2018年11月5日(月)開催:東京大学総合研究博物館「ビザンツ帝国の勃興と衰退」
開講演会
「ビザンツ帝国の勃興と衰退: 西アジア考古学の視点から」
ビザンツ帝国は4世紀以降のレヴァント地方を支配していましたが、イスラームの台頭とともに勢力を失います。
本セミナーでは、イスラエルで進められている生物考古学を中心にした最新のビザンツ帝国研究プロジェクトを紹介し、帝国の終焉についてのフレッシュな証拠を議論します。
日時: 2018年11月5日(月) 14:00-16:00
講師: ガイ・バル=オズ教授(イスラエル、ハイファ大学)
会場: 東京大学総合研究博物館 1F企画講演室
言語: 英語 (日本語解説あり)
お問い合わせ先: 東京大学総合研究博物館 西秋良宏 nishiaki@um.u-tokyo.ac.jp
入場無料、申込不要
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2018年11月3日(土祝)開催:大エジプト博物館合同保存修復プロジェクトシンポジウム 「ファラオの至宝をまもる2018」
シンポジウム「ファラオの至宝をまもる2018」のお知らせ
大エジプト博物館合同保存修復プロジェクトでは、年に一度、日本国内向けシンポジウムを開催し、広く一般の方々に向けてプロジェクトの周知を行っていく予定です。第2回目となる2018年度は、11月3日(土祝)に仙台の東北大学にて、11月4日(日)に東京藝術大学にて開催いたします。
11月4日はイギリスの考古学者、ハワード・カーターによってツタンカーメン王墓が発見された記念日でもあり、エジプトにご興味・ご関心のある方々に多くご参加いただければと考えておりますところ、業務従事者および関係者の皆さまのご参加はもちろんのこと、周囲の方々へ広報のご協力を賜れれば大変幸甚です。
お申込みは、国際文化財修復プロジェクト室のウェブサイト(http://geidai-icchc.geidai.ac.jp/)にて受け付けておりますので、業務従事者の皆さまにおかれましても、お手数ながら上記ウェブサイトよりお申込みの程、よろしくお願い申し上げます。ぜひ、ご家族やご友人などお誘い合わせの上、ご参加いただければ幸いです。
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■名称:大エジプト博物館合同保存修復プロジェクトシンポジウム
「ファラオの至宝をまもる2018」
■趣旨:私たち日本人のみならず、世界各国から高い関心が寄せられている古代エジプト文明の秘宝は、人類共有の貴重な文化遺産です。首都カイロにあるエジプト考古学博物館には、ツタンカーメン王の黄金のマスクなどをはじめとした数々の至宝が展示されていますが、開館から100年以上が経過して建物の老朽化が目立ってきた上、展示スペースや技術、人材も不足しています。こうした状況の中、日本政府はエジプト政府からの要請を受け、新しい博物館となる「大エジプト博物館」の建設に対する有償資金協力(円借款)を行うとともに、この博物館に付属する保存修復センターに対して、2008年より、博物館の運営や展示品となる文化財の保存修復等にかかる技術協力を行ってきました。そして2016年11月より、「大エジプト博物館合同保存修復プロジェクト」を開始し、ツタンカーメン王の墓から出土した文化財を含むエジプトの至宝の調査、移送、保存修復を日本とエジプトの専門家が共同で行うことで、大エジプト博物館職員の人材育成および技術移転を図っています。本シンポジウムでは、日本がエジプトの至宝をまもるために行っている技術協力の取組みをご紹介します。
■主催:
〔仙台〕国際協力機構(JICA)、日本国際協力センター(JICE)、東京藝術大学、 東北大学植物園
〔東京〕国際協力機構(JICA)、日本国際協力センター(JICE)、東京藝術大学
協力:文化財保存修復学会
■日時/場所/申込み方法等
〔仙台会場〕
日時:2018年11月3日(土祝)14:00〜16:30(開場13:30 )
場所:東北大学 片平さくらホール
東北大学片平キャンパスマップ:
