ワークショップ・公開フォーラムのお知らせ(2015.1.16)
科学研究費補助金基盤研究(S)「権力の生成と変容から見たアンデス文明史の再構築」プロジェクト
行事1(研究者対象、事前申し込み制)
【ワークショップ「古代文明の生成と経済的基盤 エジプトとアンデス」】
日時:2015年1月24日(土)13:00~18:30
場所:東京大学総合博物館ミューズホール 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学本郷キャンパス内
*事前申し込み制(定員50名)*
参加申し込み・お問い合わせ: 国立民族学博物館 関研究室
TEL: 06-6878-8252
E-mail:sekiken★idc.minpaku.ac.jp ※★を@に置き換えて送信ください。
主催:国立民族学博物館・科学研究費補助金基盤研究(S)「権力の生成と変容から見たアンデス文明史の再構築」(代表:関 雄二)
プログラム
2015 年1 月24 日(土)
13:00~13:30 趣旨説明 関 雄二(国立民族学博物館)
13:30~14:30 「アンデス文明形成期における神殿と資源利用-クントゥル・ワシ遺跡の事例から」井口 欣也(埼玉大学)
14:30~14:45 休憩
14:45~15:45 「エジプト古王国時代のピラミッドと経済システム」河合 望(早稲田大学)
15:45~16:45 「エジプト初期国家形成期の経済発展」高宮 いづみ(近畿大学)
16:45~17:00 休憩
17:00~18:30 総合討論
行事2(一般対象、申込不要)
【公開フォーラム「古代文明の生成過程―エジプトとアンデス」】
日時:2015年1月25日(日)13:00 – 16:00(開場12:30)
場所:JPタワー ホール&カンファレンス ホール1
東京都千代田区丸の内2丁目7番2号 JPタワー4階
*一般公開(参加無料/申込不要/定員170名[先着順])*
主催:国立民族学博物館 科学研究費補助金基盤研究(S)「権力の生成と変容から見たアンデス文明史の再構築」(研究代表者:関雄二)
協力:古代アメリカ学会
お問い合わせ: 国立民族学博物館 関研究室
TEL: 06-6878-8252 FAX:06-6878-7503
E-mail:sekiken★idc.minpaku.ac.jp ※★を@に置き換えて送信ください。
趣旨
旧大陸における古代文明の発祥地として知られるエジプト、そこではナイル川の氾濫がもたらす豊かな土壌のもと、農耕や牧畜が早くから成立し、氾濫を予測・観測するための天文学も発達しました。その結果として、巨大なピラミッドなどのモニュメントを抱える統一王朝が成立したと考えられてきました。しかし、そこでは、メソポタミア文明のような都市の重要性はさほど認められておらず、同じ旧大陸文明でも大きな違いが認められす。南米アンデス文明においても、都市の重要性は初期には認められず、その意味でも、メソポタミアよりも、エジプトに近い形の文明形成過程が予想されます。しかし、このイメージは果たしてどこまで正しいのでしょうか。今回のフォーラムでは、両地域で長らく研究に携わってきた考古学者を招いて、最新の調査成果を報告してもらうとともに、従来の古代文明観が揺るぎないものなのかどうかを再検討し、両古代文明の特性について、とくに経済面に注目して討論していきたいと思います。
プログラム
13:00 – 13:05 あいさつ
13:05 – 13:35 「古代エジプトにおける国家と経済」河合望(早稲田大学)
13:35 – 14:05 「経済から見た古代エジプト初期国家の形成」高宮いづみ(近畿大学)
14:05 – 14:35 「アンデス文明初期の神殿と経済活動-クントゥル・ワシ遺跡の調査成果から」井口欣也(埼玉大学)
14:35 – 15:05 「古代アンデスにおける神殿の登場と権力の発生」関雄二(国立民族学博物館)
15:05 – 15:15 休憩
15:15 – 16:00 ディスカッション