関連する研究会等

2021年11月28日オンライン開催シンポジウム「海と文化遺産-海が繋ぐヒトとモノ-」

文化遺産国際協力コンソーシアムのシンポジウム案内を転送いたします。***********************************令和3年度 文化遺産国際協力コンソーシアム 「海と文化遺産-海が繋ぐヒトとモノ-」シンポジウム 開催のご案内文化遺産国際協力コンソーシアムでは下記の通り、シンポジウム「海と文化遺産-海が繋ぐヒトとモノ」を開催致します。ぜひ幅広く博物館の関係者にもご参加いただき、海に関わる文化遺産の分野での国際協力に日本が果たすべき役割について議論を深めたいと存じます。皆様のご参加をお待ちしております。●主催:文化遺産国際協力コンソーシアム、文化庁●日時:2021年11月28日(日) 14:00-17:00 ●開催方式:オンライン(Zoom ウェビナー)●言語:日本語●参加費:無料(要事前登録)●プログラム 開会挨拶 友田正彦(文化遺産国際協力コンソーシアム事務局) 趣旨説明 石村智(東京文化財研究所) 「沈没船研究の魅力と意義 ーうみのタイムカプセル」佐々木蘭貞(一般社団法人うみの考古学ラボ) 「海の路を拓く ー船・航海・造船」木村淳(東海大学) 「海を越えたガラスビーズ ー東西交易とガラスの道」田村朋美(奈良文化財研究所) 「海を行きかう人々 ー海を渡ったイスラーム商人、特にホルムズ商人」四日市康博(立教大学) 「海と陸がまじわる場所 ーアジア海域世界の港市:店屋(ショップハウス)と四合院(コートハウス)」布野修司(日本大学) フォーラム「海によってつながる世界」    モデレーター:石村智    コメンテーター:周藤芳幸(名古屋大学)、伊藤伸幸(名古屋大学)、上記講演者 閉会挨拶 山内和也(帝京大学文化財研究所) ※講演タイトルは仮のもので、今後変更する場合があります。 ※詳細は下記のURLよりご確認ください。https://www.jcic-heritage.jp/20211011-2/ ●申込方法: 下記フォームよりご登録ください。 URL: https://forms.gle/Vi3j4AmiL3yESimh8  ※受付完了後、ご登録のメールアドレス宛に確認メールを送信します。 その後、11月25日(木)までに、ウェビナーのURLが記載されたメールが届きます。●申込締切:2021年11月21日(日)●お問合せ先: 文化遺産国際協力コンソーシアム事務局独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所 所内 Tel : 03-3823-4841Fax: 03-3823-4027E-mail: consortium@tobunken.go.jp   シンポジウムの詳細は、以下のリンクからご覧いただけます。https://www.jcic-heritage.jp/20211011-2/


2021年11月25日・12月2日オンライン開催ワークショップ”Between Tel Rekhesh and Horvat Tevet: New Insights on Connectivity in the Eastern Jezreel Valley during the Late Bronze and Early Iron Ages”

オンラインワークショップの案内をいただきましたのでお知らせします。

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日本学術振興会二国間交流事業成果発表のお知らせ

2019年度日本学術振興会、Israel Science Foundation二国間交流事業による研究成果をオンラインワークショップで発表いたします。本研究はFrom Kingdoms to Province:Northern Israel in the Iron Age and Persian Period(王国から行政州へ:鉄器時代とペルシア時代における北イスラエル)と題するもので、2019年度から2年間での実施を予定しておりましたが、新型コロナウィルス蔓延の影響で2020年度は活動を凍結し、今年度に延長して実施しておりました。今回はその研究成果を週をまたいで二日間にわたってオンラインで発表いたします。使用言語は英語で通訳はありませんが、ご関心のある方はご参加ください。

日時:第1回、2021年11月25日(木)日本時間20時~22時半
第2回 、2021年12月2日(木)日本時間20時~22時半
配信方法:Zoom
題目Between Tel Rekhesh and Horvat Tevet: New Insights on Connectivity in the Eastern Jezreel Valley during the Late Bronze and Early Iron Ages
プログラム:詳細は以下のURLからPDFファイルをダウンロードしてご覧ください。
参加方法:PDFファイル上のビデオアイコンをクリックしてZoomにご参加ください。

https://webfolder.rikkyo.ac.jp/public/3P2cAA_GZ4lAXyQBIo19IroEKeRsI9_zzCu9CfiQoJqG


