過去の活動

展覧会のお知らせ(2016.4.28)

国際共同展示
Qafqaz Neoliti (カフカズ ネオリティ)
――東京大学アゼルバイジャン新石器時代遺跡調査2008?2015

 狩猟採集から農耕牧畜へ。この経済転換は世界中に社会の質的転換を引き起こしました。最初の転換がおこったのは今から11000年以上も前の西アジア、いわゆる肥沃な三日月地帯です。そこで出現した新たな社会は、どのように周辺地域の社会を変えていったのでしょうか。
 東京大学のチームは1956年以来、イラクやイラン、シリアなど三日月地帯で現地調査を続けてきましたが、2008年以来、そこから北方地域への農耕牧畜拡散を跡づけるべく、コーカサス三国の一つ、アゼルバイジャン共和国において国際共同学術調査をおこなっています。
 共同調査は、アゼルバイジャン最古の農耕村落は8000年前頃に出現したこと、最初期の農耕経済は、それ以前から続いていた西アジア地域との密接な社会関係をもって現れたこと、栽培植物や家畜は持ち込まれたが物質文化の多くは自作であったこと、転換の契機となったのは短期的な気候変動であったらしいことなど多くの新知見をもたらしました。
 共同研究は日本学術振興会科学研究費、アゼルバイジャン科学アカデミー助成等によっておこなわれました。本展示は、アゼルバイジャン共和国から総合研究博物館に分与された分析用標本、および、同国からの借用標本をもって成果の一部を報告するものです。

会期:2016年5月14日?
会場:東京大学総合研究博物館『知の回廊』第三室
共催:アゼルバイジャン国立科学アカデミー考古学民族学研究所
ホームページURL  http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/2016azerbaijan.html

【関連イベント
『知の回廊』ギャラリーセミナー
アゼルバイジャン考古学の新展開 ――最古の農村から古代文明まで

日時:2016年5月14日(土)14:00?16:30
会場:東京大学総合研究博物館1階展示室
講師:西秋良宏(総合研究博物館)、門脇誠二(名古屋大学博物館)、
ファルハド・キリエフFarhad Guliyev(アゼルバイジャン考古学民族学研究所)、サファル・アシュロフSafar Ashurov(同)