アインダーラ遺跡の保護に関する写真提供のお願い
6⽉1⽇付で筑波⼤学⻄アジア⽂明研究センターより、シリア・アインダーラ遺跡の保護に関する写真提供の依頼がありました。
関連地域の遺跡・文化財の保護は、会則第3条に掲げていますように、当会の目的を達成するための事業のひとつでもあり、これまでも重要な事業として取り組んでまいりました。
会員の皆様のご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
なお本件に関しましては、学会での取りまとめは致しませんので、個別にご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。
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平素よりお世話になっております。
さて、筑波⼤学⻄アジア⽂明研究センターでは、令和3年度に「シリア・アラブ共和国におけるアイン・ダーラ遺跡の保護のための⼈材育成事業」(⽂化庁⽂化遺産保護拠点交流事業)を実施いたします。
本事業で対象とするアイン・ダーラ遺跡は、シリア北部に所在する、紀元前10世紀頃に遡るシリア・ヒッタイト式の⽞武岩製の神殿遺跡であり、東地中海沿岸に興隆した多様な神々の信仰と礼拝の様⼦を反映する神殿遺跡として、考古学的にも歴史的にも⾮常に重要な遺跡といえます。また、アイン・ダーラ遺跡においては、過去に⽇本隊による保存修復事業も実施され、⽇本との関わりも深い遺跡です。
しかし、国内外のメディアで報道された通り、2018年1⽉にトルコ空軍による空爆によって、遺跡が深刻な被害を受け、劣悪な保存状態にあります。そうした状況を受け、筑波⼤学では、「シリア・アラブ共和国におけるアイン・ダーラ遺跡の保護のための⼈材育成事業」の⼀環として、アイン・ダーラ遺跡の被害状況を詳細に記録し、後世に伝えるべく、現地の専⾨家と協⼒し、情報収集およびドキュメンテーション作業を⾏う予定です。
つきましては、2018年以前のアイン・ダーラ遺跡を撮影した写真をお持ちの⽅がいらっしゃいましたら、写真を破壊後の遺跡の状況と⽐較し、ドキュメンテーション作業の参考にいたしたく、ご提供いただけますようお願い申し上げます。
写真をご提供いただける⽅は、下記連絡先までお問い合わせください。
[連絡先]
筑波⼤学⻄アジア⽂明研究センター
Email: rcwasia@hass.tsukuba.ac.jp
sari-0088@hotmail.com(担当:ジャンモ・サーリ)
[写真について]
– デジタルデータでお送りいただける場合は、解像度は 300dpi 以上のものをご⽤意ください。
– プリント済みのものをお送りいただける場合は、こちらでスキャンした後に返却いたします。
– 詳細は、⻄アジア⽂明研究センターにお問い合わせください。
なお、筑波⼤学では、これまでの、シリア内戦下で破壊の危機にある⽂化遺産の保護・継承に資するべく、様々な事業を継続して実施してまいりました。事業の成果は、下記⻄アジア⽂明研究センターの URL からご覧いただけます。
http://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/bunka/
筑波⼤学⻄アジア⽂明研究センター
〒305-8571 茨城県つくば市天王台 1-1-1
Tel: 029-853-5441
E-mail: rcwasia@hass.tsukuba.ac.jp
https://rcwac.histanth.tsukuba.ac.jp
2021年4月24日開催(オンライン):「古代エジプトの製革(鞣し)方法と履物事情」
オンライン懇話会開催の連絡をいただきましたのでお知らせします。
前回お知らせしたご案内とは別の、第2回目となっています。
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JSPSカイロ研究連絡センター2021年度第2回定例懇話会のお知らせ
ラマダンも間近、カイロでは最高気温が30度を超えております。16日の第1回に引き続き、24日に第2回の懇話会を開催いたします。第2回では、中エジプトのアコリスで長年発掘を続けられていらっしゃる花坂先生にご講演をお願いいたしました。先生のご専門の革製品の履物から、ハリネズミの皮についても、お話をしていただけるとのことです。みなさまのご参加をお待ちしております。
◆ 日時:2021年4月24日(土曜) 開始時間:日本時間20時より(カイロ時間13時) 60分 質疑応答:30分
◆ 配信方法:Zoom
◆ 講演:「古代エジプトの製革(鞣し)方法と履物事情」
◆ 講師:花坂哲(東京都立大学客員研究員)
◆ 要旨(講師記)
皮革技術の起源が古代エジプトにあり、最古の皮革製品の出土地として紹介されることもあるが、これは誤った認識である。しかし、エジプトの豊富な図像資料や、乾燥地ゆえの遺存状態の良い出土品は、皮から革へと変化させる製革(鞣し)工程や、皮革製品の製作技術の復原を可能とする。また、エジプト・メニア県のアコリス遺跡では、紀元前の例としては非常に珍しい皮革工房址が検出された。そこで本発表の前半では、古代ローマの事例や、モロッコやガーナの現代民族例も参照しながら、古代エジプトにおける皮から革へと変化させる製革工程の復元案を提示する。後半では、裸足で過ごしていたという、これまた誤解の多い古代エジプト人の履物事情について、アコリス遺跡出土の皮革製サンダルやブーツを例に概観する。
