過去の活動

シリア文化財救済 寄付・協賛金ご協力のお願い

 2011年に始まったシリアの内戦は、終結を見ないまま4年が経過しました。戦況は激化の一途をたどり、日々多くの生命が奪われ続けています。同時に、シリア国民にとってはもちろんのこと、人類全体にとってもかけがえのない悠久の歴史と文化の遺産、平和で豊かな暮らしの象徴でもある文化財が、無惨にも破壊・強奪・盗掘されるという痛ましい事態が発生しています。
シリア国内の文化財関係者は、こうした自らの歴史的・文化的いしずえを否定するような行為を憂うとともに、この苦境下にこそ使命を全うしようと、文化財を護り伝える懸命の努力を続けています。しかし、シリア国内が物心両面で厳しい状況に置かれている今、人類共通の遺産を護り抜くためには、目先の利害を越えた海外からの支援・協力が不可欠であり、シリア文化財関係者もその実現を強く願っています。
そこで、長年の学術調査・研究を通してシリアとの深い絆を育んできた日本西アジア考古学会は、文化財救済に向けた支援活動の実施を計画しています。しなしながら、必要経費捻出に目処が立っておりません。そのため、まずは次の二つの支援活動についてご賛同いただける方々に、ご協力を心よりお願い申し上げる次第です。
なお、当学会では今後も必要な支援活動を継続していく所存です。つきましては、皆様の温かいご理解とご支援を重ねてお願い申し上げます。

                2015年6月
日本西アジア考古学会

シリア文化財救済支援チラシ

シリアの文化遺産破壊と流出に対する声明(2014年6月)