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/katahira/
東北大学Eエリアマップ(片平さくらホール周辺):
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/katahira/areae.html
定員:190名
参加費:無料
仙台会場のお申込みはこちら↓
https://goo.gl/forms/FQGPiEemSrTPkZZF3
〔東京会場〕
日時:2018年11月4日(日)14:00〜16:30(開場13:30)
場所:東京藝術大学 音楽学部 第6ホール
アクセス:http://www.geidai.ac.jp/access/ueno
定員:200名
参加費:無料
東京会場のお申込みはこちら↓
https://goo.gl/forms/JkYHlRlP1S9hqVJu2
■主な内容:
14:00-14:10 ◇ 開会の挨拶およびプロジェクト概要
中村三樹男(大エジプト博物館合同保存修復プロジェクト 総括)
14:10-14:20 ◆ JICA 講演 JICA における文化遺産事業の取組み
北松祐香(JICA 社会基盤・平和構築部 都市・地域開発グループ第二チーム
調査役)
14:20-15:00 ◆ 基調講演 対象とする古代エジプトの至宝の魅力
河合望(金沢大学 新学術創成研究機構 准教授)
15:00-15:10 ◇ 休憩
15:10-15:30 ◆ 講演1 古王国マスタバ墓の壁画の移送と保存修復
谷口陽子(筑波大学 人文社会系 准教授)
15:30-15:50 ◆ 講演2 ツタンカーメン王の服飾品を保存する—最前線からの報告2
石井美恵(佐賀大学 芸術地域デザイン学部 准教授)
15:50-16:10 ◆ 講演3 ツタンカーメンの戦車と儀式用ベッドの移送とその事前調査
岡田靖(一般社団法人木文研 代表理事)
16:10-16:25 ◇ 質疑応答
16:25-16:30 ◇ 閉会の挨拶
桐野文良(東京藝術大学 美術学部国際文化財修復プロジェクト室 室長)
司会:木島隆康(東京藝術大学 美術学部国際文化財修復プロジェクト室 教授)
■問合せ先:東京藝術大学 美術学部 国際文化財修復プロジェクト室 シンポジウム係
〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
メールアドレス:icchc@ml.geidai.ac.jp
開催日当日連絡先:080-8434-3122
2018年10月19日(金)開催:中部大学公開講演会「レバノン・シリアの考古学研究最前線:学術調査と文化遺産学の視点から」
中部大学・公開講演会
西アジア考古学・文化遺産セミナー(1)
レバノン・シリアの考古学研究最前線:学術調査と文化遺産学の視点から
Recent Archaeological Investigations in Lebanon
and Syria: Viewpoint of Academic Research and Cultural Heritage Studies
このたびレバノン大学のジャニン・アブドゥル=マッシーハ教授を本学にお招きし、公開講演会を開催いたします。本学、および中部圏ではおそらく初となるレバノンおよびシリアの最新考古学調査についてお話いただきます。特に教授自身が調査を指揮した2つの遺跡(バールベック、キュロス)を取り上げます。また本学教員・西山伸一(人文学部)とともに率いる日本・レバノン合同考古学調査団の調査成果についても報告いたします。中部大学の学生、教職員をはじめ、歴史、考古学、中東文化、世界遺産などに関心のある一般の方々のご来場をお待ちしております。
日時:2018年10月19日(金)14時〜16時50分
場所:中部大学・不言実行館・アクティブホール(アクディブプラザ1階)
プログラム
14:00-14:05 開会挨拶
14:05-14:20 レバノン・シリアの考古学概観(西山)
14:20-15:00 世界遺産バールベック(レバノン)の考古学調査(アブドゥル=マッシーハ)
15:00-15:15 休息
15:15-15:55 キュロス(シリア)の考古学調査(アブドゥル=マッシーハ)