●参加方法:参加者は、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、講演 (聴講無料)申込内容を、メール(jspslecmet@gmail.com)にて、前日までに必ずお申込みください。
ZoomのURL、ID、パスワードをこちらより後日連絡いたします。
※今回の講演は土曜に開催いたしますので、曜日をお間違えの無いようにご注意ください。
2021年4月16日開催(オンライン):『「アラブの春」が変えた中東』
オンライン懇話会開催の連絡をいただきましたのでお知らせします。
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JSPSカイロ研究連絡センター2021年度第1回定例懇話会のお知らせ
新年度が始まり、みなさまお忙しくご活躍のことと存じます。カイロではラマダンを控え、街は賑わいを見せております。
2021年度第1回目は共同通信の高山支局長から、アラブの春以後の中東各地からのお話を伺えることになりました。
皆様のご参加をお待ちしております。
◆ 日時:2021年4月16日(金曜)
開始時間:日本時間20時より(カイロ13時より) 60分
質疑応答:30分
◆ 配信方法:Zoom
◆ 講演:『「アラブの春」が変えた中東』
◆ 講師:高山 裕康(共同通信社カイロ支局長)
◆ 要旨(講師記)
2011年の民主化運動「アラブの春」からことしで10年を迎えました。記者は当時、カイロに駐在し民主化デモをチュニジアやエジプト、リビア、バーレーン、イエメンなどで取材しました。2019年から再度のカイロ赴任となり、いくつかの国々を訪問する中で中東の大きな変化を感じています。
10年前の出来事を振り返るとともに、難民を迎えた中東の大都市の姿がどのように変わったのか。革命の聖地といわれたチュニジアの野菜売り青年の故郷は?。第2の春といわれるアルジェリアやイラクの抗議デモの姿などについて、中東各地の様子を訪問者の視点からご紹介できればと思っています。
●参加方法:参加者は、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、講演 (聴講無料)申込内容を、メール(jspslecmet@gmail.com)にて、前日までに必ずお申込みください。ZoomのURL、ID、パスワードをこちらより連絡いたします。
※今回の講演は金曜に開催いたしますので、曜日をお間違えの無いようにご注意ください。
2021年4月12日開催(オンライン):「第3回 中東・オリエント建築研究会;デジタル化時代の歴史/建築史研究について考える ——中世カイロの寄進施設を題材にしたプロジェクトの試みから」
オンライン研究会の案内をいただきましたのでお知らせします。
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新年度を間近に控え、みなさまますますご活躍のことと存じます。
この度、「第3回 中東・オリエント建築研究会;デジタル化時代の歴史/建築史研究について考える——中世カイロの寄進施設を題材にしたプロジェクトの試みから」を2021年4月12日に開催することとなりました。
【日時】 2021年4月12日(月曜日) 午後7時から9時
「マムルーク朝時代の都市カイロの発展−建築・土木・インフラ整備を通して」
「ひらかれた歴史学を目指して——カラーウーンVRプロジェクトの課題と展望」
(本報告は、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同利用共同研究課題「中東・イスラームの歴史と歴史空間の可視化分析—デジタル化時代の学知の共有をめざして」の成果の一環です。)
【コメント】 深見奈緒子(日本学術振興会カイロ研究連絡センター)
【参加方法】 参加者は、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、講演 (聴講無料)申込内容を、メール(jspslecmet@gmail.com)にて、前日までに必ずお申込みください。Zoomの URL、ID、パスワードをこちらより連絡いたします。
2021年4月1日開催:「トルコ・カッパドキアの聖シメオン教会の保存に関するオンライン研究会(第2回)」
オンライン研究会の案内をいただきましたのでお知らせします。
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C01-計画研究06 第13回研究会
「トルコ・カッパドキアの聖シメオン教会の保存に関するオンライン研究会(第2回)」
計画研究06「西アジア地域の都市空間の重層性に関する計画論的研究」による第13回研究会を開催します。
日時:2021 年4月1日(木曜日)13:30-
会場:MS Teamsを用いたオンライン開催
プログラム
谷口陽子「聖シメオン教会の保存に関するプロジェクト概要」
菅原裕文「カッパドキア岩窟聖堂のデジタルドキュメンテーションの可能性と活用法ーアギオス・シメオン・スティリティス聖堂の事例から」
高嶋美穂「クロスセクションの分析、膠着材の分析(ELISA およびLC-MS)」
※ 参加をご希望の方は、招待をお送りしますので taniguchi.yoko.fu[@]u.tsukuba.ac.jp
