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2017年4月27日開催:東京藝術大学社会連携センター:キックオフミーティング「アジア文化遺産の保護、記録、活用に向けた今後の課題」

平成29年度日本ユネスコ国内委員会政府開発援助ユネスコ活動費補助金プロジェクト・キックオフミーティング
「アジア文化遺産の保護、記録、活用に向けた今後の課題」

趣 旨:
 東京藝術大学社会連携センターユーラシア文化交流センタープロジェクトでは、京都大学井手研究室の協力を得て、平成29年度日本ユネスコ国内委員会政府開発援助ユネスコ活動費補助金に採択されました。このプロジェクトを開始するにあたって、これまで東京藝術大学が実施してきたアフガニスタン文化財の保存修復と若手修復専門家の人材育成、芸術家の感性とデジタル技術の融合がもたらす制作者の精神性と意図までをも再現するクローン文化財技術とそれを用いた文化財の維持継承・活用の新たな試み、あるいは京都大学が独自に開発した高精細スキャナーを用いた文化財のデジダルアーカイヴ化による半永久的な保存と文化財の製作技法・材料分析へのデジタル資料の応用など、これまで両大学が進めてきた先端的な文化財の維持継承に向けた取り組みをご紹介します。また、これまでの両大学の活動を振り返りつつ、アフガニスタン、ミャンマー、イランなどアジア各地の文化遺産の保護、記録、活用に向けた新たなアプローチを模索したいと思います。

日 時: 2017年4月27日(木)14:00~17:00(開場:13:30)
場 所: 東京藝術大学アーツ&サイエンスラボ4階球形ホール http://www.geidai.ac.jp/access/ueno

プログラム:
14:00~14:10 開会あいさつ
14:10~14:25「アフガニスタン、メス・アイナク遺跡映像報告」 井上隆史(東京藝術大学)
14:25~14:45「アフガニスタン、メス・アイナク遺跡出土塑像などの保存修復及び人材育成」 青木繁夫(東京藝術大学)
14:45~15:05「東京藝術大学によるクローン文化財制作」 三橋一弘(東京藝術大学)
15:05~15:15 休憩
15:15~15:45「デモンストレーション:先端イメージング技術と文化財」 奥村幸司(株式会社サビア)
15:45~16:05「ミャンマーの文化遺産保護のためのこれまでの取組みと課題」 赤坂輝実(京都大学)
16:05~16:15 休憩
16:15~16:35「イランにおける文化遺産保護のための今後の活動展開」 井手亜里(京都大学)
16:35~16:50 総合討論
16:50~17:00 閉会あいさつ

主 催:
平成29年度日本ユネスコ国内委員会政府開発援助ユネスコ活動費補助金プロジェクト「ユーラシア文化遺産を未来へ繋げる次世代人材の育成」(代表:宮廻正明)
共 催:
平成29年度国際交流基金アジアセンターアジア・文化創造協働助成プロジェクト「東京藝術大学シルクロード特別企画展」(代表:東京藝術大学シルクロード特別企画展実行委員会)
2016年度住友財団海外の文化財維持・修復事業助成プロジェクト「アフガニスタン「メス・アイナク」仏教遺跡出土塑像などの保存修復」(代表:宮廻正明)
平成27~29年度文化庁文化遺産国際拠点交流事業「ミャンマー連邦共和国の文化遺産保護に関する拠点交流事業」(代表:井手亜里)

お問い合わせ:
久米 正吾(くめ しょうご)
東京藝術大学社会連携センター(ユーラシア文化交流センタープロジェクト)
〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8 電話: 050-5525-2029 Fax: 03-5685-7814
E-Mail: kume.shogo@pc.geidai.ac.jp