2021年12月4日開催オンライン研究会「パレオゲノミクスで可視化する人類集団の混血史」

計画研究01「西アジア先史時代における生業と社会構造」による第18回研究会
日時:2021年12月4日(土)15:00-17:00
会場:Zoomによるオンライン開催
発表者:
覚張 隆史 (金沢大学) 「パレオゲノミクスで可視化する人類集団の混血史」

 

※ オンライン参加をご希望の方は、12月1日(水)までに rcwasia[@]hass.tsukuba.ac.jp (「西アジア都市」事務局:土日は非対応)宛てのメールでご連絡ください。

 

西アジア文明研究センター
上原・廣永
科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)
「西アジア都市」事務室
〒305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1
筑波大学人文社会系西アジア文明研究センター
029 853 5441
rcwasia@hass.tsukuba.ac.jp

2021年11月26日開催ンオンライン懇親会「王子たちの処遇:サラーフ・アッディーン(サラディン)のファーティマ朝廃絶について」

オンライン懇話会の案内をいただきましたので、お知らせします。

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日本学術振興会カイロ研究連絡センター第11回定例懇話会のお知らせ

前略、日に日に秋の気配を帯びゆくカイロの今日この頃です。この度は、柳谷先生から中世史の話題をご講演いただきます。先生は中世史家としてだけでなく、現代アラブ文学翻訳家、歌人としても活躍していらっしゃり、歌集『ダマスカスへ行く—前・後・途中』をはじめ、白水社より訳書『酸っぱいブドウ/はりねずみ』、『無の国の門 引き裂かれた祖国シリアへの旅』、集英社より訳書『バグダードのフランケンシュタイン』を刊行していらっしゃいます。ぜひ、多くのみなさまにカイロ城塞を築いたサラディンについてのご講演にご参加いただきたく、ご案内いたします。オンラインの開催となりますので、お手続きのほど、よろしくお願いいたします。

日時:2021年11月26日(金曜) 開始時間:日本時間20時より(カイロ13時より) 60分 質疑応答:30分
配信方法:Zoom

講演「王子たちの処遇:サラーフ・アッディーン(サラディン)のファーティマ朝廃絶について」
講師:柳谷あゆみ((公財)東洋文庫研究員/上智大学アジア文化研究所共同研究員)
要旨(講師記)
エジプトのアイユーブ朝創設者サラーフ・アッディーン・ユースフ(サラディン)は、1171年にエジプト支配者であったファーティマ朝を打倒した後、ファーティマ朝カリフの血族を集めて幽閉し、その子孫を廃絶させています。このサラーフ・アッディーンによるファーティマ朝カリフの男系血族(「王子」たち)への施策について、史料上の記述は多くはありませんが、アイユーブ朝が多くの制度を引き継いだとされるセルジューク朝(及びその後継王朝)における「王子」の処遇とも比較しながら、内容を検討していきたいと思います。

参加方法:講演は無料となっております。参加者は、講演タイトル、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、メール(jspslecmet@gmail.com)にて、前日までに必ずお申込みください。
ZoomのURL、ID、パスワードをこちらより後日連絡いたします。
※今回の講演は金曜に開催いたしますので、曜日をお間違えの無いようにご注意ください。

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日本学術振興会カイロ研究連絡センター
JSPS Cairo Research Station
Flat no.4, 9 al-Kamil Muhammad Street
Zamalek, Cairo, Egypt
Tel. Fax. 02-2736-3752
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深見奈緒子
Naoko Fukami


2021年12月4日開催オンライン講演会「アジアの新人文化はどのように形成されたか?」

オンライン講演会の情報をいただきましたので、お知らせします。

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総括講演会 「アジアの新人文化はどのように形成されたか?」

パレオアジアプロジェクト(文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)「パレオアジア文化史学」2016〜2020年度)5年間の研究成果を総括する講演会です。
オンラインによる配信で参加しやすくなっております。多くの方々の参加をお待ちしています。

日時:2021年12月4日(土)午後1:00〜5:00
*Zoom webinarによるオンラインライブ配信で行います。

主催:文部省科学研究費補助金新学術領域研究(研究領域提案型)
「パレオアアジア文化史学—アジア新人文化形成プロセスの総合的研究」 総括班

参加費:無料

申込み:下記のウェブサイトからお申し込みください。
https://paleoasia.peatix.com
申込期限:12月3日(金)午後1時

プログラム
司会:近藤 康久(総合地球環境学研究所・総括班)

