関連する研究会等

2022年2月24日開催オンライン講演会「「末期王朝期およびプトレマイオス朝初期におけるエジプトの政治・経済の発展:パピルス文書から分かること」」

オンライン講演会の案内をいただきましたのでお知らせします。

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京都エジプト学コロキウム 第2回講演

日時:2022年2月24日(木)11:30-12:30(日本時間)
会場:Zoomによるオンライン開催
講演者アンドリュー・ホーガン(カリフォルニア大学バークレー校、テブトゥーニス・パピルス文書研究所)
題目「末期王朝期およびプトレマイオス朝初期におけるエジプトの政治・経済の発展:パピルス文書から分かること」

※ 講演は英語で行われます。
※ オンライン参加をご希望の方は、以下のアドレスからご登録ください。
https://www.kyoto-egyptology.de/

古代エジプトの死後の世界とジェンダーに関する第1回講演 (Gender and the Egyptian Afterlife) は3月4日の18時からに延期されました。こちらもまだ登録できますので、上記のページからご登録ください。


2022年3月6日オンライン開催「フェニキア・カルタゴ研究会第7回公開報告会」

オンライン研究会の案内をいただきましたのでお知らせします。

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フェニキア・カルタゴ研究会第7回公開報告会
3月6日(日)(Zoomによるオンライン)

昨年度に引き続き、今年度もオンラインでの公開報告会を下記の要領で実施いたします。
前半では、フェニキア史の周辺ともかかわる古代オリエント史の分野からの発表に加え、西方フェニキア人社会の重要な拠点、サルデーニャ島のポエニ文化について考察します。
後半では、カルタゴにも関係する古代北アフリカの農業について、新たな科研のテーマをもとにした研究成果の発表も盛り込みました。さまざまな方向性からフェニキア・カルタゴ研究の「今」に迫りたいと思います。是非、多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

申込先は以下の通りです。
参加をご希望の方は、3月4日(金)までに下記のフォームからお申込み下さい。3月5日(土)までに当日のリンク先など参加方法をお知らせします
https://forms.gle/LZB7PNCpRQi8UqLf6

プログラム
13:15 入室開始
13:30 開会の辞・第1部趣旨説明 佐藤 育子(日本女子大学)
13:40 「都市アッシュルにおけるエジプト人アーカイブに関する一考察」丸小野 壮太(常磐大学高等学校)
14:15 「サルデーニャ島におけるポエニ文化:前6−前3世紀を中心に」青木 真兵(関西大学)
14:50 休憩(10分)
1500  第2部趣旨説明    大清水 裕(滋賀大学)
15:05 「後2世紀属州アフリカの皇帝所領における農業経営と小作人を取り巻く権利関係」宮坂 渉 (筑波大学)
15:40  ディスカッション
16:00  閉会

主催 フェニキア・カルタゴ研究会
JSPS科研費
21H00584(研究代表者 大清水裕)
古代ローマ期北アフリカの農業に関する学際的研究
20K01237(研究代表者 宮坂渉)
古代ローマにおける取引実務の実像と担保法理論への影響に関する研究
16K03131(研究代表者 佐藤育子)
地中海におけるフェニキア・カルタゴ文化の発展と変容

発表要旨

丸小野報告
前1千年紀前半において古代東地中海世界を支配した新アッシリア帝国はアッシリア人だけではなく、フェニキア人、アラム人、エジプト人など様々な出自を持つ人々によって構成されていた。近年、都市アッシュルにおけるエジプト人アーカイブに関して言及した先行研究[Karlsson, M.(2021a・2021b)、Höflmayer, F. (2021)、Wasmuth, M. (2021)]が複数出版されている。そこで、本発表では2020年に提出した卒業論文『新アッシリア帝国とエジプト人ー都市アッシュルにおけるエジプト人に関する考察ー』を2021年に出版された先行研究も踏まえ、都市アッシュルにおけるエジプト人アーカイブに関する一考察を行う。

