学会からのお知らせ

日本西アジア考古学会 第29回総会・大会(2024年6月15日・16日)開催要項

第29回総会・大会のお知らせ

 日本西アジア考古学会第29回総会・大会を、2024年6月15日(土)・16日(日)に下記の要領で南山大学(愛知県名古屋市)において開催する運びとなりました。
 大会の研究発表は、会員の皆様から日頃の研究成果をご披露いただきたく機会となりますので、多くの会員にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。

                               第29回総会・大会実行委員会
                                委員長  黒澤 浩

開催日:2024年6月15日(土)・16日(日)

会場南山大学(愛知県名古屋市昭和区山里町18)R棟R49教室
       *R棟は大学正門を入ってすぐ左側の建物です。地上階が2階になります。

アクセス:
名古屋市営地下鉄名城線名古屋大学駅より徒歩約8分。
名古屋市営地下鉄名城線八事日赤駅より徒歩約8分。
*名古屋駅からお越しの場合は、市営地下鉄東山線に乗り本山駅で名城線に乗り換え、一つ目の名古屋大学駅で下車することをお勧めします。名古屋大学駅からの方が、高低差がありません。

開催方法
会場での対面形式で行います。オンラインでの配信は行いません
 ※2日目に開催する総会には、学生会員並びに非会員は出席できません。

会場参加費等
日本西アジア考古学会会員ならびに南山大学関係者は、資料代500円を申し受けます。
会員の参加については、申し込み葉書をご返信ください。
非会員の参加者は、参加費・資料代として1,000円を申し受けます。
非会員の事前申し込みは不要です。開催当日に直接会場にお越しください。
Peatixでのイベントページ(このページと同内容です)
   
宿泊:遠方からお越しの方は、各自で宿泊場所をご手配ください。名古屋駅や伏見・栄近辺にホテルが多数あります。開催間近になりますと、昨今の観光事情がありますので、早めの予約をお勧めします。

昼食
キャンパス内の食堂は、C棟1階にあるSweets Magic土曜日のみ営業しています。
また、北門近くの学生会館コパンに入っているローソン土曜日のみ営業しています。日曜日は営業していませんので、昼食は各自でご準備ください。市営地下鉄名古屋大学駅までの通り沿いに、食堂やコンビニエンスストアがございます。

懇親会:6月15日の研究発表終了後に、18時00分より行います。
会場:咖喱日和(南山大学キャンパス内)
参加費 会員・非会員を問わず一般 5000円、学部生・大学院生 3000円
 *非会員で参加希望の方は、6月6日(木)までにメールにてお申し込みください。
申し込み先(日本西アジア考古学会事務局):office@jswaa.org

その他:土曜日はキャンパス内の人類学博物館が開館していますので、ぜひ足をお運びください。

日本西アジア考古学会 第29回総会・大会プログラム

6月15日(土)(第1日目)
12:30  開場
13:00-13:10 開催挨拶  会長 三宅 裕
研究発表1:
13:10-13:30 発表1  西秋 良宏
 「南コーカサス地方中期旧石器時代石器群の編年と系統に関する新知見」
13:30-13:50 発表2  門脇 誠二
 「レヴァント地方における上部旧石器小石刃技術の発生に関わる諸問題」
13:50-14:10 発表3  殷 健杰、門脇 誠二
 「南ヨルダンのTor Hamar遺跡から出土した終末期旧石器時代の細石器の技術形態、衝撃剥離痕および接着剤残滓の研究」
14:10-14:30 発表4  宮井 しづか
 「南コーカサス地方新石器時代前期から中期における世帯活動の変化」
14:30-14:50 発表5  下釜 和也、鈴木 健太、池山 史華、ジェラール・ウルダー、西秋 良宏
 「南東アナトリア先土器新石器時代、ハルベトスワン・テペシ遺跡の年代と編年」
14:50-15:10 休憩
15:10-15:30 発表6  有村 誠
 「タウルス東部・初期新石器時代における東西交流:カラハンテペ出土石器群の分析を通して」
15:30-15:50 発表7  前田 修
 「石器利用から見た肥沃な三日月地域東翼の土器新石器時代社会」
15:50-16:10 発表8  赤司 千恵
 「西アジア先史時代における裸性コムギの位置づけ」
16:10-16:30 発表9  黒田 峻平、三木 健裕、下釜 和也、小髙 敬寛
 「イラク・クルディスタン、シャフリゾール平原におけるウバイド土器の地域性 -シャカル・テペ遺 跡出土土器の薄片記載岩石学分析を中心に-」
16:30-16:50 発表10  安倍 雅史、藤井 純夫、足立 拓朗、上杉 彰紀、久米 正吾
 「北西サウジアラビア先史時代の打製石器」

