2019年12月11日(水)開催:国際ワークショップ「イラク・クルディスタン地域の博物館と考古学:スレイマニヤ博物館館長を囲んで」
国際ワークショップ International Workshop
イラク・クルディスタン地域の博物館と考古学:スレイマニヤ博物館館長を囲んで
日時:2019年12月11日(水)13時30分~16時
場所:中部大学・東京サテライトオフィス 会議室 https://www.chubu.jp/tokyo/location/
(場所:東京都中央区日本橋2-16-13 ランディック日本橋ビル10階)
主催:文化庁・中部大学
開催趣旨
イラク共和国クルディスタン地域は、激動の西アジアにおいて、2010年頃から考古学および文化遺産の調査が急速に増加している地域です。現在、日本からも中部大学を含め3つの調査団が活躍しています。今回は、日本調査団とも関係の深いスレイマニヤ国立博物館から館長を含む2名を招へいし、日本人の専門家・研究者を中心とした方々と交流を図るワークショップを開催することなりました。
2018年12月以降、大改装が行われているスレイマニヤ博物館では、どのような活動が行われているのか、またクルディスタン地域の博物館と考古学の関係はいかにあるべきか、館長を交えて議論を深めたいと思います。呼びかけは、専門家・研究者中心ですが、スペースがあれば西アジアの歴史、考古学、文化などに関心のある一般や学生の方々も歓迎いたします。メールにてお申込みください。
プログラム
13 :30-13:35 開会挨拶
13:35-14:15 スレイマニヤ博物館の現状と課題(H. H. Abdullah館長)
14:15-14:45 スレイマニヤ博物館の保存修復と展示に関する課題(A. O. Al Qaradaghi氏)
14:45-15:00 休息
15:00-15:55 ディスカッション(クルディスタン地域の博物館と考古学の関係を中心に)
15:55-16:00 閉会挨拶
講師
ハーシム・H. A.・アブドゥッラー(Hashim Hama Abdullah Abdullah)(スレイマニヤ博物館・館長)
スレイマニヤ市生まれ。専門は考古学、博物館学。1988年バグダード大学芸術学部考古学学科卒業。2000年よりスレイマニヤ国立博物館館長を務める。これまでクルディスタン地域におけるYasin Tepe、Quzqapan、Darband-i Gaur、Mirqulyなど数多くの考古学調査、文化遺産保護活動に関わる。近年では、2018年に開始した博物館の大改装に奔走している。
アーカム・O. A.・アル=カラダーギー(Akam Omed Ahmed Al-Qaradaghi)(スレイマニヤ博物館・保存修復部部長)
スレイマニヤ市生まれ。専門は保存修復技術、博物館学、彫刻技術。スレイマニヤ芸術研究所、およびスレイマニヤ大学で学ぶ。1994年以降、スレイマニヤ文化財局職員として勤務。2013年からは、博物館の保存修復室の責任者として活躍。
参加無料・要事前申込
参加ご希望の方は、西山伸一shin_nishiyama@isc.chubu.ac.jpまでメールにてお申込ください。スペースの都合上お席に限りがありますのでお早めにお申し込みください。定員30名。
使用言語:英語(通訳なし)
主催:文化庁、中部大学
本講演会は、令和元年度文化遺産保護国際貢献事業(専門家交流)、文化庁委託業務「イラク・クルディスタン自治区における文化遺産の保護と活用に関する国際貢献事業」の一環として実施します。
問い合わせ先
西山伸一:shin_nishiyama@isc.chubu.ac.jp
詳細は、学会Facebook掲載のチラシもご参照ください。