関連する研究会等

2023年7月15日・16日開催:シルクロード学研究会 2023夏

研究会の案内をいただきましたので、お知らせします。

***********************************
シルクロード学研究会 2023夏

開催日 2023年7月15日(土)・16日(日)
主催  帝京大学文化財研究所・キルギス共和国国立科学アカデミー
会場  帝京大学文化財研究所大ホール/Zoomウェビナー(ハイブリッド)

今年の4~5月に行なわれたアク・ベシム遺跡での発掘調査報告と、関連する科研基盤(S)の調査報告を行ないます。
今年の発掘調査では、碑文の断片が発見されたほか、多くの発掘成果を得ることができました。ぜひとも多くの方にご参加いただき、ご意見賜れますと幸いです。

プログラム
1日目(13:00~17:30) ※発表時間30分、質疑応答10分 タイトルは仮題
13:00~13:10 開会挨拶
13:10~13:50 山内和也 2023年春期調査の総合報告
13:50~14:30 櫛原功一 第1シャフリスタンAKB-8区(東方キリスト教会址)の発掘調査
14:30~15:10 平野修  第2シャフリスタンAKB-15区の発掘調査
15:10~15:20 休憩
15:20~16:00 岩井俊平 AKB-20区(推定大雲寺跡)の発掘調査
16:00~16:40 竹井良  自然科学的手法を用いたシルクロードコインの材料産地推定
16:40~17:30 総合討論
18:00~    懇親会(会場参加者のみ)

2日目
(9:00~12:00)
9:00~9:40  井谷鋼造  アラビア文字墓碑銘文の世界から
9:40~10:20  高橋英海  チュー川流域のシリア語史料
10:20~11:00 影山悦子  セミレチエのソグド人キリスト教徒が制作したとされる銀器について
11:00~11:10 休憩
11:10~11:50 総合討論
11:50~12:00 閉会行事

帝京大学文化財研究所 〒406-0032 山梨県笛吹市石和町四日市場1566-2 
問い合わせ先:teikyo.silkroad@gmail.com 電話 055-261-0015
申込  https://forms.gle/wq95mep3gjZbZjq16 
会場参加締切7月5日(水)まで
オンライン参加締切7月12日(水)まで
研究所へはJR石和温泉駅から徒歩で約25分、タクシーで約8分。駐車場あり。

本研究会は科研費21H04984(基盤研究(S))の研究活動の一環である。


2023年7月22日開催:いにしえの世界を探る;金沢大学 古代文明・文化資源学フォーラム 2023

「研究フォーラム」の案内をいただきましたので、お知らせします。

***********************************
いにしえの世界を探る
金沢大学 古代文明・文化資源学フォーラム 2023

金沢大学は古代文明・文化資源学研究所を核として、私たち人類の過去をめぐる多彩な調査研究プロジェクトを活発に展開しています。
そのねらいの時空間的な広がりは、文明誕生よりも古く遡る先史時代から近代・現代にいたるまで、そして新旧の大陸をまたぐ世界の各地に及びます。
そうした活動の最新情報を中高生・学生・一般のみなさまにご紹介するため、このたび公開フォーラムを開催する運びとなりました。
考古学・考古科学・文化資源学の糾合を目指して金沢大学が取り組んでいる、先端研究の最前線にふれてみてください。

日時 2023年7月22日(土)13:15-17:15(13:00開場)
会場 金沢市文化ホール 2F 大集会室(https://www.bunka-h.gr.jp/access/
参加方法 対面形式・申込不要・参加無料
主催 金沢大学 古代文明・文化資源学研究所
※ お問い合わせは odaka@staff.kanazawa-u.ac.jp(担当/小髙)まで

