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公開セミナーのお知らせ(2015.3.14)

「中世イスラーム社会の洗練を飲食から考える」

14 世紀歴史学者イブン・ハルドゥーは、以下のように文化を定義しその一要素とて調理挙げている。
「文化とは、周知のような様々奢侈物採用であり奢侈生活の追求であり、調理・裁縫・建築・絨毯・容器製造などは日常生活に要するあらゆる技術を含めて、優美なものを生み出すための技術の錬磨である。(『歴史序説』第二巻p. 482)」
9世紀以降の宮廷社会や都市富裕層知識層の間においては、教養一つとして、料理の知識と認識力を持つことが前提となっていた。彼らによって、レシピ集成である料理書や食養生法指南書、さは都市の品業つことが前提なっていた。彼らによ,レシピ集成である料理書や食養生法指南が、さらには都市の食品業に関する指導マニュアルも編纂された。これらの資料から、都市人々が求めた飲食の“洗練さ”とは何を考え、中世イスラーム社会の特質を考察したい。

<講 師>  尾崎 貴久子氏(防衛大学校准教授)
<日 時>  2015年3月20日(金)  16時00分開始 17時30分終了予定(開場15分前)
<会 場>  慶應義塾大学 三田キャンパス 東館G-SEC Lab
<参加費>  無料
<申 込>  不要 (直接会場にお越しください)
<お問い合わせ> 慶應義塾大学言語文化研究所
【TEL】03-5427-1595  【FAX】03-5427-1594  【Mail】genbu@icl.keio.ac.jp