(筑波大学・谷口陽子)までメールでご連絡ください。
新学術ホームページ*こちらからポスターをダウンロードできます
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皆様のご参加をお待ちしております。
西アジア文明研究センター事務局
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科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)
「西アジア都市」事務室
〒305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1
筑波大学人文社会科学研究科歴史・人類学専攻事務室付
西アジア文明研究センター
029 853 5441
rcwasia@hass.tsukuba.ac.jp
2021年3月19日開催:計画研究02「古代西アジアにおける都市の景観と機能」による第16回研究会
オンライン講演会の案内をいただきましたのでお知らせします。
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フA02-計画研究02 第16回研究会
計画研究02「古代西アジアにおける都市の景観と機能」による第16回研究会を開催します。
日時:2021年3月19日(金) 19:00-21:20(JST)/10:00-12:20(GMT)会場:Zoomを用いたオンライン開催(定員300名※登録制)
発表者
Dr. Gareth Brereton (The British Museum)
“‘The greatest king you’ve never heard of’: exhibiting Ashurbanipal at the British Museum”
(講演 45分・質疑応答15分)
Dr. Jonathan Taylor(The British Museum)”The library of Ashurbanipal, king of the world”
(講演 30分・質疑応答15分)
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Abstract
‘The greatest king you’ve never heard of’: exhibiting Ashurbanipal at the British Museum
Gareth Brereton
At a time when public attention was again directed towards a devastating conflict in Iraq, the British Museum developed the major exhibition ‘I am Ashurbanipal: king of the world, king of Assyria’, which opened in London between November 2018 and February 2019. This exhibition explored the world of ancient Assyria through the life and legacy of its last great ruler, King Ashurbanipal. On his ascent to the throne in 669 BC, Ashurbanipal inherited a vast and diverse empire, the heartland of which was situated in present-day Iraq. This talk will reflect on the exhibition’s development, delivery and public reception. A formative evaluation of the exhibition concept showed that public knowledge of ancient Assyria was very limited. Feedback from the evaluation groups informed the exhibition structure and narrative themes. To better engage with visitors, the exhibition combined immersive displays with narrative driven content to present the story of Ashurbanipal’s reign in an accessible and engaging format. The exhibition provided an opportunity to experiment with object display, narrative content, lighting and design, all of which can inform future redisplays of the British Museum’s Assyria collections.