青木報告
私の研究目的は、西地中海においてカルタゴの支配下にあったフェニキア植民都市への分析を通じて、カルタゴからローマへと支配者が変わっていく西地中海世界の様子を地域の視点から明らかにすることである。
以前、この観点から新ポエニ語とラテン語の二言語併用碑文への分析を通じて、サルデーニャ島の「ローマ化」の一側面を考察した※。この考察では、二言語併用碑文においてラテン語には刻まれず、新ポエニ語にのみみられるフェニキアの神への献辞があったことが分かった。本発表では「ローマ化」以前の状態を明らかにするため、サルデーニャ島におけるポエニ文化について、フェニキア人と現地コミュニティの関係を通じて考察する。
※拙稿「サルデーニャ島のフェニキア人と『ローマ化』—都市スルキスの二言語併用碑文から—」『駒沢史学』84号、133-145頁、2015年。

宮坂報告
19世紀末から20世紀初めにかけて北アフリカ(チュニジア、アルジェリア)で相次いで出土した石碑文は、紀元後2世紀の元老院属州アフリカにおける皇帝所領での農業経営に関する貴重な情報を伝えている。例えば、小作人coloni−「賃借人conductores」−所領管理人procuratores−皇帝という重層構造、小作人からの請願とこれを処理するプロセス、多様な作物と土地利用、小作人に課される賃料と賦役等である。とりわけ、碑文に見られる所領管理人からの書簡において言及され、土地の利用と土地に対する権利関係とを規定すると考えられるlex Hadriana(LH)については、その内容と、関連するlex Manciana(LM)との関係性とが、Rostovtzeff、Flach、Kehoeらによって盛んに議論されてきた。本報告では、LHとLMに言及する碑文を紹介し、当時の農業経営と小作人を取り巻く権利関係を概観する。なお、1999年にはさらにLHに言及する碑文が、2013年と2016年にはLHの文言そのものを伝えるとされる碑文が出土しており、今後も議論の進展が期待される。


2022年2月18日開催オンライン懇話会「中世イスラム医学の外科治療としての焼灼とその東伝:10世紀医学書、11世紀アンダルス裁判事例集、12世紀『ホラズムシャーの宝庫』、そして『回回薬方』の記述から」

オンライン懇話会の案内をいただきましたのでお知らせします。

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日本学術振興会カイロ研究連絡センター定例懇話会(Zoom)のご案内

前略、カイロでは寒さも少しずつ和らぎ始めたかのように感じるこの頃です。この度は、中世アラブの医療とその伝播について尾崎先生にお話いただけることとなりました。ちなみにカイロのイスラーム美術館にも、数多くの医薬道具が展示されております。尾崎先生は、中世アラブを中心として、医薬に限らず食文化にもご造詣が深く、多数の論文を執筆していらっしゃいます。ぜひ、多くのみなさまにご参加いただきたく、ご案内いたします。オンラインの開催となりますので、お手続きのほど、よろしくお願いいたします。

日時:2022年2月18日(金曜) 開始時間:日本時間20時より (カイロ13時より) 60分
質疑応答:30分
◆ 配信方法:Zoom

講演:「中世イスラム医学の外科治療としての焼灼とその東伝:10世紀医学書、11世紀アンダルス裁判事例集、12世紀『ホラズムシャーの宝庫』、そして『回回薬方』の記述から」
講師尾崎貴久子 (防衛大学校総合教育学群外国語教育室・教授)
要旨(講師記)
イスラム医学の外科治療の1つに焼灼がある。焼灼治療は、ハディースにおいては預言者ムハンマドが治療方法として挙げた3つの治療の1つであると記録されている。このことから、イスラム成立以前から人々に身近な治療であったといえる。
イスラム医学の焼灼治療の体系化は、10世紀、それぞれバグダードとコルドバで活躍した宮廷医師2人によってなされた。14世紀末には、このイスラム医学の焼灼法は、漢語イスラム医学書に「灸」として記載された。今回の発表では、まずイスラム医学の外科術や焼灼治療を、医学者や市井の人々はどのように認識、利用していたかを、10世紀の医学書および11世紀アンダルスの裁判事例集における医療裁判記録、そして14世紀に体系化された預言者の医学の書から検討する。
次に、焼灼法は東西イスラム世界の各地に伝播するが、その東への経路を考察する。最古のペルシャ語医学書とされる12世紀の『ホラズムシャーの宝庫』そして14世紀末の漢語医学書の『回回薬方』の記述を取り上げ、検討をおこなう。アラビア語・ペルシャ語・漢語の記述の比較検討からは、文字情報によるイスラム医学の東伝の時期と経路、その特徴が、さらには中国でのイスラム医学の治療者たちの活動の一端が浮かび上がる。

