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2018年11月3日(土祝)開催:大エジプト博物館合同保存修復プロジェクトシンポジウム 「ファラオの至宝をまもる2018」

シンポジウム「ファラオの至宝をまもる2018」のお知らせ

大エジプト博物館合同保存修復プロジェクトでは、年に一度、日本国内向けシンポジウムを開催し、広く一般の方々に向けてプロジェクトの周知を行っていく予定です。第2回目となる2018年度は、11月3日(土祝)に仙台の東北大学にて、11月4日(日)に東京藝術大学にて開催いたします。
11月4日はイギリスの考古学者、ハワード・カーターによってツタンカーメン王墓が発見された記念日でもあり、エジプトにご興味・ご関心のある方々に多くご参加いただければと考えておりますところ、業務従事者および関係者の皆さまのご参加はもちろんのこと、周囲の方々へ広報のご協力を賜れれば大変幸甚です。

お申込みは、国際文化財修復プロジェクト室のウェブサイト(http://geidai-icchc.geidai.ac.jp/)にて受け付けておりますので、業務従事者の皆さまにおかれましても、お手数ながら上記ウェブサイトよりお申込みの程、よろしくお願い申し上げます。ぜひ、ご家族やご友人などお誘い合わせの上、ご参加いただければ幸いです。

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■名称:大エジプト博物館合同保存修復プロジェクトシンポジウム
「ファラオの至宝をまもる2018」

■趣旨:私たち日本人のみならず、世界各国から高い関心が寄せられている古代エジプト文明の秘宝は、人類共有の貴重な文化遺産です。首都カイロにあるエジプト考古学博物館には、ツタンカーメン王の黄金のマスクなどをはじめとした数々の至宝が展示されていますが、開館から100年以上が経過して建物の老朽化が目立ってきた上、展示スペースや技術、人材も不足しています。こうした状況の中、日本政府はエジプト政府からの要請を受け、新しい博物館となる「大エジプト博物館」の建設に対する有償資金協力(円借款)を行うとともに、この博物館に付属する保存修復センターに対して、2008年より、博物館の運営や展示品となる文化財の保存修復等にかかる技術協力を行ってきました。そして2016年11月より、「大エジプト博物館合同保存修復プロジェクト」を開始し、ツタンカーメン王の墓から出土した文化財を含むエジプトの至宝の調査、移送、保存修復を日本とエジプトの専門家が共同で行うことで、大エジプト博物館職員の人材育成および技術移転を図っています。本シンポジウムでは、日本がエジプトの至宝をまもるために行っている技術協力の取組みをご紹介します。

■主催:
〔仙台〕国際協力機構(JICA)、日本国際協力センター(JICE)、東京藝術大学、 東北大学植物園
〔東京〕国際協力機構(JICA)、日本国際協力センター(JICE)、東京藝術大学
協力:文化財保存修復学会

■日時/場所/申込み方法等
〔仙台会場〕
日時:2018年11月3日(土祝)14:00〜16:30(開場13:30 )
場所:東北大学 片平さくらホール
東北大学片平キャンパスマップ:
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/katahira/
東北大学Eエリアマップ(片平さくらホール周辺):
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/katahira/areae.html
定員:190名
参加費:無料

仙台会場のお申込みはこちら↓
https://goo.gl/forms/FQGPiEemSrTPkZZF3

〔東京会場〕
日時:2018年11月4日(日)14:00〜16:30(開場13:30)
場所:東京藝術大学 音楽学部 第6ホール
アクセス:http://www.geidai.ac.jp/access/ueno
定員:200名
参加費:無料

東京会場のお申込みはこちら↓
https://goo.gl/forms/JkYHlRlP1S9hqVJu2

■主な内容:
14:00-14:10 ◇ 開会の挨拶およびプロジェクト概要
中村三樹男(大エジプト博物館合同保存修復プロジェクト 総括)
14:10-14:20 ◆ JICA 講演 JICA における文化遺産事業の取組み
北松祐香(JICA 社会基盤・平和構築部 都市・地域開発グループ第二チーム
調査役)
14:20-15:00 ◆ 基調講演 対象とする古代エジプトの至宝の魅力
河合望(金沢大学 新学術創成研究機構 准教授)

15:00-15:10 ◇ 休憩

15:10-15:30 ◆ 講演1 古王国マスタバ墓の壁画の移送と保存修復
谷口陽子(筑波大学 人文社会系 准教授)
15:30-15:50 ◆ 講演2 ツタンカーメン王の服飾品を保存する—最前線からの報告2
石井美恵(佐賀大学 芸術地域デザイン学部 准教授)
15:50-16:10 ◆ 講演3 ツタンカーメンの戦車と儀式用ベッドの移送とその事前調査
岡田靖(一般社団法人木文研 代表理事)
16:10-16:25 ◇ 質疑応答
16:25-16:30 ◇ 閉会の挨拶
桐野文良(東京藝術大学 美術学部国際文化財修復プロジェクト室 室長)

司会:木島隆康(東京藝術大学 美術学部国際文化財修復プロジェクト室 教授)

■問合せ先:東京藝術大学 美術学部 国際文化財修復プロジェクト室 シンポジウム係
〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
メールアドレス:icchc@ml.geidai.ac.jp
開催日当日連絡先:080-8434-3122