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2017年2月25日開催:古代オリエント博物館 講演会「西アジアから南コーカサスへー新石器時代農耕の拡散と社会の変化」

古代オリエント博物館 講演会のお知らせ

「西アジアから南コーカサスへー新石器時代農耕の拡散と社会の変化」

世界最古の農耕牧畜経済は西アジアの肥沃な三日月地帯で始まり、その後の社会の急速な発展を導くこととなりました。今から1万1000年以上も前のことですが、それから2000~3000年ほどたつと、農耕牧畜は周辺地域にもひろがり、周囲の社会の姿をも変えていきました。日本列島で言えば、縄文時代の狩猟採集社会が、大陸から伝来した稲作栽培を受け入れて弥生時代の農耕社会に変貌したような出来事です。農耕牧畜が拡散するには、なぜ、時間がかかったのかでしょうか。また、周辺地域の狩猟採集民は拡がってくる農耕牧畜経済、集団に対して、どう対応したのでしょうか。

この講演では、西アジアの北縁、南コーカサス地方の場合について、東京大学が2008年から続けている考古学調査でわかったことをお話します。

日時: 2017年2月25日(土) 13:30~15:00

場所: サンシャインシティ文化会館 7階 会議室710

講師: 西秋 良宏(東京大学総合研究博物館 教授)

参加費: 500円 ※当館友の会会員の方は無料

※ 事前予約は必要ございませんので、当日会場までお越しください。

詳しくはこちらへ (古代オリエント博物館のホームページにとびます)

 

 

※当日、古代オリエント博物館では下記のクローズアップが開催中です。

2017年2月11日(土・祝)〜3月26日(日)
【クローズアップ展】西アジア調査報告:「南コーカサス地方で農耕の起源を探る」
今年度は東京大学によるアゼルバイジャンでの初期農耕村落遺跡の発掘成果を、パネルなどを用いてご紹介します。

詳しくはこちらへ (古代オリエント博物館のホームページにとびます)