総会・大会

第30回 西アジア発掘調査報告会 ―令和4年度 考古学が語る古代オリエント―(2023年3月25日・26日) ※予稿集ダウンロード可

日時2023年3月25日(土)・26日(日)

主催:日本西アジア考古学会、公益財団法人 古代オリエント博物館
後援:国士舘大学イラク古代文化研究所、日本考古学協会、早稲田大学エジプト学研究所

 日本の発掘調査隊が西アジアやその周辺地域で遺跡調査を行う最新状況をお伝えする一般講演会です。近年、新型コロナ禍のために中止やオンライン開催になっていましたが、東京池袋での対面開催は4年ぶりになります。今年は多くの海外調査が再開され、本報告会では最新の調査成果が発表されます。

※ 2月に起きたトルコ・シリア大地震を受け、1日目の最後に下記の特別講演が追加されました。
【特別講演】
「2023年のアポカリプス:トルコ大地震を通して文化遺産、博物館収蔵品の保護を考える」
 フィクリ・クラックオウル(アンカラ大学教授) 通訳:紺谷亮一

参加方法
① 会場対面(東京、池袋サンシャインシティ文化会館ビル5階 特別ホール501号室)
② オンライン視聴(Zoomウェビナーによるライブ配信)

事前申込制(方法は下記をご覧ください)

参加費:500円(対面とオンラインに関わらず)
 ※「両日参加」「1日のみ参加」いずれも同じ額です。

報告集冊子:500円
※ 日本西アジア考古学会会員は、報告集冊子無料。
※ 古代オリエント博物館友の会会員で対面参加される方は、報告集冊子無料。
※ 古代オリエント博物館受付で報告集提示により、当日に限り入館無料。

事前申込み方法
イベント管理サービスPeatixで受け付けます。
①会場対面と②Zoomライブ配信それぞれの受付ページから申し込み下さい。
対面参加、オンラインそれぞれ別の申込先となりますので、お気を付けください。

会場対面(東京、池袋サンシャインシティ文化会館ビル5階 特別ホール501号室) 定員110名
 締切:3月24日あるいは満席になり次第
 お申し込みはこちらから↓
 https://jswaa30onsite.peatix.com/

オンライン視聴(Zoomウェビナーによるライブ配信) 定員500名
 締切:3月24日あるいは満席になり次第
 お申し込みはこちらから↓
 https://jswaa30online.peatix.com/

お問合せ先:日本西アジア考古学会事務局 office@jswaa.org
第30回西アジア報告会チラシはこちらからダウンロードできます。

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第30回 西アジア発掘調査報告会 プログラム

※発表者が複数の場合も代表者1名のみが記載されています。また、当日発表する方とは一致しない場合があります。
※各発表の要旨については、発表順序の後にある(PDF)の表示を押すと表示されます。各自ダウンロードのうえ保存してください。
 報告集表紙(PDF
 扉(PDF
 目次(PDF
 地図(PDF
 奥付(PDF

1日目 2023年 3月25日(土)

10:00-10:30 開場・受付
10:30-10:40 開会の辞(PDF

【アナトリア、コーカサスの調査】
10:40-11:05 報告①
 (PDF
 南東アナトリア先土器新石器時代の丘上遺跡─ハルベトスワン・テペシ遺跡の第一次調査(2022年)─
  千葉工業大学 地球学研究センター研究員 下釜 和也
11:05-11:30 報告② (PDF
 石灰岩の丘に暮らした狩猟採集民─トルコ、チャクマックテペ遺跡、第2次調査(2022年)─
  筑波大学人文社会系教授 三宅 裕
11:30-11:55 報告③ (PDF
 南コーカサス地方の新石器時代─日本・アゼルバイジャン調査団第13次発掘調査(2022年)─
  東京大学総合研究博物館教授 西秋 良宏

11:55-13:30 昼食休憩

13:30-13:55 報告④ (PDF
 中央アナトリアにおける銅石器時代解明へ向けて─キュルテペ遺跡中央トレンチ発掘調査 2022年─
  ノートルダム清心女子大学教授 紺谷 亮一

【クルディスタン、レヴァントの調査】
13:55-14:20 報告⑤
 (PDF
 ホモ・サピエンスの拡散・定着期における文化動態─南ヨルダン、カルハ山の旧石器遺跡調査(2022年)─
  名古屋大学博物館教授 門脇 誠二
14:20-14:45 報告⑥ (PDF
 肥沃な三日月地帯東部の新石器化─イラク・クルディスタン、スレマニ地域チャルモ遺跡の調査(2022)─
  筑波大学名誉教授 常木 晃
14:45-15:10 報告⑦  (PDF
 新石器化と都市化のはざま─イラク・クルディスタン、シャイフ・マリフ遺跡の第1次発掘調査(2022年)─
  金沢大学国際基幹教育院准教授 小高 敬寛

15:10-15:30 休憩

15:30-15:55 報告⑧  (PDF
 ベテルの「高き所」を求めて─テル・ベイティン遺跡(パレスチナ自治区)及びその東の宗教遺構における考古学的一般調査─
  慶應義塾大学教授 杉本 智俊

