関連する研究会等

2023年11月17日開催オンライン講演会:「シルクロードの都市スイヤブ」

研究会の案内をいただきましたので、お知らせします。

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新学術領域研究「西アジア都市」において、 C01-計画研究05 第46回研究会を下記の通り開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。

「都市とは何か」を検討するにあたり、さまざまな地域や時代の歴史をご専門とされる先生方をお招きして、オンライン(Zoom)による連続講演会「都市の世界史」を開催しております。
第17回は下記の要領で行います。

日時2023年11月17日(金)19:30〜21:00
講師山内 和也先生(帝京大学教授・帝京大学文化財研究所長)
テーマ「シルクロードの都市スイヤブ」

【講師紹介】
 専門はイラン・中央アジアの文化史、考古学。アフガニスタン・インド・キルギス・タジキスタン・エジプト・ヨルダン・アルメニアなど、中央アジアおよび西アジアで広く文化遺産保護の活動を行っている。編著に『アフガニスタン文化遺産調査資料集』(全5巻、2005年)、『アフガニスタンを知るための70章』(明石書店、2021年)、『帝京大学シルクロード学術調査団調査研究報告1 アク・ベシム(スイヤブ)2016・2017』(帝京大学文化財研究所;キルギス共和国国立科学アカデミー、2022年)などがある。

*キルギス共和国の北部に位置する都市遺跡アク・ベシムは、かつて「スイヤブ」と呼ばれた街でした。5・6世紀にソグド人によって建設され、シルクロード交易の拠点のひとつとして繁栄し、唐の西方進出の拠点である砕葉鎮城が築かれた場所でもありました。今回は、山内先生が代表として2016年から実施されている発掘調査に基づき、玄奘も訪れたスイヤブについて最新の知見を紹介していただきます。

申込先https://forms.gle/iwhWkzWYwfmWqFhKA
*Googleフォームでの申し込みとなります。前日の11月16日正午までに、上記のURLからお申し込みください。
*お申し込みいただいた方へ、前日中に、当日のURL(Zoom)をお送りいたします。

 本連続講演会は、新学術領域研究「都市文明の本質:古代西アジアにおける都市の発生と変容の学際研究」計画研究「中世から近代の西アジア・イスラーム都市の構造に関する歴史学的研究」(代表:守川知子)にて行ってきた「西アジア都市研究」を発展させたものです。
ご講演は45〜50分、質疑応答は30〜35分と、ディスカッションを重視した時間配分となっております。
奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

【これまでの講演会】

第1回・4月22日(金) 深見奈緒子先生(日本学術振興会カイロ研究連絡センター)「都市の歴史:生態圏と形態・人口」
第2回・5月24日(火) 森本公誠先生(東大寺)「アラブの軍営都市(ミスル)」
第3回・6月21日(火) 菅谷成子先生(愛媛大学)「スペイン植民地都市マニラ」
第4回・7月15日(金) 森安孝夫先生(大阪大学)「中央ユーラシアのオアシス都市と草原都市」
第5回・9月27日(水) 稲葉穣先生(京都大学)「都市と山岳フロンティア」
第6回・10月21日(金) 深沢克己先生(東京大学・日本学士院)「地中海都市の歴史像—マルセイユの事例から」
第7回・11月25日(金) 松井洋子先生「近世日本の貿易都市長崎」
第8回・12月13日(火) 常木晃先生(筑波大学)「西アジアにおける都市の始まりと物資管理システム」
第9回・1月17日(火) 佐川英治先生(東京大学)「東アジア都城の系譜—『周礼』考工記から藤原・平城京まで」
第10回・3月3日(金) 南川高志先生(京都大学・佛教大学)「古代ローマ帝国の都市を考える─その実態と歴史的意義をめぐって」
第11回・4月17日(月) 布野修司先生(日本大学)「都市の類型をめぐって—世界都市(計画)史の構想」
第12回・5月19日(金) 上田信先生(立教大学)「風水と都市—南京・北京・京都」
第13回・6月22日(木) 長井伸仁先生(東京大学)「人の移動からみる近代パリ」
第14回・7月26日(水) 六反田豊先生(東京大学)「朝鮮王朝の王都漢城—立地と都市構造」
第15回・9月27日(水) 林佳世子先生(東京外国語大学)「イスタンブル「再建」再考」
第16回・10月19日(木) 守川知子(東京大学)「「世界の半分」と呼ばれた都イスファハーン」

