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シンポジウムのご案内(2016.1.26)

権力の誕生
-儀礼・祭祀からみる古代文明形成の考古学的アプローチ-

日時:2016年2月20日()13:00~18:00
会場:早稲田大学戸山キャンパス 36-682教室
主催:早稲田大学総合人文研究センター
共催:早稲田大学高等研究所

「趣旨」
 政治権力はいかにして誕生したのであろうか。人類史の大きな流れは、複雑化社会の過程と換言でき、とりわけ複雑化の度合いを高めたのが、権力の出現である。権力の生成・制度化が社会変化をもたらし、その頂点に古代文明の形成がある。権力および階層化の生成はこれまで、余剰生産や生業分化など経済的側面から語られてきたが、近年では祭祀や儀礼をつうじた宗教的イデオロギーの形成も重要な要因の1つとして注目されている。そこでシンポジウムでは、宗教的儀礼がどのように形成され発展したのか、またそれをいかにして考古学データから読み取れるのかについて通文化的に考えてみたい。

「プログラム」
13:00-13:05 開会挨拶:近藤二郎(早稲田大学文学学術院)
13:05-13:15 趣旨説明:馬場匡浩(早稲田大学文学学術院)
13:20-13:45 発表1:城倉正祥(早稲田大学文学学術院)
「平城宮・京の思想と象徴性-漢唐都城との比較から-」
14:50-14:15 発表2:久保田慎二(日本学術振興会特別研究員PD・東京大学)
「中国新石器時代末期から初期王朝時代における権力の出現過程」
14:20-14:45 発表3:上杉彰紀(関西大学)
「インダス文明社会の地域構造-広域社会の存立原理を権力構造から考える-」
14:45-15:00 休憩
15:00-15:25 発表4:小?敬寛(東京大学総合研究博物館)
「西アジアにおける儀礼・祭祀の顕在化」
15:30-15:55 発表5:安倍雅史(早稲田大学高等研究所)
「葬制から見た古代ディルムンにおける権力の発生」
16:00-16:25 発表6:馬場匡浩
「儀礼・祭祀にみるファラオの起源」
16:30-16:55 発表7:長屋憲慶(金沢大学国際文化資源研究センター)
「稀少石器の消長にみるエジプト文明形成期のエリート層」
16:55-17:10 休憩
17:10-17:55 ディスカッション:
発表者全員
コメンテーター:高橋龍三郎(早稲田大学文学学術院)
       :小泉龍人(国士舘大学イラク古代文化研究所)
17:55-18:00 閉会挨拶:近藤二郎