総会・大会

2018年3月24日(土)・25日(日) 第25回西アジア発掘調査報告会プログラム

今年度も毎春恒例の西アジア発掘調査報告会を開催いたします。

今回は口頭発表24本、ポスター発表2本、計26の日本隊の発掘調査の最新情報をお届けします。
1日目は「クルディスタン」「コーカサスとアナトリア」「レヴァント」「中央アジア」、2日目は「アラビア半島」「エジプト」の調査についての報告です。

日 程:3月24日()、3月25日(
会 場:池袋サンシャインシティ文化会館 7階会議室705室
定 員: 各日先着150 名(事前申込不要)
※座席数に限りがあり、立席になる場合もございます。
あらかじめご了承ください。

参加費: 1,000 円(資料=発掘報告集代含む)
※日本西アジア考古学会会員および古代オリエント博物館友の会会員は500円

主 催: 日本西アジア考古学会・古代オリエント博物館
後 援: 国士舘大学イラク古代文化研究所・日本考古学協会・早稲田大学エジプト学研究所

発掘報告集協力:株式会社クバプロ

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▶参加者は当日に限り古代オリエント博物館入館無料
※報告会当日、上記資料を受付でご呈示ください。
「クローズアップ展: ブルガリア発掘調査の25年」開催中[2018年 2月10日(土)~ 3月 25日(日)]
※開館時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)展示の詳細はこちら(古代オリエント博物館のウェブページにとびます)。

▶小会場706室
報告会会場向かい側の部屋にて、ポスター展示(2件)、学会書籍コーナー、雄山閣書籍コーナー、第一合成株式会社コーナー、イブラ・ワ・ハイト(ハンドメイドの刺繍刺繍作品など)コーナーなどが設置されます。詳しくは本頁の下方をご覧ください。

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第25回発掘調査報告会プログラム

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※PDFのチラシはこちら。
(発表者、表題、時間は変更する場合があります。変更があり次第、本ウェブページにアップしますので、最新情報を直近にご確認ください。)

3月24日(土)

10:00-10:30 開場・受付

10:30-10:40 開会の辞

クルディスタンの調査
10:40-11:05 報告① 肥沃な三日月地帯東部の新石器化
―イラク・クルディスタン、スレマニ地域チャルモ遺跡・トゥルカカ遺跡の調査(2017年)―
筑波大学人文社会系教授 常木 晃

11:05-11:30 報告② 新石器化と都市化のはざま
―イラク・クルディスタン、シャイフ・マリフ遺跡の予備調査(2012~17年)―
東京大学総合研究博物館特任助教 小髙 敬寛

11:30-11:55 報告③ アッシリア帝国東部辺境を掘る
―イラク・クルディスタン、ヤシン・テペ考古学プロジェクト : 第2次(2017年)―
中部大学人文学部准教授 西山 伸一

11:55-13:00 昼食休憩

コーカサスとアナトリアの調査
13:00-13:25 報告④ 南コーカサス地方の新石器時代
―第10次発掘調査(2017年)―
東京大学教授 西秋 良宏

13:25-13:50 報告⑤ 初期定住集落の姿を探る
―トルコ、ハッサンケイフ・ホユック遺跡第5次調査(2017年)―
筑波大学人文社会系教授 三宅 裕

13:50-14:15 報告⑥ アルメニアにおける先史文化の系譜を探る
―アルマヴィル地域における発掘調査(2017年)―
東海大学文学部歴史学科考古学専攻准教授 有村 誠

14:15-14:40 報告⑦ 中央アナトリアにおける銅石器時代解明へ向けて
―キュルテペ遺跡北トレンチ発掘調査2017年―
ノートルダム清心女子大学教授 紺谷 亮一

14:40-14:50 休憩

レヴァントの調査
14:50-15:15 報告⑧ ホモ・サピエンスの拡散・定着期における文化動態
―南ヨルダン、カルハ山の旧石器遺跡調査(2017年)―
名古屋大学博物館講師 門脇 誠二

15:15-15:40 報告⑨ レヴァント回廊の歴史を探る
―レバノン、ベカー高原南部考古学踏査プロジェクト:第3次(2017年) ―
中部大学人文学部准教授 西山 伸一

15:40-16:05 報告⑩ ガリラヤ最初期のシナゴーグを掘る
―イスラエル国テル・レヘシュ第11次発掘調査(2017年)―
天理大学文学部教授 桑原 久男

16:05-16:30 報告⑪ パレスチナにおける十字軍期の農業集落
―パレスチナ自治区ベイティン遺跡第6次考古学的調査(2017年度) ―
慶應義塾大学文学部教授 杉本 智俊

16:30-16:40 休憩

中央アジアの調査
16:40-17:05 報告⑫ 北ユーラシアの旧人・新人交替劇
―第5次ウズベキスタン旧石器遺跡調査(2017年)―
東京大学教授 西秋 良宏

17:05-17:30 報告⑬ ウズベキスタン、カフィル・カラ遺跡のシタデルを覆う火災層
―日本・ウズベキスタン調査隊の発掘調査 (2017 年)―
京都大学文学研究科博士後期課程 ベグマトフ・アリシェル

17:30-17:55 報告⑭ 中央アジア、シルクロード拠点都市の成立とその展開
―キルギス共和国、アク・ベシム(スイヤブ)遺跡の調査(2017年度)―
帝京大学文化財研究所教授 山内 和也

17:55 1日目終了
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18:30-20:30 懇親会

どなたでも参加できます。事前申込、事前振込制です。申込・振込締切:3/22(木)。
詳しくは本文末「懇親会について」をご覧ください。

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3月25日(日)

