学会主催講演会

2018年2月10日(土) 開催:公開シンポジウム『最新科学による西アジア文化遺産の調査と保護』

公開シンポジウムのお知らせ

2017年度日本学術振興会科学研究費助成事業として実施する公開シンポジウムです。
デーマは『最新科学による西アジア文化遺産の調査と保護』です。

近年、無人航空機ドローンやSfM、3Dレーザー・スキャナーなどの最新技術が文化遺産の調査の現場においても利用されるようになってきています。最新の科学技術の応用は、現地調査に大幅な効率化をもたらし、かつてない精緻な情報収集が可能となりました。また、西アジアでは政治的に不安定な状況が続き、アフガニスタンのバーミヤーン遺跡やシリアのパルミラ遺跡など貴重な文化遺産が多く被災していますが、こうした最新技術の活用は、文化遺産の保護にも大きく貢献すると期待されています。

急速に普及した最新の科学技術が西アジア考古学の現場に何をもたらしたのか、また、文化遺産の保護にどのように応用できるのかをシンポジウムで議論します。シンポジウムで扱われる発表内容は、西アジア地域の研究者が長年行ってきた調査・研究また文化遺産保護活動から、選りすぐりのもので構成しています。まとめとして来場者を交えたオープン・ディスカッションの時間も設けています。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

シンポジウムは、東京名古屋の2会場でそれぞれ1日ずつ開催します。
(※東京会場は終了しました)

参加費無料・事前申し込み不要
主 催 日本西アジア考古学会
後 援 早稲田大学総合人文科学研究センター、早稲田大学エジプト学研究所、名古屋大学博物館
お問い合わせは、メールまたはファックスで学会事務局までお願いいたします。
[日本西アジア考古学会 事務局  FAX 029-853-4432    メール:office@jswaa.org]
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※PDFのチラシはこちら

【名古屋会場】名古屋大学野依記念学術交流館
日 時:2018年2月10日(土)

名古屋会場プログラム:
13:00 開場
13:30~13:40「開催趣旨説明」
周藤芳幸(名古屋大学・シンポジウム実行副委員長)
13:40~14:10「パルミラ遺跡の将来」
西藤清秀(奈良県立橿原考古学研究所)
14:10~14:40「原子核乾板を用いた宇宙線イメージングによるエジプトのピラミッド調査」
森島邦博(名古屋大学)
14:40~15:10「UAV-SFM手法によるギザのピラミッド群のGNSS測量」
河江肖剰(名古屋大学)

15:10~15:20 休憩

15:20~15:50「西アジアのテル型遺跡における調査支援パッケージの試案」
渡部展也(中部大学)・西山伸一(中部大学)
15:50~16:20「デジタル時代の手軽な調査記録方法-パキスタンでの取り組み事例-」
野口 淳(東京大学総合研究博物館・NPO法人南アジア文化遺産センター)
16:20~16:30 休憩
16:30~17:20「オープン・ディスカッション」
17:20~17:30「閉会挨拶」門脇誠二(名古屋大学博物館)