参加方法:講演は無料となっております。参加者は、講演タイトル、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、メール(jspslecmet@gmail.com)にて、前日までに必ずお申込みください。
ZoomのURL、ID、パスワードをこちらより後日連絡いたします。
※今回の講演は金曜に開催いたしますので、曜日をお間違えの無いようにご注意ください。

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日本学術振興会カイロ研究連絡センター
JSPS Cairo Research Station
Flat no.4, 9 al-Kamil Muhammad Street
Zamalek, Cairo, Egypt
Tel. Fax. 02-2736-3752
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深見奈緒子
Naoko Fukami
Director

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9, Al-Kamel Muhammad St, Flat No4, Zamalek, Cairo, Egypt
Tel & Fax;office +20-2-2736-3752
Tel & Fax;home +20-2-2736-4728
E-mail: naokofukami@gmail.com

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2022年7月18日開催「第15回ヨルダンの歴史と考古学に関する国際会議」

「第15回ヨルダンの歴史と考古学に関する国際会議」の情報をいただきましたので、お知らせします。

 

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先日ヨルダン大使館から来年(2022年)7月18日から21日までヨルダンヤルムーク大学で開催される
The 15th International Conference on the History and Archaeology of Jordan (ICHAJ 15)
の案内が届きました。

 

会議・論文募集要項
(英語)www.ichaj.org.

 

アブストラクトテンプレート(日本語):

2022年2月19日オンライン開催:Online International Conference for the Iranian Archaeological Webinar, 2022

オンラインによる国際会議の案内をいただきましたので、お知らせします。

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 昨年度に続き、駐日イラン大使館の主催でイランと日本の考古学者によるオンライン国際会議を開催することになりました。継続的にこのような国際会議を開催し、イランと日本の研究の協力関係を構築していくことが目的です。Zoomによるオンライン開催です。
事前にお名前(仮名可)とメールアドレスを登録すれば、どなたでも視聴することができます。是非、ご視聴をご検討ください。

日時:2022年2月19日(土)、15時30分~19時15分
開催方法:Zoom配信
申込:事前申込制
以下のWebsiteからお申し込みください。
https://us02web.zoom.us/…/reg…/WN_UMFpWkY9RDu4n9C5bvYlAw
参加費 :無料
言語英語のみ
主催:駐日イラン大使館・The Research Institute of Cultural Heritage and Tourism (RICHT)
共催:金沢大学国際文化資源学研究センター
問い合わせ:takuro.adachi@gmail.com

Online International Conference for the Iranian Archaeological Webinar, 2022
Sponsorship: Embassy of Islamic Republic of Iran in Japan and Research Institute of Cultural Heritage and Tourism (RICHT).
Co-sponsorship: Center for the Study of Ancient Civilizations and Cultural Resources, Kanazawa University.
Endorsement: Tokyo National Research Institute for Cultural Properties; The Ancient Urbanization and Long-Distance Trades of Nomadic Pastoralism in West Asia (19H05033), Kanazawa University; Construction of the Basis for Empirical Research on State Formation Process in Human history (20K01092), Hiroshima University.
Date: 2022/ 19/ Feb. (Sat.) 15:30-19:15 (Japan Standard Time).
10:00-13:45 (Iran Standard Time)
*There is a 5.5 hour time difference between Iran and Japan.
Language: English; Online Environment: Zoom (host: Center for the Study of Ancient Civilizations and Cultural Resources, Kanazawa University).
Register in advance for the conference here by February 16th:
URL: https://us02web.zoom.us/…/reg…/WN_UMFpWkY9RDu4n9C5bvYlAw
Contact by e-mail: takuro.adachi@gmail.com