プログラム
13:15-13:20 開会挨拶/河合 望
13:20-13:50 報告①/市川 彰
 「環境変化は文明の衰退や崩壊を招くのか? —マヤ南部地域諸遺跡の発掘調査」
13:50-14:20 報告②/河合 望
 「エジプト、グレコ・ローマン時代の埋葬を探る —サッカラ遺跡カタコンベ調査最新報告」
14:30-15:00 報告③/藤井 純夫
 「『肥沃な三日月弧』の外側 —シリア・ヨルダン・サウジアラビアにおける先史遊牧民遺跡の調査」
15:00-15:30 報告④/小髙 敬寛
 「メソポタミア文明の源流をたどる —イラク、シャフリゾール平原の先史遺跡調査」
15:30-16:00 報告⑤/久米 正吾
 「先史時代の高地での暮らしとシルクロードの始まり —キルギス、天山山脈の遺跡調査」
16:10-16:40 報告⑥/覺張 隆史・中込 滋樹
 「中国古代文明の黎明期におけるヒトの移動パターン —古人骨のDNA分析と同位体分析」
16:40-17:10 報告⑦/松永 篤知
 「近世・近代の金沢の暮らしを発掘する —宝町遺跡第19・20次発掘調査を中心に」
17:10-17:15 閉会挨拶/足立 拓朗

※ 詳細はこちら→ https://isac.w3.kanazawa-u.ac.jp/symposium/sympo20230722
※ 金沢大学古代文明・文化資源学研究所の情報はウェブサイトやSNSで発信しています
 https://isac.w3.kanazawa-u.ac.jp
 https://www.facebook.com/kanazawa.isac
 https://twitter.com/kanazawa_isac


2023年7月15日~17日開催:海外調査のための3次元計測実習

講習会(実習)参加者募集の案内をいただきましたので、お知らせします。

***********************************
「海外調査のための3次元計測実習」のご案内

開催趣旨
 近年、文化遺産の世界では、Agisoft社のMetashape、iPhoneのScaniverseなどを用いた3次元計測が急速に普及しています。
これらの技術の導入によって、作業時間が大幅に短縮されただけではなく、これまでと比べようのない高精度で文化遺産のドキュメンテーションが可能になってきています。
 今回は、日本における3次元計測の第1人者である野口淳先生を講師にお招きし、海外で文化遺産保護に携わる日本の専門家を対象に、「海外調査のための3次元計測実習」を開催いたします。
 受講者の方には、3日間の実習において、Agisoft社のMetashapeを利用した3次元計測の技術を習得していただくほか、iPhoneのScaniverseなどを用いた3次元計測なども体験していただきます。

主催:東京文化財研究所文化遺産国際協力センター
講師:野口淳(公立小松大学次世代考古学研究センター・特任准教授)
対象:海外で文化遺産保護に携わる日本の専門家(おもに考古学、建築、保存修復を専門とするもの。研究者、大学院生が対象)
人数:20名(申し込み順)
参加費:無料
申し込み先:安倍雅史(東京文化財研究所、Email: abe-m6e@nich.go.jp)。先着20名。
会場:東京文化財研究所地下一階会議室
https://www.tobunken.go.jp/japanese/navi/map.html
日程:7月15日(土)、16日(日)、17日(月、祝日)

スケジュール
受講者には、Metashapeの体験版をダウンロードしたパソコン、デジカメ、3D計測したい対象物を持参していただくことになります。詳細は追ってご連絡いたします。

7月15日(土)
1日目

 10:00~ 考古学・文化財3D計測概論
 11:00~ Metashapeインストール・設定・基本操作
 11:30~ サンプルデータによる土器完全モデル作成操作実習
 12:30~ (昼休み)
 14:00~ 土器(および希望する資料)の完全モデル作成実習(撮影~解析まで)
 16:30  1日目終了 

7月16日(日)
2日目

 10:00~ Metashapeステップアップ(講義+サンプルデータによる実習)
 11:00~ 土器(および希望する資料)の完全モデル作成実習 またはiPhone/ iPadによる土器モデル作成実習(Scaniverse, Metascan) ※端末所有者のみ?
 12:30~ (昼休み)
 14:00~ 屋外撮影・処理実習
 16:30  2日目終了

7月17日(月、祝日)
3日目

 10:00~ CloudCompareインストール・基本操作
 11:30~ 1日目・2日目作成データの読み込み、展開図等の作成
 12:30  3日目終了


2023年6月5日・8日開催:講演会 Ancient Egyptian Cities and Settlements: Center and Periphery; Current Research in the Ancient Egyptian Settlements