15:55-16:20 日本・レバノン合同調査団の活動:2015-2018年(西山)
16:20-16:45 質疑応答
16:45-16:50 閉会挨拶
講師
ジャニン・アブドゥル=マッシーハ Jeanine Abdul Massih
(レバノン大学教授・レバノンICOMOS(国際記念物遺跡会議)国内委員会委員長)
略歴
レバノン・ベイルート生まれ。専門はギリシア・ローマ考古学、文化遺産学。2000年パリ第一大学大学院修了(PhD)。2006年〜2011年:キュロス遺跡考古学調査団団長、2004年〜バールベック・石切り場調査団団長。2015年〜日本・レバノン合同調査団団長。西アジア・中央アジアにおける数多くの遺跡、文化遺産調査に関わる。ドイツ考古学研究所通信会員なども務める。
西山伸一(中部大学人文学部准教授)
略歴
香川県生まれ。早稲田大学・ロンドン大学で西洋史学・考古学を学ぶ。専門は西アジア文明史・考古学・ユーラシア文化史。2012年より中部大学勤務。現在はレバノン、イラク・クルディスタン自治区で考古学調査、文化遺産保存事業を展開。
事前申込不要・入場無料
使用言語:日本語、英語(通訳あり)
主催:中部大学・人文学部、大学院国際人間学研究科、人間力創成総合教育センター
問い合わせ先
人間力創成総合教育センター事務室 、gec@office.chubu.ac.jp
西山伸一 shin_nishiyama@isc.chubu.ac.jp
2018年3月11日(日)開催:早稲田大学高等研究所「直良信夫化石コレクションの再発見 」
「直良信夫化石コレクションの再発見 」(3/11)
日 時: 2018年3月11日(日) 13:00~17:00
会 場 : 早稲田大学 早稲田キャンパス 大隈記念講堂(小講堂) / 26号館 10階 125記念室
主 旨: 考古学、人類学、古生物学の3分野のトップランナーの研究者が、早稲田大学教授直良信夫先生の研究資料について議論します。
13時から大隈記念講堂(小講堂)にて講演会を行った後、会場を移動して、16時から26号館にて「直良信夫展~再発見された遺産は語る~」の展示見学会を行います。
プログラム
講演会 (大隈記念講堂(小講堂))
12:30~ 開場
13:00~ 挨拶 (塚原 史 早稲田大学 會津八一記念博物館 館長 / 法学学術院 教授 )
13:05~ 趣旨説明 (平山 廉)
13:20~ 講演 「直良信夫の学問・人」 春成 秀爾 (国立歴史民俗博物館 名誉教授)
13:50~ 講演 「直良信夫と人類学」 馬場 悠男 (国立科学博物館 名誉研究員)
14:20~ 講演 「直良信夫と古生物学」 長谷川 善和 (群馬県立自然史博物館 名誉館長)
14:50~ 休憩
15:00~ パネルディスカッション
パネラー
平山 廉 (早稲田大学 国際学術院 教授)
守屋 和佳 (早稲田大学 教育・社会科学学術院 准教授)
西岡 佑一郎 (早稲田大学 高等研究所 助教)
コーディネーター
西岡 佑一郎 (早稲田大学 高等研究所 助教)
主 催:早稲田大学 高等研究所
申 込:事前申込み不要です。直接会場にお越しください。
pdfチラシ
関連する展示のご案内:このイベントは、以下の展示に関連して開催されます。
「直良信夫展 ~再発見された遺産は語る~」
2018年2月26日~3月26日, 早稲田大学26号館(大隈記念タワー)
2018年3月11日(日)開催:フェニキア・カルタゴ研究会、第4回公開報告会
フェニキア・カルタゴ研究会 第4回公開報告会
The Society for Phoenician and Punic Studies in Japan
古代地中海世界史を、フェニキア・カルタゴ史の視点から再構成する時、それは周辺の文化とどのように関わっていったのでしょうか。フェニキア人の西方への発展やのちのヘレニズム化やローマ化の過程において、東方と西方では、その文化的アイデンティティがいかに保持されあるいは変容していったのか、今回は、碑文や図像、コインなどの分析から考察してみたいと思います。会場後方には、ポスターや現地踏査の写真も掲示し、皆様との意見交換や歓談の場も計画しております。是非、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日 時:2018年3月11日(日) 13:00〜16:30