【今後の予定】

第18回・12月14日(木) 飯田巳貴先生(専修大学)
第19回・1月19日(金) 私市正年先生(上智大学)
第20回・2月 吉澤誠一郎先生(東京大学)

皆様のご参加をお待ちしております。

守川知子
tomomo[a]l.u-tokyo.ac.jp

新学術ホームページ
日本語  https://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/city/seminar/index.html#C01-05_46
English https://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/city_EN/seminar_EN/index_EN.html#C01-05_46
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科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)
「西アジア都市」事務室
〒305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1
筑波大学西アジア文明研究センター
029 853 5441/6404(分室)
rcwasia@hass.tsukuba.ac.jp
https://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/city/
https://rcwac.histanth.tsukuba.ac.jp/


2023年11月14日開催:研究会「イラン考古学最前線」

研究会「イラン考古学最前線」のご案内

開催趣旨
このたび、イラン・イスラム共和国より、ホセイン・アジジ・ハラナギ博士(イラン考古学研究センター)とレザ・ナセリ博士(ザーボル大学)のお二人を日本に招聘し、研究会「イラン考古学最前線」を開催することになりました。
 お二人には、現在、ウルク文化の物質文化が確認された最北東の遺跡である南ホラーサーン州にあるカレ・クブ遺跡と、ザグロス山中で発掘された青銅器時代の墓域デー・ドゥマン遺跡の発掘調査に関してお話いただきます。皆さまのご参加をお待ちしております。

共催:東京文化財研究所文化遺産国際協力センター、新学術領域研究「都市文明の本質:古代西アジアにおける都市の発生と変容の学際研究」

日時:2023年11月14日(火)15時~17時

会場:東京文化財研究所4階新研究室

参加費:無料

使用言語
:英語

申し込み先:安倍雅史(東京文化財研究所、Email: abe-m6e@nich.go.jp)

プログラム
15:00~15:05 開会挨拶(東京文化財研究所安倍雅史)
15:05~15:45 “Four Seasons of Kaleh Kub Excavation (2018- 2023), Iranian-Japanese Joint Project”
 ホセイン・アジジ・ハラナギ(イラン考古学研究センター)、安倍雅史(東京文化財研究所)
15:45~16:00 休憩
16:00~16:40 “The Preliminary Report on Four Seasons of Rescue Excavations at Deh Duman Graveyard, Kohgiluyeh va Boyer Ahmad Province (Southern Zagros, Iran)”
 レザ・ナセリ(ザーボル大学)
16:40~17:00 質疑応答
17:00 閉会


2023年9月15日開催:研究シンポジウム 「青海・ラダックへのチベットの進出とその影響」

研究シンポジウムの開催案内をいただきましたのでお知らせします。

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研究シンポジウム「青海・ラダックへのチベットの進出とその影響」

日時:2023年9月15日(金)13:30-17:00
会場:龍谷大学大宮学舎西黌2F 大会議室(対面のみ)
連絡先:岩尾一史(kaziwao@let.ryukoku.ac.jp)
 *参加者は予めご一報ください。

・プログラム
13:30-13:40
Kazushi IWAO Ryukoku University
Introduction

13:40-14:40
Mariachiara GASPARINI University of Oregon
“In the making of “Tubo art”: Beyond Nomadism”

15:00-16:00
Quentin DEVERS Centre National de la Recherche Scientifique (Paris)
“From being Tibetanized to Dominating Western Tibet: An Odyssey of Ladakh through its Archaeological Remains”