講演会の案内をいただきましたので、お知らせします。

***********************************
各位

 この度、文部科学省科学研究費補助金/新学術領域研究「都市文明の本質・古代西アジアにおける都市の発生と変容に関する学際研究」A02-03計画研究「古代エジプトにおける都市の景観と構造」(研究代表者:近藤二郎)は、米国よりNadine Moeller(イェール大学教授)とGregory Marouard(イェール大学講師)、フランスよりJuan Carlos Moreno Garcia(フランス国立科学研究センター主任研究員)を招聘し、以下の特別講演会(科研費第12回研究会、第13回研究会)を開催することになりました。
 皆様のご参加をお待ちしております。

 尚、本講演会は*全編英語での開催となり通訳等はございません*。

*参加ご希望の方は下記の連絡先に6月3日(土)までにお申し込みください。*

東京会場:田澤恵子 tazawa@orientmuseum.com
大阪会場:河合望 nozomu.kawai@staff.kanazawa-u.ac.jp

特別講演会①

文部科学省科学研究費補助金/新学術領域研究「都市文明の本質・古代西アジアにおける都市の発生と変容に関する学際研究」
A02-03計画研究「古代エジプトにおける都市の景観と構造」(研究代表者:近藤二郎)第12回研究会
共催:金沢大学古代文明・文化資源学研究所
後援:古代オリエント博物館

古代エジプトの都市と集落: 中心と周縁
Ancient Egyptian Cities and Settlements: Center and Periphery

日時:2023年6月5日(月)14:00〜16:30
場所:サンシャインシティワールドインポートマートビル5階コンファレンスルームRoom 7

プログラム
13:30 開場
14:00 開会の挨拶 研究代表者 近藤二郎(早稲田大学)
14:10 Juan Carlos Moreno Garcia (CNRS, France)
   Building a state in Egypt (3100-1800 BC): the relations between centre and periphery
14:50 Gregory Marouard (Yale University, USA)
   Wadi al-Jarf, the King Khufu’s Harbor on the Red Sea and its Links to the Early 4th Dynasty Pyramids.
15:30 休憩
15:40 Nadine Moeller (Yale University, USA)
   Tell Edfu ‒ Recent discoveries at a provincial capital
16:10 質疑応答
16:30 閉会の挨拶
司会 田澤恵子(古代オリエント博物館)

会場アクセス方法https://www.youtube.com/watch?v=qQjgNbEkaAo
詳細https://isac.w3.kanazawa-u.ac.jp/symposium/sympo20230605.html

特別講演会②
文部科学省科学研究費補助金/新学術領域研究「都市文明の本質・古代西アジアにおける都市の発生と変容に関する学際研究」
A02-03計画研究「古代エジプトにおける都市の景観と構造」(研究代表者:近藤二郎)第13回研究会
共催:国立民族学博物館、金沢大学古代文明・文化資源学研究所

古代エジプト集落研究の現在:地方都市における交易、遊牧民、地方支配者を中心として
Current Research in the Ancient Egyptian Settlements

日時:2023年6月8日(木)14:00〜16:30
場所:国立民族学博物館第5セミナー室

プログラム
13:30 開場
14:00 開会の挨拶 高宮いづみ(近畿大学)
14:10 Juan Carlos Moreno Garcia (CNRS, France)
   ‘Hidden forces’: Trade, nomads local potentates and their contribution in shaping ancient Egypt
14:50 Nadine Moeller (Yale University, USA)
   Tell Edfu ‒ Recent discoveries at a provincial capital
15:30 休憩
15:40 Gregory Marouard (Yale University, USA)
   Wadi al-Jarf, the King Khufu’s Harbor on the Red Sea and its
Links to the Early 4th Dynasty Pyramids.
16:10 質疑応答
16:30 閉会の挨拶 末森薫(国立民族学博物館)
司会 河合望(金沢大学)

詳細https://isac.w3.kanazawa-u.ac.jp/symposium/sympo20230608.html
問い合わせ:河合望 nozomu.kawai@staff.kanazawa-u.ac.jp