場 所:放送大学東京文京学習センター 多目的講義室1
地下鉄茗荷谷駅下車徒歩3分
参加費: 500円(資料代等)
参加をご希望の方は、準備の都合上、3月9日(金)までに下記までお申込み下さい。
連絡先 isatou@fc.jwu.ac.jp(佐藤まで)
*当日のご参加も歓迎いたします。
主催 フェニキア・カルタゴ研究会
協賛 放送大学東京文京学習センター
JSPS科研費 16K03131 (研究代表者 佐藤育子)
地中海におけるフェニキア・カルタゴ文化の発展と変容
プログラム
12:30 開場
13:00 開会の辞
13:10 ①「地中海におけるフェニキア・カルタゴ文化の伝播と影響−宗教的側面を中心に」
佐藤育子(日本女子大学)
13:55 ②「古代ローマ帝国属州アフリカにおけるポエニ文化の残存と変容」 青木真兵(神戸山手大学)
14:40 休憩(15分)
14:55 ③「ガダラで造幣されたコインにみるフェニキアの影響」 江添 誠(慶應義塾大学)
15:40 休憩(10分)
15:50 ポスターセッション コアタイム
16:20 閉会の辞
16:30 終了予定
2019年1月18日(金)開催:名古屋大学高等研究院「古代エジプトの匂いの風景」
エジプト学講演会
演題:”Smellscapes in Ancient Egypt“/「古代エジプトの匂いの風景」
講師:Dora Goldsmith/ドーラ・ゴールドスミス(Freie Universität Berlin/ベルリン自由大学)
日時:2019年1月18日(金)17:00~18:30
場所:名古屋大学理学部B館5F 大談話室
主催:名古屋大学高等研究院、共催:名古屋大学大学院文学研究科附属人類文化遺産テクスト学研究センター
http://www.iar.nagoya-u.ac.jp/news_k.php?id=44
*参加無料、英語通訳なし
*お問い合わせ 名古屋大学高等研究院 河江(yukinegy@iar.nagoya-u.ac.jp)
2018年2月16日(金)開催:文化遺産国際協力コンソーシアム研究会 「文化遺産のリコンストラクションに関する世界動向」
第22回文化遺産国際協力コンソーシアム研究会
「文化遺産のリコンストラクションに関する世界動向」
主 催:文化遺産国際協力コンソーシアム
日 時:2018年2月16日(金)13:30-17:10(一般開場 13:00)
※12:30-13:00に行われる会員総会の後に開催されます
場 所:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター バンケットホール8A
東京都新宿区市谷八幡8番地
参加費:無料
定 員:150名(申し込み制:詳細URLに申し込みフォームあり)
プログラム:
13:00 一般開場
13:30-13:35 開会挨拶
石澤良昭(文化遺産国際協力コンソーシアム 会長/上智大学アジア人材養成センター 所長)
13:35-14:15 「リコンストラクションに関する最近の国際動向とイコモスの取り組み」
河野俊行(国際イコモス会長/九州大学法学研究院 主幹教授)
14:15-14:35 「被災した伝統的建造物群保存地区における復興事例と海外事例の比較」
森 朋子(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻都市デザイン研究室 助教)
14:35-14:55 「文化遺産建造物の災害復旧に関する比較検討
-福島県専称寺およびイタリア・ヴェンゾーネ教会の事例からみる」
マルティネス・アレハンドロ(東京文化財研究所文化遺産国際協力センター アソシエイトフェロー)
14:55-15:05 休憩(10分)
15:05-15:45 「バーミヤーン会議での成果と今後の課題-バーミヤーン大仏の将来-」
山内和也(帝京大学文化財研究所 教授)
15:45-15:55 休憩(10分)
15:55-17:05 ディスカッション「世界遺産条約の運用を踏まえた、リコンストラクションの在り方について」