16:20-17:00
Discussion

主催
:龍谷大学・国際社会文化研究所共同研究
  「ヒマラヤ西部地域におけるチベットの進出とその文化的影響の歴史的研究」
  (代表:岩尾一史)
共催:文科省・科学研究費基盤研究(B)
  「西チベットにおける古チベット語碑文の総合的研究 〜岩石碑文の歴史的意義の再検討〜」
  (代表:西田愛)


2023年7月22日開催:シンポジウム「西アジアのいきものを巡る歴史と文化」

シンポジウムの案内をいただきましたのでお知らせします。
日本西アジア考古学会会員は参加費が割引になりますので、申込要領をご確認ください。

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●シンポジウム「西アジアのいきものを巡る歴史と文化」

日  程2023年7月22日(土) 14:00〜17:00(13:30開場)
主  催:古代オリエント博物館
対  象:一般
参 加 費: 500円(日本西アジア考古学会会員)
      1,000円(一般)、500円(友の会、豊島区在住・在勤・在学者)
参加方法:Peatixによる事前申込制              
 URL:https://20230722sympo.peatix.com/

Peatixでお申し込みの際には以下ニ点に注意してご購入ください。
1. チケット選択のページでは「②友の会会員:A 対面参加」か「②友の会会員:B オンライン参加」のいずれかを選択してください。
2. 主催者からの事前アンケートのページでは「友の会会員番号」の欄に「日本西アジア考古学会会員」とご記入ください。

会  場:サンシャインシティ内会議室(対面参加最大90名)
申込締切:対面参加は2023年7月19日(水)15:00、オンライン参加は2023年7月21日(金)15:00

シンポジウム参加者は、古代オリエント博物館の入館料を当日に限り「無料」といたしますので、館内受付にてシンポジウム参加者である旨お申し出ください。
※当日は開館時間を1時間延長し、18時まで開館いたします。

本シンポジウムは、古代オリエント博物館で企画している夏の特別展『西アジアのいきもの』の関連イベントです。特別展では、先史から中世までの動物と植物を表現した所蔵品を通じて、生き物と人間をめぐる歴史と文化について紹介します。シンポジウムでは、西アジアで調査をしている専門家に最新の研究成果も踏まえながら、先史から古代にかけての生き物についてご発表いただきます。

□プログラム□ 
13:30 開場(対面会場)
14:00〜14:05 趣旨説明:千本 真生(古代オリエント博物館)
14:05〜14:25
 新井 才二(東京大学大学院人文社会系研究科)「ブタと西アジア」
14:25〜14:45
 赤司 千恵(帝京大学文化財研究所)「西アジアの果樹類の歴史」
14:45〜15:05 
 有村 誠 (東海大学文学部)「西アジア新石器時代における動物観の変遷」
15:05〜15:25 
 三木 健裕(東京大学総合研究博物館)「西アジア銅石器時代・先史イランにおける人間といきものの絡まり合い」
15:25〜15:35 休憩
15:35〜15:55 
 間舎 裕生(東京文化財研究所)「混淆する文化の中のいきものたち—南レヴァントの後期青銅器時代—」
15:55〜16:15 
 小野塚 拓造(東京国立博物館主任研究員)「考古資料から探る鉄器時代の人々といきものとの関わり」
16:15〜16:35 
 津村 眞輝子(古代オリエント博物館)「古代西アジアの考古遺物にみられる動物・植物表現とその意味」
16:35 質疑応答・討論
17:00 閉会

問い合わせ先 古代オリエント博物館(担当:千本)
 E-mail:kouen@orientmuseum.com 
 電話:03-3989-3491


2023年7月1日開催:アコリス考古学プロジェクト2023

研究会の案内をいただきましたのでお知らせします。
今週末の開催と差し迫っていますが、Zoom併用のハイブリッド形式で、参加自由とのことです。

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エジプト・アコリス遺跡考古学調査団では、下記の通り公開研究会を開催いたします。

日時:2023年7月1日(土) 13:00−17:00
会場:名古屋大学文学部127講義室(zoomミーティングでのハイブリッド開催)
参加費:無料

主催:アコリス遺跡考古学調査団、名古屋大学人類文化遺産テクスト学研究センター
問い合わせ:周藤芳幸 yoshisuto@nagoya-u.jp
(2023年度 科研費 基盤研究(A)「古代地中海世界における知の動態と⽂化的記憶」(研究代表者 周藤芳幸))