2023年4月30日開催:こども文化遺産ワークショップ 「なりきり!エジプト考古学者!」

ワークショップの案内をいただきましたので、お知らせします。
本事業は、当会が後援を行っています。

***********************************
●こども文化遺産ワークショップ
「なりきり!エジプト考古学者!」

日時:2023年4月30日(日)10:00~11:30(9:30受付開始)
主催:東京文化財研究所
後援:日本西アジア考古学会
協力:株式会社BYD
会場:東京文化財研究所 セミナー室
   〒110-8713 東京都台東区上野公園13-43
対象:小学生
定員:30組(1組=小学生+保護者・同伴者) 事前申込制・先着順
 東京文化財研究所では、子どものころから文化遺産への親しみを持ってもらうため取り組みとして、「こども文化遺産ワークショップ なりきり!エジプト考古学者」を開催致します。今回のテーマは、エジプトのピラミッドです。エジプトで発掘経験のある2名の講師が、教科書や本に書かれているよりも深いピラミッドの魅力をお話しします。
 写真やVRを使って遺跡を体感できるプログラムも企画しています。当日はスマホをお持ちください

□プログラム□

ごあいさつ
1時間目:ピラミッドをもっと知ろう
2時間目:ピラミッドを作った人たちってどんな人?
 <休憩>
3時間目:ピラミッドを体感しよう
4時間目:質問コーナー 

講師:福田莉紗(早稲田大学博士後期課程)
   山田綾乃(東京文化財研究所アソシエイトフェロー)
持ち物:スマートフォン (VRゴーグルをつけて遺跡の映像を見ます)
申込方法
下記URLにアクセス、またはQRコードを読み取り、フォームからお申し込みください。
URL https://forms.gle/FGpAf4yEfWZu1aTq7
※ 申込の締切は4月26日(水)です。定員に達した場合は、その時点で受付を終了いたします。
※ 本イベントには、必ず保護者様とご一緒にご参加ください。ご兄弟やご家族も同伴していただけます。同伴者様の年齢は問いません。

お問い合わせ先 tobunken.egypt@gmail.com
東京文化財研究所
文化遺産国際協力センター
保存計画研究室
担当:山田綾乃
TEL: 03-3823-2439(月~木 10-17時)
E-mail:tobunken.egypt@gmail.com


2023年4月30日開催:特別講演会「ツタンカーメン王墓発掘100周年 エジプト王家の谷発掘調査の現在」

講演会の案内をいただきましたので、お知らせします。
本事業は、当会が後援を行っています。

***********************************
●特別講演会
「ツタンカーメン王墓発掘100周年 エジプト王家の谷発掘調査の現在」
日程:2023年4月30日(日) 13:30~16:30(13:00開場)
共催:金沢大学古代文明・文化資源学研究所、東京文化財研究所
後援:日本西アジア考古学会
対象:一般
参加費:無料
参加方法:フォームまたはメールによる事前登録制              
URL:https://forms.gle/xyrLodSHAS5R7MT18
E-mail:tobunken.egypt@gmail.com (氏名・ご連絡先を明記)
会場:東京国立博物館 大講堂(最大350名)
言語:日本語・英語(英語による発表のみ逐次通訳あり)
講演者:スザンヌ・ビッケル バーゼル大学古代文明学科教授
  ・講師紹介
   https://philhist.unibas.ch/en/persons/susanne-bickel/
  ・Basel University Kings’ Valley Project
   https://daw.philhist.unibas.ch/en/egyptology/research/research-projects/kings-valley-project/?fbclid=IwAR15dJmbO2RB5-MAclIlBW6H-NUAmm4Pz_bkjpGi_qiB0QaiMiK1eIm1EjQ
  近藤 二郎 早稲田大学名誉教授
  河合 望 金沢大学教授、金沢大学古代文明・文化資源学研究所所長

 ツタンカーメン王墓発掘から100年を迎える間に、王家の谷では新たな発見、研究が蓄積され続けている。本特別講演会では、研究の最前線に立つスイスのバーゼル大学よりスザンヌ・ビッケル教授をお招きし、近年の王家の谷での調査成果についてご講演いただく。併せて、近藤二郎名誉教授より、長年王家の谷・西谷で調査・研究が続けられてきたアメンヘテプ3世王墓について、河合望教授よりツタンカーメン王墓出土の遺物に関する研究成果をそれぞれご発表いただく。