司会:青木繁夫(東京文化財研究所 名誉研究員)
パネリスト:報告者全員
17:05-17:10 閉会挨拶
前田耕作(文化遺産国際協力コンソーシアム 副会長/東京藝術大学 客員教授)
17:20- 懇談会
(事前申込・会費制:一般2,000円、学生1,000円 会場:同建物内9階 バンケットルーム9E)
※懇談会申込締切は2月8日(木)まで。
詳細URL: https://www.jcic-heritage.jp/jcicheritageinformation20180119/
お問合せ先 文化遺産国際協力コンソーシアム事務局
独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所 所内
Tel: 03-3823-4841 Fax: 03-3823-4027
E-mail:consortium@tobunken.go.jp
2018年2月16日(金)開催:東京大学総合研究博物館 公開ワークショップ
公開ワークショップ
「Between the Zagros and Mesopotamia: Archaeology of the Diyala Valley in Iraq
(ザグロスとメソポタミアのあいだーイラク・ディヤラ川流域の考古学)」
日 時:2018年2月16日(金)13:30-17:00
会 場:東京大学総合研究博物館(東京都文京区本郷7-3-1)
展示場1F 企画講演室
ザグロス山中からティグリス河へとそそぐディヤラ川の流域は、メソポタミア平原と丘陵地帯とを結ぶ要路として、考古学や歴史学の世界でも注目を浴びています。1980年前後にはハムリン・ダム水没遺跡の救済事業が展開され、近年はイラク・クルディスタン地域内で遺跡調査が進みました。なかでもシャフリゾール平原は現在、最も活動が盛んなフィールドといえます。
本ワークショップでは、その牽引役であるシモネ・ミュール氏を招いて、同じシャフリゾール平原内で活動する日本人研究者たちと、最新の調査成果にもとづいた意見交換を図ります。そして、日本隊をはじめとしたハムリン・ダム水没遺跡調査からの知見と照らし合わせ、ディヤラ川水系がつなぐ地域間の関係を考えます。
講演/研究報告:
シモネ・ミュール(ミュンヘン大学)
松本 健(国士舘大学)
山田 重郎(筑波大学)
小高 敬寛(東京大学)
プログラム
13:30-13:40 Opening Address
13:40-14:25
Japanese Contribution to the Rescue Excavations in the Himrin Dam Area
Ken Matsumoto (Kokushikan University)
14:25-15:10
The Late Neolithic in the Shahrizor: Tell Begum and Shaikh Marif
Takahiro Odaka (University of Tokyo)
15:25-16:10
Landscape and Settlement in the Shahrizor Plain
Simone Mühl (Ludwig-Maximilian University of Munich)
16:10-16:55
Excavations at Yasin Tepe and Its Historical Context
Shigeo Yamada (University of Tsukuba)
Shin Nishiyama (Chubu University)
Akira Tsuneki (University of Tsukuba)
Hirotoshi Numoto (Kokushikan University)
※使用言語は英語です。通訳はありません。
※申込不要・入場無料
※本ワークショップの開催はJSPS科学研究費補助金(JP26870644)の助成によります。
問い合わせ:東京大学総合研究博物館・小高 敬寛
odaka@um.u-tokyo.ac.jp
2018年1月30日(火)開催:東京国立博物館講演会「アラビアの道−サウジアラビア王国の至宝」開幕記念講演会