午後
1:00–1:15

ごあいさつ・プロジェクト趣旨:西秋 良宏(東京大学総合研究博物館・領域・計画研究A01代表)

1:15–1:45

「新人のアジア拡散を調べるための遺跡データベース(PaleoAsiaDB)」西秋 良宏(東京大学総合研究博物館・領域・計画研究A01代表)

1:45–2:15

「アジアに新人が拡散・定着した時期の遺跡調査」門脇 誠二(名古屋大学博物館・計画研究A02代表)

2:15–2:45

「新人がアジアに拡散・定着した頃の古環境」北川 浩之(名古屋大学宇宙地球環境研究所・計画研究A03代表)

2:45–3:00   休憩

3:00–3:30

「民族誌の比較からみた文化の多様性と生態環境との関係」野林 厚志(国立民族学博物館・計画研究B01代表)

3:30–4:00

「新人と旧人の生態文化的分布拡大の数理モデル(二重波モデル)」若野 友一郎(明治大学 総合数理学部・計画研究B02代表)

4:00–5:00  パネルディスカッション「アジアの新人文化はどのように形成されたか?」

講演会に関するお問い合わせ
名古屋大学博物館 門脇研究室 kadowaki@num.nagoya-u.ac.jp


2021年10月17日開催オンラインシンポジウム「メガミから女神へー その存在と役割 ー」

企画展に示関連するオンラインシンポジウムの情報をいただきましたので、お知らせします。

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古代オリエント博物館では、現在開催中の秋の特別展「女神繚乱」にちなんで、以下のシンポジウムを開催します。
申込締切が間近(10月15日(金)18:00厳守)です。ご参加希望の方はぜひお申し込みくださいますようご案内申し上げます。

 

シンポジウム「メガミから女神へ -その存在と役割-」

配信日時:2021年10月17日(日) 14:00~17:00
*本シンポジウムはWeb セミナーツール「Zoom ウェビナー」を 用いたオンライン形式(リアルタイム)で開催します 。
アーカイブ配信(事後配信)は行いませんのでご注意ください。
■会場:オンライン開催
■参加費:無料
■定員:500名 (まもなく定員になります)
■申込締切:2021年10月15日(金)18:00
お申し込みされていない方は視聴できません

■内容:展覧会図録にて古今東西の女神たちについてご執筆いただいた専門家をパネリストとしてお招きし、それぞれの地域・時代において女神とは何であったのか、ご発表いただきます。
 パネリスト(敬称略:五十音順)
 沖田 瑞穂(日本女子大学) 
 唐橋 文(中央大学)
 下釜 和也(千葉工業大学)
 田澤 恵子(古代オリエント博物館)
 平藤 喜久子(國學院大學)
 松村 一男(和光大学)

詳しいプログラムは以下をご覧ください。
https://aom-tokyo.com/event/211017sympo.html

■お申し込み方法
お申し込みの受付はイベント管理サービス「Peatix(ピーティックス)」のみとなります。参加ご希望の方は「Peatix」の登録をお願いいたします。
お電話、メール、郵送、FAXでのお申し込みは受付けていませんので、ご注意くださいますようお願いいたします。
https://peatix.com/event/create2/2929284/edit#/advanced

■特別展「女神繚乱」は12月5日(日)まで開催中です。
https://aom-tokyo.com/exhibition/211002_autumn.html

以上


2021年11月6日オンライン開催研究会「縄文時代における狩猟採集社会の複雑化」

オンライン研究会のご案内をいただきましたので、お知らせします。

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A01-計画研究01 第17回研究会
計画研究01「西アジア先史時代における生業と社会構造」による第17回研究会を開催します。

日時:2021年11月6日(土)15:00-17:00

会場:Zoomによるオンライン開催

発表者:川島 尚宗 (広島大学)
「縄文時代における狩猟採集社会の複雑化」

※ オンライン参加をご希望の方は、11月3日(水)までに rcwasia[@]hass.tsukuba.ac.jp (「西アジア都市」事務局:土日は非対応)宛てのメールでご連絡ください。

 

新学術ホームページ
日本語 http://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/city/seminar/index.html…
英語  http://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/…/index_EN.html…
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皆様のご参加をお待ちしております。
西アジア文明研究センター
上原・廣永

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科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)
「西アジア都市」事務室
〒305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1
筑波大学西アジア文明研究センター
029 853 5441
rcwasia@hass.tsukuba.ac.jp


