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2022年12月11日開催:国際シンポジウム『考古学と国際貢献︓バーレーンの文化遺産保護に対する日本の貢献』

国際シンポジウムの案内をいただきましたのでお知らせします。

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日本・バーレーン王国外交関係樹立50 周年事業
国際シンポジウム『考古学と国際貢献︓バーレーンの文化遺産保護に対する日本の貢献』
12 月11 日(日) 13 時〜18 時 
会場:東京文化財研究所地下一階セミナー室

開催趣旨
 中東のバーレーンは、東京23 区と川崎市をあわせた程度の小さな島国ですが、魅力ある文化遺産を数多く有しています。
 とくに今から4 千年前の青銅器時代には、バーレーンはディルムンと呼ばれ、メソポタミア、オマーン半島、そしてインダスを結ぶ海洋交易を独占し繁栄したことが知られています。この時代、バーレーンには、7 万5 千基もの古墳が作られ、19 世紀末以来、多くの考古学者を惹きつけてきました。この古墳群は、2019 年にはユネスコの世界文化遺産にも登録されています。
 今回の国際シンポジウムは、日本とバーレーン王国の外交関係樹立50 周年を記念して開催するものです。バーレーンの国立博物館館長ほか、バーレーンで発掘調査を行っている各国の発掘調査団団長、日本の専門家が一堂にかいします。シンポジウムを通じて、多くの方に、バーレーンの文化遺産の魅力、また長年の日本の貢献について、知っていただければと思います。

共催:東京文化財研究所、金沢大学古代文明・文化資源学研究所
会場:東京文化財研究所地下一階セミナー室 (〒110-8713 東京都台東区上野公園13-43)
日時:12 月11 日(日)13 時 〜 18 時
言語:英語(通訳はありません)
お申し込み:下記メール宛にお申し込みください。
   abe-m6e@nich.go.jp


プログラム
  
12:00 開場
13:00 〜 13:10 開会挨拶
13:10 〜 13:40 『バーレーンの歴史と文化遺産』
 サルマン・アル・マハリ(バーレーン国立博物館)
13:40 〜 14:10 『デンマーク隊によるバーレーン調査の歴史 (1953年〜) と現在のプロジェクト』
 ステファン・ラウルセン(モースゴー博物館)
14:10 〜 14:40 『フランス隊によるバーレーン考古学調査:45 年の活動 (1977 年〜 2022 年)』
 ピエール・ロンバル(バーレーン文化古物局)
14:40 〜 15:10『イギリス隊によるバーレーン考古学調査:130 年の活動 古物収集から現在まで』
 ティモシー・インソール(エクスター大学)
15:10 〜 15:30 休憩
15:30 〜 15:50 『日本隊による考古学調査の歴史』
 山田綾乃(東京文化財研究所)
15:50 〜 16:20 『ワーディー・アッ = サイル考古学プロジェクト』
 安倍雅史(東京文化財研究所)
16:20〜16:50 『ディルムン・マッピング・プロジェクト:前期ディルムン墳墓群景観の記録と分析』
 上杉彰紀(金沢大学)
16:50 〜 17:20 『バルバル神殿遺跡の 3次元モデルとその保存管理の応用』
 末森薫(国立民族学博物館)
17:20 〜 17:50 『ティロス期マカバ古墳群の総合的研究』
 西藤清秀(奈良県立橿原考古学研究所)
17:50 〜 18:00 閉会挨拶