その他の研究会等

2023年3月30日開催:Tlos遺跡ワークショップ

ワークショップの案内をいただきましたので、お知らせいたします。

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 3月30日、トルコの古代遺跡トロスの発掘調査隊を招いて、15年間の発掘成果のご紹介をいただくことになりました。
 トロスは、ヘレニズム期以降に都市的な景観を示し始め、ビザンツ時代中期まで、連綿として都市的な営みを続けましたが、町の中心部を占めるスタディオンからは、ヒッタイト期に遡る遺構・遺物も発見されています。また、トロス遺跡は、都市の農村領域内に、10000BPの新石器遺跡(Gilmeler)も抱えており、これは、アナトリアの地中海岸を通じてレヴァントからヨーロッパへ現生人類が移動したことを示す初めての証拠として世界的にも注目されました。
 古典考古学者は、どうしても、観光資源になりうる都市遺構の発掘を優先するように政府から求められがちなのですが、近年の、ベルギー隊のサガラッソス発掘等に刺激を受ける形で、トルコ国内でも、数十キロ圏内の古代都市領域を含めた調査も現れ始めています。トロス発掘調査隊は、そうした調査に早くから取り組んできており、時代的のみならず、地理的なスコープの広さの点でも、トルコ国内の考古学発掘隊の中でもユニークな地位を占めるチームです。当日、その成果の一端を示していただくとともに、様々な知見を交換することができれば幸いです。

プログラム
発表① 14:00-15:00
TANER KORKUT (AKDENIZ UNIVERSITY)
Title: URBANISM OF TLOS. HISTORY OF A LYCIAN CITY FROM PREHISTORIC TO MODERN TIMES.

発表② 15:00-15:30
ÇILEM UYGUN (HATAY MUSTAFA KEMAL UNIVERSITY)
Title: THE NECROPOLEIS AND ITS ARCHITECTURE AT TLOS IN WESTERN LYCIA.

発表③ 15:30-16:00
BILSEN ÖZDEMİR (HACI BEKTAŞ VELI UNIVERSITY)
Title: WINE AND OLIVE OIL PRODUCTION AND TRADE IN TLOS.

16:00-17:00 Discussion (Chair: Akiko Moroo)

英語でお話しいただくことをお願いしていますが、英語でのコミュニケーションに不慣れでいらっしゃいます。
できるだけ緊張のないざっくばらんな形でのコミュニケーションを心がけますので、ご参加をお待ちしております。

なお、簡単な報告要旨を用意しております。会場準備の都合もあり、ご出席のメールを下記アドレス宛てにいただいた方に、ご出欠確認も兼ねて配布することとさせていただきたく存じます。もちろん、出席はできないけれど、要旨のみご所望という場合にも対応をいたしますので、ご遠慮なくお申し越しいただければ幸いです。

参加申し込み先  浦野聡 uran@rikkyo.ac.jp

また、以下は、同発掘隊の出版一覧です。
Publications | Tlos Antik Kenti Kazıları (akdeniz.edu.tr)