プログラム
13:00−13:05 周藤芳幸 「開会の辞」
13:05−13:35 花坂哲「2022年度 アコリス遺跡南区調査」
13:35−14:05 和⽥浩⼀郎「2022年度調査出⼟の護符について」
14:05−14:35 辻村純代「出⼟⼈⾻のCT・X線調査について」
14:35−15:05 髙橋亮介・内⽥杉彦・⼩川拓郎「2022年度ニューメニア採⽯場調査」
(休憩)
15:15−15:45 ⻄本真⼀「オベリスクの計画⽅法」
15:45−16:15 安岡義⽂「アコリスのシストルム柱頭とイオニア柱頭」
16:15−16:45 岡部睦「グレコ・ローマン時代のエジプトにおける所謂「イシス神官」のテラコッタ像について—アコリス遺跡出⼟資料の形態分析を中⼼に」
16:45−17:00 総括

【Zoomアドレス】
※参加者名は、本名、フルネームで表示されるよう設定してください。
※発表資料の録画、録音、スクリーンショット等はお控えください。

トピック: アコリス考古学プロジェクト2023
時間: 2023年7月1日 01:00 PM 大阪、札幌、東京

Zoomミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/88124855136?pwd=YWIrbWZDck91RFRwWUtjOElSMk5lZz09#success
ミーティングID: 881 2485 5136
パスコード: HLiY84


2023年7月15日・16日開催:シルクロード学研究会 2023夏

研究会の案内をいただきましたので、お知らせします。

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シルクロード学研究会 2023夏

開催日 2023年7月15日(土)・16日(日)
主催  帝京大学文化財研究所・キルギス共和国国立科学アカデミー
会場  帝京大学文化財研究所大ホール/Zoomウェビナー(ハイブリッド)

今年の4~5月に行なわれたアク・ベシム遺跡での発掘調査報告と、関連する科研基盤(S)の調査報告を行ないます。
今年の発掘調査では、碑文の断片が発見されたほか、多くの発掘成果を得ることができました。ぜひとも多くの方にご参加いただき、ご意見賜れますと幸いです。

プログラム
1日目(13:00~17:30) ※発表時間30分、質疑応答10分 タイトルは仮題
13:00~13:10 開会挨拶
13:10~13:50 山内和也 2023年春期調査の総合報告
13:50~14:30 櫛原功一 第1シャフリスタンAKB-8区(東方キリスト教会址)の発掘調査
14:30~15:10 平野修  第2シャフリスタンAKB-15区の発掘調査
15:10~15:20 休憩
15:20~16:00 岩井俊平 AKB-20区(推定大雲寺跡)の発掘調査
16:00~16:40 竹井良  自然科学的手法を用いたシルクロードコインの材料産地推定
16:40~17:30 総合討論
18:00~    懇親会(会場参加者のみ)

2日目
(9:00~12:00)
9:00~9:40  井谷鋼造  アラビア文字墓碑銘文の世界から
9:40~10:20  高橋英海  チュー川流域のシリア語史料
10:20~11:00 影山悦子  セミレチエのソグド人キリスト教徒が制作したとされる銀器について
11:00~11:10 休憩
11:10~11:50 総合討論
11:50~12:00 閉会行事

帝京大学文化財研究所 〒406-0032 山梨県笛吹市石和町四日市場1566-2 
問い合わせ先:teikyo.silkroad@gmail.com 電話 055-261-0015
申込  https://forms.gle/wq95mep3gjZbZjq16 
会場参加締切7月5日(水)まで
オンライン参加締切7月12日(水)まで
研究所へはJR石和温泉駅から徒歩で約25分、タクシーで約8分。駐車場あり。

本研究会は科研費21H04984(基盤研究(S))の研究活動の一環である。


2023年7月22日開催:いにしえの世界を探る;金沢大学 古代文明・文化資源学フォーラム 2023

「研究フォーラム」の案内をいただきましたので、お知らせします。

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いにしえの世界を探る
金沢大学 古代文明・文化資源学フォーラム 2023