□プログラム□ 
13:30~13:35
 開会挨拶:河合 望
13:35~13:50
 趣旨説明・講演者紹介:山田 綾乃(東京文化財研究所アソシエイトフェロー)
13:50~15:00
 基調講演:スザンヌ・ビッケル 教授 (逐次日本語通訳:山田)
   A Tomb of the Family of Amenhotep III: Recent Research in the Valley of the Kings
   アメンヘテプ3世の家族の墓の発見:近年の王家の谷での調査より
15:00~15:20 
 <休憩>
15:20~15:50
 講演1:近藤 二郎:アメンヘテプ3世王墓(KV22)と王家の谷・西谷
15:50~16:20
 講演2:河合 望:ツタンカーメン王墓出土のネフェルネフェルウアテン女王の遺物について
16:20~16:30
 閉会挨拶:安倍 雅史(東京文化財研究所文化遺産国際協力センター保存計画研究室長)

※本講演は対面形式のみでの開催です。配信の予定はございません。

問い合わせ先 東京文化財研究所 文化遺産国際協力センター(担当:山田)
  tobunken.egypt@gmail.com 03-3823-2439(月~木10:00-17:00)


2023年4月27日開催講演会:New insights from a tomb discovered in 2012 in the Valley of the Kings (KV 64, Luxor, Egypt)

講演会のご案内をいただきましたので、お知らせします。

***********************************
金沢大学エジプト学特別講演会2023-3

New insights from a tomb discovered in 2012 in the Valley of the Kings (KV 64, Luxor, Egypt)
2012年に王家の谷で発見された第64号墓に関する新知見

日時:2023年4月27日(木) 13:00~14:30 
会場:金沢大学人間社会第2講義棟401教室
講演者:Prof. Dr. Susanne Bickel (Professor of Egyptology, University of Basel)
    バーゼル大学教授、スザンヌ・ビッケル博士
参加料:無料
言語:英語による発表・日本語要約あり
主催:金沢大学古代文明・文化資源学研究所
共催:金沢大学新学術創成研究機構
連絡先:河合望 (nozomu.kawai@staff.kanazawa-u.ac.jp)


2023年4月14日開催講演会:Surviving King’s Coffins from the Royal Theban Cache TT 320: Seqenenre Tao, Thutmose I, Thutmose III, and Ramses II

講演会の案内をいただきましたのでお知らせします。

***********************************
金沢大学エジプト学特別講演会2023-2
Surviving King’s Coffins from the Royal Theban Cache TT 320: Seqenenre Tao, Thutmose I, Thutmose III, and Ramses II
王家のミイラの隠し場(TT320)出土のセケンエンラー王、トトメス1世、トトメス3世、ラメセス2世の木棺について

日時2023年4月14日(金) 13:00~14:30 
会場:金沢大学人間社会第2講義棟402教室
講演者Dr. Kara Cooney (Professor of Ancient Egyptian Art and Architecture, UCLA)
    UCLA、カラ・クーニー教授

参加料:無料
主催:金沢大学古代文明・文化資源学研究所
共催:金沢大学新学術創成研究機構
連絡先:河合望 (nozomu.kawai@staff.kanazawa-u.ac.jp)

発表要旨
The Theban Tomb 320 burial cache discovered at Deir el Bahari revealed a number of king’s coffins used to rebury kings and priest-kings. These coffins had been stripped of gold and other valuables before reuse, providing evidence that kings’ burials were systematically recommodified. Most kings were not reburied in their own royal coffins.
The surviving king’s coffins suggest they were regilded even after gold sheeting and inlay was removed, probably for display of some kind. Such gilding was later removed in the 22nd Dynasty. The stratigraphy of these New Kingdom royal coffins thus preserves a series of contradictory actions, including recommodification and reuse to source scarce and necessary valuables, restoration to broadcast care and ritual attention for the ancestor-kings, and finally stripping of valuables after that display potential had run out. This talk will include material analysis of the surviving kings’ coffins along a timeline of changing social conditions to examine contradictory actions of reuse, restoration, display, and recycling.

