2023年7月15日~17日開催:海外調査のための3次元計測実習
講習会(実習)参加者募集の案内をいただきましたので、お知らせします。
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「海外調査のための3次元計測実習」のご案内
開催趣旨
近年、文化遺産の世界では、Agisoft社のMetashape、iPhoneのScaniverseなどを用いた3次元計測が急速に普及しています。
これらの技術の導入によって、作業時間が大幅に短縮されただけではなく、これまでと比べようのない高精度で文化遺産のドキュメンテーションが可能になってきています。
今回は、日本における3次元計測の第1人者である野口淳先生を講師にお招きし、海外で文化遺産保護に携わる日本の専門家を対象に、「海外調査のための3次元計測実習」を開催いたします。
受講者の方には、3日間の実習において、Agisoft社のMetashapeを利用した3次元計測の技術を習得していただくほか、iPhoneのScaniverseなどを用いた3次元計測なども体験していただきます。
主催:東京文化財研究所文化遺産国際協力センター
講師:野口淳(公立小松大学次世代考古学研究センター・特任准教授)
対象:海外で文化遺産保護に携わる日本の専門家(おもに考古学、建築、保存修復を専門とするもの。研究者、大学院生が対象)
人数:20名(申し込み順)
参加費:無料
申し込み先:安倍雅史(東京文化財研究所、Email: abe-m6e@nich.go.jp)。先着20名。
会場:東京文化財研究所地下一階会議室
(https://www.tobunken.go.jp/japanese/navi/map.html)
日程:7月15日(土)、16日(日)、17日(月、祝日)
スケジュール
受講者には、Metashapeの体験版をダウンロードしたパソコン、デジカメ、3D計測したい対象物を持参していただくことになります。詳細は追ってご連絡いたします。
7月15日(土)
1日目
10:00~ 考古学・文化財3D計測概論
11:00~ Metashapeインストール・設定・基本操作
11:30~ サンプルデータによる土器完全モデル作成操作実習
12:30~ (昼休み)
14:00~ 土器(および希望する資料)の完全モデル作成実習(撮影~解析まで)
16:30 1日目終了
7月16日(日)
2日目
10:00~ Metashapeステップアップ(講義+サンプルデータによる実習)
11:00~ 土器(および希望する資料)の完全モデル作成実習 またはiPhone/ iPadによる土器モデル作成実習(Scaniverse, Metascan) ※端末所有者のみ?
12:30~ (昼休み)
14:00~ 屋外撮影・処理実習
16:30 2日目終了
7月17日(月、祝日)
3日目
10:00~ CloudCompareインストール・基本操作
11:30~ 1日目・2日目作成データの読み込み、展開図等の作成
12:30 3日目終了