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平成27年度 考古学が語る古代オリエント 第23回西アジア発掘調査報告会~2015年発掘調査の速報~

平成27年度 考古学が語る古代オリエント
第23回西アジア発掘調査報告会~2015年発掘調査の速報~

 今年度も下記の要領で西アジア発掘調査報告会を開催することとなりました。今回は時代別セッションに代えて、全て地域別のセッションになりました。1日目は「レヴァントとクルディスタン」「コーカサスとアナトリア」「中央アジア」、2日目は「エジプト」「アラビア半島」「南アジア」の調査が報告されます。昨年よりも多い21本の報告があり、予稿集の冊子のみに掲載される報告も2本あります(ヨルダンとサウジアラビアの調査)。また、日本西アジア考古学会が進めてきた「シリア文化財救済支援事業」の進捗状況についての報告も1日目の最後に予定されています。西アジアやその周辺の多様な地域における日本調査隊の活躍を是非ご覧ください。

2016年3月26 日()・27 日()
主  催:日本西アジア考古学会・古代オリエント博物館
後  援:国士舘大学イラク古代文化研究所・日本考古学協会・早稲田大学エジプト学研究所
会  場:池袋サンシャインシティ文化会館7階会議室710 室
東京都豊島区東池袋3-1-4
定  員:先着150 名(事前申し込み不要
※どなたでも自由に参加いただけますが、座席数に限りがあり、立席になる場合もございます。あらかじめご了承下さい。

参加費:資料代1,000 円
※日本西アジア考古学会会員、古代オリエント博物館友の会会員の方は無料です。

お問合せ:古代オリエント博物館 Tel:03-3989-3491 URL:http://aom-tokyo.com/
日本西アジア考古学会 URL:http://jswaa.org

※発表者、演題、発表順などは変更されることがあります。最新情報は上記お問い合わせ先やウェブサイトでご確認下さい。

懇親会について
 参加者人数把握のため、初日終了後の懇親会はすべて事前申込制とさせていただきます。参加ご希望の方は、下記メールまたはファックスにてお申し込みください。申込の際は、件名に「報告会懇親会申込」とし、お名前のみ明記ください。皆様のお申し込みをお待ちしております。

開催日時:2016年3月26日()17:30〜19:30
懇親会会場:池袋サンシャインシティ アルパ3階 アジオ(AGIO)
    (報告会会場の文化会館とつながっているビルの3階レストラン街です)
会費:5000円  当日3月26日、報告会受付にていただきます
申込先:メール:konshinkai@orientmuseum.com/ ファックス:03-3590-3266
申込締切:3月20日()  ※3月24日(木)以降のキャンセルは参加費をいただきます。

プログラムチラシをご覧下さい(PDFファイル)

【2016年3月26日()】
* 10:00-10:30 開場・受付
* 10:30-10:40 開催の辞

レヴァントとクルディスタンの調査

10:40-11:05 報告1「レヴァント回廊の歴史を探る―レバノン南部地域における歴史考古学的予備調査」中部大学人文学部准教授 西山 伸一
11:05-11:30 報告2「西アジアに出現した大帝国の支配をさぐる―テル・レヘシュ第9次発掘調査(2015年)」天理大学文学部准教授 橋本 英将
11:30-11:55 報告3「アブラハム記念ビザンツ教会の全容解明をめざして―パレスチナ自治区ベイティン遺跡発掘調査報告(2015年度)」慶應義塾大学文学部教授 杉本 智俊
11:55-12:20 報告4「肥沃な三日月地帯東部の新石器化・都市化―イラク・クルディスタン、カラート・サイド・アハマダン遺跡調査(2015年)」筑波大学人文社会系教授 常木 晃

* 12:20-13:30 昼食休憩

13:30-13:55 報告5「イラク・クルディスタン自治区,ラニア平原における拠点遺跡―グルディトレ遺跡の調査 (2015年)」筑波大学人文社会系非常勤研究員 長谷川敦章