2021年10月22日開催オンライン懇話会「「アフガン・ストール」の謎:日本におけるクーフィーヤ受容の20年史」

オンライン懇話会の案内をいただきましたので、お知らせします。

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本学術振興会カイロ研究連絡センター第10回定例懇話会のお知らせ
 前略、カイロはここ数日で、随分と秋めいて参りました。この度は、マムルーク朝史をご専門とされる中町先生から、アフガン・ストール(白地に赤や黒のチェックの大判スカーフ)のお話を伺えることになりました。中町先生は近年、ご専門の見地から『イスラームは特殊か: 西アジアの宗教と政治の系譜』(共編著)を上梓されているばかりではなく、現代アラブの若者の動向にも気を配られ、『「アラブの春」と音楽 若者たちの愛国とプロテスト』も著されております。皆様のご参加をお待ちしております。
日時:2021年10月22日(金曜) 開始時間:日本時間20時より 60分 質疑応答:30分
◆配信方法:Zoom
◆講演「アフガン・ストール」の謎:日本におけるクーフィーヤ受容の20年史
◆講師:中町信孝(甲南大学・教授)
◆要旨(講師記)
 2001年の911事件直後、「アフガン・ストール」と呼ばれるストールが日本の若者の間で流行しました。その後幾度かの流行りすたりを経て、今やエキゾチックなファッション・アイテムとして日本でもすっかり定着したアフガン・ストールですが、中東やアラブの歴史になじみのある人ならば、このストールは本来「クーフィーヤ」という東アラブ(マシュリク)地域の民族衣装であることをご存知でしょう。なぜそれが日本では「アフガン・ストール」と呼ばれているのでしょうか。今回はアフガン・ストールことクーフィーヤの日本上陸20年を記念して、日本とアラブの若者文化の歴史を振り返りつつ、このアイテムに込められた象徴的な意味について考えてみましょう。
●参加方法:講演は無料となっております。参加者は、講演タイトル、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、メール(jspslecmet@gmail.com)にて、前日までに必ずお申込みください。
ZoomのURL、ID、パスワードをこちらより後日連絡いたします。

※今回の講演は金曜に開催いたしますので、曜日をお間違えの無いようにご注意ください。

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日本学術振興会カイロ研究連絡センター
JSPS Cairo Research Station
Flat no.4, 9 al-Kamil Muhammad Street
Zamalek, Cairo, Egypt
Tel. Fax. 02-2736-3752
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深見奈緒子
Naoko Fukami
Director
9, Al-Kamel Muhammad St, Flat No4, Zamalek, Cairo, Egypt
Tel & Fax;office +20-2-2736-3752

2021年10月8日開催オンライン懇話会「元禄のミイラ取り」

オンライン懇話会の案内をいただきましたので、お知らせします。
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日本学術振興会カイロ研究連絡センター第9回定例懇話会のお知らせ
 前略、明け方になれば涼気を感じるカイロの今日この頃です。この度は、2001年に当センター長を勤められた保坂先生から、ミイラについてお話しいただけることとなりました。今春、エジプト博物館から文明博物館へと大掛かりなミイラの大移動がありましたことはご記憶に新しい方々もいらっしゃるのではと存じます。エジプトとミイラは今日なお強固な関係を結んでいるようです。
 ぜひ、多くのみなさまにご参加いただきたく、ご案内いたします。オンラインの開催となりますので、お手続きのほど、よろしくお願いいたします。
◆ 日時:2021年10月8日(金曜) 開始時間:日本時間20時より 60分  質疑応答:30分
◆ 配信方法:Zoom
◆ 講演「元禄のミイラ取り」
◆ 講師:保坂修司(日本エネルギー経済研究所理事・中東研究センター長、日本中東学会会長)
◆ 要旨(講師記)
 「ミイラ取りがミイラになる」という諺は江戸時代すでに多くの日本人に知られていました。しかし、ここでいうミイラ取りとは何なのでしょうか?この諺の起源を探りながら、ミイラ取りの謎について明らかにしていきます。
●参加方法:講演は無料となっております。参加者は、講演タイトル、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、メール(jspslecmet@gmail.com)にて、前日までに必ずお申込みください。
 ZoomのURL、ID、パスワードをこちらより後日連絡いたします。
※今回の講演は金曜に開催いたしますので、曜日をお間違えの無いようにご注意ください。
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日本学術振興会カイロ研究連絡センター
JSPS Cairo Research Station
Flat no.4, 9 al-Kamil Muhammad Street
Zamalek, Cairo, Egypt
Tel. Fax. 02-2736-3752
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深見奈緒子
Naoko Fukami