金沢大学は古代文明・文化資源学研究所を核として、私たち人類の過去をめぐる多彩な調査研究プロジェクトを活発に展開しています。
そのねらいの時空間的な広がりは、文明誕生よりも古く遡る先史時代から近代・現代にいたるまで、そして新旧の大陸をまたぐ世界の各地に及びます。
そうした活動の最新情報を中高生・学生・一般のみなさまにご紹介するため、このたび公開フォーラムを開催する運びとなりました。
考古学・考古科学・文化資源学の糾合を目指して金沢大学が取り組んでいる、先端研究の最前線にふれてみてください。

日時 2023年7月22日(土)13:15-17:15(13:00開場)
会場 金沢市文化ホール 2F 大集会室(https://www.bunka-h.gr.jp/access/
参加方法 対面形式・申込不要・参加無料
主催 金沢大学 古代文明・文化資源学研究所
※ お問い合わせは odaka@staff.kanazawa-u.ac.jp(担当/小髙)まで

プログラム
13:15-13:20 開会挨拶/河合 望
13:20-13:50 報告①/市川 彰
 「環境変化は文明の衰退や崩壊を招くのか? —マヤ南部地域諸遺跡の発掘調査」
13:50-14:20 報告②/河合 望
 「エジプト、グレコ・ローマン時代の埋葬を探る —サッカラ遺跡カタコンベ調査最新報告」
14:30-15:00 報告③/藤井 純夫
 「『肥沃な三日月弧』の外側 —シリア・ヨルダン・サウジアラビアにおける先史遊牧民遺跡の調査」
15:00-15:30 報告④/小髙 敬寛
 「メソポタミア文明の源流をたどる —イラク、シャフリゾール平原の先史遺跡調査」
15:30-16:00 報告⑤/久米 正吾
 「先史時代の高地での暮らしとシルクロードの始まり —キルギス、天山山脈の遺跡調査」
16:10-16:40 報告⑥/覺張 隆史・中込 滋樹
 「中国古代文明の黎明期におけるヒトの移動パターン —古人骨のDNA分析と同位体分析」
16:40-17:10 報告⑦/松永 篤知
 「近世・近代の金沢の暮らしを発掘する —宝町遺跡第19・20次発掘調査を中心に」
17:10-17:15 閉会挨拶/足立 拓朗

※ 詳細はこちら→ https://isac.w3.kanazawa-u.ac.jp/symposium/sympo20230722
※ 金沢大学古代文明・文化資源学研究所の情報はウェブサイトやSNSで発信しています
 https://isac.w3.kanazawa-u.ac.jp
 https://www.facebook.com/kanazawa.isac
 https://twitter.com/kanazawa_isac


2023年7月15日~17日開催:海外調査のための3次元計測実習

講習会(実習)参加者募集の案内をいただきましたので、お知らせします。

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「海外調査のための3次元計測実習」のご案内

開催趣旨
 近年、文化遺産の世界では、Agisoft社のMetashape、iPhoneのScaniverseなどを用いた3次元計測が急速に普及しています。
これらの技術の導入によって、作業時間が大幅に短縮されただけではなく、これまでと比べようのない高精度で文化遺産のドキュメンテーションが可能になってきています。
 今回は、日本における3次元計測の第1人者である野口淳先生を講師にお招きし、海外で文化遺産保護に携わる日本の専門家を対象に、「海外調査のための3次元計測実習」を開催いたします。
 受講者の方には、3日間の実習において、Agisoft社のMetashapeを利用した3次元計測の技術を習得していただくほか、iPhoneのScaniverseなどを用いた3次元計測なども体験していただきます。