コーカサスとアナトリアの調査

13:55-14:20 報告6「コーカサスの中石器文化―アルメニアにおける考古学調査(2015年)」金沢大学新学術創成研究機構准教授 有村 誠
14:20-14:45 報告7「南コーカサス地方の新石器時代―第8次発掘調査(2015年)」古代オリエント博物館研究員 下釜 和也
14:45-15:10 報告8「中央アナトリアにおける都市の起源を探る―キュルテペ遺跡北トレンチ発掘調査 2015年」ノートルダム清心女子大学文学部教授 紺谷 亮一

* 15:10-15:30 休憩

中央アジアの調査

15:30-15:55 報告9「北ユーラシアの旧人・新人交替劇―ウズベキスタン旧石器遺跡調査(2015年)」東京大学教授 西秋 良宏
15:55-16:20 報告10「ユーラシア古代遊牧社会形成の比較考古学―キルギス、ナリン川流域、イシク・クル域での日本-キルギス合同考古学調査(2015年)」東京文化財研究所アソシエイトフェロー 久米 正吾

16:20-16:45 特別報告「シリア文化財救済支援事業の状況」日本西アジア考古学会会長 西藤 清秀

懇親会 17:30-19:30

【2016年3月27日()】
* 09:30-10:00 開場・受付

エジプトの調査

10:00-10:25 報告11「クフ王第2の船発掘・保存・復原にかかわる研究―エジプト・ギザ遺跡・クフ王第2の船プロジェクト2015」東日本国際大学エジプト考古学研究所客員教授 黒河内宏昌
10:25-10:50 報告12「紀元前2千年紀エジプトの葬制の変遷を探る―ダハシュール北遺跡第23次調査(2015)」東日本国際大学エジプト考古学研究所客員准教授 矢澤 健
10:50-11:15 報告13「エジプト西方デルタ・イドゥク湖南域の考古学調査―地表面探査で判読された遺構」早稲田大学総合研究機構客員客員教授 長谷川奏
11:15-11:40 報告14「古代エジプトの聖なる丘の発掘調査―エジプト、アブ・シール南丘陵遺跡第24次調査(2015年)」早稲田大学高等研究所准教授 河合 望

* 11:40-12:50 昼食休憩

12:50-13:15 報告15「ウセルハト墓(TT 47)の調査―エジプト、アル=コーカ地区調査第8次調査(2014-2015年)」早稲田大学エジプト学研究所所長・同文学学術院教授・教授 近藤 二郎
13:15-13:40 報告16「古代エジプトの庶民墓―エジプト・アコリス遺跡2015年度発掘調査」国士舘大学イラク古代文化研究所共同研究員 辻村 純代

アラビア半島の調査
13:40-14:05 報告17「古代ディルムン王国の起源を求めて―バハレーン、ワーディー・アッ=サイル考古学プロジェクト2015」早稲田大学高等研究所助教 安倍 雅史
14:05-14:30 報告18「遺構のマッピングとデータ共有―オマーン、バート遺跡群のデジタル文化遺産目録構築プロジェクト(第2報)」総合地球環境学研究所研究高度化支援センター准教授 近藤 康久

* 14:30-14:45 休憩

14:45-15:10 報告19「オマーン湾港町ディバの発掘―アラブ首長国連邦ディバ遺跡第11-13次調査(2015年)」金沢大学名誉教授 佐々木達夫

南アジアの調査
15:10-15:35 報告20「南アジア人類史の解明を目指して―パキスタン・ソアン川流域旧石器時代遺跡群調査(2015年)」NPO南アジア文化遺産センター理事・事務局長 野口 淳
15:35-16:00 報告21「インダス川上流部、シルクロードの碑文と岩刻画―パキスタン・ギルギット-バルティスタン地域文化遺産調査(2015年)」NPO南アジア文化遺産センター理事・事務局長 野口 淳

* 16:00 閉会の辞
* 16:10 閉会