学会からのお知らせ

「シリア文化財支援事業」についての報告とお知らせ

 2015年12月3日から6日の4日間、レバノン・ベイルートにおいて「シリア考古学会議」(正式名:シリア考古学文化遺産国際会議)を15か国200余名の参加を得て、無事開催することができました。シリア本国から31名の文化財関係者が参加し、58の口頭発表と18のポスター発表がおこなわれ、参加者の方々から充実かつ有意義な時間を過ごしたとの言葉を頂きました。
 これもひとえに会議開催にあたってご寄付頂いた方々のお陰と深く感謝しております。また、もう一つの支援である「博物館収蔵品梱包資材提供」についても日本の博物館で使用されている薄葉紙を持参し、シリア側に贈呈いたしました。帰国後すぐに展示品の梱包に使用したいとのこと、非常に喜んで頂きました。
 今回の会議開催と資材提供という「シリア文化財支援事業」は、シリアの人々はもちろん海外からの参加者の方々にも非常に満足して頂ける事業となり、一応の終結を見ました。そのため2016年3月末日をもって寄付の口座を閉めることと致します。
 寄付で頂いた資金はまだ少し残っておりますが、今後ともシリア側が求める資材提供等を実施していきたいと考えております。会員の皆様方にはご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

2016年2月

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