東京国立博物館では、「アラビアの道−サウジアラビア王国の至宝」展(1月23日〜3月18日、東京国立博物館 表慶館)の関連イベントとして、以下の講演会を開催いたします。サウジアラビアを代表する考古学者であるアルガッバーン氏より、同国の考古学の動向や、文化財保護と活用についてうかがえる貴重な機会となります。ご関心の向きはせひご参加ください。
「アラビアの道−サウジアラビア王国の至宝」開幕記念講演会
“世界巡回展を指揮するキュレーターによるメッセージ”
古代より交易路が張り巡らされ、人々と諸文明が行き交ったアラビア半島。「アラビアの道−サウジアラビア王国の至宝」では、その躍動的な歴史と文化を示すサウジアラビア王国の至宝を日本で初めて公開します。サウジアラビア初代国王の遺品(20世紀)など、400件以上の貴重な文化財をとおして、アラビア半島の知られざる歴史をお楽しみいただける本展の開幕を記念して、「アラビアの道」世界巡回展を指揮するサウジアラビア国家遺産観光庁副長官 アリー・アルガッバーン氏の講演会を開催します。
1.日 時 2018(平成30)年1月30日(火)15時〜16時30分
2.会 場 東京国立博物館東洋館 B1F ミュージアムシアター
3.講 演 者 アリー・アルガッバーン氏 【逐次通訳】
(サウジアラビア国家遺産観光庁副長官、王立文化遺産保護プログラムスーパーバイザー、考古学者)
4.申込方法 電子メールによる事前申込制
①会社・団体名、②氏名、③電話番号、④人数を記入。
※申込みメール受信後、受付票を送信いたします。
5.申込締切 平成30年1月28日(日) ※先着60名
6.入場方法 正門及び会場受付にて受付票を提示し、ご入場ください。
入館料(入場)無料。
≪問合せ・申込み先≫
東京国立博物館総務部総務課 竹之内、野口
TEL 03−3821−9270(総務課直通)
e-mail k-takenouchi@tnm.jp
2018年1月27日(土),2月24日(土),3月24日(土)開催:伝塾セミナー2018『ヘレニズムと仏教』
伝塾セミナー2018 『ヘレニズムと仏教 』(全3回)
講師:前田耕作(アフガニスタン文化研究所所長・東京藝術大学客員教授)
「世界遺産バーミヤン遺跡などアフガニスタンの文化遺産保護に心血を注いでおられる前田耕作先生に『ヘレニズムと仏教』のテーマでご講演いただきます。
アレクサンドロス大王の東方遠征によって、ギリシア世界とオリエント世界の異文化交流が行われ、ヘレニズム文化が生まれます。バクトリアの地でヘレニズムと仏教が融合して“広がりの可能性”をもった仏教が準備され、シルロード通じて東・西に伝播して行く様子を、アイ・ハヌム遺跡やアリアナの遺跡などに触れながらお話いただきます。
第19回:2018年1月27日(土)「ヘレニズムの東漸と仏教の西漸」
第20回:2018年2月24日(土)「オクソス河南北(古バトリア)の遺跡」
第21回:2018年3月24日(土)「アリアナの遺跡」
◆開催場所
東京国立博物館 黒田記念館
東京都台区上野公園13-9
JR上野駅徒歩15分
(http://www.tobunken.go.jp/kuroda/ )
◆開催時間(各回共通):14時00~16時30分(13:30受付開始)
◆セミナー受講料
各回2000円、 ★学生 (25歳以下)1000円
※当日受付にてお支払い頂きます。また学生の方は学生証の持参をお願いたします。
◆申し込み方法
メールアドレス宛へ必要事項を明記の上、申し込みお願いたします。
(セミナー事務局宛先 denjyuku.seminar@gmail.com)
・お名前(フルネーム)
・「月」又は第何回の明記をお願いたします。
※お申込み多数の場合は先着順となります。
2018年1/12, 2/16, 3/9開催:古代オリエント博物館ナイト講座
古代オリエント博物館では、下記の無料ナイト講座を予定しています。
時間:19:00~20:00頃
場所:池袋サンシャインシティ内(各回ことなります)
詳細はhttp://aom-tokyo.com/event/night.htmlをご覧下さい。
予定
■2018年1月12日(金)