The library of Ashurbanipal, king of the world
Jonathan Taylor
The single most important group of cuneiform texts ever found is the remains of what was once the collection of Ashurbanipal, King of Assyria, King of the World. In the 7th century BC, he assembled what has been celebrated as the first universal library in the world. It has formed the platform on which the field of Assyriology was founded, and has continued to grow. 170 years after its discovery, there is still a lot we don’t know about the collection. Displaying such an iconic, yet highly enigmatic, collection poses many challenges. Related research now promises to help us finally begin to understand what the ‘library of Ashurbanipal’ was.
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※ 発表は英語でおこなわれます。通訳はありません。
※ 配信内容の録画・録音はご遠慮ください。
※ 参加を希望される方は、以下のURLよりお申し込みください(定員300名・参加無料)
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZ0sceqrqDkjHtOmYeiKxNsU4xzwPI-F6IoA
登録後、Zoomミーティング参加情報の確認メールが届きます。
新学術ホームページ*こちらからもご覧いただけます。
日本語 http://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/city/seminar/index.html#A02-02_16
英語 http://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/city_EN/seminar_EN/index_EN.html#A02-02_16
共催
基盤研究(B) アッシリア浮彫の石材分析から挑む産地同定と復元
新学術領域研究(研究領域提案型) 都市文明の本質:古代西アジアにおける都市の発生と変容の学際研究
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皆様のご参加をお待ちしております。
西アジア文明研究センター事務局 廣永・上原
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科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)
「西アジア都市」事務室
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筑波大学人文社会科学研究科歴史・人類学専攻事務室付
西アジア文明研究センター
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2021年3月21日開催:フェニキア・カルタゴ研究会第6回公開報告会
オンライン研究会の案内をいただきましたのでお知らせします。
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フェニキア・カルタゴ研究会第6回公開報告会
昨年度、一旦中止となった第6回公開報告会を以下の要領で開催いたします。
今回は、文献史料・考古資料等を用いる歴史的側面からのアプローチのみならず、衛星画像を用いた地形や立地等の観点からの考察も含め、4つの報告を準備いたしました。卒業論文の発表や修士論文の中間報告など、若手の報告も含まれています。さまざまな方向性からフェニキア・カルタゴ研究の「今」に迫りたいと思います。
日時 3月21日(日)13時30分から16時
Zoomによるオンライン
参加方法
参加をご希望の方は、3月19日(金)までに下記のフォームからお申込み下
い。3月20日(土)までに当日のリンク先など参加方法をお知らせします。
https://forms.gle/TF8V4nqjhRF7Ef8Z6
主催 フェニキア・カルタゴ研究会
JSPS科研費 16K03131 (研究代表者 佐藤育子) 地中海におけるフェニキア・カル
タゴ文化の発展と変容
