXにてお申し込みください。
(1)氏名、(2)冊数、(3)日本西アジア考古学会の会員か非会員の別
(4)送付先住所および電話番号
申込み先:日本西アジア考古学会事務局 メール:office@jswaa.org FAX:029-853-44323
申込み締切:2021年3月31日
※過去の報告会の冊子も販売しています詳しくはこちら
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[第28回西アジア発掘報告会報告集(PDF版)]
青字部分をクリックすると各発表のPDFが開きます。
※数字はプログラムの番号です。プログラムはこちら
目次
地図
開催にあたって 日本西アジア考古学会会長 西秋 良宏
【クルディスタンの調査】
報告① 肥沃な三日月地帯東部の新石器化
─イラク・クルディスタン、スレマニ地域チャルモ遺跡の調査(2019・2020)─ 筑波大学名誉教授 常木 晃
報告② 新石器化と都市化のはざま
―イラク・クルディスタン、シャフリゾール平原の先史遺跡調査(2019~20年)-金沢大学国際文化資源学研究センター特任准教授 小髙 敬寛
報告③ アッシリア帝国東部辺境を掘る―イラク・クルディスタン、ヤシン・テペ考古学プロジェクト:2020年度の進展― 中部大学人文学部准教授 西山 伸一
【レヴァントの調査】
報告④ ホモ・サピエンスの拡散・定着期における文化動態
―南ヨルダン、カルハ山の旧石器遺跡調査(近年の動向)―
名古屋大学博物館講師 門脇 誠二
報告⑤ ヨルダン南部ジャフル盆地の遊牧化―四半世紀の調査を振り返って― 金沢大学特任教授 藤井 純夫
報告⑥ イスラエル国、テル・レヘシュの「下の町」
―第12次 調査(2019年)を中心に-天理大学文学部准教授 橋本 英将
報告⑦ レヴァント回廊の歴史を探る―第6次(2020年)・フェニキアの港バトルーン遺跡の発掘調査―中部大学人文学部准教授 西山 伸一
報告⑧ ウム・カイスにおけるローマ帝国からビザンツ帝国への移行(その2)
―国士舘大学ヨルダン、ウム・カイス遺跡調査―
国士舘大学イラク古代文化研究所共同研究員 松本 健
【コーカサス、アナトリアの調査】
報告⑨ 南コーカサス地方の新石器時代―アゼルバイジャン発掘調査(2008-2019年)―
東京大学総合研究博物館教授 西秋 良宏
報告⑩ 初期定住集落の姿を探る―トルコ、ハッサンケイフ・ホユックにおける発掘調査―筑波大学人文社会系教授 三宅 裕
報告⑪ 中央アナトリアにおける銅石器時代解明へ向けて―
キュルテペ遺跡北・西トレンチ発掘調査(2020年)―
ノートルダム清心女子大学教授 紺谷 亮一
【中央アジアの調査】
報告⑫ 北ユーラシアの旧人・新人交替劇―ウズベキスタン旧石器遺跡調査(2013-2019年)―
東京大学総合研究博物館教授 西秋 良宏
報告⑬ 中央アジア初期農耕牧畜民の交流から東西交渉の始まりを探る―
キルギス、モル・ブラク1遺跡(第1~3次)、ウズベキスタン、ダルヴェルジン遺跡(第1~2次)の発掘調査(2016-2019年)―
東京藝術大学特任講師 久米 正吾
報告⑭ シルクロード天山北路の形成と展開―キルギス共和国、チュー渓谷西部の考古学踏査(2018・2019年)―
奈良文化財研究所研究員 山藤 正敏
報告⑮ アムダリヤ流域におけるクシャン期仏教遺跡の探査―ウズベキスタン南部のズルマラ仏塔の調査(2020)―
立正大学特任講師 紺野 英二
報告⑯ ウズベキスタン共和国カフィル・カラ遺跡発掘調査 2020年度までの成果
―出土遺物に見るカフィル・カラの文化交流― 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター共同研究員 村上 智見
【アラビア半島の調査】
報告⑰ ディルムンを掘る
―バハレーン、ワーディー・アッ=サイル考古学プロジェクト2020―
東京文化財研究所研究員 安倍 雅史
報告⑱ バハレーン、ティロス期の古墳の調査― バハレーン、マカバ古墳群の発掘調査2016-2020 ―奈良県立橿原考古学研究所技術アドバイザー 西藤 清秀
報告⑲ ディバ砦の発掘2020
―シャルジャ首長国, UAE―
金沢大学名誉教授 佐々木 達夫
報告⑳ サウジアラビア紅海沿岸ハウラー遺跡の考古学調査(2020)―中世の港町の構造を探る―早稲田大学・東日本国際大学客員教授 長谷川 奏
【エジプトの調査】
報告㉑ 先王朝時代の儀礼祭祀の痕跡か?―エジプト、ヒエラコンポリス遺跡の発掘調査(2020年)―早稲田大学エジプト学研究所客員研究員 馬場 匡浩
報告㉒ 紀元前2千年紀エジプトの葬制の変遷を探る―ダハシュール北遺跡第27次調査(2020)―東日本国際大学エジプト考古学研究所客員教授 矢澤 健
報告㉓ 前1千年紀の地方集落・都市民の活動―エジプト・アコリス遺跡の調査2019―東京都立大学客員研究員 花坂 哲
報告㉔ ネクロポリス・テーベ研究―エジプト、ルクソール西岸アル=コーカ地区、第13次調査―
早稲田大学文学学術院・早稲田大学エジプト学研究所教授 近藤 二郎
報告㉕ エジプト、北サッカラ遺跡の未知の墓地を掘るーローマ支配期のカタコンベの意義および今後の調査の展望―金沢大学・新学術創成研究機構教授 河合 望
奥付