2021年9月11日~10月10日開催:「みろく −終わりの彼方 弥勒の世界−」展 Message from the Future: The Exhibition of the World of MIROKU

展覧会の案内をいただきましたので、お知らせします。
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「みろく −終わりの彼方 弥勒の世界−」展
Message from the Future: The Exhibition of the World of MIROKU
 釈迦仏入滅。この暗く沈んだ世界に救世の光をもたらす未来仏・弥勒。東アジアで広く親しまれ、日本に深く浸透した弥勒は誕生の地ガンダーラから時空を超え、交易と仏教伝来の道シルクロードをたどってヒンドゥクシュを抜け、天山を越え、海を渡って遥か東方の日本に至っています。
 6世紀、その中継地となったアフガニスタンのバーミヤンの磨崖に、像高55メートルの弥勒の大仏(西大仏)が刻まれ、多くの人々の信仰を集めていました。しかし、あいつぐ戦乱の中で、バーミヤンの仏たちは破壊され、往古の姿を失ってしまいました。
 本展では、ガンダーラとアフガニスタンの弥勒菩薩像、スーパークローン文化財の技術をもって原寸大復元したバーミヤンE窟仏龕天井壁画の《青の弥勒》を中心に、スーパークローンの敦煌莫高窟275窟交脚弥勒菩薩像、バーミヤン東大仏天井壁画《天翔ける太陽神》、法隆寺金堂9号壁を一堂に会し、弥勒の道を辿ります。
 本展は「東京藝術大学アフガニスタン特別企画展」(2015年)、「素心伝心 —クローン文化財 失われた刻の再生」(2017年)に次ぐ、文部科学省が推し進める「革新的イノベーション創出プログラム」事業の成果発表の場となる展覧会です。
会期:9月11日(土)〜10月10日(日)
会場:東京藝術大学大学美術館3F
開館時間:10:00〜17:00(最終入場16:30)
休館日:月曜日、9月21日(火)<オンラインにてシンポジウムの開催>
※ ただし9月20日(月・祝)は開館
※ 本展は事前予約制ではありませんが、今後の状況により、変更及び入場制限等を実施する可能性がございます。