Bio:
Kara Cooney is a professor of Egyptology at UCLA and Chair of the Department of Near Eastern Languages and Cultures. Specializing in social history, gender studies, and economies in the ancient world, she received her Ph.D. in Egyptology from Johns Hopkins University. In 2005, she was co-curator of Tutankhamun and the Golden Age of the Pharaohs at the Los Angeles County Museum of Art. Cooney produced a com-parative archaeology television series, titled Out of Egypt, which aired in 2009 on the Discovery Channel and is available online. Her popular books include The Woman Who Would Be King: Hatshepsut’s Rise to Power in Ancient Egypt, When Women Ruled the World: Six Queens of Egypt, and The Good Kings: Absolute Power in Ancient Egypt and the Modern World. Her latest books include Ancient Egyptian Society: Challenging Assumptions, Exploring Approaches from Routledge (2022) and Recycling for Death: A Social History of Ancient Egypt and the Royal Caches from American University in Cairo Press (forthcoming 2023).


2023年3月6日開催:「西アジア都市」特別講演会(Yitzhak Paz氏講演会)

講演会の案内をいただきましたので、お知らせします。

***********************************
科研費新学術領域研究「西アジア都市」特別講演会

 新学術領域研究「西アジア都市」では、3月6日(月)に、イスラエルの考古学者Yitzhak Paz氏をお招きして下記の講演会を開催いたします。対面およびオンラインでのハイブリッド開催となります。どなたでも参加できます。皆様のご参加をお待ちしております。

日時:3月6日(月)16:00~18:30
会場:筑波大学東京キャンパス文京校舎(茗荷谷)121講義室(地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩3分)
   およびオンラインでのハイブリッド開催

講師:Yitzhak Paz (Senior Research Archaeologist, Israel Antiquities Authority)

講演1: Urbanization of the Southern Levant during the 4th-3rd millennia BC: Some theoretical and cultural aspects

講演2: Early urbanization in the 4th millennium southern Levant, a view from the city of ‘En Esur

講師紹介:南レヴァント考古学、特に前4千年紀から前3千年紀の都市、社会、技術、巨石文化といったテーマの研究に取り組んでいる。近年では鉄器時代のビールの復元研究に参画し話題となった。2017~19年に実施されたエン・エッスールの大規模発掘を指揮するなど、イスラエル考古局では調査研究の指導的な役割を担っている。

*講演は英語でおこなわれます。通訳はありません
*会場参加・オンライン参加ともに事前登録不要です。オンライン参加をご希望の場合は、以下のリンクからzoomミーティングに参加してください。
https://us02web.zoom.us/j/89585650869?pwd=clJuRS9VempMUjNxV1A0MmRadHJmZz09
ミーティングID: 895 8565 0869
パスコード: 815426

共催
科研費基盤C(代表:小野塚拓造)21K00981
「パレスチナ沿岸地域に展開した古代の覇権主義勢力と在地社会に関する考古学的研究」
科研費新学術領域研究 公募研究(代表:長谷川修一)21H00008
「後期青銅器時代から初期鉄器時代の南レヴァントにおける都市変容の考古学的研究」

「西アジア都市」ウェブサイトからも上記の情報をご覧いただけます。
日本語:https://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/city/seminar/index.html#seminar_20230306
英語:https://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/city_EN/seminar_EN/index_EN.html#seminar_20130306


2023年3月5日開催:金沢大学古代文明・文化資源学研究所公開講演会 「古代西南アジア文明世界の交流をさぐる」

公開講演会の案内をいただきましたので、お知らせします。
本講演会は当会が後援をしています。

***********************************
金沢大学古代文明・文化資源学研究所公開講演会
「古代西南アジア文明世界の交流をさぐる」

日時:2023年3月5日(日) 13:00〜17:00(12:30よりご入室いただけます)
会場:サンシャインシティ・コンファレンスルーム9(ワールドインポートマートビル5F)
https://sunshinecity.jp/facility/conference.html
定員:先着60名(参加ご希望の方は下記のメールアドレスにお申し込みください)
言語:英語(抄訳あり)、日本語
参加費:無料
主催:金沢大学古代文明・文化資源学研究所
共催
日本学術振興会・科研費基盤研究(B)「インダス文明社会のダイナミズム:工芸品に関する学際的研究を手がかりとして」(課題番号:22H00711、研究代表者:上杉彰紀)/
総合地球環境学研究所特定推進研究(日本学術振興会・科研費基盤研究(B):JP21H00605、研究代表者:近藤康久)「南東アラビア山麓峡谷における千年持続可能な社会基盤の歴史生態学的探究」
後援:古代オリエント博物館、日本西アジア考古学会

