講演会のお知らせ(2016.4.28)
早稲田大学高等研究所セミナー
『メソポタミアとインダスのはざまに-古代ディルムンの考古学-』
趣旨:ディルムンは、メソポタミアの周辺国の1つであり、前2000年から前1800年にかけて、メソポタミアとオマーン、インダスを結ぶペルシア湾の海上交易を独占し、非常に繁栄した王国でした。いわば、メソポタミア文明を物流の面から支えたのがディルムンでした。現在のバハレーンが、このディルムンに比定されています。このたび、フランス国立科学研究センター/リヨン大学上席研究員であり、バハレーンの文化古物局顧問をつとめるピエール・ロンバル博士(Dr. Pierre Lombard)を日本に招聘し、セミナーを開催する運びとなりました。ロンバル博士は、25年以上にわたり、ディルムンの王都とされるカラートゥ・ル・バハレーン遺跡の発掘調査にたずさわるほか、シリアのウガリット遺跡、アルメニアのアルタシャン遺跡など著名な遺跡の発掘に参加しております。ぜひご参集ください。
日時:2016年5月23日(月)15:00-17:20
会場:早稲田大学早稲田キャンパス26号館(大隈記念タワー)11階1102会議室(https://www.waseda.jp/top/access/waseda-campus)
主催:早稲田大学高等研究所(事前申し込み不要。セミナー参加費無料。)
問い合わせ先:安倍雅史(早稲田大学高等研究所助教)abemasashi@aoni.waseda.jp
プログラム
15:00-16:00
開会挨拶:安倍雅史(早稲田大学高等研究所助教)
発表1:後藤健(東京国立博物館客員研究員)
『ディルムンと日本人』
発表2:安倍雅史(早稲田大学高等研究所助教)
『バハレーン、ワーディー・アッ=サイル考古学プロジェクト』
16:00-16:10
休憩
16:10-17:20(10分間の質疑応答を含む)
招待講演:ピエール・ロンバル(フランス国立科学研究センター/リヨン大学上席研究員、バハレーン王国文化古物局考古学顧問)
『Burial Landscapes and Practices in Bahrain Island during the Bronze AGE』(英語、通訳なし)
(その後、早稲田駅近辺で懇親会も企画しております。)