Program
15:30-15:35 (10:00- 10:05)
 Welcome Speech
 Morteza Rahmani Movahed (Ambassador of Islamic Republic of Iran, Embassy in Japan)
15:35-15:40 (10:05- 10:10)
 Opening Address
 Takuro Adachi (Professor, Kanazawa University)
15:40-16:00 (10:10- 10:30)
 The Archaeology of Sistan Plain during the Bronze Age.
 Rouhollah Shirazi (Associate Professor, University of Sistan and Baluchestan)
16:00-16:20 (10:30- 10:50)
 Archaeological Survey in Khatam District, Yazd province.
 Mohammad Hossein Azizi Kharanaghi (Assistant Professor of Iranian Center for Archaeology (ICAR), Research Institute of Cultural Heritage and Tourism)
16:20-16:40 (10:50-11:10)
 The 8.2 ka Event and Re-microlithization in Southern Zagros.
 Masashi Abe (Senior Researcher, Tokyo National Research Institute for Cultural Properties)
16:40-17:00 (11:10-11:30)
 The Pleistocene Occupations in Northern Littoral and Hinterland of Persian Gulf and Oman Sea.
 Sepehr Zarei (General Office of Cultural Heritage, Handicrafts and Tourism of Hormozgan Province)
17:00-17:10 (11:30-11:40) Break
17:10-17:30 (11:40-12:00)
 Final Process of Painted Pottery Tradition: Review of Bronze Age Cultural Transition at Tappeh Anjirab, Gorgan Plain
 Yui Arimatsu (Associate Professor, Hiroshima University)
17:30-17:50 (12:00-12:20)
 Managing Preservation and Restoration in Archeological Sites and Sustainability.
 Fariba Karimi (Researcher, Ministry of Heritage)
17:50-18:10 (12:20-12:40)
 Erasing the Past: Re-engraved Bas-reliefs and Inscriptions during the Parthian Period.
 Seiro Haruta (Professor, Tokai University)
18:10-18:30 (12:40-13:00)
 Archaeological Survey of the Sham Valley during Ilkhanid Period, in the Culture Area of Aras, Northwest of Iran.
 Soraya Afshari (Iranian research center for Archaeology (ICAR))
18:30-18:40 (13:00-13:10) Break
18:40-19:10 (13:10-13:40) Discussion
19:10-19:15 (13:40-13:45)
 Closing Address
 Saeed Banihashemi (Research chancellor of the embassy of the Islamic Republic of Iran in Japan)


2022年2月20日オンライン開催研究会「考古学と国際貢献:イスラエルの考古学と文化遺産」

西アジアに関するオンライン研究会のお知らせです。
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東京文化財研究所 研究会「考古学と国際貢献:イスラエルの考古学と文化遺産」開催のお知らせ【申込締切:2月17日 (木)】

●名称研究会「考古学と国際貢献:イスラエルの考古学と文化遺産」
●主催:東京文化財研究所文化遺産国際協力センター
●趣旨
 文明揺籃の地である西アジア地域には多くの考古遺跡が存在し、欧米を中心とした調査隊が19世紀から発掘調査を行ってきました。同地域に対しては日本も同様に調査研究の膨大な蓄積があり、さらに近年では、遺跡を有する国の研究者が主体となった調査も盛んに行われるようになっています。今年度研究会ではイスラエルを対象に、同国の実務者より国立公園として進められている史跡整備の現状について、また日本国内の研究者から同国の考古学および関連分野の研究について講演いただくとともに、「考古学と国際貢献」についてディスカッションを予定しております。

 

●日時:2月20日(日)14:00-17:05

●プログラム:
14:00 開会挨拶
 齊藤孝正(東京文化財研究所 所長)
14:05 趣旨説明
 金井健(東京文化財研究所文化遺産国際協力センター保存計画研究室長)
14:15 イスラエル国立公園における考古遺跡の管理
 ゼエヴ・マルガリート(イスラエル国立公園局保存開発部長)
14:45 ローマ時代初期のガリラヤ地方—考古学的視点から—
 ドロール・ベン=ヨセフ(イスラエル国立公園局北部地区担当官)
15:15 日本の調査隊によるイスラエルの考古学調査の歴史
 間舎裕生(東京文化財研究所文化遺産国際協力センターアソシエイトフェロー)
15:35 イスラエルの文化遺産マネジメントにおける国立公園制度の役割
 岡田真弓(北海道大学観光学高等研究センター准教授)
15:55 イスラエルにおける遺跡保存と活用の課題—テル・レヘシュの例から—
 長谷川修一(立教大学文学部キリスト教学科教授)
16:15 パネルディスカッション「考古学と国際貢献」
 モデレーター:長谷川修一
 パネリスト:ゼエヴ・マルガリート、ドロール・ベン=ヨセフ、岡田真弓、間舎裕生
17:00 閉会挨拶
 友田正彦(東京文化財研究所文化遺産国際協力センター長)

