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公開シンポジウム 「人類史におけるグローバリゼーションと古代西アジア」のお知らせ

 西アジアは、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、北ユーラシアの回廊として、様々な集団、モノ、文化のやりとりが生じやすい「グローバリゼーション」を育くむ環境でした。人類史を牽引した文化・文明や社会の発達を育んできた西アジアの地で、「グローバリゼーション」は、人類の拡散とともに始まりました。様々な人間集団やモノが移動・接触して、政治・経済・宗教そして社会全般にも変化がもたらされてということを、西アジアとその周辺で半世紀近く調査を行ってきた日本の調査隊の具体的な考古学成果を駆使して検討します。
 シンポジウムは東京会場(早稲田大学)と京都会場(同志社大学)の2会場で行い、それぞれ異なるパネリストによって講演とディスカッションが行われます。
(※両会場とも盛況のうちに終了いたしました)

参加無料・事前申込不要
主 催: 日本西アジア考古学会
後 援: 早稲田大学総合人文科学研究センター、早稲田大学高等研究所、早稲田大学エジプト学研究所、NPO法人WAC Japan・WAC-8京都実行委員会
本シンポジウムは、JSPS 平成 27 年度科学研究費補助金 (研究成果公開促進費)「研究成 果公開発表 (B)」(課題番号:15HP0004) の助成を受けています。

【東京会場】  東京会場のチラシはこちら(PDF)
日 時: 2016年1月30日()13:00~17:00(12:30開場) ※終了しました
場 所: 早稲田大学戸山キャンパス36号館382教室
プログラム
門脇誠二(名古屋大学講師)
「旧石器時代のグローバリゼーション:人類の拡散と進化における西アジアの意義」
有村 誠(金沢大学准教授)
「西アジア農耕文化の起源と拡散」
有松 唯(東北大学助教)
「「国家の登場」とグローバリゼーション」
河合 望(早稲田大学准教授)
「後期青銅器時代におけるエジプト・西アジア・地中海世界のグローバリゼーション」
春田晴郎(東海大学教授)
「西アジアにおける世界帝国の出現と文化変容」
四角隆二(岡山市立オリエント美術館学芸員)
「古代末期、東方拡散したサーサーン・ガラスの二面的性格」

【京都会場】  京都会場のチラシはこちら(PDF)
日 時:2016年2月21日()13:00~17:00(12:30開場)
場 所:同志社大学今出川校地 良心館RY104教室(教室が変更となることがあります)
プログラム
野口 淳(NPO法人南アジア文化遺産センター理事・事務局長)
「人類の進化と出アフリカ」
藤井純夫(金沢大学教授)
「西アジア遊牧文化の起源と展開:乾燥域グローバリゼーションの過程」
三宅 裕(筑波大学教授)
「西アジアから世界へ-乳利用と乳加工技術の拡散-」
中野智章(中部大学准教授)
「前期青銅器時代のエジプト・西アジア・地中海世界の交流と国際化」
足立拓朗(金沢大学准教授)
「西アジアの帝国支配とグローバリゼーション」
巽 善信(天理大学附属天理参考館学芸員)
「リュトンの拡散と受容」