10:00-10:30 開場・受付


アラビア半島の調査
10:30-10:55 報告⑮ 古代ディルムン王国の起源を求めて
―バハレーン、ワーディー・アッ=サイル考古学プロジェクト2017―
東京文化財研究所研究員 安倍 雅史

10:55-11:20 報告⑯ アル・カーンの発掘 2017年
―アラビア半島の近世漁村―
金沢大学名誉教授 佐々木 達夫

11:20-11:45 報告⑰ バハレーンで古墳を掘る
―バハレーン、マカバ古墳群第1号墳第一次調査2016-2017―
奈良県立橿原考古学研究所技術アドバイザー 西藤 清秀

11:45-13:00 昼食休憩

13:00-13:25 報告⑱ サウジアラビア紅海沿岸第1次踏査(2017)
―ハウラー遺跡とその後背地―
早稲田大学総合研究機構客員教授 長谷川 奏

エジプトの調査
13:25-13:50 報告⑲ 王朝成立直前の専業化の発展
―エジプト、ヒエラコンポリス遺跡HK11C地区の発掘調査―
早稲田大学高等研究所准教授 馬場 匡浩

13:50-14:15 報告⑳ ギザのピラミッドにおける3次元計測調査
―エジプト、クフ王の大ピラミッド頂上部のUAV-SFM調査(2016-17年度)―
名古屋大学共同研究員 河江 肖剰

14:15-14:40 報告㉑ 紀元前2千年紀エジプトの葬制の変遷を探る
―ダハシュール北遺跡第24次調査(2017)―
東日本国際大学エジプト考古学研究所客員准教授 矢澤 健

14:40-14:50 休憩

14:50-15:15報告㉒ エジプト、サッカラ遺跡の新王国時代の墓地を探る
―北サッカラ遺跡第3次調査(2017)概報―
金沢大学新学術創成研究機構准教授 河合 望

15:15-15:40 報告㉓ アル=コーカ地区出土の葬送用コーン
―エジプト、アル=コーカ地区第10次調査(2016-17)―
早稲田大学文学学術院・早稲田大学エジプト学研究所教授 近藤 二郎

※チラシで副題が間違っていました。
訂正して、お詫びいたします。

15:40-16:05 報告㉔ エジプト西方デルタ・イドゥク湖南域の考古学調査(2017)

―コーム・アル=ディバーゥ遺跡北丘陵の探査―
早稲田大学総合研究機構客員教授 長谷川 奏

16:05 閉会の辞
16:10 閉会
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■ポスター展示  (於:小会場706室)
※口頭発表はありません。報告集(資料)には掲載されます。

ポスター① ヨルダン南部ジャフル盆地の遊牧化
―ハラアト・ジュハイラ遺跡群の第3~4次発掘調査(2017年)―
金沢大学歴史言語文化学系教授 藤井 純夫

ポスター② アラビア半島の遊牧化
―ワディ・ムハラック、ワディ・グバイ遺跡群の第1、2次発掘調査(2017年)―
金沢大学歴史言語文化学系教授 藤井 純夫

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以上プログラム
報告会会場向かい側の小会場にて、下記の出版物コーナーなどがあります。
休憩時間などにぜひお立ち寄りください。
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小会場706室 (報告会会場向かい側)
3月24日(土) 10:00〜18:15
3月25日(日) 10:00〜16:30
(コーナーによっては開始終了時間が異なる場合があります)

■ポスター展示 (プログラムにポスター展示とある2件)

■学会出版物
持参数に限りがありますので、予めご希望の書籍がある場合は、ご予約いただくことをお勧めします。メールにてお知らせいただければ、取り置いて会場でお渡しいたします。その場合、送料はかかりません。
学会出版物についてはこちら

■雄山閣書籍

学会20周年特別号である『季刊考古学141号:西アジア考古学・最新研究の動向』が販売されます。

詳しくはこちら

 

■第一合成(株)

第一合成(株)は初出展です。新商品である襷ゴテ、襷三角ホーをはじめとして、真弧、キャリパーなどの文化財関連製品が展示されます。当日は真弧、キャリパーの特価での即売も行います。ぜひ商品をお手に取ってご覧ください。

真弧M-1  真弧M-1使用例
 第一合成用具についてはこちら 三角ホーチラシPDF 襷ゴテチラシPDF

 

■イブラ・ワ・ハイト

イブラ・ワ・ハイトはアラビア語で『針と糸』。長引くシリア紛争で生活基盤のすべてを失いつつあるシリア人女性たちに『針と糸』で収入の道を開くプロジェクトです。
シリア国内外で避難生活を送る女性達が制作したハンドメイドの刺繍作品、アクセサリーを販売します。

イブラ・ワ・ハイトについてはこちら

刺繍 ドールチャーム

【懇親会について】

  事前申込・事前振込お願い申し上げます。

※既に申し込みは締め切っています。

日 時: 2018年3月24日(土) 18:30〜20:30
会 場: 池袋サンシャインシティ アルパ3階 アジオ(AGIO)
(専門店街アルパは報告会会場の文化会館ビルとB1・1Fで連絡しています。)
申込先: e-mail:konshinkai@orientmuseum.com またはFax:03-3590-3266
「3/24懇親会参加」と明記し、お名前をお知らせください。申込締切:3/22(木)
※学生の方は「学生」とお書き下さい。

会 費: 5,000円(学生4,000円)。事前にお振込ください。振込期限:3/22(木)
※3/23以降の振込は上記金額プラス1,000円となります。

振込先: みずほ銀行 池袋支店(店番号230)  普通 2197205
西アジア発掘調査報告会(ニシアジアハツクツチヨウサホウコクカイ)

※振込人名は申込者の名前をご記入ください。
※恐れ入りますが、振込手数料はご負担いただきますようお願い申し上げます。
※欠席の場合、懇親会費の返金はできません。