 

開催方式:オンライン(Zoomウェビナー)
参加費:無料・事前申込制
申込方法
2月17日(木)までに下記フォームよりご登録ください。

 

●問合せ先:
東京文化財研究所文化遺産国際協力センター保存計画研究室
cds_jcicc@tobunken.go.jp

2022年2月16日開催オンライン研究会「可視領域解析から見た都市間ネットワークの形成 —南レヴァントの事例から」

オンライン研究会の案内をいただきましたのでお知らせします。

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02-計画研究02 第19回研究会
計画研究02「古代西アジアにおける都市の景観と機能」による第19回研究会を開催します。
日時:2022年2月16日(水)18:00-19:30
会場:Zoomを用いたオンライン開催
発表者:長谷川 修一 (立教大学文学部)
「可視領域解析から見た都市間ネットワークの形成 —南レヴァントの事例から」

※ オンライン参加をご希望の方は、2月15日(火)までにrcwasia[@]hass.tsukuba.ac.jp (「西アジア都市」事務局:土日は非対応)宛てのメールでご連絡ください。

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皆様のご参加をお待ちしております。
西アジア文明研究センター
上原・廣永
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科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)
「西アジア都市」事務室
〒305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1
筑波大学西アジア文明研究センター
029 853 5441
rcwasia@hass.tsukuba.ac.jp


2022年2月4日開催オンライン懇話会「エジプトの経済概況とスタートアップ」

オンライン懇話会の案内をいただきましたのでお知らせします。
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日本学術振興会カイロ研究連絡センター定例懇話会(Zoom)のご案内
 前略、カイロでは底冷えのする日が続いております。この度は、ジェトロに勤務される井澤先生から、昨今のエジプト経済事情と新企業開設のお話を伺います。現在のエジプトは道路建設、新都市計画、新交通網、不法住宅地撤去などあたかも日本の70年代を彷彿とさせる活況を見せております。エジプトにおけるジェトロの活動とともに、豊富な統計データやプロジェクト概要などをお使いになって、これらの事業を支える経済状況そして新たな企業の動きをご解説いただきます。ぜひ、多くのみなさまにご参加いただきたくご案内いたします。オンラインの開催となりますので、お手続きのほど、よろしくお願いいたします。
◆ 日時:2022年2月4日(金曜) 開始時間:日本時間20時より (カイロ13時より) 60分
質疑応答:30分
◆ 配信方法:Zoom
◆ 講演:「エジプトの経済概況とスタートアップ」
◆ 講師:井澤 壌士 日本貿易振興機構(ジェトロ)カイロ事務所
◆ 要旨(講師記)
 エジプトでのビジネスには課題もあるが、魅力もある。コロナ禍においても、観光・外食などは落ち込みを見せたが、GDPはプラス成長しており、新車販売台数も増加した。これらの経済指標や統計を用いて、エジプト経済について解説する。
 あわせて、エジプトのスタートアップ(ベンチャー企業)の状況について語る。昨今、エジプトやアフリカでは、若者の起業が盛んである。金融・医療・物流・教育など社会課題の多い分野にて、ICTを用いた課題解決のサービスを提供し、数年で大きな出資を得た企業も、上場した企業もいる。コロナ禍以降も、デジタル化が進み、欧米や日本からエジプトスタートアップへの投資案件も出てきている。
 2020年時点の「エジプト市場の魅力とスタートアップ」の情報をアップデートしてお届けする。
●参加方法:講演は無料となっております。参加者は、講演タイトル、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、メール(jspslecmet@gmail.com)にて、前日までに必ずお申込みください。
ZoomのURL、ID、パスワードをこちらより後日連絡いたします。
※今回の講演は金曜に開催いたしますので、曜日をお間違えの無いようにご注意ください。
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日本学術振興会カイロ研究連絡センター
JSPS Cairo Research Station
Flat no.4, 9 al-Kamil Muhammad Street
Zamalek, Cairo, Egypt
Tel. Fax. 02-2736-3752
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深見奈緒子
Naoko Fukami
new mobile 01064050384
Director
9, Al-Kamel Muhammad St, Flat No4, Zamalek, Cairo, Egypt
Tel & Fax;office +20-2-2736-3752
Tel & Fax;home +20-2-2736-4728
E-mail: naokofukami@gmail.com

