2018年2月16日(金)開催:東京大学総合研究博物館 公開ワークショップ
公開ワークショップ
「Between the Zagros and Mesopotamia: Archaeology of the Diyala Valley in Iraq
(ザグロスとメソポタミアのあいだーイラク・ディヤラ川流域の考古学)」
日 時:2018年2月16日(金)13:30-17:00
会 場:東京大学総合研究博物館(東京都文京区本郷7-3-1)
展示場1F 企画講演室
ザグロス山中からティグリス河へとそそぐディヤラ川の流域は、メソポタミア平原と丘陵地帯とを結ぶ要路として、考古学や歴史学の世界でも注目を浴びています。1980年前後にはハムリン・ダム水没遺跡の救済事業が展開され、近年はイラク・クルディスタン地域内で遺跡調査が進みました。なかでもシャフリゾール平原は現在、最も活動が盛んなフィールドといえます。
本ワークショップでは、その牽引役であるシモネ・ミュール氏を招いて、同じシャフリゾール平原内で活動する日本人研究者たちと、最新の調査成果にもとづいた意見交換を図ります。そして、日本隊をはじめとしたハムリン・ダム水没遺跡調査からの知見と照らし合わせ、ディヤラ川水系がつなぐ地域間の関係を考えます。
講演/研究報告:
シモネ・ミュール(ミュンヘン大学)
松本 健(国士舘大学)
山田 重郎(筑波大学)
小高 敬寛(東京大学)
プログラム
13:30-13:40 Opening Address
13:40-14:25
Japanese Contribution to the Rescue Excavations in the Himrin Dam Area
Ken Matsumoto (Kokushikan University)
14:25-15:10
The Late Neolithic in the Shahrizor: Tell Begum and Shaikh Marif
Takahiro Odaka (University of Tokyo)
15:25-16:10
Landscape and Settlement in the Shahrizor Plain
Simone Mühl (Ludwig-Maximilian University of Munich)
16:10-16:55
Excavations at Yasin Tepe and Its Historical Context
Shigeo Yamada (University of Tsukuba)
Shin Nishiyama (Chubu University)
Akira Tsuneki (University of Tsukuba)
Hirotoshi Numoto (Kokushikan University)
※使用言語は英語です。通訳はありません。
※申込不要・入場無料
※本ワークショップの開催はJSPS科学研究費補助金(JP26870644)の助成によります。
問い合わせ:東京大学総合研究博物館・小高 敬寛
odaka@um.u-tokyo.ac.jp