主催:東京文化財研究所文化遺産国際協力センター
講師:野口淳(公立小松大学次世代考古学研究センター・特任准教授)
対象:海外で文化遺産保護に携わる日本の専門家(おもに考古学、建築、保存修復を専門とするもの。研究者、大学院生が対象)
人数:20名(申し込み順)
参加費:無料
申し込み先:安倍雅史(東京文化財研究所、Email: abe-m6e@nich.go.jp)。先着20名。
会場:東京文化財研究所地下一階会議室
https://www.tobunken.go.jp/japanese/navi/map.html
日程:7月15日(土)、16日(日)、17日(月、祝日)

スケジュール
受講者には、Metashapeの体験版をダウンロードしたパソコン、デジカメ、3D計測したい対象物を持参していただくことになります。詳細は追ってご連絡いたします。

7月15日(土)
1日目

 10:00~ 考古学・文化財3D計測概論
 11:00~ Metashapeインストール・設定・基本操作
 11:30~ サンプルデータによる土器完全モデル作成操作実習
 12:30~ (昼休み)
 14:00~ 土器(および希望する資料)の完全モデル作成実習(撮影~解析まで)
 16:30  1日目終了 

7月16日(日)
2日目

 10:00~ Metashapeステップアップ(講義+サンプルデータによる実習)
 11:00~ 土器(および希望する資料)の完全モデル作成実習 またはiPhone/ iPadによる土器モデル作成実習(Scaniverse, Metascan) ※端末所有者のみ?
 12:30~ (昼休み)
 14:00~ 屋外撮影・処理実習
 16:30  2日目終了

7月17日(月、祝日)
3日目

 10:00~ CloudCompareインストール・基本操作
 11:30~ 1日目・2日目作成データの読み込み、展開図等の作成
 12:30  3日目終了


2023年6月5日・8日開催:講演会 Ancient Egyptian Cities and Settlements: Center and Periphery; Current Research in the Ancient Egyptian Settlements

講演会の案内をいただきましたので、お知らせします。

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各位

 この度、文部科学省科学研究費補助金/新学術領域研究「都市文明の本質・古代西アジアにおける都市の発生と変容に関する学際研究」A02-03計画研究「古代エジプトにおける都市の景観と構造」(研究代表者:近藤二郎)は、米国よりNadine Moeller(イェール大学教授)とGregory Marouard(イェール大学講師)、フランスよりJuan Carlos Moreno Garcia(フランス国立科学研究センター主任研究員)を招聘し、以下の特別講演会(科研費第12回研究会、第13回研究会)を開催することになりました。
 皆様のご参加をお待ちしております。

 尚、本講演会は*全編英語での開催となり通訳等はございません*。

*参加ご希望の方は下記の連絡先に6月3日(土)までにお申し込みください。*

東京会場:田澤恵子 tazawa@orientmuseum.com
大阪会場:河合望 nozomu.kawai@staff.kanazawa-u.ac.jp

特別講演会①

文部科学省科学研究費補助金/新学術領域研究「都市文明の本質・古代西アジアにおける都市の発生と変容に関する学際研究」
A02-03計画研究「古代エジプトにおける都市の景観と構造」(研究代表者:近藤二郎)第12回研究会
共催:金沢大学古代文明・文化資源学研究所
後援:古代オリエント博物館

古代エジプトの都市と集落: 中心と周縁
Ancient Egyptian Cities and Settlements: Center and Periphery

日時:2023年6月5日(月)14:00〜16:30
場所:サンシャインシティワールドインポートマートビル5階コンファレンスルームRoom 7

プログラム
13:30 開場
14:00 開会の挨拶 研究代表者 近藤二郎(早稲田大学)
14:10 Juan Carlos Moreno Garcia (CNRS, France)
   Building a state in Egypt (3100-1800 BC): the relations between centre and periphery
14:50 Gregory Marouard (Yale University, USA)
   Wadi al-Jarf, the King Khufu’s Harbor on the Red Sea and its Links to the Early 4th Dynasty Pyramids.
15:30 休憩
15:40 Nadine Moeller (Yale University, USA)
   Tell Edfu ‒ Recent discoveries at a provincial capital
16:10 質疑応答
16:30 閉会の挨拶
司会 田澤恵子(古代オリエント博物館)

会場アクセス方法https://www.youtube.com/watch?v=qQjgNbEkaAo
詳細https://isac.w3.kanazawa-u.ac.jp/symposium/sympo20230605.html