18:00-20:00 懇親会   会場/咖喱日和(南山大学キャンパス内)

6月16日(日)(第2日目)
9:30  開場

研究発表2:
10:00-10:20 発表11  藤井 純夫
 「タラアト・ウバイダ台地のフリント採掘遺跡群:羊毛生産の産業化と遊牧文化の進展」
10:20-10:40 発表12  久米 正吾
 「雑穀とその栽培・貯蔵・調理技術の西方伝播とダルヴェルジン遺跡の土坑」
10:40-11:00 発表13  千本 真生
 「ブルガリア中期青銅器時代編年に関する一考察」
11:00-11:10 休憩
11:10-11:30 発表14  有村 元春
 「後期青銅器時代のキプロス島におけるエジプト/エジプト的製品の流通」
11:30-11:50 発表15  森河 明音
 「南レヴァント鉄器時代I期における貯蔵ピットの利用」
11:50-12:10 発表16  竹野内 恵太
 「エジプト第1王朝の墓前祭祀の様態と供献土器の地域的展開」

12:10-12:20 第6回 川又記念日本西アジア考古学会奨励賞 授与式
12:20-13:30 昼食休憩
13:00-13:30 ポスターセッション・コアタイム

13:30-14:30 第29回総会  ※学生会員・非会員は出席できません
14:30-14:40 休憩
研究発表3:
14:40-15:00 発表17  西山 伸一
 「ザグロス山系のアッシリア帝国の都市と村落の構造:ヤシン・テペ考古学プロジェクトの成果より」
15:00-15:20 発表18  有松 唯
 「鉄器時代後期におけるメディア式土器の拡散とその評価」
15:20-15:40 発表19  板橋 悠
 「マカバ古墳群出土人骨の酸素同位体分析によるパルミラ人被葬者の探索」
15:40-16:00 発表20  植月 学、新井 才二、櫻庭 陸央、アイーダ・アブディカノヴァ、クバトベック・タバルディエフ、バキット・アマンバエヴァ、山内 和也
 「キルギスにおける中世動物資源利用の地域性」
16:00-16:20 発表21  足立 拓朗
 「西アジアにおける麻黄の利用について」

16:20-16:30 閉会挨拶  実行委員長 黒澤 浩

ポスターセッション
6月15日(土)(第1日目) 13:10-16:50 
6月16日(日)(第2日目) 10:00-16:30(コアタイム 13:00-13:30

P-1 長尾 琢磨、山田 綾乃、安倍 雅史
 「バハレーンにおけるイスラーム墓碑の3次元計測調査(第2次)及びワークショップの開催」
P-2 安倍 雅史、長尾 琢磨、笠原 朋与、神野 健太
 「バハレーン、ワーディー・アッ=サイル考古学プロジェクト2024」
P-3 笠原 朋与、長尾 琢磨、神野 健太、安倍 雅史
 「バハレーン、サール集落遺跡における住居跡の調査」
P-4 廣瀬 允人、門脇 誠二
 「岩陰遺跡における360度カメラを用いた可視平原率の測定 ―ヨルダン南部旧石器時代岩陰遺跡群における景観考古学的研究―」
P-5 木田 梨沙子、田村 亨、門脇 誠二
 「西アジアにおける旧人消滅~新人定着期の考古遺跡の光ルミネッセンス年代測定」
P-6 黒沼 太一、三木 健裕、田邉 幹太郎、近藤 康久
 「南東アラビア前期青銅器時代ハフィート期におけるケルン墓の頂部構造について - オマーン・タヌーフ地区の事例をもとに」