2022年1月27日オンライン開催研究会:International Research Meeting on Scientific Studies for Cappadocia Site: St. Simeon church and surrounding regions

オンライン研究会の案内をいただきましたのでお知らせします。
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新学術領域研究「都市文明の本質」におきまして、オンライン研究会が行われますので、お知らせいたします。
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C01-計画研究06 第14回研究会
International Research Meeting on Scientific Studies for Cappadocia Site: St. Simeon church and surrounding regions
計画研究06「西アジア地域の都市空間の重層性に関する計画論的研究」による第14回研究会を開催します。

日時
2022年1月27日(木) 17:00-19:00(日本時間)
(Turkey: 11:00-13:00, Italy: 9:00-11:00)
会場:Zoomを用いたオンライン開催

プログラム
SUGAWARA Hirofumi
“On the Development of the Monastic Community in Göreme and Çavusin”
SANO Katsuhiko
“Characteristics of tuff rocks in Paşabağ (Valley of the Monks) and
deterioration by exposure to the outdoor environment”
Annalaura CASANOVA
Giulia CANEVA
“Investigation on phototrophic communities growth in the Cave Church of St. Simeon (Pasabagi):detection and valuation of biodeterioration processes”
TANIGUCHI Yoko and NARITA Akemi
“Painting technology of the wall paintings of St Simeon”

※ オンライン参加をご希望の方は、1月26日(水)までに rcwasia[@]hass.tsukuba.ac.jp
(「西アジア都市」事務局:土日は非対応)宛てのメールでご連絡ください。

新学術ホームページ*こちらからポスターをダウンロードできます
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皆様のご参加をお待ちしております。
西アジア文明研究センター
上原・廣永
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科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)
「西アジア都市」事務室
〒305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1
筑波大学西アジア文明研究センター
029 853 5441
rcwasia@hass.tsukuba.ac.jp

2022年2月5日オンライン開催シンポジウム「湾岸地域における青銅器時代遊牧民墓域の型式・構成・背景」

オンラインシンポジウムのご案内をいただきましたのでお知らせします。

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「中東部族社会の起源」第3回シンポジウム「湾岸地域における青銅器時代遊牧民墓域の型式・構成・背景」開催のお知らせ

来たる2月5日13時から「中東部族社会の起源」第3回シンポジウムを開催いたします。第1回の北レヴァント、第2回の南レヴァント、紅海周辺に続きまして、今回は湾岸地域における青銅器時代の遊牧民文化をテーマとします。みなさま奮ってご参加ください。

日時:2022年2月5日(土) 13:00〜17:00
開催方法:Zoom Meeting
*今回はZoom Meetingでの開催となりますので、参加をご希望の方は下記の連絡先までメールにてお申し込みください。リンクをお送りいたします。また、お名前がZoom Meeting画面に表示されますので、当日匿名での視聴をご希望の方はZoomアカウントでお名前が表示されないよう、設定をお願いいたします。
参加費:無料
主催:科学研究費補助金基盤研究(S)「中東部族社会の起源:アラビア半島先原史遊牧文化の包括的研究」(研究代表者:金沢大学古代文明・文化資源学研究センター・特任教授 藤井純夫)
共催:金沢大学古代文明・文化資源学研究センター
科研費基盤研究(B)「南東アラビア山麓峡谷における千年持続可能な社会基盤の歴史生態学的探究」(研究代表者:総合地球環境学研究所研究基盤国際センター・准教授 近藤康久)
連絡先:上杉彰紀(auesugi@staff.kanazawa-u.ac.jp)