特別講演会②
文部科学省科学研究費補助金/新学術領域研究「都市文明の本質・古代西アジアにおける都市の発生と変容に関する学際研究」
A02-03計画研究「古代エジプトにおける都市の景観と構造」(研究代表者:近藤二郎)第13回研究会
共催:国立民族学博物館、金沢大学古代文明・文化資源学研究所

古代エジプト集落研究の現在:地方都市における交易、遊牧民、地方支配者を中心として
Current Research in the Ancient Egyptian Settlements

日時:2023年6月8日(木)14:00〜16:30
場所:国立民族学博物館第5セミナー室

プログラム
13:30 開場
14:00 開会の挨拶 高宮いづみ(近畿大学)
14:10 Juan Carlos Moreno Garcia (CNRS, France)
   ‘Hidden forces’: Trade, nomads local potentates and their contribution in shaping ancient Egypt
14:50 Nadine Moeller (Yale University, USA)
   Tell Edfu ‒ Recent discoveries at a provincial capital
15:30 休憩
15:40 Gregory Marouard (Yale University, USA)
   Wadi al-Jarf, the King Khufu’s Harbor on the Red Sea and its
Links to the Early 4th Dynasty Pyramids.
16:10 質疑応答
16:30 閉会の挨拶 末森薫(国立民族学博物館)
司会 河合望(金沢大学)

詳細https://isac.w3.kanazawa-u.ac.jp/symposium/sympo20230608.html
問い合わせ:河合望 nozomu.kawai@staff.kanazawa-u.ac.jp


2023年4月30日開催:こども文化遺産ワークショップ 「なりきり!エジプト考古学者!」

ワークショップの案内をいただきましたので、お知らせします。
本事業は、当会が後援を行っています。

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●こども文化遺産ワークショップ
「なりきり!エジプト考古学者!」

日時:2023年4月30日(日)10:00~11:30(9:30受付開始)
主催:東京文化財研究所
後援:日本西アジア考古学会
協力:株式会社BYD
会場:東京文化財研究所 セミナー室
   〒110-8713 東京都台東区上野公園13-43
対象:小学生
定員:30組(1組=小学生+保護者・同伴者) 事前申込制・先着順
 東京文化財研究所では、子どものころから文化遺産への親しみを持ってもらうため取り組みとして、「こども文化遺産ワークショップ なりきり!エジプト考古学者」を開催致します。今回のテーマは、エジプトのピラミッドです。エジプトで発掘経験のある2名の講師が、教科書や本に書かれているよりも深いピラミッドの魅力をお話しします。
 写真やVRを使って遺跡を体感できるプログラムも企画しています。当日はスマホをお持ちください

□プログラム□

ごあいさつ
1時間目:ピラミッドをもっと知ろう
2時間目:ピラミッドを作った人たちってどんな人?
 <休憩>
3時間目:ピラミッドを体感しよう
4時間目:質問コーナー 

講師:福田莉紗(早稲田大学博士後期課程)
   山田綾乃(東京文化財研究所アソシエイトフェロー)
持ち物:スマートフォン (VRゴーグルをつけて遺跡の映像を見ます)
申込方法
下記URLにアクセス、またはQRコードを読み取り、フォームからお申し込みください。
URL https://forms.gle/FGpAf4yEfWZu1aTq7
※ 申込の締切は4月26日(水)です。定員に達した場合は、その時点で受付を終了いたします。
※ 本イベントには、必ず保護者様とご一緒にご参加ください。ご兄弟やご家族も同伴していただけます。同伴者様の年齢は問いません。

お問い合わせ先 tobunken.egypt@gmail.com
東京文化財研究所
文化遺産国際協力センター
保存計画研究室
担当:山田綾乃
TEL: 03-3823-2439(月~木 10-17時)
E-mail:tobunken.egypt@gmail.com