題目:「黒海・カスピ海北岸地域における鉄器文化成立期の諸問題 —銅柄鉄剣の問題にふれつつ—」
講師:村上恭通(愛媛大学東アジア古代鉄文化研究センター教授)
場所:サンシャインシティ文化会館7階 会議室710
アナトリア東部の影響を受けて青銅器文化を発展させたコーカサス地方南部に対し、その北部から黒海・カスピ海北岸にいたる地域ではさらに周辺的な青銅器文化が広がっていた。この地域における鉄器の導入から普及にいたる過程と様相について論じたい。
■2018年2月16日(金) ※会場手配の都合により第3金曜日になります
題目:「仏教音楽のルーツ ―ゾロアスター教―」
講師:菅谷文則(奈良県立橿原考古学研究所所長)
場所:サンシャインシティ文化会館7階 会議室710
天平文化は、東大寺建立を代表とする文化で正倉院の宝物である。唐文化を受け入れ、昇華された宮廷と寺院がそのもとにササン朝ペルシャ文化があるとされてきた。ここ20年の考古学研究に依って、それらはササン本体の文化ではなく、ササン朝と唐朝に挟まれたソグド人が唐に移住した文化であることが明らかになった―楽器・音楽はその代表である。
■2018年3月9日(金)
題目:「古代シュメール農業と土地測量」
講師:前川和也(京都大学人文科学研究所名誉教授・国士舘大学イラク古代文化研究所共同研究員)
場所:サンシャインシティ文化会館7階 会議室710
メソポタミア最南部に生まれたシュメール文明は、麦作潅漑農業の高い生産力に依存していた。ここで耕地の形状、面積計算を記録している楔形文字粘土板を参照しつつ、当時の農業慣行や土地測量技術を復元してみたい。
展覧会:12月22日(金)迄:国士舘大学イラク古代文化研究所「メソポタミア文明を探る」
イラク古代文化研究所創設40周年記念第3弾
企画展「メソポタミア文明を探る—イラク古代文化研究所の発掘成果 (2)—」のお知らせ
国士舘大学イラク古代文化研究所創設40周年を記念しまして、「メソポタミア文明を探る−イラク古代文化研究所の発掘成果(2)−」を開催致します。今回の展示では、アッシリア時代を中心としたイラクのエスキ・モースル遺跡群、ローマ・ヘレニズム時代を中心としたイラク西南沙漠のアッタール洞窟・ヨルダンのウム・カイス遺跡を皆様に紹介いたします。
展示では、エスキ・モースル遺跡群のテル・ジガーンから出土した土器片やアッタール洞窟から出土した織物、ウム・カイス遺跡の西円形劇場の3D模型を御覧いただけます。
また、特別イベントとしてミニ講座(2回)と記念講演会も企画しておりますので、ご興味がございましたら是非とも足をお運びください。皆さまのご来訪心よりお待ち申し上げております。
イラク古代文化研究所創設40周年記念第3弾
企画展「メソポタミア文明を探る—イラク古代文化研究所の発掘成果 (2)—」
会期:2017年9月19日(火) 〜12月22日(金) 午前10時〜午後4時
閉室:土・日・祝日 ただし、10/8(日)、11/3(祝・金)は開室
会場:国士舘大学イラク古代文化研究所展示室
(〒154-0022 世田谷区梅丘2-8-17 国士舘大学地域交流文化センター2階)
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ミニ講座「メソポタミア文明を学ぼう!−調査員が語るイラクでの発掘成果−」
会場:地域交流文化センター1F講義室2
参加費無料、事前申込不要
各回先着40名
【第5回】2017年9月28日(木) 14:00〜15:30
「エスキ・モースルからみたアッシリアの興亡(前2500年〜前612年)」
小口裕通(国士舘大学イラク古代文化研究所教授)
【第6回】2017年10月13日(金) 14:00〜15:30
「ヘレニズムからイスラムまでの建築」
岡田保良(国士舘大学イラク古代文化研究所所長)
40周年記念講演会「メソポタミア文明を探る−アッタールからウム・カイスヘ−
2017年11月3日(金) 13:00〜16:00
会場:国士舘大学梅ケ丘校舎34号館B304
講演者:
星和彦(前橋工科大学学長・元調査隊員)
小口裕通(国士舘大学イラク古代文化研究所教授)
松本健(国士舘大学イラク古代文化研究所教授)