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2024年11月2日~4日開催:「海外調査のための3次元計測実習」

「海外調査のための3次元計測実習」の案内をいただきましたので、お知らせします。

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2024年度海外調査のための3次元計測実習

開催趣旨
 近年、文化遺産の世界では、Agisoft社のMetashapeやiPhoneのScaniverseなどを用いた3次元計測が急速に普及しています。
 これらの技術の導入によって、作業時間が大幅に短縮されただけではなく、これまでと比べようのない高精度で文化遺産のドキュメンテーションが可能になってきています。
 今年度も日本の3次元計測の第1人者である野口淳先生と中村良介先生を講師にお招きし、海外で文化遺産保護に携わる日本の専門家を対象に、「海外調査のための3次元計測実習」を開催いたします。
 受講者の方には、3日間の実習において、MetashapeやScaniverse、MatterportまたUAV(ドローン)を利用した3次元計測の技術を習得していただきます。

主催:東京文化財研究所文化遺産国際協力センター
講師:野口淳(公立小松大学次世代考古学研究センター・特任准教授)
   中村良介(産業技術総合研究所)
対象:海外で文化遺産保護に携わる日本の専門家(おもに考古学、建築、保存修復、保存科学、無形文化財を専門とするもの。おもに研究者、大学院生が対象)
人数:20名(申し込み順)
参加費:無料
申し込み先:安倍雅史(東京文化財研究所、Email: abe-m6e@nich.go.jp)。先着20名。
会場:東京文化財研究所地下一階会議室
日程:2024年11月2日(土)、3日(日)、4日(月)

講義内容
11月2日(土)
 10:00〜12:00 実習① Metashapeを利用した土器(遺物)の3次元計測実習(野口先生)
 12:30〜14:00 昼休み
 14:00〜16:30 実習② Metashapeを利用した土器(遺物)の3次元計測実習(野口先生)

11月3日(日)
 10:00〜12:30 実習③ Metashapeを利用した土器(遺物)の3次元計測実習(野口先生)
 12:30〜14:00 昼休み
 14:00〜16:30 実習④ Scaniverseを利用した土器(遺物)の3次元計測実習(野口先生)

11月4日(月)

 10:00〜12:30 実習⑤ Matterportを利用した建造物の3次元計測実習(野口先生)、3DDB viewerに関する講義(中村先生)
 12:30〜14:00 昼休み
 14:00〜16:30 実習⑥ ドローンを利用した遺跡(地形)の3次元計測実習(ドローン操縦実習、DJI Go Pro、DJI Link の体験、既存データの処理)(野口先生)