2023年4月30日開催:特別講演会「ツタンカーメン王墓発掘100周年 エジプト王家の谷発掘調査の現在」

講演会の案内をいただきましたので、お知らせします。
本事業は、当会が後援を行っています。

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●特別講演会
「ツタンカーメン王墓発掘100周年 エジプト王家の谷発掘調査の現在」
日程:2023年4月30日(日) 13:30~16:30(13:00開場)
共催:金沢大学古代文明・文化資源学研究所、東京文化財研究所
後援:日本西アジア考古学会
対象:一般
参加費:無料
参加方法:フォームまたはメールによる事前登録制              
URL:https://forms.gle/xyrLodSHAS5R7MT18
E-mail:tobunken.egypt@gmail.com (氏名・ご連絡先を明記)
会場:東京国立博物館 大講堂(最大350名)
言語:日本語・英語(英語による発表のみ逐次通訳あり)
講演者:スザンヌ・ビッケル バーゼル大学古代文明学科教授
  ・講師紹介
   https://philhist.unibas.ch/en/persons/susanne-bickel/
  ・Basel University Kings’ Valley Project
   https://daw.philhist.unibas.ch/en/egyptology/research/research-projects/kings-valley-project/?fbclid=IwAR15dJmbO2RB5-MAclIlBW6H-NUAmm4Pz_bkjpGi_qiB0QaiMiK1eIm1EjQ
  近藤 二郎 早稲田大学名誉教授
  河合 望 金沢大学教授、金沢大学古代文明・文化資源学研究所所長

 ツタンカーメン王墓発掘から100年を迎える間に、王家の谷では新たな発見、研究が蓄積され続けている。本特別講演会では、研究の最前線に立つスイスのバーゼル大学よりスザンヌ・ビッケル教授をお招きし、近年の王家の谷での調査成果についてご講演いただく。併せて、近藤二郎名誉教授より、長年王家の谷・西谷で調査・研究が続けられてきたアメンヘテプ3世王墓について、河合望教授よりツタンカーメン王墓出土の遺物に関する研究成果をそれぞれご発表いただく。

□プログラム□ 
13:30~13:35
 開会挨拶:河合 望
13:35~13:50
 趣旨説明・講演者紹介:山田 綾乃(東京文化財研究所アソシエイトフェロー)
13:50~15:00
 基調講演:スザンヌ・ビッケル 教授 (逐次日本語通訳:山田)
   A Tomb of the Family of Amenhotep III: Recent Research in the Valley of the Kings
   アメンヘテプ3世の家族の墓の発見:近年の王家の谷での調査より
15:00~15:20 
 <休憩>
15:20~15:50
 講演1:近藤 二郎:アメンヘテプ3世王墓(KV22)と王家の谷・西谷
15:50~16:20
 講演2:河合 望:ツタンカーメン王墓出土のネフェルネフェルウアテン女王の遺物について
16:20~16:30
 閉会挨拶:安倍 雅史(東京文化財研究所文化遺産国際協力センター保存計画研究室長)

※本講演は対面形式のみでの開催です。配信の予定はございません。

問い合わせ先 東京文化財研究所 文化遺産国際協力センター(担当:山田)
  tobunken.egypt@gmail.com 03-3823-2439(月~木10:00-17:00)


2023年4月27日開催講演会:New insights from a tomb discovered in 2012 in the Valley of the Kings (KV 64, Luxor, Egypt)

講演会のご案内をいただきましたので、お知らせします。

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金沢大学エジプト学特別講演会2023-3

New insights from a tomb discovered in 2012 in the Valley of the Kings (KV 64, Luxor, Egypt)
2012年に王家の谷で発見された第64号墓に関する新知見

日時:2023年4月27日(木) 13:00~14:30 
会場:金沢大学人間社会第2講義棟401教室
講演者:Prof. Dr. Susanne Bickel (Professor of Egyptology, University of Basel)
    バーゼル大学教授、スザンヌ・ビッケル博士
参加料:無料
言語:英語による発表・日本語要約あり
主催:金沢大学古代文明・文化資源学研究所
共催:金沢大学新学術創成研究機構
連絡先:河合望 (nozomu.kawai@staff.kanazawa-u.ac.jp)