2025年5月9日開催講演会:Why is archaeology a strategic science? The rise and fall of the Egyptian Old Kingdom
講演会の案内をいただきましたので,お知らせします。
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筑波大学人文社会系において、第2回公開講演会を2025年5月9日(金)午後3時15分から4時30分まで、筑波大学大学会館国際会議室およびオンラインで開催します。
講演会ホームページ・参加者登録: https://jinsha-tsukuba.github.io/seminar2/
テーマは「考古学が「戦略的科学」である理由 —古代エジプト古王国の盛衰—」です。英語での講演です。
本講演では、考古学がいかに「戦略的科学」として機能するかについて、古代エジプト古王国時代の興亡を事例として取り上げ解説していただきます。講師であるミロスラフ・バールタ教授(プラハ・カレル大学、およびチェコ共和国国会議員)は、アブシールのピラミッド地帯およびサッカラ北部での発掘調査の指揮を執り、古代文明の興亡パターンを現代社会の課題に応用する学際的研究で世界的に活躍されている研究者です。大変貴重な機会ですので、ぜひ奮ってご参加ください。
ハイブリッドですが、もし可能な方はぜひ対面で参加していただけると大変助かります。もちろんオンラインでの参加も大歓迎です。
もしご興味がありそうな方やグループがあれば、以下の講演概要をご転送ください。
何卒よろしくお願いいたします。
***以下講演概要***
テーマ: 考古学が「戦略的科学」である理由 —古代エジプト古王国の盛衰—
タイトル: Why is archaeology a strategic science? The rise and fall of the Egyptian Old Kingdom
講演者: ミロスラフ・バールタ教授(プラハ・カレル大学、チェコ共和国・現国会議員)
日時: 2025年5月9日(金) 15:15〜16:30
場所: 筑波大学大学会館国際会議室およびオンライン
講演会担当責任者:河合望(筑波大学人文社会系教授)・宮川創(筑波大学人文社会系准教授)
共催:筑波大学西アジア文明研究センター
この講演では、考古学がいかに「戦略的科学」として機能するかについて探求します。古代エジプトの古王国時代の興亡を事例として取り上げ、その歴史的パターンから現代社会に応用できる知見を導き出します。
古代文明の崩壊過程を理解することは、現代の複雑な社会問題への洞察を深めるための重要な手がかりとなります。バールタ教授はアブシールのピラミッド地帯およびサッカラ北部での発掘調査で明らかになった新たな発見を紹介しながら、文明の周期的なパターンについて論じます。
特に注目するのは、複雑な社会構造、資源の配分、エリート層の役割、そして社会変革の力学です。これらの要素がどのように古代エジプト社会の盛衰に影響したかを分析し、現代のグローバル社会が直面する課題への応用を考察します。
講演会ホームページ: https://jinsha-tsukuba.github.io/seminar2/