プログラム
挨拶 13:00-13:10 藤井純夫
研究発表1 13:10-13:40
足立拓朗(金沢大学古代文明・文化資源学研究センター)
「湾岸地域における前期・中期青銅器時代の青銅製武器」
研究発表2 13:45-14:15
安倍雅史(東京文化財研究所)
「ディルムン形成期・文明期の古墳群」
研究発表3 14:20-14:50
上杉彰紀(金沢大学古代文明・文化資源学研究センター)
「青銅器時代のバハレーン島における大型墳墓群の空間構成」
休憩 14:50 – 15:05
研究発表4 15:05-15:35
三木健裕(東京大学総合博物館)
「遊動的な時代におけるアラビア半島南東部での土器づくり解明に向けて:オマーン、ムガーラ・アル=キャフ洞穴出土土器の胎土分析」
研究発表5 15:40-16:10
黒沼太一(総合地球環境学研究所)
「南東アラビア・ハジャル山脈南麓における先史時代の遊動性:オマーン・タヌーフ地区における考古学的景観の事例研究」
休憩 16:10-16:20
質疑応答・総合討論 16:20-17:00


2022年1月28日オンライン開催講演会「古代エジプトにおけるジェンダーと死後の世界」

オンライン講演会の案内をいただきましたのでお知らせします。

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京都エジプト学コロキウム 第1回講演
日時:2022年1月28日(金)18:00-19:30
会場:Zoomによるオンライン開催
講演者ジンジャー=ローズ・ハリントン(ニューサウスウェールズ大学シドニー校)
題目「古代エジプトにおけるジェンダーと死後の世界」
※ 講演は英語で行われます。
※ オンライン参加をご希望の方は、以下のアドレスからご登録ください。
https://www.kyoto-egyptology.de/


2022年1月28日開催オンライン懇話会「エジプト・日本における金(ゴールド)の過去と現在」

オンライン懇話会の案内をいただきましたのでお知らせします。
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日本学術振興会カイロ研究連絡センター定例懇話会(Zoom)のご案内
 明けましておめでとうございます。この度はEJUSTに長くお拘りになられた渡邊先生にお話いただけることとなりました。新春1月の会に相応しく輝ける金のお話です。ぜひ、多くのみなさまにご参加いただきたく、ご案内いたします。オンラインの開催となりますので、お手続きのほど、よろしくお願いいたします。

 

日時:2022年1月28日(金曜) 開始時間:カイロ13時より (日本時間20時より) 60分
質疑応答:30分
配信方法:Zoom
講演:「エジプト・日本における金(ゴールド)の過去と現在」
講師:渡邊公一郎(JICA国際協力専門員、九州大学名誉教授、専門;資源地質学)
要旨(講師記)
 金(ゴールド)は化学的に極めて安定であり、錆びず、加工しやすいことから、長い歴史を通して祭事、貨幣、宝飾品等、多くの利用があり、現代ではICチップや宇宙技術にも利用される高価で特異な、そして人間社会に不可欠の金属です。金(ゴールド)は人類史を通してしばしば重要な役割をなし、時に歴史を大きく変えるきっかけにもなりました。
 古代エジプトのファラオは黄金を大量に採掘・活用し、金(ゴールド)は古代エジプトの代名詞にもなっています。ファラオの時代には、世界の金産出の大半がエジプトや南のヌビアだったとの記録もあります。それらは砂金として採掘したり、金鉱石を採掘し製錬したようですが、それらはどこで採掘・製錬されどのようにして加工・利用されたのでしょうか。
 一方、日本において金(ゴールド)は7世紀に東北で発見され利用され始めたと言われています。17世紀初めには日本は世界でも有数の金産出国となり、銀とともに海外との交易で海外の物品や武器、大型船等を購入するために支払われました。金は日本の歴史にも様々な影響を与えています。日本中で金鉱山が探査・開発され、多い時は6,000か所を超える鉱山があったとの記録もありますが、現在は4つの金山があるのみです。
 今回の話しでは、エジプトと日本における金に関する採掘や利用の歴史を概観し、現在の金の採掘状況や我々の研究チームによる両国における調査研究結果の一部を紹介したいと思います。

 

参加方法:講演は無料となっております。参加者は、講演タイトル、氏名(フルネーム)と所属を明記の上、メール(jspslecmet@gmail.com)にて、前日までに必ずお申込みください。
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※今回の講演は金曜に開催いたしますので、曜日をお間違えの無いようにご注意ください。
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