過去の活動

シンポジウムのお知らせ(2015.2.15)

シンポジウム「シリア内戦下の文化遺産:その危機と保護にむけて」
Symposium: A crisis of Syrian cultural heritage and the efforts to safeguard it

筑波大学では古代オリエント博物館との共催(日本西アジア考古学会後援)で、下記シンポジウムを開催いたします。シリア文化財にご関心のある方々のご参加をお待ちしております。

開催日時:2015年2月21日(土)10時~17時、22日(日)10時~12時
開催場所:サンシャインシティ文化会館7F サンシャイン集会室704・705 (2月21日)、 710(2月22日)
東京都豊島区東池袋3-1-4
お問い合わせ:筑波大学人文社会国際比較研究機構西アジア文明研究センター
電話 029-853-5441 e-mail: rcwasia@hass.tsukuba.ac.jp
http://rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp/kaken/

プログラム (プログラムは予告なく変更されることがあります。シリアDGAMの方々の発表はビデオメッセージによります)

2月21日(土)
第一日目 司会:黒木英充(東京外国語大学・教授)・西山伸一(中部大学・准教授)
10:00-11:00 セッション1:シリア内戦と文化遺産の被災
10:00-10:05 開会あいさつ:辻中豊(筑波大学人文社会国際比較研究機構・機構長)
10:05-10:15 文化庁文化遺産保護国際貢献事業について   守山弘子(文化庁文化財伝統文化課・室長補佐)
10:15-10:30 本シンポジウム開催趣旨説明:常木晃(筑波大学・教授)
10:30-10:45 シリア調査と日本:赤澤威(高知工科大学・教授)

11:00-12:00 セッション2:シリアからの報告 (ビデオメッセージ)
11:00-12:00 内戦下のシリア文化財を守るための文化財博物館総局の構想と戦略:
マムーン・アブドゥルカリム(シリア文化財博物館総局・総裁)
シリア考古学遺産の被災状況と保護の取り組み:リーナ・クティエファン(シリア文化財博物館総局・遺跡管理局長)
シリア博物館の現状とその保護: アハマド・デーブ(シリア文化財博物館総局・博物館局長)

13:30-14:30 セッション3 シリアでの日本隊調査遺跡の現状と諸外国の取り組み
13:30-13:45  2011年以降のパルミラ・シリアの文化遺産危機に関する日本西アジア考古学会の取り組み:
西藤清秀(奈良県立橿原考古学研究所・技術アドバイザー)
13:45-13:55  東京大学のシリア考古学調査:西秋良宏(東京大学・教授)
13:55-14:05  イドリブ県における日本隊の調査と遺跡の現状:常木晃(筑波大学・教授)
14:05-14:15  テル・タバーン遺跡の調査と現状:沼本宏俊(国士舘大学・教授)
14:15-14:30  シリア文化財に関する諸外国および国際機関の活動概要  西山伸一(中部大学・准教授)
14:30-15:00  休憩 元アレッポ・アラブ音楽院院長ムハンマド・ダラール氏によるウード演奏(於:オリエント博物館内)

15:00‐16:00 セッション4 シリア被災文化財の保護と復興に向けて
15:00-15:15  シリアにおける日本の都市計画協力の実績と戦災復興の展望: 松原康介(筑波大学・准教授)
15:15-15:30  マリ・シリア・パレスチナの世界遺産保護について  稲葉信子(筑波大学・教授)
15:30-15:45  内戦と歴史学研究の役割:黒木英充(東京外国語大学・教授)
15:45-16:00  アフガニスタンにおける考古遺跡の現状と文化遺産の保護活動: 前田耕作(和光大学・名誉教授)

16:15-17:00 セッション5 ディスカッション シリア文化遺産をめぐる課題の特定、保護に向けての方策について

2月22日(日)
第二日目 司会:常木 晃(筑波大学・教授)
10:00-12:00 セッション6:シリアの伝統音楽
10:00-10:15 アレッポの歌謡の伝統とその継承の仕組み‐伝統維持のための課題を考える 飯野りさ(東京学芸大学・非常勤講師)
10:15-10:45 シリア正教会の音楽の伝統‐歴史と現状 イーサー・ハビール(シリア正教会音楽指揮者)
11:00-12:00 ムハンマド・ダラール(元アレッポ・アラブ音楽院院長)によるコンサート
『アレッポの伝承歌謡とウードのソロ演奏』
曲目カッド『ヤー・マーリッシャーム』、 『ナワー・アサル旋法によるサマーイー』(ジャミール・ウワイス作曲)などを予定
説明:飯野りさ、友情出演:常味裕司
12:00-12:05 閉会あいさつ(西藤清秀 日本西アジア考古学会会長)

本シンポジウムは、文化庁文化遺産保護国際貢献事業「シリア・アラブ共和国における文化遺産被災状況調査」(受託:筑波大学)の一環として実施されます。