研究会HP http://phoenician-punic.pya.jp/
*ご不明な点は、申込フォームの質問欄および(佐藤)isatou@fc.jwu.ac.jp
までお問い合わせください。
・・・・・・・・・・・・プログラム・・・・・・・・・・・・・
13:15 入室開始
13:30 開会の辞
13:35 ①「フェニキア・カルタゴ研究の現状と課題」 佐藤 育子(日本女子大学)
13:55 ②「フェニキア西方進出の始まりとその背景について」 山﨑 翔太(駒澤大学)
14:15 ③「カルタゴとイベリア半島のフェニキア人植民市の関係について」日野 貴裕 (法政大学)
14:45 休憩(15分)
15:00 ④「シチリア島とイベリア半島におけるフェニキア植民都市の立地と形態
– 衛星データの分析を通して」 小方 登 (京都大学)
15:40 ディスカッション 司会 青木 真兵(関西大学)
16:00 閉会
・・・・・・・・・・・各報告の発表要旨・・・・・・・・・・
第1報告 佐藤育子「フェニキア・カルタゴ研究の現状と課題」
発表要旨:
西洋古代史の研究分野において、100年以上に及ぶ学問的蓄積のあるギリシア・
ローマ史研究にくらべ、フェニキア・カルタゴ史は、大きくその後塵を拝してきた。しかし、ここ数十年あまりの国際規模での発掘成果と研究活動の進展により、この学問分野も大きな転換点を迎えようとしている。本発表では、近年の国際学会の発表における傾向や研究動向を分析し、フェニキア・カルタゴ研究の置かれた現状と課題を簡潔に紹介し報告したい。
第2報告 山﨑翔太「フェニキア西方進出の始まりとその背景について」
発表要旨:
フェニキアの西方進出および、フェニキアを取り巻く東地中海世界の変化との関係性についてまとめた卒業論文について発表する。ここ数十年の間で活発な研究が行われるレバントのドール、スペインのウエルバの先行研究を基にフェニキアの西方進出開始年代を特定し、その後、西方進出がなぜ、どのように進められたのかについて西方進出前後の東地中海世界における変化などから考察を試みる。
第3報告 日野貴裕「カルタゴとイベリア半島のフェニキア人植民市の関係について」
発表要旨:
本報告は、カルタゴが台頭した前6世紀頃から第二次ポエニ戦争が終結する前3世紀末までの間の、カルタゴとイベリア半島のフェニキア人植民市の関係について取り扱う修士論文の中間報告である。両者の間には「同盟関係」が存在したと指摘されているが、この点について両者の商業的関係、軍事的関係、同族関係を踏まえて考察する。
第4報告 小方登
「シチリア島とイベリア半島におけるフェニキア植民都市の立地と形態 - 衛星データの分析を通して」
発表要旨:
本発表では、フェニキア系都市の立地における、地形的条件を検討する。地形を調べるために、従来は紙の地形図を使ったが、中東諸国などでは地形図が利用できないことが多い。その欠如を補完するため、発表者は衛星観測データの利用を提唱してきた。世界の地形データとしては、JAXAのものなどがネット上で無料で利用できるようになったので、これらの利用事例を紹介する。フェニキア系都市は、半島や本土に近い小島に立地するといわれるが、こういった点について考察する。
ディスカッション 質疑応答
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2021年3月13日開催:東京大学附属図書館U-PARL協働型アジア研究オンラインセミナー 「3次元データでひらく“人文学”の世界」
オンラインセミナーの案内をいただきましたので、お知らせします。
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東京大学附属図書館U-PARL協働型アジア研究オンラインセミナー
「3次元データでひらく“人文学”の世界」
2021年3月13日(土)13:00~16:00
ZOOMによるオンライン開催*要申込(先着290名)
申し込みURL
http://u-parl.lib.u-tokyo.ac.jp/archives/japanese/seminar20210313
13:00-13:10 「開催趣旨」
永井正勝(東京大学附属図書館U-PARL)
13:10-13:40「3次元とともに描く考古学・博物館学の未来」
江添 誠(国士舘大学イラク古代文化研究所)
13:45-14:15「Qalawun VR Projectの試み-VRツアーをつくる・活用する-」
熊倉和歌子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
14:20-14:50「3次元データの可能性-学術研究と文化遺産保護の両面から-」
野口 淳(NPO法人南アジア文化遺産センター)
15:00-16:00「質疑応答」
ファシリテーター 阿児雄之(東京国立博物館)
2021年3月15日開催:公開講演会「地中海地域と西アジアとの比較都市論—空間人類学の視点から—」
オンライン研究会の案内をいただきましたので、お知らせします。