申込先:上杉彰紀(auesugi@staff.kanazawa-u.ac.jp) 
*お名前、ご連絡先をご明記ください。

プログラム
13:00–13:10 趣旨説明 上杉彰紀(金沢大学古代文明・文化資源学研究所)
13:15–14:00 デニス・フレネッツ(オマーン文化遺産観光省考古博物館局)
 「インダス文明と周辺地域の交易:南西アジアにおける青銅器時代の「グローバリゼーション」を理解する手掛かりとなるか?」
14:05–14:50 シルヴィア・リスキ(ピサ大学)
 「乳香の道:鉄器時代の南西アジアにおける人とモノの移動をめぐって」(仮題)
15:00–15:30 下釜和也(千葉工業大学地球学研究センター)
 「メソポタミア文明とその東西交流:その原動力を探る」
15:35-16:05 上杉彰紀(金沢大学古代文明・文化資源学研究所)
 「インダス文明の交流ネットワークの多様性」
16:15–17:00 総合討論 
 モデレーター:近藤康久(総合地球環境学研究所)
 通訳:三木健裕(東京大学総合研究博物館)


2023年2月28日・3月4日開催:ワークショップ”Urbanism and Technological Innovation: A view from Ancient Israel”・講演会 “The Kingdoms of Israel and Judah in the Light of the Latest Archeological Researches”

ワークショップならびに講演会の案内をいただきましたので、お知らせします。

***********************************
ワークショップと講演会のご案内
 JSPS-ISF 二国間交流事業(共同研究)「古代イスラエルにおける技術と都市文明に関する考古学的研究」によるワークショップを2023年2月28日に、および同志社大学 一神教学際研究センター (CISMOR)との共催による講演会を2023年3月4日(土)に開催いたします。
 どちらも事前申し込みが必要となります。皆様のご参加をお待ちしております。

JSPS-ISF二国間共同研究事業
「古代イスラエルにおける技術と都市文明に関する考古学的研究」

第2回ワークショップ
日時:2月28日(火)10:00-15:30
会場:東京国立博物館 応挙館 
*発表および質疑応答は英語で行われます。通訳はありません
*参加を希望される方は、研究代表者(小野塚)onozuka-t6u@nich.go.jpまで、メールにてお名前とご所属を添えて2月25日までにお申し込みください。
 少人数でのワークショップのため会場のスペースに限りがございます。お申し込み受付は先着順とし、定員になり次第、締切りとさせていただきます。

ISF-JSPS Joint Research Program
Urbanism and Technological Innovation: A view from Ancient Israel

The 2nd Workshop at Tokyo National Museum
10:00-10:15 Opening Remarks
10:15-11:45 Helena Roth (Tel Aviv University)
  Was there a specialized production of bronze items in the MB village of Nahal Repha’im?
11:45-12:15 Yelena Elgart (Tel Aviv University and Eretz Israel Museum)
  Red, White and blue ware: a case study of pigment production in the Middle Bronze
12:15-12:45 Takuzo Onozuka (Tokyo National Museum) and Ofer Naveh (Hebrew University of Jerusalem)
  Bronze Industry Remains at Tel Zeror Revisited
12:45-14:30 Lunch Break
14:30-15:00 Mariya Masubuchi (Kyoto University of the Arts)
 Metalographic and compositional investigation of iron/steel objects excavated at Kaman-Kalehoyuk, Central Anatolia
15:00-15:30 Hidemasa Hashimoto (Tenri Univ.) and Takehiro Hatsumura (Gangoji Institute for Research of Cultural Property)
  Methods for Studying Ancient Scale (Lamellar) Armor in Japan and its Possible Application to the Archaeology of the Levant