2021年9月21日開催オンライン国際シンポジウム「危機迫るアフガニスタン文化遺産 〜「青の弥勒」からのメッセージ〜」

オンライン国際シンポジウムの案内をいただきましたので、お知らせします。
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オンライン国際シンポジウム
危機迫るアフガニスタン文化遺産 〜「青の弥勒」からのメッセージ〜
【趣旨】
 8月15日アフガニスタンの民主政権は崩壊し、タリバンが支配権を掌握しました。突然の事態に私たちは途惑っています。アフガニスタン・バーミヤンの大仏が破壊されてから 20年になりますが、その時計の針が突然20年前に戻されたかのような気さえします。
 貴重な世界遺産であるバーミヤンにも再び危機が迫っています。テロや戦乱で人類の貴重な文化遺産が傷つけられ、失われる時代はまだ続くのでしょうか・・・?
 ブッダの入滅から 56 億 7 千万年後の未来に現われて、多くの人々を救済するとされる「みろく(弥勒)」。今、コロナ禍で迷走する世界を兜率天上で修行を続ける弥勒は、このアフガニスタンの今を、どんな思いで眺めているのでしょうか。
 東京藝術大学は「失われたバーミヤン壁画」をはじめとする人類の貴重な文化遺産を、スーパークローン文化財の特許技術で蘇らせてきました。私たちユーラシア文化交流センターは、「文化財赤十字」を提唱し、世界の人類遺産保護を訴え続けた故平山郁夫画伯の遺志を継いで、紛争や自然風化によって危機に瀕するアフガニスタンをはじめとするシルクロードの文化遺産の保護活動を続けてきました。その中心事業が爆発で失われたバーミヤン壁画の再生事業です。東京藝術大学大学美術館で開催される『みろく—終わりの彼方 弥勒の世界展—』は、我々が長年取り組んできた文化遺産保護活動の発表の場でもあります。
 展覧会にあわせて私たちは「青の弥勒からのメッセージ」と題して、東京藝術大学と中国の敦煌研究院、中国人民大学を繋いだオンラインによる国際シンポジウムを開催いたします。
 このシンポジウムでは、私たちのシルクロードの文化遺産保護へのメッセージを発信します。会場に蘇ったバーミヤンの「青の弥勒」と「東大仏天井壁画・天翔ける太陽神」を背景に、藝大のスーパークローン文化財の特許技術とその成果の数々を紹介するとともに、シルクロードの要衝であるアフガニスタン文化の輝きを改めて見つめていきたいと思います。
【開催日時】 2021 年 9 月 21日(火曜日) 13 時〜16 時 30 分
【主 催】東京藝術大学ユーラシア文化交流センター
【協 力】木村情報技術株式会社
【実施内容】
≪実施内容は以下のように計画中ですが、アフガニスタン情勢の推移によって変更もあります≫
【第一部(90 分)】
1.「アフガニスタンの危機にあたって、いま私たちは何を訴えるのか?」(LIVE)
 前田耕作(東京藝術大学客員教授)×井上隆史(東京藝術大学特任教授)
≪挿入映像とパワーポイント≫「アフガニスタン文化財の悲劇」
2,「スーパークローン文化財で発信する」[録画]
 宮廻正明(東京藝術大学特任教授)×深井隆(東京藝術大学特任教授)
3,「芸術技術学(アートテクノロジー学)における太陽神と弥勒像」[録画]
 丁 方(中国・人民大学国際芸術技術研究院院長)
【インターミッション】
 映像「弥勒の道をたどる」(11 分、日本語・中国語ナレーション)
 「みろく」展示の文化財の映像紹介
【第二部(120 分)】
1,「アフガニスタン最新レポート」(LIVE)
 安井浩美(ジャーナリスト)×井上隆史
2,「アフガニスタン文化財」[録画]
 松浦晃一郎(元ユネスコ事務局長)×前田耕作
3,「人類遺産バーミヤンの過去・現在・未来」
 *「バーミヤン遺跡における壁画保存事業と現在の状況」(LIVE)
 谷口陽子(筑波大学准教授)ほか
 *「バーミヤンと敦煌の図像上のつながり—敦煌北朝期の窟を中心に」(録画)
 張元林(中国・敦煌研究院)
 *「1970 年代京都大学調査隊バーミヤン石窟画像データベース」(LIVE)
 稲葉穣(京都大学人文科学研究所所長)
4,「終わりに」
 前田耕作×井上隆史
【国際シンポジウムのアクセス方法】
・国際シンポジウムの視聴は、事前申込不要。当日は下記 URL から視聴が可能です。

2021年10月2日・3日開催オンラインシンポジウム「西アジア先史時代における生業と社会構造」

オンライン研究会の案内をいただきましたので、お知らせします。
 
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新学術領域研究「都市文明の本質」におきまして、オンライン研究会が行われますので、お知らせいたします。
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A01-計画研究1 第16回研究会
 
計画研究01「西アジア先史時代における生業と社会構造」による研究班全体第1回シンポジウムを開催します。
 
日時
2021年10月2日、3日 13:00-17:30
会場
Zoomによるオンライン開催
 
1日目:10月2日(土) 13:00-17:30
 
三宅 裕(筑波大学)
「西アジア新石器時代における公共建造物とその社会的意味について」
常木 晃(筑波大学)
「西アジアにおける物資管理システムの始まりと発達」
本郷 一美(総合研究大学院大学)
「新石器時代のティグリス川上流地域における生業:狩猟、家畜化、家畜の受容」
丹野 研一(龍谷大学)
「西アジア考古植物研究の実例~遺跡調査結果と実用化」
 
 
2日目:10月3日(日) 13:00-17:30
 
久田 健一郎(筑波大学)
「タペ・チャハマック遺跡の地質学的立地-石器素材と古代交易ルート」
有村 誠(東海大学)
「石器製作にみられる“専業化”の実態とその変遷」
前田 修(筑波大学)
「西アジア先史時代の物資交易:黒曜石・ビチュメン交易の展開」
板橋 悠(筑波大学)
「人骨から見る社会の大規模化と世帯の解体」
 
※ オンライン参加をご希望の方は、9月29日(水)までに rcwasia[@]hass.tsukuba.ac.jp (「西アジア都市」事務局:土日は非対応)宛てのメールでご連絡ください。
 
新学術ホームページ
日本語 http://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/city/seminar/index.html#A01-01_16
英語  http://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/city_EN/seminar_EN/index_EN.html#A01-01_16
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皆様のご参加をお待ちしております。
 
 
西アジア文明研究センター
上原・廣永
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科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)
「西アジア都市」事務室
 
〒305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1
筑波大学西アジア文明研究センター
029 853 5441
rcwasia@hass.tsukuba.ac.jp