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講演会のお知らせ(2015.3.10)

古代オリエント博物館 友の会講演会
「カッパドキアの先史時代 -アシュックル・ホユックと中央アナトリアの新石器文化-」

奇岩が林立する独特の景観をもつカッパドキアは、岩窟に穿たれた教会跡やそこに描かれた壁画などともに世界遺産に登録され、今やトルコ観光の中心的存在となっています。しかし、カッパドキアの歴史はそうした初期キリスト教時代だけにとどまりません。 あまり知られていませんが、カッパドキア地方には西アジア有数の黒曜石の産地があり、カッパドキア産の黒曜石は新石器時代に遥かパレスチナまでもたらされています。また、チャタルホユックとならんで、中央アナトリアの重要な新石器時代の遺跡であるアシュックル・ホユックのほか、ムスラル、テペジック・チフトリック、キョシュク・ホユックなど、先史時代の遺跡も数多く知られています。
今回の講演では、筑波大学西アジア文明研究センターが日本に招へいしたオズバシャラン教授を講師にお迎えし、ご自身が長年にわたり発掘調査を手がけてこられたアシュックル・ホユック遺跡の成果を中心に、黒曜石の原産地遺跡や周辺の新石器時代遺跡についての最新情報も交えながら、中央アナトリアの新石器時代の重要性とその魅力についてお話しいただきます。

・日時: 2015年3月28日(土) 13:30~15:00
・場所: サンシャインシティ文化会館7階 会議室710
・講師: ミフリバン・オズバシャラン氏(トルコ・イスタンブール大学教授)
・言語: 英語またはトルコ語(日本語通訳: 三宅裕 筑波大学人文社会系教授)
・参加費: 500円(古代オリエント博物館友の会会員は無料)
事前予約は必要ありません。当日、直接会場までお越しください。

ウェブページでの案内: 以下のURLページをご参照ください。 http://aom-tokyo.com/event/150328.html
お問合せは古代オリエント博物館まで: museum@orientmuseum.com| 電話 03-3989-3491
当館ホームページはこちら:http://aom-tokyo.com/index.html

当館友の会会員の方だけでなく、学会会員の皆様のご参加をお待ちしております。お誘い合わせの上、ぜひお越しください。