【アラビア半島の調査】
15:55-16:20 報告⑨
 (PDF
 バハレーン島における前期ディルムン時代の墳墓群の測量調査─ディルムンマッピング・プロジェクト─
  金沢大学古代文明・文化資源学研究所特任准教授 上杉 彰紀
16:20-16:45 報告⑩ (PDF
 アラビア半島内陸乾燥域における青銅器時代の都市景観─サウジアラビア、クレイヤ遺跡の調査─
  金沢大学古代文明・文化資源学研究所特任准教授 上杉 彰紀

以下は追加プログラムです。チラシには掲載されておらず、予稿はありません
16:45-16:50 休憩

16:50-17:35 【特別講演】
 2023年のアポカリプス:トルコ大地震を通して文化遺産、博物館収蔵品の保護を考える
 アンカラ大学教授 フィクリ・クラックオウル  (通訳:紺谷亮一)

17:35 1日目終了

2日目 2023年 3月26日(日)

10:00-10:30 開場・受付

【アラビア半島の調査】
10:30-10:55 報告⑪
 (PDF
 中世の港町の構造を探る─サウジアラビア紅海沿岸ハウラー遺跡の考古学調査(2022)─
  早稲田大学・東日本国際大学客員教授 長谷川 奏

【エジプトの調査】
10:55-11:20 報告⑫
 (PDF
 紀元前2千年紀エジプトの葬制の変遷を探る─ダハシュール北遺跡第28次調査(2022)─
  東日本国際大学エジプト考古学研究所客員教授 矢澤 健
11:20-11:45 報告⑬ (PDF
 前1千年紀の地方社会の庶民の生活と採石場址─エジプト・アコリス遺跡の調査2022─
  筑波大学非常勤研究員 花坂 哲

11:45-13:00 昼食休憩

【中央アジアの調査】
13:00-13:25 報告⑭
 (PDF
 原シルクロードの形成(1)─キルギス、モル・ブラク遺跡(第4次)での地下探査(2022年)─
  奈良県立橿原考古学研究所主任研究員 辰巳 祐樹
13:25-13:50 報告⑮ (PDF
 原シルクロードの形成(2)─ウズベキスタン、ダルヴェルジン遺跡(第3次)の発掘調査(2022年)─
  金沢大学特任助教 久米 正吾
13:50-14:15 報告⑯ (PDF
 天山山脈北麓に古代遊牧活動を探る─キルギス共和国ケゲティ渓谷の考古学調査(2022年)─
  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所主任研究員 山藤 正敏
14:15-14:40 報告⑰ (PDF
 シルクロード天山北路の形成過程─キルギス共和国、チュー渓谷西部の考古学踏査(2022年)─
  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所主任研究員 山藤 正敏

14:40-15:00 休憩

15:00-15:25 報告⑱ (PDF
 ソグディアナの都市を探る─ウズベキスタン共和国クルゴン・テパ遺跡発掘調査(2022年度)─
  北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター特任助教 村上 智見
15:25-15:50 報告⑲ (PDF
 ソグド王離宮を掘る─ウズベキスタン共和国カフィル・カラ遺跡(シャフリスタン地区)2022年度発掘調査─
  帝塚山大学客員教授 宇野 隆夫
15:50-16:15 報告⑳ (PDF
 シルクロードの国際交易都市スイヤブの成立と変遷
  帝京大学文化財研究所准教授 櫛原 功一
16:15-16:40 報告㉑ (PDF
 中央アジアの仏教寺院を掘る─キルギス共和国、アク・ベシム(スイヤブ)遺跡・第2仏教寺院址の調査(2022)─
  龍谷大学龍谷ミュージアム准教授 岩井 俊平

16:40 閉会の辞
16:45 閉会

ポスター展示(会場対面のみ)
ポスター①  (PDF
 アッシリア帝国東部辺境を掘る─イラク・クルディスタン、ヤシン・テペ考古学プロジェクト:第6次調査(2022年)─
  中部大学人間力創成教育院教授 西山 伸一
ポスター② (PDF
 レヴァント回廊の歴史を探る─第8次(2022年)・フェニキアの港バトルーン遺跡の発掘調査─
  中部大学人間力創成教育院教授 西山 伸一
ポスター③ (PDF
 中央アジア・オアシス地帯における都市の成立と展開─ウズベキスタン共和国ミングテパ遺跡発掘調査(2022年度) ─
  ニューヨーク大学客員研究員 ベグマトフ・アリシェル
ポスター④ (PDF
 ヨルダン南部の遊牧化─タラアト・ウバイダ高原における銅石器〜前期青銅器時代フリント採掘坑群の分布調査(2022)─
  金沢大学古代文明・文化資源学研究所特任教授 藤井 純夫
ポスター⑤ (PDF
 アラビア半島の遊牧化─ヒジャーズ北部におけるPPNB前期の小型集落、マスィユーンの第一次発掘調査(2022)─
  金沢大学古代文明・文化資源学研究所特任教授 藤井 純夫
この他、追加でシリアの震災被災状況に関するポスター発表1件が加わる予定です。