その他の研究会等

2017年11月25日(土)国際シンポジウム「栽培植物を通じた東西交流のはじまり -シルクロードの古層を探る-」

国際シンポジウム「栽培植物を通じた東西交流のはじまり -シルクロードの古層を探る-」

開催趣旨:
 近年、シルクロードの考古学研究は大きな転換点を迎えています。これまで考えられていたよりもはるか以前、約4000年前から様々なモノ・ヒト・情報がシルクロードを通じてユーラシア大陸の東西に伝わったことが判明しつつあるからです。この発見には栽培植物の拡散に関する近年の植物考古学研究の進展が大きく貢献しています。
 本シンポジウムでは、中央アジアや東ヨーロッパの考古遺跡から出土する栽培植物の研究に基づき、ユーラシア東西の「食」を通じた文化交流の起源について取り組むゲードレ・モツザイテ氏(リトアニア歴史研究所)をお招きして、最新の研究成果をわかりやすく解説していただきます。また、シルクロードの起源をめぐる最近の研究動向や家畜動物の拡散についての研究成果もあわせてご紹介します。

日時:11月25日(土)14:00-16:50(開場:13:30)

会場:東京藝術大学美術学部中央棟2階 第9講義室(http://www.geidai.ac.jp/access/ueno

使用言語:日本語(英語の講演には日本語逐次通訳が入ります)

主催:日本学術振興会外国人研究者短期招聘事業

共催:
科研費新学術領域研究「パレオアジア文化史学」(代表:西秋良宏)
科研費基盤研究B「中央ユーラシア高地民・低地民の相互交流と騎馬遊牧社会の成立基盤に関する考古学研究」(代表:久米正吾)

お問い合わせ:
東京藝術大学社会連携センター(担当:久米)
電話: 050-5525-2029
E-Mail: kume.shogo@pc.geidai.ac.jp

*入場無料。定員45名。事前申し込みは不要です。

プログラム:

14:00-14:05 開会挨拶

14:05-14:10 講演者紹介・趣旨説明 西秋良宏(東京大学総合研究博物館)

14:10-15:40 講演「古代ユーラシアでの栽培植物の拡散をたどる」ゲードレ・モツザイテ(リトアニア歴史研究所)

15:40-15:55 休憩

15:55-16:10 話題提供1「シルクロードの基層を探る最近の研究動向について」久米正吾(東京藝術大学社会連携センター)

16:10-16:25 話題提供2「古代ユーラシアでの家畜の拡散」新井才二(日本学術振興会特別研究員PD(総合研究大学院大学))

16:25-16:45 総合討論・質疑応答(司会:西秋良宏)

16:45-16:50 閉会挨拶