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
講演会「最新の考古学調査から語るイスラエル王国とユダ王国」
“The Kingdoms of Israel and Judah in the Light of the Latest Archeological Researches”

 参加費用は無料、事前登録は必要で、登録フォームは以下になります(登録締切は2月28日)。
https://docs.google.com/forms/d/1cmdsEuq8ENBY_h3WTyqjzRDFG5tx4Dmn_IczzGq3sz4/edit

日時:2023年3月4日(土)
会場:同志社大学 今出川キャンパス 良心館204教室+Zoom(ハイブリッド)
プログラム
15:00 開会・趣旨説明:小野塚拓造(東京国立博物館 主任研究員・司会)
15:10 講演1: Omer Sergi(テルアヴィブ大学)
 ”Issachar and early monarchic Israel: A New light on an old hypothesis in light of new finds from the Jezreel Valley, Israel”
15:40 質疑応答
16:10 休憩
16:25 ご挨拶:Ada Taggar Cohen(同志社大学一神教学際研究センター センター長)
16:30 講演2:Yuval Gadot(テルアヴィブ大学)
 ”And he had prepared for him a great chamber…” (Nehemiah 13, 5): Jerusalem’s elite during the 7th century BCE in light of archaeological research”
17:20 質疑応答
17:50 閉会

*講演は英語・通訳なし/質疑応答は通訳あり
主催:JSPS-ISF 二国間交流事業(共同研究)「古代イスラエルにおける技術と都市文明に関する考古学的研究」
 共催:同志社大学 一神教学際研究センター (CISMOR)
*問い合わせ:小野塚拓造(上記JSPS-ISF研究者代表)(biridiya@hotmail.com)


2023年3月5日開催:フェニキア・カルタゴ研究会第8回公開報告会

研究会の案内をいただきましたので、お知らせします。

***********************************
フェニキア・カルタゴ研究会第8回公開報告会
 お蔭様で公開報告会も今年で8回目を迎えることになりました。前半では、昨年10月にイビサ島で開催された第10回フェニキア・カルタゴ国際学会の報告に次いで、フェニキア人の本拠地、レバノンの発掘で出土した呪詛板についての研究報告をお話しいただきます。さらに高校の現場から、フェニキア・カルタゴ史についての実践報告を、現職の教員・高校生も参加して小シンポジウムという形で行います。後半では、今年度チュニジアで行われた現地調査の成果を、科研のテーマをもとにご発表いただきます。今回もさまざまな方向性からフェニキア・カルタゴ研究の「今」に迫りたいと思います。 是非、多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

日時:2023年3月5日(日)13:30-16:00

プログラム
13:15 入室開始
13:30 開会の辞・趣旨説明 佐藤育子
13:35-13:50 第1報告 佐藤育子(日本女子大学)        
 「第10回フェニキア・カルタゴ国際学会に参加して」
13:50-14:25 第2報告 前野弘志(広島大学)          
 「2010年レバノン南部の都市ティール郊外地下墓TJ.10出土呪詛板の研究」
14:25-15:00 第3報告 丸小野壮太(常磐大学高等学校) 岩田和樹・薗部悠真・小宅進実 (常磐大学高等学校)
 「小シンポジウム 高校におけるフェニキア・カルタゴ史研究」
15:00-15:00 休憩
15:10-15:45 第4報告 大清水裕(滋賀大学)         
 「ドゥッガとウキ・マイウスに見るローマ市民入植の諸相:2022年度チュニジア現地調査から」
15:45-16:00 質疑応答 司会 青木真兵
16:00 閉会

主催 フェニキア・カルタゴ研究会
共催 古代ローマ期北アフリカの農業に関する学際的研究
 JSPS 科研費 21H00584 (研究代表者 大清水 裕)

参加をご希望の方は、3月3(金)までに下記の フォームからお申込み下さい。
3月4日(土)までに 当日のリンク先など参加方法をお知らせします
https://forms.gle/zAw9yKVixTJEa1889
ご不明な点などございましたら、下記までお問合せください。
    佐藤育子
    isatou@fc.jwu.ac.jp