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新学術領域研究「西アジア都市」では、下記の公開講演会をオンライン開催いたします。参加をご希望の方は、以下のURLよりお申し込みください(先着200名)。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZIuf-itrjgvEtFO0OfIm30W8KpYyIxkZWUC
登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。
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科研費新学術領域研究「都市文明の本質:古代西アジアにおける都市の発生と変容の学際研究」
【公開講演会】
日時:令和3年3月15日(月)13:00〜15:00
会場:Zoomによるオンライン開催(定員200名)
プログラム
13:00〜13:10 開会の挨拶
13:10〜14:40 公開講演:陣内 秀信(法政大学)
「地中海地域と西アジアとの比較都市論—空間人類学の視点から—」
(コメンテーター:松原 康介(筑波大学)+質疑)
14:40〜14:50 閉会の挨拶
〈注意事項〉配信内容の録画・録音はご遠慮ください。
新学術ホームページ *こちらからもご覧いただけます。
日本語 http://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/city/seminar/index.html#seminar_20210315
英語 http://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/city_EN/seminar_EN/index_EN.html#seminar_20210315
新学術領域研究「西アジア都市」総括班事務局
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どうぞよろしくお願い申し上げます。
西アジア文明研究センター 廣永・上原
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科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)
「西アジア都市」事務室
〒305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1
筑波大学人文社会科学研究科歴史・人類学専攻事務室付
西アジア文明研究センター
029 853 5441
rcwasia@hass.tsukuba.ac.jp
2021年2月20日開催:『太陽の船プロジェクトのこれまでの歩みと今後の計画』
オンライン講演会の案内をいただきましたので、お知らせします。
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日本西アジア考古学会会員のみなさま
2月にはいり、カイロは随分と暖かくなってまいりました。今回はギザで10年来、太陽の船のプロジェクトを続けていらっしゃる黒河内先生にその成果をお話しいただきます。みなさまのご参加をお待ちしております。
◆ 日時:2021年2月20日(土曜) 開始時間:カイロ13時より (日本時間20時より) 60分 質疑応答:30分
◆ 配信方法:Zoom
◆ 講演:『太陽の船プロジェクトのこれまでの歩みと今後の計画』
◆ 講師:黒河内 宏昌(東日本国際大学エジプト考古学研究所・教授)
◆ 要旨(講師記)
ギザ遺跡のクフ王ピラミッドには、紀元前2600年ころまでさかのぼる世界最古の木造船が、地下の船坑に分解されて副葬されていた。しかし船坑の劣悪な環境により、劣化が進んでしまったため、これを取り上げ、大エジプト博物館に収蔵するプロジェクトが、エジプト考古学者の吉村作治(東日本国際大学学長)とエジプト考古省によって、JICA等の支援を得て2009年から続けられてきた。現在は船坑からの部材の取り上げがほぼ終了し、大エジプト博物館での作業にとりかかる段階である。このプロジェクトの近況をご報告したい。
●参加方法:参加者は、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、講演 (聴講無料)申込内容を、メール(jspslecmet@gmail.com)にて、前日までに必ずお申込みください。
ZoomのURL、ID、パスワードをこちらより連絡いたします。
※今回の講演は土曜に開催いたしますので、曜日をお間違えの無いようにご注意ください。
2021年2月13日開催:【オリ博講演会・オンライン】北ヨルダン、ウム・カイス発掘 — ローマ帝国時代からビザンツ時代へ —
オンライン・講演会の案内をいただきましたので、お知らせします。
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【オリ博講演会・オンライン】http://aom-tokyo.com/event/210213_ummqais.html
「北ヨルダン、ウム・カイス発掘 — ローマ帝国時代からビザンツ時代へ —」
国士舘大学は北ヨルダンにあるウム・カイス(古代名ガダラ)遺跡で、2005年から2015年まで発掘調査をおこなってきました。遺跡はヘレニズム時代、ローマ時代、ビザンツ時代、ウマイヤ朝時代からなっています。我々の発掘調査で注目されるのが、後期ローマ時代の邸宅の上に建設された初期ビザンツ時代(4世紀前半)の教会です。やがて、この教会も5世紀の終わりころには放棄されたようです。このように、ローマ帝国時代が終わりを告げ、ビザンツ時代へと変遷していく過程が特に興味深いところです。本講演では、長年にわたるウム・カイス遺跡の調査成果を紹介します。
日程:オンライン動画配信開始:2021年 2月 13日(土) 13:00〜(予定)
※オンライン開催のため、事前にお申込みされた方に限り、開催日より1週間以内を目途として後日視聴可能です。
講師:松本 健 先生(国士舘大学 名誉教授)
参加費:一般 500円(当館友の会会員は無料)
申込方法: お申込みはイベント管理サイト「Peatix(ピーティックス)」のページからお願い申し上げます。
https://peatix.com/event/1779325
※申込期限: 2月12日(金)正午
※お申し込みの受付はイベント管理サービス「Peatix(ピーティックス)<https://peatix.com/>」のみとなります。参加ご希望の方は「Peatix」の登録をお願いいたします。 お電話、メール、郵送、FAXでのお申し込みは受付けていませんので、ご注意くださいますようお願いいたします。
2021年2月28日開催:金沢大学超然プロジェクト「古代文明の学際研究の世界的拠点形成」オンライン・シンポジウム 世界の古代文明をめぐる最新調査研究
オンライン・シンポジウムの案内をいただきましたので、お知らせします。
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*金沢大学超然プロジェクト「古代文明の学際研究の世界的拠点形成」オンライン・シンポジウム 世界の古代文明をめぐる最新調査研究*
日時:2021年2月28日(日)13:00~18:00【12:45より接続可能】
形式:オンライン・シンポジウム(zoomを使用)
*詳細および申込先*
http://crs.w3.kanazawa-u.ac.jp/symposium/sympo20210228.html
*開催趣旨*
令和元年度より金沢大学で開始された本プロジェクトは、世界の古代文明の考古学的研究を先鋭化し、自然科学との学際融合研究と「文化資源マネジメント」の取り組みを糾合させる国際的な研究拠点の形成を目的とする。本シンポジウムでは、これまでの研究活動を一般に公開し、その成果について広く意見を求めることで、今後のプロジェクト推進について一層の充実を図る。
*プログラム*
13:00~13:05 開会挨拶:中村誠一(金沢大学教授)
13:05~13:10 趣旨説明:河合 望(金沢大学教授)
13:10~13:40 「学際研究から探る中国稲作文明の起源」中村慎一(金沢大学教授)
13:40~14:10 「中国文明形成期の土器利用と穀物」久保田慎二(金沢大学特任助教)
14:10~14:40 「インダス文明再考:工芸生産・流通に関する近年の研究をもとに」上杉彰紀(金沢大学特任准教授)
休憩(10分)
14:50~15:20 「西アジア青銅器時代の武器編年構築-青銅製槍先を中心として」足立拓朗(金沢大学教授)
15:20~15:50 「エジプト、サッカラ遺跡での新発見」河合 望(金沢大学教授)
15:50~16:20 「マヤ文明:コパン王朝の起源の解明に向けた文理融合研究」中村誠一(金沢大学教授)
休憩(10分)
16:30~17:00 「科学分析から見たアンデス文明初期の神殿の変貌」関雄二(国立民族学博物館副館長、総合研究大学院大学教授)
17:00~17:30
「ポリネシアにおける社会階層化と人口・環境との関連」石村智(東京文化財研究所・無形文化遺産部・音声映像記録研究室室長、金沢大学客員准教授)
17:30~18:00 「考古学と古代ゲノム学の融合研究~古代ゲノム学のパラダイムシフト~」覚張隆史(金沢大学助教)
18:00 閉会挨拶:中村慎一
司会:小高敬寛(金沢大学特任准教授)
各発表ともに実質発表時間を25分とし、5分間の質疑応答時間を確保
主催:金沢大学超然プロジェクト「古代文明の学際的研究の世界的拠点形成」(代表:河合望)
共催:金沢大学国際文化資源学研究センター、金沢大学新学術創成研究機構
学術変革領域研究(A)「中国文明起源」、基盤研究(B)「西アジアにおける先史遊牧民の起源と乳製品利用」、新学術領域研究(研究領域提案型)「西アジアの都市化と遊牧民交易」、基盤研究(B)「エジプト、北サッカラ遺跡における新王国時代墓地の総合的調査研究」
参加連絡先:
金沢大学超然プロジェクト「古代文明の学際的研究の世界的拠点形成」
事務担当:久保田慎二
E-mail:jiu-bao-tian◆staff.kanazawa-u.ac.jp
(◆を@に変更してください)
Tel:076-264-6134